機体解説
出典作品 | 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争 |
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形式番号 | MSM-03C |
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頭頂高 | 15.4m |
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本体重量 | 54.5t |
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武装 | バイス・クロウ、ビーム・カノン、魚雷発射管、120mmマシンキャノン、ハンド・ミサイル・ユニット |
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解説 | ジオン公国軍の統合整備計画によって開発された水陸両用モビルスーツ。 |
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専用機パイロット | ガブリエル・ラミレス・ガルシア ミハイル・カミンスキー |
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本館 |
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6弾M・06-015
証言タイトル | 「ジオンの『強さ』とは」 |
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内容 | 「『ジオンの連中をあなどるんじゃない』 わたしが常々ヒヨッコ共に教えてきた言葉だ。 ヤツらはこちらの考えも付かないような攻め方をしてくる。 たとえば少数の戦力で連邦軍基地を襲撃してくるような……うむ、たしかに無茶だろう? だがヤツらは、無茶を成功させる強い度胸と自信、そしてモビルスーツを持ってやがるのさ」 |
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インタビュー人物 | 連邦軍北極基地の教官 |
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備考 | 同弾M→Cと連作。 相手側の隊長曰く「無茶をやるのがサイクロプスだ、突っ込むぞ!」というセリフもあるため、とても強い。 |
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6弾C・06-016
証言タイトル | - |
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内容 | 「教官の話は本当だった。 とくにあの機体は、物陰からヘビのように地面を這ってきたかと思えば、腕のツメで相手をつらぬいたあと、そのまま自分の盾がわりに使って……もうここらへんでいいだろ? 思い出したくないんだよ、『一つ目の巨人(サイクロプス)』たちの記憶は」 |
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インタビュー人物 | 連邦軍北極基地のパイロット |
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備考 | こちらは上記Mの続き。 手練れのパイロットであれば敵の機体を盾に使う(相手からの攻撃を躊躇わせる)のは厭わず、それはジオンのサイクロプス隊だけでなく、連邦のムーア同胞団も行っている。 ただし、ノインに「汚い戦いをするな!」(バーストエール)と非難されることは避けられないだろう。 |
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Z2弾R・Z2-015
証言タイトル | 「人を『模す』意味」 |
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内容 | 「人は水圧に支配された海中で暮らすようには作られなかった。 その論理で考えれば、水陸両用モビルスーツも無理に人型を留める必要はないだろう? 『統合整備計画』によって生まれたハイゴッグ……そのシルエットが生み出す機能性は、まさにそれを証明しているとは思わないかね」 |
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インタビュー人物 | ジオン軍の技術者 |
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備考 | |
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Z4弾C・Z4-016
証言タイトル | 「兵士たちの『評判』」 |
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内容 | 「初期の水陸両用モビルスーツは、どことなく可愛げがあったが……このハイゴッグって、格好良すぎやしないか?」 「可愛げって……格好良いと思いますし、自分は恐ろしさも感じます。敵に威圧感を与える兵器としてはそれが正解かと」 「そりゃそうだけどよ」 「ま、隊長が仰りたいことも何となくわかりますよ」 |
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インタビュー人物 | ジオン軍のパイロットたち |
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備考 | |
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B5弾M・B5-010
証言タイトル | 「同じ『名前』を持つけれど」 |
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内容 | 「『ハイ』ゴッグって言うぐらいだから、もちろんその前身となったゴッグってモビルスーツも存在するんだ。 ハイゴッグよりも重装甲で、ガンダムの攻撃にも耐えたほどだって話もあるが……いかんせん、機動力はほめられたモノじゃなかったのさ。 その点こいつの身軽さときたら、同じ名前を持つ機体とは到底思えないレベルなんだよ」 |
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インタビュー人物 | ジオン公国軍の整備兵 |
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備考 | ただし、「流石ゴッグだ。なんともないぜ」と言われた重装甲がなくなってしまったので90mm砲弾で蜂の巣にされてしまっている(ゴッグならへっちゃらな攻撃)。 |
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B8弾C・B8-005
証言タイトル | 「人から『外れた』体躯」 |
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内容 | 「水陸両用モビルスーツって、苦手なの。 ザクやドムならいいのよ、あれはしっかりした人型でしょ? なんだかしっくりくるじゃない。 でも、長いツメとか、人間らしくない体型とか……あんなのが目の前に来られたら、生理的にゾワって来ちゃうのよ。 その分、いつもより多めにライフルのトリガーを引いちゃうんだけどね」 |
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インタビュー人物 | 連邦軍の女性パイロット |
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備考 | |
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BG3弾C・BG3-004
証言タイトル | 「宇宙に海は『無い』が」 |
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内容 | 「ジオンは地球を攻めるために、海から這い上がる必要もあったから……にしても、宇宙に海なんて無いだろ? それでもジオンは必死に研究して、水陸両用のモビルスーツを作ったんだ。 北極基地をぶっ潰したハイゴッグなんてのは、その極致だって言えるんじゃないの」 |
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インタビュー人物 | 連邦軍の兵士 |
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備考 | ジオンの水泳部や航空機は地球環境と異なるコロニー内で研究開発されているため投入当初は不具合も多かったが、改良を重ね、連邦軍に対して猛威を振っていくこととなる。 戦闘機のドップや本機の後継機に当たるカプールもこの末裔である。 |
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鉄華繚乱1弾C・TKR1-006
証言タイトル | 『末期』の機体 |
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内容 | 「モビルスーツ開発には一日の長があるジオン公国軍が、大戦末期に開発した機体の性能たるや……北極基地に多大な損害を与えた水陸両用機『ハイゴッグ』の戦果を見れば、それを事細かに説明する必要も無いだろう。 物量の問題さえ解決できれば、ジオンが戦争の勝者になり得ていた可能性も十分にあったのだ」 |
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インタビュー人物 | 民間のモビルスーツジャーナリスト |
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備考 | |
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VS1弾C・VS1-012
証言タイトル | 『新たなる』ゴッグは |
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内容 | 「このモビルスーツは、型式番号MSM-03ゴッグを基本とする全面改装型として開発された水陸両用機だ。 以前の姿からは似ても似つかぬほどに変わってしまっているが、これを開発した連中はハイゴッグこそ新時代のゴッグだと……それこそ全てを塗り替える程の意気込みで臨(のぞ)んだそうだよ」 |
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インタビュー人物 | ジオン公国軍の兵士 |
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備考 | 当初のハイゴッグはTVシリーズの初代に登場したゴッグのリメイクデザインだったが、プラモ化の際に新たに設定が作られ、結果的に別機体となった。 |
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OA6弾C・OA6-011
証言タイトル | 『全面』改装型 |
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内容 | 「ゴッグと名は付いちゃいるけど、ハイゴッグはそのコンセプトのみを継承して新設計された機体なんだ。 モノアイの形状やショルダーアーマーの構造も刷新されて機体の小型軽量化に成功、生産性も向上して終戦までにかなりの数が生産されたって話も聞く。 ま、もっとも有名な戦闘記録はサイクロプス隊が北極基地を急襲した例の事件だね」 |
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インタビュー人物 | 民間のジャーナリスト |
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備考 | |
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EB2弾C・EB2-003
証言タイトル | 改良『クロー』 |
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内容 | 「水陸両用機のゴッグから始まった両腕に装備するアイアン・クローは、対象物を掴むことが可能で、格闘戦にも対応できる準マニピュレーターとして高く評価されてきた。 ハイゴッグのクローはさらに改良が施され、特にバイス(VICE=万力・掴む)・クロウと呼ばれるのさ」 |
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インタビュー人物 | ジオン公国軍のメカマン |
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備考 | |
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OPR-003
証言タイトル | そして『やって来る』 |
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内容 | 「ジオンのモビルスーツは総じて怪物的とでも言おうか……特に水陸両用型なんてものは、微妙に人型から外れたシルエットが多いだろう? 実際の戦闘になればそんな印象を引きずる余裕など、もちろんないのだが……やはりあの姿には、どうにも苦手意識が拭えないのだよ」 |
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インタビュー人物 | 北極基地の兵士 |
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備考 | |
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