クトゥルフ神話TRPGやろうずWiki - 『常闇の箱』

はじめに

はじめまして、86式です
このシナリオは戦闘なしの導入向けセッションです
試しに遊んでみてください^^

概要
難易度…☆(1〜1.5)
プレイ時間…数十分〜1時間
推奨人数…2〜3人
推奨技能…目星/応急手当/説得/言いくるめ/忍び歩き
所持品…《幸運》成功で全て有り、失敗で服・メガネ等以外はなくなっている

このシナリオは車両間を移動したら戻れないことを前提としています

経験者が多い・緊張感が欲しい卓

導入

あなた達は本日最終の電車に乗っています。目的地は終点です
残業があったのか飲み会があったのかあなた達はそれぞれ疲れて深い眠りについてしまいました

つい寝すぎてしまったあなた達が目を覚ますと探索者以外の乗客は誰一人いません

どれくらい寝てしまったのかわかりませんが電車は走り続けています
もう終点に着いていてもおかしくないはずなのに、あなたたちが乗っている電車は走り続けています
また外は街灯やライトはなくトンネルにいるように真っ暗闇です

そして、あなたたちがいる車両の扉には一枚のメモが・・・

<6車両目>スタート地点

ここで探索者は全員 《幸運》を振り、持ち物の有無を決める。

前方の扉を見ると次のようなメモが貼ってある

「前へ進め 後戻りはできない」

メモに対して 《目星》


また、扉の横にこの電車の見取り図がある 《アイデア》 で意図的に7車両目以降は塗潰されていることがわかる

<7車両目>


7車両目に行こうとした場合《アイデア》をする
成功:血生臭さを感じこれ以上は進むべきではないと感じる SAN0/1
失敗:血生臭さを感じるが中を覗いてしまう。無残に引き裂かれた人の身体のようなものを
目撃する SAN1d3/1d4

《アイデア》に成功した人が覗いた場合 SAN0/1

《医学》で人の身体は死んでから時間が経ってないように見える

ここで《目星》をする
成功:あるはずの7車両目以降が見当たらないことがわかる
(7車両目奥の扉が見えないことにしてもよい)
失敗:7車両目奥に巨大な口のようなものが見え、この電車よりはるかに大きいことがわかる SAN1/2

<5車両目>

《目星》成功で新聞紙を見つける
内容…昨夜、○○線の車両で大規模なテロ事件があった。テロと決めつけているが定かではない。
ただ乗客の精神がおかしくなり、全員精神病院に入院しているという。
不可解な点が多いため、捜査は難航している。

《図書館》or《目星》 
成功:その事件が今日と同じ年・同じ日付であることがわかる。
乗っている電車は今自分たちが乗っているもので、その新聞の日付が次の日であることもわかる。 SAN0/1

ここで《アイデア》
成功:6車両目の半分以上がなくなっていることがわかる SAN0/1
失敗:特にわからない

回数制限を設けている場合

<4車両目>

瀕死の駅員がいる 《応急手当》or《医学》 成功で意識を取り戻す
3車両目にこの電車の運転座席への鍵とハンドルキーがあることを教えられる

鍵はどこにあるのか→「黒いバッグの中に入っている、逃げる時に紐が千切れてしまったが取りに戻る暇が無かった」
ここで詳しく聞くと→「3車両目前方の扉付近で落とした」と教えられる
何から逃げてきたのか→「たぶん人であると思うが、突然襲ってきて次々と乗客に噛み付き、獣のように喰らいついていた。この足の怪我は奴らに噛まれたときに負った、恐ろしくてもう思い出したくない」

ここで、人が人を食らうというありえない話を聞いた探索者は、今置かれている現状と駅員の怪我からその話がとても現実味のあるものに感じた
SAN0/1

《説得》or《言いくるめ》で襲ってきた者の特徴が聞ける
「人ではあったが、目がなかった。ただ音に敏感で逃げる時に近くにあった荷物を壁に投げたら投げた方向に過剰に反応していた。」
(元ネタ:The Last of Usのクリッカー)

「早くこの電車を止めて逃げよう。手伝ってくれ」と探索者に加わろうとする

連れて行っても、置いて行ってもいい
連れて行けば、鍵の入手が自動成功となる
しかし、探索技能は特に持っておらず足を負傷しているため
走ることができない

置いて行った場合3車両目に移動した時点で駅員が闇に飲み込まれる SAN0/1

3車両目に《目星》でクリッカーがいないことがわかる

<3車両目>

荷物が散乱しており、捜し物を見つけることは容易ではない

駅員を同行している場合 自動成功 で鍵を入手できるが駅員が
「私が責任をもってこの鍵を持っています」と主張してくる
《説得》 or 《言いくるめ》で鍵を探索者が持つことは可能

駅員から詳しい鍵の在り処を聞いている場合《目星》+10%で判定
駅員からの情報がない場合《目星》-10%で判定

駅員から何の鍵か知らされてない場合《知識》で何の鍵かわかる

持ち物に関する救済処置


2車両目を見ると、車内は真っ暗だ。ライトがあればよく見えるだろう。

2車両目に《目星》懐中電灯で+10% スマホの明かりで+5%
成功:フラフラと動く人影が見え、人数がわかる
失敗:ただ暗いことしかわからず人数が把握できない
(GMが1d3でクリッカーの数を決める)

<2車両目>

ライトが消えており真っ暗で足元が見えないため音を立てず歩くことが容易ではない
また、クリッカーの息遣いが聞こえる
ライトをつけた場合クリッカーは目がないので気づくことはないが
クリッカーの姿を見てしまった探索者はSAN1/1d8の減少
(7車両目を見ていなかった人がいる場合無残な人の死体と血生臭い悪臭を嗅いでしまいSAN0/1
駅員に襲われた人がいると聞いていたため、心構えをしていたということで少なめのSANチェック)

ライトをつけなかったらSANチェックはないが次の行動に補正がかかる

《忍び歩き》or《幸運》 ライト有+20% スマホ+10% ライト無-15%
成功:慎重にクリッカーの間を通過できた
失敗:足元にある死体の一部を踏んでしまい ゴリッ と嫌な音が響く・クリッカーに気づかれる

(駅員のロールは省略で)

失敗した場合


万が一の戦闘

<先頭車両>


2車両目と違って静かでいつもと変わらない車内に思える
運転席のドアを開けエンジンキーを差し込み速度を下げるか上げるかを
選択する。
駅員がいる場合、問答無用で電車を止めようとするので
《説得》or《言いくるめ》or《STR対抗》を行う
《STR対抗》の場合駅員は負傷しているため探索者に+20%の補正がかかる

速度を上げる を選択した場合:【A】
電車を止める を選択した場合:【B】

エンディング

【A】

【B】

報酬(SAN値回復)

生還・・・1d6+2
全員生還・・・1d3
駅員を連れての生還・・・1d4

(上記は【A】を選んだ場合のみの報酬とします)

理想の流れ

NPC

駅員 名前:京山 人吉(きょうやま ひとよし)

クリッカー

最後に

このシナリオについて