外部:特になし
内部:スタッフルーム,トイレ,猫の檻,犬の檻,倉庫,処理室
ひっそりと静まり返っており、人がいない、というのが伺える。
警察の規制線も張られているが、特に見張りはおらず侵入は容易。ガサ入れのためにドアも全て開かれている。
外から分かることはほぼないが、聞き耳や嗅ぎ取りでクスクスという笑い声のような音、僅かばかりの腐臭を感じ取っても構わない。
内部での特殊処理
各部屋に入るごとに星の精との遭遇ロールを行う。
頻度は低くていいが、もし遭遇と出た場合、探索猫は《危険察知》か《聞き耳》でそれを察知できる。ゴースト視野トリックで無条件発見としても構わない。
星の精は猫達を見つけると、適当な一匹を捕まえてチクチクと何かを突き刺してくる。ダメージなし。吸血もない。
刺された猫は霧嶋に居場所を把握されることとなり、町の西側で寝たりする、などした場合、彼に襲われることだろう。
また、星の精にダメージを与えるとそのまま戦闘となる。
遭遇描写
ずるり。ふわり。
ずるり。ふわり。
何か、本来ならば目に見えないものが飛び、蠢いている。
そう。それが見えないものだ、と気づいているのは、あなただけなのだ。
縄が幾本も束ねられたようなおぞましい形状。
そいつは、ただ楽しそうに笑っている。
くすくす。
くすくす。
SENc1/1D10
スタッフルーム
入室描写
入った瞬間、おぞましいまでの臭いに鼻腔を叩かれる。
血の、臓物の。ありとあらゆる死の腐臭。
ここで何があった。いったいここで何をしていた。恐怖に頭が塗りたくられる。
SENc1/1D4
血は乾いており、肉片なども片付けられている。臭いと微少な痕跡だけが残っている状態。
《人間知識》《自然》などで調べた場合、血は人間のものであり、複数名が流していると分かる。
デスクには様々な記録があり、《人語》半分か《学者トリック》で読むことが出来る。
不審な点はないが、どの記録も猫殺しの騒ぎが始まった頃に途絶えていることが読み取られるだろう。
トイレ
特に何もなし。星の精との遭遇ロール程度。
猫の檻
入室描写
目に入るのは、ただただ血、血、血。
その血の中、いくつもの痕跡を見つけてしまう。感じ取ってしまう。
この毛は。この引っかき跡は。全て自分たちと同じ、猫の痕跡だ。
ここで、すさまじい数の仲間が殺されたんだ。半ば強制的にそれを理解した。
SENc1/1D6
こちらも血は乾いており、死体も片付けられた後。
血の跡を調べる場合、《目星》半分もしくは《人間知識》の成功で人間の医療処置によるものだと理解する。
また、ここにはいくつか缶詰が落ちている。
缶詰
大量の空の缶詰と、数個の未開封の缶詰。ラベルも文字もなく、猫側からは何なのかは分からない。
※中身はツナ缶に偽装した殺鼠剤。椎名に開けてもらえばすぐ教えてもらえる。
犬の檻
こちらは血もなく、異様なまでに綺麗に、空っぽのまま放置されている。
《目星》半分もしくは《追跡》成功で、かなり前にここから動物がいなくなっているらしいこと、そのまま処置室の方へ連れて行かれたことが分かる。
倉庫
捕獲用の網や、飼っておくための餌、道具が置かれている。
捕獲用の網以外は埃をかぶっており、網もつい最近使われたわけではないと見て取られる。
処理室
窒素ガスで殺すタイプ。操作する人間がいなければ作動しない。
《目星》半分もしくは《追跡》、《自然》で、犬が殺された痕跡こそ残っているものの、猫が殺された痕跡がないと気付く。