貴方達は、
医療用AI『アスクレピオス』のテスター、或いは教育係に選ばれたチームである。
選出理由は、アスクレピオスが院内の医師、看護師のデータから最も適性のあるものを診断した結果である。
『アスクレピオス』は自動学習と教育によって性能を上げていく。
カルテなどの情報管理システムとしては実践域だが、疑似診断や処方に関してはテスト段階の域を出ていない。
後者の精度向上のため、貴方達は三年間『アスクレピオス』と共に過ごしてきた。
保守点検などもこなしてきたので、
全員《機械修理》《電気修理》の初期値が40となる。
また、医療従事者という設定上全員医大を卒業している事になるため、
EDUは18以上が望ましい。
医療用AI『アスクレピオス』
医神の名を冠する自律型AI。通常の処理能力に加え、擬似的な『人格』を有している。
可動年数は3年で、その期間は全て探索者たちと過ごしてきた。
本体であるコンピューターは管理ルームに存在していて、疑似人格であるアスクレピオスは
探索者たちが所持している端末に移動したり、回線で隠れていたりする。
アスクレピオスにあるのは『端末を操作する能力』だけで、これはデバイスによって制限されている。
スーパーコンピューターを最もうまく扱えるコントローラーとでもいったところ。
子供のような言動のAIだが明確な人物の形はしていない、端末に映るアバターは光の玉のような姿をしている。
言動はともかく、本質はAIなので思考は非常に合理的。
A端末
アスクレピオスを介在して使用できる端末。
大きさは縦25cmの横17cm、厚みは3cmほど。
探索者たちの4人と、烏橋が所持している計5台のみ存在している。
通常時はWi-Fiで通信が可能で、Wi-Fiが通じていない場合無線通信にはアスクレピオスが必要になる。
どちらもない場合、有線通信が必要となる。
チャット、通話、画像共有などが可能。