PCより
over the Rainbow
....目を開き、ふと思う、もしかしてあれは悪夢だったんじゃないかと
辺りを見回し、自分が病院の一室にいる事を理解し、私がまず取った行動は
皆の安否を確認する事だった、幸い皆命に別状はないモノの
鈴鳴さんとエリーシャさんは、何方もそれぞれ直ぐには面会できない状態らしかった
ふと、窓の外を見ると、今も雨が降り続いている....
この雨に救われたわけだし、正直、今の憂鬱な私の心境にはぴったりだった
「約束.....だから.....皆、一緒にケーキ買いに行こう...」ポツリと
窓の外、その声は雨にかき消されるほど弱弱しく響いた。
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そして、数日が過ぎた...連日、雨は続き結構な騒ぎだったようだが
今日は、幸い晴れている。清々しいまでの晴天だ
そうだ、晴れていてもらわないと困る!
なんたって今日は、あの時の皆でケーキを買いに行くんだもの。
ほのかちゃんは特に、うきうき気分が目に見えて伝わって来て
こっちまで幸せな気分になって来る。きっと皆もそうに違いない
鈴鳴さんは、その期待に応えるべく張り切っちゃって、全員分奢ってくれた
lω・`)いいよね?
こうして、皆でまた遊びたいな...次は富士急にでも行こうかな...とか考えつつ
ケーキを手に、皆でほのかちゃんの家に行く事になった。ご家族がお礼したいとの事だ
彼女の家まで歩く道すがら、あの出来事の事を、皆の事を、ふと考える。
本当に目まぐるしくて、それぞれ大変だった事は確かだ.....
鈴鳴さんは、何とか精神的の持ち直したようだ...怪物と出会い
彼の何かが壊れてしまったようで心配だったけど、今ではすっかり元の彼だ
ほのかちゃんと笑顔で話す姿を見て、やっぱりこうでなくちゃと笑みが零れる。
瀬田さんにはあんな事をしてしまって申し訳ない気持ちで一杯だ
興奮していたとはいえ、あんなことをしてしまうなんて
でも、彼はたった一言「しょうがない」と笑って許してくれた...本当に優しい人だ
エリーシャさんの手の怪我は、想像以上に大きいモノの様で...何か私が力になれればと考えている
私に出来る事なんて有るのか解らないけど、でも、きっと出来る事がある筈だ。
あの時の彼女の意志の強さと勇敢さを、私はずっと忘れないから....。
そんな風に皆の事を思い、感傷に浸っていたのだが
ふと、ほのかちゃんが何かに気が付いたようだった
「あ...虹だ!」と彼女は空の一点を指す
ほのかちゃんの指さした先、そこには大きな虹が架かっていた。
雲一つない青天の空に七色の橋を架けるように
「綺麗ねぇ....」ポツリと言葉が出た
そうだ、雨上りの後が一番、空が晴れ渡るんだ...
あの経験は辛く苦しいモノだったけど、でも、だからこそ皆でここに居る
いっぱい泣いて、いっぱい叫んで....だから、今はいっぱい笑うんだ
「じゃあ、皆で虹の向こうまで競争よ!」何言ってんだ私?
と思いながらも、足は思わず動き出した。
じっとなんてしてられない、世界には素敵な事が沢山あるから
「ちょ、待ってよ、お姉ちゃーん!」とほのかちゃんの驚いた声が聞こえる
振り返れば、呆れた皆の顔があった、でもその顔は自然と笑みが零れている。
そして、釣られるように、皆も駆け出していた。
走り出す足は止められない、悲しい過去なら振り切ればいいんだ。
たぶん、こうゆう気持ちが私を動かしている原動力なのだろう。
「追いつけるものなら追いついてみなさい!」
.....これから先も皆で、こうして笑って居られますように。
前に進む限り、きっと、いつだってその先に幸せが待っている。
Somewhere over the rainbow
<素敵な事は遠い所に、虹の向こうの何処かにあるんだから...>
PLより
深夜のテンションで書いたので文章が酷いですが、気にしないでください(目逸らし
まずは、KP様、PLの皆様、本当にお疲れ様でした!皆で生きて帰れてよかった....
皆さん其々が行動力があり、臨機応変に行動で来て本当に素敵でした。
そして、開始前に光ちゃんに変えて本当に良かった...やっぱり精神分析って偉大だなと痛感しました
後日談は約束通り皆でケーキを買いに行く感じのモノです。今度は富士急行きましょう富士急!
と言う感じで、これからもほのかちゃんを見守る感じで皆で遊べたらな、というのがPCの思いです
(後日談が実は不穏なENDなのは、それに気が付くまでが人生というモノ...
PLかKPか解りませんが、また今後皆様とご一緒する事が御座いましたら、その時はどうぞよろしくお願い致します!