Bルート最大の山場と言っても過言ではない。
今まで得た探索者の行動や十悪チェックシートをフル活用しよう。
そして、PLがこの単語、質問の意味が分からないと言ったことはキチンと答えてあげること。
閻魔の口調では答えづらいと思ったときなどは、別タブにて丁寧に教えてあげるといい。身近なことに例えて教えてあげると相手の理解の助けになるかも。
なお、判決に関してはKPの裁量に任せる。どこまでセーフでどこまでアウトか。悪いことをしたけど、その分こんな良いことをしたのでチャラだとか。そんな感じ。
で、地獄送りだが、閻魔の地雷である死神への明確な敵意を持っての攻撃などを行った者(理に背いた者)は、他の質問の推移に関わらず地獄送り。
そして地獄送りになった探索者がいる場合だが、KPはここで他の探索者による弁護の機会を設けても良い。
あまり粘られると進行が遅くなるので、アラームで時間制限を決めて行うと良いだろう。
もしKPを納得させるようなRPが為された場合、KPはそれを認めて説得や信用、言いくるめなどにKPが思う+や−補正をつけて振らせたりして地獄送りの結果を変えてもいい。
地獄送りの描写はKP各自でどうぞ。
ちなみにテスト卓では、裁判所で他の探索者たちと別れRPをさせた後で閻魔にそれっぽい宣告を行わせ
突如現れた黒い穴から出てきた鎖や縄や人の手などによってボッシュートされる描写を行った。
そしてその光景を見たほかの探索者たちには恐ろしい光景と同時に今まで共にいた仲間を失ったことによるSANチェック1d3+1/1d5+1を敢行。
なお、この裁判の形式だが、当然ながら自分の思うようにアレンジしても良い。あまり不自然なものでなく、探索者に説得力のあるものなら受け入れられるだろう。
なお、例としてはこんな感じ。●はPCの返答を表す。
例
――裁判所内は、外とは打って変わって静謐な空気に満ちていた
――君たちは示されるとおりに部屋の中央へ進む
――あたりに見えるは豪奢な服を着た鬼たち。彼らはその顔にシワを寄せ、君たちを荘厳に、沈黙を保って見つめている
――そして
――その彼らの中でも、一番高い、この場の最高位を示す場所に――彼女は鎮座していた
閻魔:「――これより、審判を行う」
閻魔:「なお、これはあくまで緊急措置であり、裁判は略式のものであることをここに宣言しておく」
閻魔:「公平な審判を」
高位の鬼たち:「「「「「公平な審判を」」」」」
閻魔:「我が裁き、それを汝らは見届ける。よいな」
高位の鬼たち:「「「「「仰せの通りに」」」」」
閻魔:「では、まずは○○○。前へ」
●
閻魔:「今よりお前の過去を見る。それを見て、我が審を下す。よいな」
●
閻魔:「心得た。では、審判に移る」
彼女は一切表情を変えずに手持ちの鏡を手にとり、正面に掲げてそれを見ています
閻魔:「……よし、理解した。ここでお前に幾つか問おう」
閻魔:「汝、人を殺めたか?」
●
閻魔:「よし。汝、盗みは行ったか?」
●
閻魔:「よし。汝、淫らに耽ったか?」
●「まだ性行為をしたことないです」
閻魔:「ああ、経験を問うているのではない。大事なのは、淫欲に溺れなんだか、ということだ」
●
閻魔:「よし。汝、妄語は吐いたか?」
閻魔:「……補足しておくなら、妄語とは、人を貶め、嘲る嘘である」
●
閻魔:「よし。汝、綺語を語ったか?」
閻魔:「これは、言葉を飾り、人を惑わせたかを問うている」
●
閻魔:「よし。汝、粗悪語を撒いたか?」
閻魔:「これは、人を罵る言葉をついたかを問うている」
●
閻魔:「よし。汝、離間語を申したか?」
閻魔:「これは、親しき人の仲を裂くことをしたかを問うておる」
●「友達は大事。そんなことはしていない」
閻魔:「親しき人とは、汝の傍人だけにあらず。汝、他人同士の仲を引き裂きはしなかったか」
●
閻魔:「よし。汝、貪欲で在ったか?」
閻魔:「これは、汝が物欲にかまけなんだを問うている。財を欲したか? 必要以上に、物を得ようとはしなかったか?」
●
閻魔:「よし。汝、瞋恚ではあらなんだか?」
閻魔:「これは、己の意に背くこと全てに怒を発するようなことがなかったかを問うておる」
●
閻魔:「よし。汝、邪見をもたなんだか?」
閻魔:「これは、謝った見識に基づいて物事を判断しなかったかを問うておる」
●
閻魔:「よし。しかして、この邪見にはもう一つ意味がある。汝、理に背こうとしたか? そう、例えば、死に背こうとしなかったか。死の定めを、ここに来てから否定しようとはしなかったか」
●
閻魔:「よし。これにて、問いを終える。判決を下そう」
●
閻魔:「汝は――――――」
閻魔:「――白。故に、人界に輪廻を。天というには、やや無理がある」
閻魔:「異はないか?」と彼女は周囲の鬼へと問います
高位の鬼:「「「「「異はなし」」」」」
閻魔:「……さて、しかし、汝には言っておかねばならぬことがある」
閻魔:「まず、輪廻の後の人界で、おまえの記憶は一切残らず。ただ、縁によるのみ」
閻魔:「新たに人の子として生まれいずるがよい」
閻魔:「そして――」
閻魔:「――これは私見ですが、あなたはもう少し〜〜〜〜〜〜し、〜〜〜〜〜べきです。――そう、あなたは少し、〜〜〜〜すぎる」
閻魔:「以上を以って、○○○の審を終える。下がるがいい」
●
閻魔:「よし。次、○○○、前へ」
〜中略〜
閻魔:「……では、以上を以って、○○○の審を終える。下がるがいい」
閻魔:「――以下三名の道は決した。これにより、この審判を――」
こんな感じ。この後地震が起きる。