ここは、クトゥルフ神話TRPGのオンラインセッションに関する各種情報がまとめられているWikiです。

天皇の系統である大和一族は、日本の創始者であり、女神であるアマテラスの祝福を受けた古代の高貴な氏族である。

〜〜神話大全〜〜


神話の物語の原型となった歴史を見通すことはもはやできない。

古事記は一六世紀以降の朱子学者によって、一三世紀以降の幕府によって、七世紀以降の朝廷によって、すべてが上塗りされた。

しかしながら、「いた」人物は物語になっても消え去ることはなく、立場を変えて名を変えて姿を変えて今も人々に知られている。

〜〜ラフカディオ・ハーン「Japonica, An Encyclopedia of Japanese Myths, Monsters, and Ghosts」後書きより〜〜


はじめに

このシナリオはサプリ「Secrets of Japan(以下SoJ)」の設定・世界観に準拠している。
このため一部現実とは大きく異なる部分があるが、このサプリを持っていなくてもプレイは可能です。
拙作「Snow Falling on Corpses 〜屍に雪舞う〜」の続編としてデザインされていて、過去さんのシナリオ「イゴの富士」の続編としても使用することができる。

このSoJ世界において刃渡り45cm以上の刃物も免許制のもと合法なため、
探索者達は日本刀や薙刀、弓、槍などで武装することが可能です。

舞台・現代日本(SoJ)の大阪他
難易度:☆☆☆〜☆☆☆☆
想定時間:テキストセッションで8時間

時期

日本人にとって季節の感性は重要です。
シナリオの季節は初春の近畿地方です。
花は芽吹き始め暖かな日差しが差しますが、未だに裸になるには肌寒い頃です。

背景

屍に雪舞うと重複する説明は省いているため、そちらも参照のこと。

このシナリオの黒幕はイゴの富士に登場する行司である稲葉権之助、本名を御蛇本丸尾(おじゃもと まるお)である。
人間としての彼は元々落ちぶれた相撲の本場京都に存在していた行司家の者だったが、蛇人間の精神体(通称:星蛇)に憑依され支配されている。
この星蛇はムー大陸崩壊の頃から生き残っており、未だに帝国の復活を目論み、地上の支配権を人間から取り戻すことを夢見ている。
ムー大陸で暮らしていた蛇人間たちの一部は、ムー大陸崩壊後の混乱の中で肉体を失いアストラル体となっていたのだ。

御蛇本丸尾は今の体に満足していない。
魔力的な素養はまったくなく、名前は彼の美的センスにまったくあっていない。
新たな、よりよい肉体を手に入れるために、彼はもっとも原始の日本人、つまりヒミコを求めた。
「屍に雪舞う」の通りムー人は蛇人間と魔術的混血を行なっており、ヒミコは最も蛇人間の血が濃い第一世代日本人の女帝なのだ。
星蛇は歴代の天皇や皇太子など最もムーの王族の血が濃いものには憑依できない。霊的に劣るためである。
しかしヒミコの精神は仁徳稜によって封じられるか、和御霊としてまったく別の場所にいるためヒミコの遺骸はまったくの空き家なのだ。
ヒミコの遺骸はムーの王族と蛇人間の血を最も濃く持ち御蛇本にも憑依できる彼にとって非常に都合が良いものなのだ。

御蛇本の正体である星蛇は、ほぼすべての議員を含む政界の上層部に憑依しており、そのコネとメディアへのコネを使って、ヒミコの眠る古墳の上にある仁徳稜の濠の水を全部抜くテレビ企画を立ち上げた。
仁徳稜の濠にはブラックバスなどが住みついており、違法な釣り人が後を絶たないというのは格好の理由づけになった。
テレビ局の力で濠の水を全部抜いた御蛇本は俗人が水底の発掘品に目を取られているうちに濠の底に封じられていた古墳への入り口を掘り出して仲間と共に古墳へと侵入する。
御蛇本らがヒミコのミイラに施されている封印を解こうとするとそれに対する封印の抵抗で地震が発生する。
御蛇本らは封印に対し執念深く挑戦し続け、そのたびに仁徳稜の周辺では異常気象が発生し、封印の解除が進むたびにそれは激しさを増す。
シナリオの終盤ではついに最後の封印解除儀式であり相撲の原型の「すまゐ」儀式を行いより良い肉体を手に入れる陰謀の完遂は目前となる。

すまゐ

相撲の原型となるこの儀式・武術は今の伝統と格式によって整備されたものとは大きく異なる。
これは神への奉納でもあり、悪しき魂との戦いでもあり、神々の決闘方法でもある。
体を刀に変化させること武具で持ちこむ(タケミカヅチ)、転倒した相手を踏みつけ絶命させる(野見宿禰)など現代では禁忌とされることもすまゐでは立派な戦術となる。
現代と同じなのは円形のフィールドで(基本は)素手で戦うことや女性の土俵入りが許されないことくらいである。

探索者について

屍に雪舞うやイゴの富士に参加した探索者が複数人いる方がいいだろう。
また、このシナリオには最低でも男性1人はいなければならない。
彼は土俵に立たなければならないため戦闘技能を持っていることが望ましい。
その他の探索者も戦闘を援護できる技能を持つのがいいだろう。

KP向け:このシナリオでは導入でヒミコを宿した前回の探索者が倒れ、以後はずっと動けないか、ヒミコがその体を動かすためNPCとして扱われる。
KPはこの導入をPLに伝えて、その探索者はこのシナリオでは使用できないを事前に明らかにするべきだろう。
もし、この探索者が使えたくなることを避けたい場合は一時的にエセンシクにヒミコを預かってもらったときにシナリオが始まり、この役割はエセンシクが担う。

導入・ヒミコ倒れる

探索者たちはある日、ヒミコの宿主の探索者が倒れたという連絡を受ける。
もしエセンシクにこの役割を与えるなら彼女が北海道から探索者の元まで遊びに来て、ヒミコの宿主を一時的に代わっているときにエセンシクが目の前で倒れる(下記描写はそれに応じて変える)。
探索者たちが彼女の元に駆けつけるとベッドの上で寝かされている探索者が苦しげに呻いているのが目に入る。
彼女は病にうなされているというよりは、痺れや痙攣によって麻痺しているようにビクビクと震えている。
探索者が近寄ると、ヒミコの体へと変化し、「毛受之耳原…」とだけ言って気絶する。
<歴史>に成功した探索者はこれが仁徳領のある場所、大阪府堺大仙町の古い名前だとわかる。失敗してもネットで調べればわかる。
KP向け:このとき、もう既に御蛇本によるヒミコの肉体を獲得する計画は始まっている。
封印に関する干渉や、御蛇本に対抗するために封印の出力が上がったことにより、荒御霊のヒミコの魂を通して和御霊のヒミコとその宿主にも影響が出ている。
ヒミコの魂は雁字搦めのようにされており意識を保ち歩くだけでも一苦労です。
ヒミコに精神力で劣る宿主は意識を保つことさえ出来ない。
毛受之耳原と古い地名で言ったのは単純にヒミコが現代の細かい地名を知らないためです。

堺・大仙町

毛受之耳原は現代では大阪府堺の大仙町付近です。
都市部で騒がしいのは当然ですが、それにましても騒がしさを感じます。
地方新聞の号外を配る男性に一紙貰うと、百舌鳥耳原中陵(仁徳陵の正式名称)の濠の水をすべて抜く作業が行われているという記事がある。
仁徳稜の濠はブラックバスなど外来魚が多く生息しているためそれの駆除と古墳本体に直接触れない出土品調査を行なうためという理由らしい。

この時点で探索者は後ろから近づき揺らめく影に気がつきます。
振り返れば現代日本の普段着を着てふらふら歩いてくるヒミコがいます(彼女が巫女服や仮面を身に付けず外を歩き回るのは極めて異例なことです)。
ヒミコは引きずるような足取りでなにもないところで躓いて転びます。
すると突然ぐらぐらと地面が揺れる――地震だ!
たいして強い地震ではなくすぐに収まりますが、ヒミコは探索者を追いかけることに疲れておりまた気を失ってしまう。
気を失う直前に「封印……封印……」とうわごとを呟く。
以後もし彼女を病院などに置いていっても、彼女は這っててでも探索者についていく。

百舌鳥耳原中陵(仁徳陵)

仁徳稜周辺はテレビ局の撮影クルーやそれを見に来た野次馬で賑わっている。
稜を囲む濠の一角では発掘された鏡、様々な埴輪、わずかな勾玉と太刀が並べられて、野次馬達に公開されている。
他の場所ではブラックバスなどの外来魚や保護すべき国産魚がそれぞれ分けられて水槽に入れられている。
出土品を見た探索者は<考古学>でこれが古墳時代ともっと以前のものが混ざっているとわかる。
1日目にはまだ濠の水は全部抜かれていない。
この陵には濠が三重にあるため1日にひとつずつ、濠の水がなくなっていく。1日目は一番外の濠だけが水を抜かれている。

探索者は<信用><説得><言いくるめ>のどれかに成功することによって、水が抜かれた現場で発掘作業や魚を捕獲して分別するボランティアに飛び入り参加が出来る。
中学生以下の子供の場合、上記判定に+20%の補正を得る。
1日目の出土品には魔術的な品々は含まれていないが、2日目以降には混ざっている可能性がある。
また、発掘品ロールを行なった探索者は<目星>を行ない、成功すれば干上がった濠に秘密通路を発見することができる。
ただし、他の人の目があるため日中は入ることはできない。スタッフは古墳内部への調査は宮内庁に禁じられていると話す。
これは事実ではあるが、内部には御蛇本とその仲間が封印を解くために入りこんでいる証拠があり今も数人の仲間が調査中のため、御蛇本の仲間がスタッフに混ざりそれとなく監視しており隠れてはいることもできない。

発掘品ロール

半日以上かけてどぶさらいのような発掘作業を行なう場合、一度発掘品ロールを行なう。1日目には1d6で判定し、2日目以降には1d10で判定する。
1・壊れた埴輪。バラバラになり半円状になった円筒埴輪を発掘する。円筒埴輪は埴輪の中では古くからあるポピュラーなものである。
2・人骨。肋骨を一本見つける。土の中に沈んでいたため保存状態がよく、どれくらい前のものかはわからない。足を滑らせた不幸な犠牲者だろうか?スタッフに見せるとすぐにとられてしまい、他言無用を念押しされる。
3・完全な埴輪。完全な形の円筒埴輪を見つける。埴輪は古墳の上や周囲に設置されこのように周囲から見つかることがある。スタッフにお駄賃として1万円貰える。
4・欠けた鏡。銅鏡を模造して作られた土器の鏡の破片だ。<考古学>に成功すれば作りが三角縁神獣鏡だとわかる。
5・農漁具。鍬や銛などを見つける。これら、特に農具は古墳によく収められる品である。
6・綺麗な石。明らかに人工的に磨き抜かれ、小さな穴があいている綺麗な円筒状の石を見つける。<歴史>か<考古学>か<人類学>に成功すれば古代の呪術的装飾品の一部管玉だと推測できる。
7・腕飾り。ブレスレットほどの大きさで、13個ほどの穴のあいた管玉と勾玉が繋がれている装飾品を発見する。材質は滑石や凝灰岩などの石や碧玉やガラスや翡翠などの宝石が混ざって作られている。一部の勾玉には魔力が込められており、所持している間は最大MPを1d6増やす効果がある。増加量は取得時にダイスロールで決定する。スタッフに渡せば10万円を貰える。
8・錆ついた太刀。今にも崩れそうなボロボロの鉄剣を見つける。芯まで錆ついており磨いて武具としてはもう扱えないだろう。スタッフに渡せば10万円を貰える。
9・勾玉。綺麗な勾玉を見つける。翡翠で作られており、布で軽くこすれば鈍く輝く。古の神話生物の精神が封じ込められており、拾った(触った)ものはPOWが1点上昇する。この効果は一度しか発生しない。スタッフに渡せば5万円が貰える。
10・完全な鏡。銅で作られた鏡だ。しかし錆きっており光が反射することはない。<考古学>に成功すれば作りが三角縁神獣鏡だとわかる。
(この鏡は魔鏡だが完全な錆によってそれがわかることはない。こっそり持ち出して3Dプリンターで精巧な複製品を作れば映し出されるものがわかるが、複雑な計算が必要だろう。もし探索者がそれを行なったならKPは彼らにとってヒントになる映像を映し出すといいだろう。)

不審な学者

探索者たちが出土品を興味深く見ていると、1人の学者がスタッフの中から抜け出して話しかけてくる。
「えー、これはですねぇ。明治五年の発掘では見つからなかった非常に興味深い出土品でして。新しいものと古いもの二種類あるんですよ。新しい方は従来の百舌鳥耳原中陵の築造時期である五世紀前半頃の円筒埴輪や須恵器あるいはもう少しあとのものなんですがね、古い方は宮前型特殊器台、まあ土器の壺ですな、それがあって埴輪がないんですよ。古墳は三世紀半ばに作られ始めたんですが埴輪は三世紀の後半、埴輪がうまれる前は土器などを納めていたんですな。つまりこの古墳は時期を離して“二回”埋葬された可能性が高いということになるんですよ!ですが、明治五年の発掘では古い方と同じ時代のものは見つかってない、新しい方と同じ時代のものはあったのに。つまりですね、ここに最初にあった、古墳ないし墳丘墓はあとから築造された百舌鳥耳原中陵によって破壊されたと考えられるんです。三世紀半ばに葬られた、大きい墳墓を作るに値し、それがわざわざ天皇陵で破壊される人物、心あたりがありませんか?そうです、ヒミコです、彼女の死後女系継承を認めない大王によって倭国では乱がおきたと魏志倭人伝にも記されています。ここだけの話ですがね、濠の底から殉死者らしき御遺体が見つかっているんですよ。テレビ的にNGで隠されちゃいましたがね。魏志倭人伝によればヒミコの墳墓には殉死者100余人いたそうですからグッとヒミコ感が高まって来ましたね。」
「実はこの古墳の発掘品はここだけじゃないんですよ。この前に調査があった時の品が流出していましてね、国内だけでなくボストン美術館にも収蔵されているんですが、豊受日前神社の博物館に今ちょうど集められているんですよ。世界遺産にもなったからその記念ですね。大仁徳天皇陵展とだいしてね。もしこの陵に興味があるならそっちにいってもいいんじゃないですかねぇ」
話し終るとサボっていた彼はスタッフに引きずられて発掘作業に戻される。

怪しげな会話

スタッフのほとんどは一般人で探索者は話を聞いてもなにも得ることはないし、彼らは撮影で忙しいため探索者に応対することはない。
<聞き耳>に成功することで雑音に紛れてある会話が聞きとれる。
「文献通り。手順を踏めば封印は解除されるでおじゃろう。」
「いつ相撲儀式ができる?」
「そう焦るでない。力士の祖を復活させれば麿もすぐにあの墓の上にのぼるでおじゃる。それまでにきゃめらを下げて、人の目をなくしておくこと……ゆめぬかるでないでおじゃるぞ?」
声のする方を見ようとすると突然雷鳴が響き渡り、震度3〜4程度の軽い地震が起きる。
空を見ても晴天のままで雨雲の姿はない。周囲の野次馬も不審がって騒ぎ、もう声の主もそれに紛れてしまっている。
<歴史>か<知識の半分>技能に成功した探索者は相撲の祖とは、タケミカズチ・タケミナカタ・野見宿禰・タエマクエハヤのいずれか、または全員を指すと知っている。

内部への入り口

発掘ロールで見つけた秘密通路は昼は人の目や監視がいて入ることが出来ないが、夜になればスタッフや野次馬も撤収しておりこっそり入ることができる。
古墳の通路は不揃いの石を組み合わせて作られている。
石には古代の紋様が着色されており、鏡・盾・魔除け・埋葬されたものの業績らしい謎の図形などが描かれている。
浸食か地震のせいかときおり石が落ちている場所がある。
中には通路が完全に塞がってしまっている場所もある。
前回のシナリオで行った部分は全体のほんの一部だが、崩落による通路の遮断によってその知識さえ役に立たなくなってしまっている。
ヒミコの石室に向かうこともできない(御蛇本は精神体となり崩落個所を通り抜けられるので障害にはならない)。
探索者は古墳内部探索によって以下の部屋を見つけることができる。
ヒミコはたとえ意識がはっきりしていても、自分の死後に作られた墳墓のため、どういう罠やアーティファクトがあるかは知らない。
蛇人間の詰め所
封印の解除作業や遺跡の調査を行なっている御蛇本配下の蛇人間が寝食をする場所。
こんなところに来る人間がいるとは思っていないため擬態をしていない。
夜に来た場合はここで1d6匹の蛇人間が寝ている(それ以外の蛇人間は古墳外で仕事をしている)
彼らは肉体労働を不得手とする固体だが、それでも探索者が起こせば、1ラウンドにこん棒攻撃と噛みつき攻撃を同時に行い激しく襲いかかる。
彼らを全員倒しても、御蛇本は次の蛇人間を投入するだけであり、また古墳の他の場所でも作業している蛇人間がいるため、大勢に影響はない。

蛇人間研究員

祭壇
古墳の作りとは明らかに雰囲気の違う、黒い石の祭壇が設置されている部屋を見つける。
(<地質学>の2倍ロールに成功すれば黒曜石で作られているとわかる)
祭壇はなにかの生物の血で汚されており、節くれだった金色に光るいくつかの祭具が乗っている。
部屋のすみには電池式の灯りが設置されており、机と数冊の本を照らしている。
本は「日本書紀」や「古事記」のようなよく知られたものから、「日本事記」や「日本における超自然」などよほどの蔵書家でも初めて見る本まである。
とくに「日本事記」はしおりが挟まれており、ページの摩耗からよく読まれていることがわかる。
この本はなにか元になった本から1章だけを抜き出したものらしい。
しおりが挟まっていたページは大王(天皇)を呪う巫女女王ヒミコの封印方法についてかなり具体的に書かれている。
<アイデア>に成功した探索者はこの祭壇はまさに書かれていた封印を儀式で解除している最中だと気がつく。
しかし封印に関する記述の最後のページだけは切り取られており、最後になにをして封印を解除するのかはわからない。
次のページにはヒミコの指定した後継者の権力を奪う過程が記されており、神の代行者の使命として荒ぶる神器の安置場所を探すためにヤマトを単身放浪させたという。

KP向け:最後のページは御蛇本が持ち去っている。彼は仲間も信用しておらず、最後に相撲儀式を行なうこと以外は教えないようにしている。

日本事記

武器庫
古の時代の剣や盾、兜や鎧が収められている。
錆や風化によって実用することはもう出来ないだろう。
この部屋の武具の1つには盗掘避けの呪文が掛けられている。
この部屋のものに誰かが触れることで起動し、1本の剣が探索者に斬りかかる(命中率70%、ダメージ1d6)。
これには受け流しや<回避>をすることができる。
ひとりでに動く武器を目撃した探索者は1/1d4の正気度を失う。
剣は命中しても外れてもボロボロに砕けていく。
倉庫
数多くの農耕具や土器、食器などが収められている。
一部の壺型土器には謎の文字が書かれている。
これはナアカル語なので探索者に読むことはできないだろう。
ナアカル語の読み方はヒミコの時代でさえも失われている。
文字を触ると壺がひび割れて、組んだばかりの清水のような綺麗な水がこぼれてくる。
この水を飲んだものは<幸運>ロールを行なう。成功すればCONが1d3上昇する、失敗したならCONを1d3失い、3d10の正気度を失う。
これは古代の長命の秘水だが、正しく作られていないときは頭と体と心を裂くような激痛と狂気に苛まれる。
宝物庫
碧玉・翡翠・ガラス・鏡・琥珀・瑪瑙・水晶・鼈甲など様々な宝石類で作られた装飾品や祭具や魔除けが収められている。
所持者の最大マジックポイントに15加える勾玉や、所持者に24時間の間幸運に+10%・回避に+20%のボーナスを与える使いきりの魔除けなど、アーティファクトも紛れ込んでいます。
これは<目星>に成功すると1つ見つけられます。
しかし、ヒミコは例え意識が朦朧としていても、自分の目の前で行われる墓荒らしに大変驚き悲しみます。
ヒミコは自分の目の前で行われる盗掘を見逃しません。
アーティファクトを持ち出すには真摯に<説得>するか、ヒミコを昏倒させるしかないでしょう。

豊受日前神社

大阪と和歌山の県境にほど近い場所にこの神社はある。
社伝によると元伊勢(ヤタノカガミが伊勢神宮に安置されるまで旅した場所)の1つで、神器を持ち旅する豊鍬入姫命に一時の宿を貸したという。
長い歴史で散逸した文化財を集め直し展示するための博物館が併設されている。
そこには天皇陵から出土した(あるいは築造時にここに納められた)と伝わる副葬品が展示されている。
祭神は天照大御神と天懸大神。また摂社で豊鍬入姫命も祭られている。

博物館を訪れると集められた甲冑・鉄刀・細線式獣帯鏡・環頭太刀・各種埴輪が展示されている。
とくに埴輪の種類の多さは素晴らしいもので、男性と女性のそれぞれ立ち姿と座り姿や
巫女・武人・軽装武人・馬曳き・力士・琴弾き・鷹匠・サル・馬・猪・モモンガ・魚・犬・鶏・水鳥・鵜・円筒・朝顔・船・家・倉・冠・椅子・杯・壺・太刀・弓・甲冑・楯など当時の人の周りにあった様々なものを埴輪として見ることができる。
<目星>に成功した探索者はある鏡に反射だけでない画像が映り込むのがわかる。
<アイデア>に成功すればこういった鏡を魔鏡といって鏡の表面の微細な凹凸で画像を浮かび上がらせているのだとわかる。
失敗した探索者は非科学的な現象だと思ってしまい正気度を0/1失う。
魔鏡は博物館内に数枚存在し、円の両側に菱形がくっついたもの、その図形が人の上に乗っているもの、2人の人物が蹴り合っているもの、地面に雷のようなものが刺さっているもの、そしてヒミコの顔が映るものがある。
また、どの鏡にも移される図形を囲むように文字らしきものが浮かび上がる。<考古学>に成功することでこれが上代日本語だとわかる。
魔鏡映像はこの陵の真の姿や施されている封印について示されているが、遺失したものは未発掘のものもありストーリーは不完全である。
上代日本語で書かれた文は映像について説明しているがおそらく探索者が読むのは難しいだろう。
<日本語>技能の10%(端数切り捨て)に成功するか目覚めたヒミコならば読むことができる。
「すまゐを行なうとき陵は真の姿を現す」
「陵はその下に眠る巫女女王の魂と体を封じている」
「巫女女王を解き放つに相応しきものかは最後に肉体をもって量られる」
「封印が破られつつあるとき陵は天変地異をもってその危機を生者に知らせる」
「巫女女王はいくたび転生しても憑依しても必ず同じ顔を得る」とそれぞれに書かれている。

神社に参拝すると全員の目の前に透けた褐色の少女が現れる。
彼女はヒミコの面影があるが尊大さは感じず、中空にふわふわと漂っている。
彼女は丁寧にヒミコに再会の喜びを伝え、探索者たちには自分はトヨであると自己紹介する。
彼女はヒミコの苦境を知っており、彼女の力になるため自分に縁のある場所を通じて語りかけている。
これまで力になれなかったことをヒミコに詫びると彼女に対し自分に残されている精神エネルギーを注ぎ込み、一時的に封印に対する防壁とする。
トヨのエネルギーを受けたヒミコは以降普通に歩いたり活動できるようになる。
彼女は消える前に一つ助言を残す。
ヒミコは知らないことだが彼女の没後にすまゐという決闘方法が生まれており、彼女の封印にはそれが使われており、封印を守るにも解くにもすまゐをする必要があるのだ。
すまゐ決闘に臨むにあたって対策を得ていた方が良いということを言い残してトヨは消滅する。トヨの幻影の目撃により正気度を0/1d3失う。

トヨの幻影が消えると奥から巫女の少女が出てくる。彼女はこの神社の巫女の扇町葵だと名乗り探索者にトヨの精神を仲介をしたと説明する。
葵はトヨの説明の不足を補い相撲儀式に必要なことを説明する。
すまゐは古い相撲でもあるが、古墳で行われるそれは弥生時代より続く神々に捧げる、あるいは神々自身の闘技である。
日本最大級の古墳である仁徳陵ともなれば間違いなく神々の領域の戦いであり、探索者らも神憑る必要がある。
そのために探索者らに神降ろしの儀を行いその身に神性を付与する手助けを提案する。
ただし探索者のようなただの人間に神を降ろすには厳しい御祓を行うか呼び水となるものが必要になる。
葵は神と探索者を結びつけるために、石津神社に伝わっている五色の石という神宝を借り受けてくるように言う。

ある程度問題なく動けるようになったヒミコは情報共有を行なうが彼女も知っていることは多くない。
自分の眠る陵の封印が何者かに干渉されており、“ヒミコ”に関する封印が強まっているため、荒御霊の自分が受けている束縛が和御霊の自分も影響を及ぼしているのだろう。
ゆえに封印を弄っている何者かを排除して干渉を止めない限りこの状態は続き、最悪宿主は死ぬことになることを話す。
KP向け:このシナリオでは豊鍬入姫命はトヨをモチーフにしているためか、あるいはそう考える人の縁でトヨがこの場所に出現しやすいと解釈している。

この場所の探索が終わったところで悪化する異常気象についての情報を送るといいだろう。
もし石津神社よりあとに来た場合には代わりに陵の異変についての情報を伝える。
神降ろし
探索者が五色の石を持ってくれば、葵はすでに禊など準備を済ませておりさっそく儀式を行う。
葵は相撲の神を招来しようとするが、異常気象で天候も地脈も乱れぎみであり、どの神が降臨するかはまったくわからない。
探索者に儀式を行うたびに1d6ロールを行い下記の誰が宿ったかを決定する。
宿った神によるステータス補正はすまゐ儀式中のみ適応される。
すでに宿った神の出目が出た場合、重複しない出目が出るまでふりなおす。
この儀式は女性に行うことはできない。
出目を使いきった場合、それ以降の儀式では名もない力士の霊が宿る。
1・タケミカズチ。STR・SIZに20を、CONに30を加える。すまゐ儀式中のみ腕を布都御魂に変化させ振るうことができる。(布都御魂:95% 1d10+3+DB、魔術的攻撃を70%で無効化する。味方は戦いに恐怖することがなくなる。)
2・タケミナカタ。STR・SIZに20を、CONに30を加える。
3・野見宿禰。STR・CON・SIZに10を加える。マーシャルアーツ(相撲)を100%として扱う。
4・金太郎。STR・SIZに20、CONに13を加える。装甲を3点得る。
5・イゴーロナク。STR・DEX・CON・SIZをイゴーロナクのものと同一にする。正気度を1d20失う。
6・トヨ。トヨは相撲の神ではないためステータスボーナスはない。しかし彼女は相撲中に探索者を励まし続け、宿主探索者はすべての判定に20%のボーナスを得る。

石津神社

石津神社は大阪府堺市堺区にある。
図書館で相撲の祖について調べれば彼らに縁のある幾つかの神社がわかるだろう。
そうしてそれらの神社(片埜神社・穴師坐兵主神社・春日大社など)を巡るうちにここにたどり着く。
この神社は八重事代主神が五色の石を携えて降臨し、その由縁から創建された神社である。
祭神の事代主神はタケミカヅチと相撲勝負を行なったタケミナカタの兄であり、神社創建時の初代神主は人間で初めて相撲をしたとされる野見宿禰と相撲に縁が深い神社である。
同じ大阪にある片埜神社も野見宿禰に縁深い神社のため探索者がそちらに向かった際にも同じイベントを起こしていいだろう。
神社に入ると綺麗に整地されている境内に不自然な穴があいているのが見える。
そして社殿の廊下に無造作に転がされている神職や巫女がいる。
彼らの様子を伺うと矢が刺さっておりその毒で昏倒しているとわかる。
<医学><応急手当><薬学>のどれかに成功すると毒を解毒することができ、彼らは目を覚ます。
彼らによるといきなり押し入ってきた行司然としたやつが境内を掘り返し始めたので止めに入ったところ吹き矢のようなものを受けて意識を失ってしまったらしい。

襲撃者について彼らはなにも知らないが、石を掘り返した理由には心当たりがある。
祭神・八重事代主神が地上に齎した五色の石「スモウパワーストーン」がこの神社には埋まっており、天変地異が起きた時には地上に浮き上がり、宿した相撲力で力士と共に世に安寧を齎すと伝えられていることを話す。
その他にも相撲の原型であるすまゐについても彼らは話すことができる。
穴は1つで残り4つが埋まっているため、掘り返せば五色の石を得ることができるが神職は難色を示す。
しかし問答をする前に突如として境内に渦巻くような突風が吹き、その中心部が七色に輝く。
突風と輝きが収まると、なにもなかったはずの地面に4つの石が現れている。
石は黒・白・赤・黄の4色4つで、大きさは直径30cmほどの大きさである。
神職らは態度を一転させ、神話が実現したということは今こそ石の力を発揮するべき天変地異のときであるとして、探索者に石を託す。
男子が持つと天変地異中の「すまゐ」では装甲に3点の補正を得る。女子が持つと1d10ダメージを受ける。
複数個所持しても効果は重複しない。この石を身につけるものは最初に正気度を1失う。

この時に陵の異変についての項をネットニュースで知らせるといいだろう。
もしこちらに先に来た場合は悪化する異常気象についての情報を渡す。

オプション:死ねどす?

悪化する異常気象

陵の周囲では晴天でも落雷が相次ぎ、台風か竜巻のような突風が起きているという。
警察は陵に近づかないように呼びかけている。
仁徳稜周辺の異常気象はいよいよ激しさを増し、暗雲に包まれ、豪雨が降り始め、風や雷もより一層激しくなっていく。
探索者はこのことを探索先で段階的に知ることになるでしょう。
スマフォに仁徳稜周辺地区に避難指示が出たというエリアメールが届くのです。

陵の異変

探索者らが再び陵に戻る前に、陵に異変が起きます。
前方後円墳の前方部(円ではない菱形の部分)が後円部の反対にも突如隆起出現し、双方後円墳とでも言うべき形状になったのです。
新たに出現した前方部の上にあった建物は横に押し流され、倒壊していきます。
不幸中の幸いにも避難指示が出ていたことにより、死者はいません。

KP向け:封印が相撲以外解除され、最後の儀式を行なうための特設舞台が浮上したのです。
封印を守る側と破る側は両端の道から土俵入りして相撲を行なうことになる。

仁徳陵に登る

この頃になると度重なる異常気象で陵の上を覆っていた木々は綺麗になくなっている。
すまゐ儀式のために消し飛ばされたのだ。
陵は天皇によって霊的に守護されており、歴代天皇やそれに準ずる存在か神々、あるいは彼らが許可した人物以外入ることはできない。
(濠の中央より先に無理矢理入ろうとすると3d10の魔術的ダメージを受け、CON*1に成功しないと気絶して外部に追い出される。)
探索者たちはヒミコを連れ立って中に入るだろう。
ヒミコは自分の肉体の封印だけが破られつつあることを話す。仁徳稜の力が弱まり、和御霊のヒミコへの圧力も弱まったのである。
新たに隆起した方の前方部は濠に囲われてないため、徒歩で登ることが出来る。
両脇には塔のような円筒埴輪がガードレールのように植えられており、ときおり存在する武人の埴輪はヒミコに対してお辞儀をする。
まず前方部の頂部に向かって急な坂道になっており、そこからは後円部へ向かって緩やかな上り坂になっている。
<歴史>か<考古学>に成功した探索者は日本の古代信仰において、この部分は儀式場(後円部)に向かうために道だったと知っており、立ち並ぶ円筒埴輪は聖域の境界を表していることを思い出す。

異常気象は後円部に向かう途中でハッキリと境界が見えるほど突然収まります。
古墳の上空はその元の形に沿うように鍵穴型に晴れており、その内部は春の日差しが穏やかに注ぎこみ、外の猛烈な異常気象とは別世界のようです。
やがて古墳を登りきり、後円部の頂上にあるものが見えてきます。
そこには複数の人物と埴輪が居ます。
旧い天皇の装束「冕冠に白い礼服」を身に付けている行司と剣鏡勾玉を身につけている褐色で小柄なヒミコと瓜二つの少女、1人の力士然とした男性が居ます。
その周りには埴輪の破片が散らばっている。
高貴な行司(この陵に葬られており、ヒミコを封じていたある天皇の霊魂)は苦々しい顔をしている。
後円部の木々は相撲を行なうためにすべて取り除かれている。
ヒミコに似た少女はヒミコと違い高貴さを感じさせない表情で「ホホホ、ようやく御到着とは、麿も舐められたものよの」「それとも相撲の“す”の字も知らぬお主らが土俵に上がるでおじゃるか?」と薄く笑う。
行司は苦々しい顔で探索者が来る前に行われていた取り組みの勝敗、西方の勝利を告げる(探索者は後円就寝から見て北東からきており、反対側にいる少女や力士は南西に位置している)。
褐色の少女―――憑依した御蛇本は、封印に対する勝利宣言をしようとするが、それより前に行司は探索者のうち男性全員の名前をあげ、彼らの土俵入りを告げる。
そして探索者の対戦相手のタエマクエハヤの名前も呼び、両者に土俵の中に入るよう促す。

KP向け:三種の神器は副葬品のレプリカ。
御蛇本はこの時にほぼ全ての儀式を終えており、封印を解くための最後の儀式である古墳の頂上で陵墓側の用意した相撲戦士にも勝利している。
御蛇本は自身が勝利することを確信しており伝統を忘れた現代日本人に相撲で負けるわけがないと慢心している。
しかし御蛇本は、彼も真っ当な相撲をする気はないが、すまゐが御蛇本が思うよりルール無用の戦いであることを理解していない。
もし探索者が土俵に上がらないなら、御蛇本はヒミコの肉体に関する封印を完全に解き、原始日本人の女帝の肉体を得る。
それは御蛇本が三種の神器を完全に扱えるようになることを意味する。

すまゐ儀式/御前試合

御蛇本は相撲儀式のために連れてきた配下の力士をタエマクエハヤ以外失っており、軟弱な日本人ごとき自らの手で決着をつけようと土俵(後円墳の頂部)に登ろうとする。
しかし、彼は土俵からはじかれてしまう――行司がアナウンスします「女性の方は土俵から降りてください。男性の方が上がってください」
御蛇本は長い間男性の体に乗り移っていたため今の自分が女性であるという自覚がなかったため酷く狼狽する。
自分が相撲を取れないことに気が付くと、地面に片手を押し付けあたりに散らばった埴輪の破片を蘇らせる。
埴輪の破片が御蛇本の目の前に集まりかたちを取り戻していく。
継ぎ目がわからないほど完璧に元の姿を取り戻したそれは力士埴輪と兵士埴輪です。
「お主らに相応しい相手を用意してやったでおじゃる」
探索者が武器の持ち込みは相撲に反していないかと聞いても行司は取り合うことはない。
これは探索者も武器を持ちこんだり、土俵外から援護することも認められるということである。

すまゐ儀式は後円部の一番高い部分の平らになっている場所で行われる。
原始的な相撲であるすまゐに土俵から落ちる・地面に手をつくなどといった平和的な決着はない。
土俵入りしてから決着前に、土俵に相当する部分から押し出されたり逃げ出そうとすると装甲を無視する魔力的な3d10ダメージを受けて土俵に戻される。
行司はルール違反を行なうものに対して厳しい裁きを下す。
ただしルール違反とは、女性が制止を振り切り土俵に上がろうとする・土俵を破壊する・まわしを脱がそうとする(衣類を狙って攻撃する)・行司を故意に攻撃するくらいである。
行司は反則負けの代わりにペナルティとして装甲を無視する魔力的な3d10ダメージ+スタンの神罰を下す。

御蛇本は探索者の数に合わせるつもりはない。
3人の力士(タエマクエハヤ、埴輪、埴輪)を土俵に上げて探索者を数で圧倒しようとする。
また、<ヨグ=ソトースのこぶし>や剣の突風攻撃を使って一気に勝負をつけようとする。
土俵入りしなかった探索者は土俵入りした探索者を援護しつつ御蛇本の妨害をしなければならない。
御蛇本は慎重な性格のため、土俵の上のことよりまずは自分に襲いかかってくる脅威を排除しようとする。
御蛇本は副葬品の三種の神器の形代を奪っておりそれを戦闘に用いるが、まだ儀式を完了していないためどれも不完全にしか扱うことが出来ない(とくに鏡は現状壊れない楯にすぎない)。

ヒミコは探索者に行動を指定されなければ、<アマテラスの凝視>をすまゐが始まる前から詠唱し始めており開始と同時にタエマクエハヤに撃ち始める。
また同時に<いなし>の呪文を使用して土俵に上がっている探索者を御蛇本の攻撃呪文から守る(熟練の魔術師であるヒミコは<いなし>の呪文を覚醒の世界で他人を守るために使うことができる)。

終幕

探索者たちがすまゐに勝利すれば、封印を解こうという御蛇本らの野望は失敗し、かえって封印が強まり御蛇本はヒミコの体を動かせなくなる。
ヒミコの肉体がすまゐ決着前に破壊されるにしろ封印で動けなくなるにしろ、御蛇本はこの肉体を捨てて、離れたところに保管しておいた元の行司の体へと戻っていく。
封印解除の試みが完全に敗れると周囲の異常気象や地震などは収まりドーナツ状の雲は裂け青空が一面に広がっていく。
それに合わせるように探索者が持っていたものとタエマクエハヤに埋め込まれていた五色の石も飛び出して空高くに飛んでいき、そのままどこかへと消えていく。
タエマクエハヤは死んでいても生きていてもその体は五色の石を失った瞬間に塵となって消えていく。
ヒミコや宿主に掛かっていた負荷も消え去る。ヒミコは(あるいは探索者も)行司天皇に肉体をヒミコの自由にさせてほしいというかもしれないが彼が許可することはない。
異常気象により取れ高が足りなくなったテレビ番組は放送されることがなくなる。
報酬
御蛇本の野望を阻止した探索者は1d6の正気度を得る。
タエマクエハヤをすまゐで倒したなら探索者たちは1d6の正気度を得る。
古墳内部で遭遇した蛇人間をすべて倒した探索者は1d6の正気度を得る。

NPC

ヒミコ(和御霊)

折りたたみ

御蛇本丸尾/ヒミコの肉体

折りたたみ

ある天皇

折りたたみ

クリーチャーズ

タエマクエハヤ

折りたたみ

力士埴輪

折りたたみ

兵士埴輪

折りたたみ

作者より

SoJ日本の意味不明感を味わって欲しくて作りました。
イゴの富士のパワーに追いつくため、普段のシナリオ作りと違いなにも考えずに作りました。

更新履歴

Special Thanks&参考にさせていただいたもの

監修:過去さん
参考シナリオ:「イゴの富士」「御蛇本・パルティータ」
資料:ウィキペディア「野見宿禰」「相撲」など

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