クトゥルフ神話TRPGやろうずWiki

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私の信者へと引き込めそうな、おぼろげな存在がそこには居た。
気まぐれに自身の憑代をそこへ置き、その存在を煽るように、少しずつ語りかけた。

その最中、とある一人の人間がこの場所へとやってきた。
それはとても美味しそうなものであった。
あれは、是非とも己の物にするのがいい。
丁度いいことに駒はすでにここに居る。

今は腹は減っていない。
だが、あれを食べる時を思うと、空いてない腹が減る。
きっと、あれはとてもおいしい。
思わずすぐに全部食べてしまいたくなるが、そうするのはもったいない。
大事に、大事に食べていこう。
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＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝丘よりきたる恐怖の独白＝＝＝＝＝＝＝

男は穏やかな顔でバケツの重りを測っていた。
50ｋｇになるまで、何度も何度も黒い小さなﾓﾉをバケツに入れる。
やっと、50ｋｇになった時に傍に置いてあったナイフに手をかけた。
鼻歌交じりにナイフで腕を切り裂き、血をバケツに注いでいく。
「…喜んでくれるかなぁ？」
黒く滑ったソレと血でいっぱいになった、バケツを大事そうに抱え男は大事な大事な人形の前まで歩いて行く。
人形に触れながら、愛を囁くように呟く。
そして、命を救ってくれた大切な大事な神様が現れる。
「今回はね、アメリカ産の赤ちゃんだよ」
男の言われるままバケツの中身を見て微妙な顔になるが、それには気が付かず褒めろとばかりの満面の笑みを浮かべる。
「また、おたまじゃくしか」
男の血と混ざったおたまじゃくしを、呆れたように諦めたように受け取り食べる。
その食事の様子を嬉しそうに、しかし羨ましそうに男は見つめていた。
贄を食し終えた後、神様は男の腕から流れる血に鼻を伸ばす。
「…？」
男は不思議そうに首を傾げ、
「食べるの？」
神様に問いかけるが、何も答えずに血が止まるまで舐め啜られる時間が緩やかに続いた。
永いような時間が終わり、満足したように腕から上を鼻でなぞり悪戯に首筋を撫でてから離れていく。
「まだ待とう」
擽ったそうに笑いながら、残念と呟く男の声と共に神様は消えていく。
男はそっと感触の残る腕に唇で触れた。
食べられる瞬間を想像しながら。

お誘いいただき本当にありがとうございました！
楽しい時間となり至福の一時でした…。
狂信者が生れましたが美味しいです（恍惚
後日談は初ですので、これで大丈夫か不安です。
後、全年齢の文章ですよね？大丈夫ですよね？