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最終更新:ID:53FnbaCHzQ 2016年04月22日(金) 17:50:01履歴
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しかしそれから1か月後、マーシャは交通事故で亡くなってしまう。葬式はロンドン郊外にあるメアリー教会で行われたが、その後、ディックの落ち込みようはひどいものだった。ディックは、仕事らしい仕事もせず、2週間ほど部屋に引きこもる。心配するブリジットをよそに、ディックはその間、以前から交流を持っていたニャルラトホテプ扮するMr.Nとオカルトサイトでチャットでやり取りを行っていた。そこで、ディックは≪食屍鬼写本≫の一部をPDFファイルで与えられ、そこに書かれてあった死者の復活を知り、マーシャを生き返らせることを考え始め、研究を開始。また、これを読んだために知らぬ間に呪いにかかってしまう。。呪いの内容は、屍肉喰らいの生という呪い。日々死肉を食べたくなる衝動に襲われ、その衝動に負けた末には、食屍鬼になってしまうという恐ろしいものである。
以来、夜な夜な出かけるようになり、マーシャが本命だと気付かれぬように他人の墓を荒らそうと考えるも、メアリー教会の裏手に広がる雑木林で幻夢境からやってくる食屍鬼を目撃する。しばらく様子を見ていたディックであったが、ある日、その食屍鬼が、なんということか、マーシャの墓を荒らし、そのまま雑木林へと連れて行ってしまう。ディックはマーシャの遺体を取り返すために、食屍鬼を追いかけた。しかし、残念なことに見つかってしまう。その後ディックは、屍鬼の住処へと連れて行かれて歓待を受ける羽目となり、死肉とは知らず食べさせられてしまった。食屍鬼の仲間入りを果たしたディックに、食屍鬼たちは、そこでようやっとディックに掛かっていた呪いを教え、もう二度と人間に戻れないことを告げる。心当たりのあるディックであったが、認めることができるはずもなく、隙を見てマーシャの遺体を捜し出し逃げ出した。その時、たまたま入りこんだ宝物庫らしい部屋で、屍肉喰らいの生の呪いに掛かった人間から呪いを解除する薬を手に入れる。その薬を一口飲むディックであったが、勿論すでに食屍鬼となった彼に効果があるはずもなく、襲われる死肉を食べたい欲求に、彼は自分がこれまでやってきたことをとうとう後悔する。
この呪いはいつ掛かってしまったのか――あの、≪食屍鬼写本≫のPDFファイルが原因だろうと思ったディックは、その危険性と母や友人たちに対する詫びの手紙をメモに残し、何があっても奪われないようにと懐中時計に隠す。そして、せめてマーシャを再び墓にと連れて行こうとするが、彼はとうとう食屍鬼の欲望に耐え切れず、マーシャの遺体を口にしてしまった。それは、ディックから正気を奪うことは容易く、彼は錯乱する。
なんとか食屍鬼の住処から抜け出すものの、雑木林にて自分を探しにやってきた探索者を襲うのだった。
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