PCより
あれからひと月
あれからひと月くらい経った。
体調の管理は問題がないはずなのに、時々妙な気分を覚えちゃう。
背後に誰かがいるような、大舞台で歌う時に似た重苦しい感覚。
あの時から正体がわからないまま、私の中には明確な疑念が残っていた。
春典は助かったけど、未だに腑に落ちないあの事件。
まだステージも山を登り切ったところなのに、息切れが苦しい。
「大丈夫か、周子?」
そんなあたしを見かねてプロデューサーが肩を叩いてくれた。
びくりと肩を竦ませて、あたしは愛想笑いで返事をする。
今は、そのわからない何かに怯えてる場合じゃないか、とあたしは軽く頬を叩いて奮起した。
「よし、周子ちゃん。まだまだ歌えるよ!」
似合わぬ空元気で笑顔を作ると、プロデューサーは苦笑いを浮かべて、無理はするなよとだけいって心配してくれた。
聞こえてくるお客さんの喝采を聞いて、次は自分の番だと気持ちを落ち着かせる。
オーケストラのようにとは言わないけど、私は歌と踊りでお客さんを楽しませたい。
その一心で、あたしは舞台裏の影から、スポットライトの光を浴びてみんなに笑顔を振りまいた。
ーーでもあの事件からあたしの人生が大きな転機を迎えたのは、きっとまた別のお話。
PLより
お疲れ様でした
楽しい時間をありがとうございました!どうも、はうまっちです
前半特に何もしてないんじゃないかと思えるほどの空気っぷりを醸し出していましたが、
後半辺りからちょっとずつ巻き返せてよかったです!
しかし結果的に、私も事件解決を早めるだけの結果となり、悔しいところはまだまだたくさん。
素敵で、頼りになるPLの皆様と共に探索できたことに改めてお礼を。
そして、この舞台を提供し、見守ってくれたKP様には感謝の気持ちでいっぱいです!
またどこか出会えたら、よろしくおねがいします!