PCより
夢のレインボーブリッジと黒い家と天使の横顔
あの夢には妖精が棲んでいる。
そんな話を聞いたのはつい昨日の事。私はそれには特に気も留めず、
夫の帰宅を待ちながら爪を磨いていた。
ひと磨きするたびに滑らかになっていく爪の表面、研ぎ澄まされていく感覚。
爪磨きの手を止めて、自室に足を踏み入れる。
仕事机の二番目の引き出し、二重底になったそこには拳銃が潜んでいる。
甦ってくる。
彼との出会いが。彼との別れが。
―――そして彼を、殺した時のあの高揚が。
弾丸はあと五発。撃鉄に指をかけ、銃身を撫ぜるその指には、
彼に貰った結婚指輪が嵌められている。
あと一時間もせず、あの人はなんの憂慮もしないで、レインボーブリッジの
向こうから車を走らせて帰ってくる。
そう、私はそれを、優しく迎えればいい。
天使の笑みを浮かべながら。
そして、引き金をひく、それだけでいいのだ。
PLより
感動でした!
まさかあんな展開になるなんて!
結束した仲間、希望を持って一つの目標を達成していこうという美しい団結、
そして明らかになっていく秘密。裏切りに次ぐ裏切りで、
ばらばらになっていく仲間たち……。
最後のほうで、記憶を取り戻したメンバーの一人が、毒入りスープの中に
身を沈めながら親指を立てたシーンは涙なしには語れません。
しかし、最初のシーンで渡された出涸らしがあんな役割を果たすなんて、
一体誰が想像したでしょうか。
これ以上は私の口からは申せませんので、あとはお二人に任せます。
本当に楽しかったです!有難うございました!