事件の発端は20年前に遡る。
当時、オカルトサークル「禁じられた聖槍」の活動をしていた「帝 光一」
彼はあるとき、異国の商人(APP18の黒人、ようはニャル)に、ある琥珀と呪文、そして像を受け取る。
琥珀には「星の精の亜種"琥珀の悪魔"」が封じられていた。
呪文は「封印を解く呪文」と「悪魔から身を守る呪文」であった。
像は、悪魔が暴れだしたときに一時的に封じ込めるものである。
サークル活動の一環で「これを召喚してみないか?」とみんなを誘ったのだ。
まぁ、誰一人として、悪魔が現れるとは思ってもみなかったが。
結論から言えば、その話は「本物」だった。
悪魔自身は、召喚された門の中からは出られなかったが、サークルメンバーの一人が錯乱して門を消してしまう。
しかし「帝 光一」は機転と胆力、そして観察眼の鋭さや身のこなしを駆使。
悪魔を像に一時的に封印することにする。
この辺りは「帝 光一の遺書」を参考。
…だが、当時彼らは悪魔を「還す」手段を持たなかった。
彼らが選んだのは「このまま封印し続ける」そして「怪異を蒐集する」
それ以来、このサークル活動はなりをひそめ、この事件の書類関係は全て破棄。
唯一「土地の所有者についての書類」は破棄できなかった(法律の都合)。
このため、オカルトサークルには殆ど資料が残っていなかった。
さて、そこから20年が経過し、シナリオ開始数カ月前に遡る。
「田中 均」は大学生活で暇を持て余していた。
ゆえに、何か楽しいことを探していたのだ。
その一環で見つけた「休止中同然のオカルトサークル」である。
一応、サークル自体は細々と続いていたのだが、ほぼ幽霊サークル同然だった。
そこを溜まり場にできないかと考えた彼はさっそく実行。
同学年で「いい奴」と評判だった「山下美木」に雑用を押し付けサークルを再開させる。
それからすぐ「三島由美」が入り3人のサークル活動が続いた。
…まぁ、全員暇つぶし程度(三島は山下目当て)にしかやってなかったけど。
そんな中、田中は自然公園にサークル所有の建物があることを知る(土地の所有者についての書類)。
以前から綺麗で可愛い「三島由美」を「山下がくる」とそそのかし誘う。
いいところを見せて惚れさせようという魂胆だった。
三島は来ないことに気付くと毒づきながらも、サークル活動の一環と押し切られて渋々散策を開始。
二階まで到達した時点で像があることに二人は気付く。
大き目の像だったので田中は人影と勘違いし、懐中電灯で殴打。
20年前から管理すらされていなかった像は、粉々に砕け散った。
像を壊した焦りで田中は逃げ出し、三島は一人廃墟に残される。
…そこで、像から出てきた悪魔と対峙、発狂して動けなくなる。
封印から解除された悪魔は、現在がかなり時間経過していることに気付く。
そして、目の前の三島を利用することで、この小屋からの従属を解くことに決めた。
三島を犯し、体内に自分の肉体の一部を寄生させて精神的に無自覚で操る。
彼女は精神的ショックと従属で記憶を失い、日常に戻った。
…が、悪魔に無自覚に何度も利用、そして殺人事件が起こり始める。
彼女で被害者を誘導したり、時に自ら移動して殺したり、と。
初の被害者は、近くに住んでいた、という理由で「深川 陽一」が殺された。
…さて、父親の死に疑惑を感じた「深川美佳」
彼女はジャーナリスト志望であり、情報収集に長けていた。
その中で、父親の遺品から「悪魔を還す手段を調べていた痕跡」を発見。
そこでオカルトサークルの名前を目にして調査開始。
そして、オカルトサークルを調べていくうちに土地に関する書類を発見。
また、殺人事件の被害者=オカルトサークルメンバーということに気付く。
そして、真相を確かめるべく、父親の遺品から「イブン=グハジの粉」を精製。
廃墟まで向かった…が、悪魔に遭遇。
写真を撮り、身のこなしで悪魔を受け流しつつも殺される(そもそもタイマンで勝てる相手ではないが)。
そして、殺害されて消息不明の彼女を探すため「帝 優」が調査に依頼した。
結果、田中は死亡。
とはいえ、悪魔に対して終止符を打つことができたのは、探索者のおかげである。
NPCのその後は後日談にて参照
因みに…?
「帝 光一が死亡したらどうなるの?」
悪魔は小屋から解き放たれます。
とはいえ「三島由美」に残した肉体の一部を回収するために動きます。
ので、三島を囮に使えば、まだ呪文詠唱のチャンスがあります。
…三島が死んで回収されたら、ゲームオーバー。
町の人間は謎の死を遂げ、1週間にあと10人以上の被害者を出してこの町から去る。
その中には探索者の友人や今回のNPCも混じっているかもしれない。
日本での不可思議な殺人事件は続くことになり、そのたびに探索者は心を痛めるだろう。
限りなく最悪なENDである。
「帝 光一とお話しができていたら?」
彼は無辜の市民を怪異に巻き込むようなことはしないので、初期で特に反応はない。
が、後半、彼が自殺する前に復活させることができれば、20年前の事の顛末が聞ける。
更に、呪文での詠唱を探索者に任せ、また身を守る呪文を一つか二つ、くれるかもしれない。
準お助けNPCである。
「優ちゃん狂っちゃった?」
正気度があるのでセーフ。
なくなると
「美佳ちゃんと一緒になりたい→自殺癖」
「美佳ちゃんが寂しくないようにお友達一杯→殺人癖」
のどちらかを発症…一生精神病院行きである。
運がいいね…本当に運がいい。
探索者が遭遇した時に色々と鬱っていたのは「冒涜的知識を吸収したため」
深川美佳復活のために、父親所持の書物を漁りまわっていた。
「Star Vampire?」
KPが使っている探索者の著書、という設定の本。
本当は別シナリオで登場する。
星の精について書かれた本であり、また星の精に対抗する防御・攻撃呪文を幾つか。
「竜胆さんと五月さんの関係は?」
KPとPLの悪乗りのより出来た。
竜胆さんの傷の原因だったり、その他もろもろあったりする。
…実にChaos。
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※他、質問があれば答えるかもしれないです