クトゥルフ神話TRPGやろうずWiki

生存1日目
シェルターを覚束ない身体で這い出た後、私達はこの全てが崩壊した世界を歩き出した。
当初、氷河期を予想していたが、世界は私達を祝福するかのように暖かな光に包まれていた。
世界はまだ私達を愛してくれていると、頬を撫でる風が答えてくれている。
これからどれくらい生き残れるか分からないが、このの崩壊した新世界に自分達の足跡を残していこうと思う。

生存3日目
倒れた建物が行く手を阻む。時に乗り越え、時に迂回し、先へと進む。
今日は瓦礫を迂回する為、穴の開いた家屋を通ることにした。
ついでと思い床下収納を調べてみたが、缶詰がいくつか残っていた。
これはありがたい。ゆっくりでいい。一歩ずつ慣れていこう。
こんな世界になって気付いた事もあった。
星が凄く綺麗だ。こんな星空は見たことがない。
河森の説明を受けながら、夏の天体観測をしながら眠ることにしよう。

生存14日目
食糧が尽きかけてきたので、食べられる野草を見つけて食べてみた。
見つけたのは鳴海だった。あの探偵さんと勉強した事が活かされているようだ。
落ち着いたら中野のショッピングモールに行こう。
そういえば、煙草を見つけた。河森と鳴海には呆れられたが、篤郎と吸ってみることにした。
正直美味いとは感じられなかったが、このゆらゆらと漂う紫煙を見ていると自由になったような気分になった。

生存23日目
中野のショッピングモールを訪れた。
例の探偵事務所はなく、ただ朽ち果てた空きテナントになっていたが、
不思議と暖かいように感じたのは私だけではないようだった。
私達は積んでおいたタンポポでコーヒーを淹れた。
やはり不味いが、あのコーラ入りコーヒーよりは美味かった。
1つはここに置いていこう。あの掴みどころない、でも優しい探偵さんが飲んでくれている事を信じて。

生存54日目
とうとう見つけた！生きた動物だ！どうやって生き延びたか知らないが、
あの氷河期を生き延びている動物がいるなんて、奇跡に近いことだろう。
いや、奇跡ではないのかもしれない。彼等動物も知恵を絞り、必死に生きているのだろう。
私達も負けずに知恵を絞ろう、生きるために。

生存76日目
活動拠点をシェルターから近い代々木公園に移した。
そこに畑を作り、生活拠点とすることにした。ここならばシェルターからも近く立地も良い。
これは河森が「ユウキの帰りを待ちたい」という意見の結果だ。
河森は毎日のようにシェルターに通っている。私達も浅間の帰りは待ち遠しい。
また、浅間以外の眠っている彼等の帰りも同じく待っている。
誰かあの甘い夢から醒める者がいるかもしれない。
私達は彼等が目覚めた時、より良い生活を作って待つとしよう。

生存82日目
篤郎がシェルターの設備を少し使い、充電器を作ってくれた。
これでスマホを充電できる。もうアンテナも無い世界だが音楽は聴ける。
今日の夜は久しぶりの娯楽を味わった。あの曲だ。
皆、心の底から笑って、そして歌った。
私は自他共認める音痴だが、それでも構わず歌った。満天の星空の下で。

生存86日目
バッテリーレスのバイクを見つけた。もしかしたら直せば使えるかもしれない。
篤郎も協力してくれたので、何とか直せそうだ。ガソリンさえあれば動くだろう。
俺はこれで１人この国を回ってみるつもりだ。それで他の生存者を探すつもりだ。
篤郎は影で何かいじっているが、私には見せてもらえなかった。
本人曰く「これは後でのお楽しみ」だそうだ。
やけにニヤニヤと笑っていたが、どんないたずらなんだろうか？

生存92日目
とうとうバイクが直った。明日から１人でこの世界を回る。
正直、心細くもあるし尻込みもする。だが、この一歩はきっと世界の、人類の為になると信じている。
今日の夜は皆と語らおう。これが私自身最後の会話かもしれない。
いや、また会える。そして私達以外の人間だって絶対いる。
私はそう信じている。

生存93日目
今日、皆と別れ、一人旅に出た。
皆を再開を誓い、握手を交わした。
その時に皆から贈り物をもらった。
篤郎からはCDプレーヤーだった。どうやら隠れて直してくれていたらしい。嬉しいサプライズだ。
鳴海からは食べられる野草のメモを。
河森からは星を見て方角がわかるよう、星の見方の書かれたメモを。
大事にしよう。
音楽を聴きながらバイクを走らせた。まずは渋谷のシェルターに行き、
まだ眠っている彼等の為のメモを置いておこうと思う。



『目覚めた者へのメモ』
私達は生きている。恐れず一歩を踏み出してほしい。
代々木公園に拠点を作っている。是非来てほしい。
あの夢から醒めるという決断と決意があれば、私達は生きていける。
私達は君たちを待っている。


生存103日目
今日もバイクを走らせる。
まだ、生存者は見つけてはいないが、必ず見つけてみせる。
もう一度ここから人類復興し、豊かな生活を作ろう。
生活が安定したら、小説を書きたいと思っている。
ストーリーは『少年少女が様々な人に助けられながら、精一杯生きていく』話だ。
実はタイトルはもう決まっている。

『失楽園の音色』だ。

お疲れ様でした！ナイスRPでした！十六夜さんのPCに寄り添ったRPはとても素敵だと思います。
また、PCである河森さんも一貫したプレイングにより、いい味といいますか、キャラが立っていて素敵でした！
またいつかお会いできることを楽しみにしております。

お疲れ様でした！いやー、優奏さんの推理力凄かったです！
大事な情報をまとめていただいて助かりました。
鳴海さんもPLの優奏さんと同じように落ち着いたRPで、
頼りになる鳴海さんでした。またいつか同卓する機会がありましたら、よろしくお願いします！

お疲れ様でした！男PCの篤郎さんがいてくれて本当に楽しかったです。
篤郎くんは、直人にとって全幅の信頼を置いている友人でありました。
頼りになる大木さんと篤郎くんには直人も私も助けてもらっちゃいました。
もし、篤郎くんにとって直人が相棒でいられたのなら幸いです。
またいつかお会い出来ましたら、その時はよろしくお願いします。

と　て　も　楽しかったです！！！
すっかりファンになりました。最高に面白いセッションでした。
部長も先輩達も、探偵さんもみんな良いキャラでした！
記憶を消してもっかいプレイしたい、そんなシナリオでした。
これからも探索者の人生は続いていきますし、これからも目覚める探索者もいるでしょう。
瀧本直人が、そんな後に続く探索者達を少しでも導いていける事を祈っております。

またお会い出来る事を願っております。その時は、またセッションを楽しみましょう！
では！