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phyファイル

phyファイルは、Skirtタイプ以外の揺れボーンの物理定義を扱う。
揺れの減衰率や硬さ、コライダーとの衝突半径、重力などを設定することができる。
modelファイルロード時に、条件に応じてphyファイルが参照される。

参照条件

モデルファイル内で最初に検出した揺れボーンについて以下の条件を満たす場合、
phyファイルが参照され、DynanicBoneが生成される。
  • 揺れボーンが存在すること(_yure_を含んだボーンが存在)
  • 揺れボーンタイプがSkirtでないこと
  • 検出した揺れボーンに親ボーンが存在すること
  • 揺れボーンタイプがHairの時、その検出したボーンの親ボーンの名前に文字列"hair"が含まれること
    (大文字・小文字区別無し)
全体の判定チャートは揺れボーンのページを参照

ゲームへの登録方法

ゲームフォルダの直下にあるMODフォルダ
 {COM3D2}/MOD/
の下に*.phyファイル配置することでゲーム上から参照できる。
サブフォルダ以下に配置しても参照される。

phyファイルの名称

{modelファイル内のmodel名}.phy
 ※ 異なるmodelファイルでモデル名が重複していると、どちらのmodelをロードする際にも同じphyが参照されてしまうため注意。

phyファイルのデフォルト名

設定項目

phyファイルの設定項目を以下に示す。
これらは主にDynamicBoneへの設定となる。
項目範囲説明
damping[0, 1]減衰率. 大きい値ほど元の位置にゆっくり戻る
elasticity[0, 1]復元率. 弾性. 本体の揺れに対抗する力
stiffness[0, 1]剛性. 小さいほど柔らかい
inert[0, 1]物理演算の無視率. 大きいほど物理演算を無視
radius0 ≦当たり判定の半径
endLength0 ≦ゼロでない場合、末端に追加のボーンが生成される
長さは最後の2つのボーン間の距離で乗算される
endOffset追加ボーンのオフセット座標
gravity重力。初期ポーズに適用される部分的な力は相殺される
force加える力
freezeAxisこれで指定した軸の方向には動かなくなる
(None, X, Y, Zの4値)
colliderfileコライダーファイル名
設定モード
設定項目のうち、
  • damping
  • elasticity
  • stiffness
  • inert
  • radius
には以下の3つの設定モードがあり、モードによって細かく設定することができる。
モード説明
StaticOrCurve全ボーン共通の値×カーブ値にて設定。カーブ値が空の場合は全ボーン同じ値となる
Partialすべてのボーンに対してパラメータを個別に設定
FromBoneNameボーン名に応じてパラメータを自動設定

補足 カーブ値について

補足 ボーン名に応じた設定値

コライダー
コライダーはcolファイルの内容に基づいて生成される。

その他

ファイル構造 T.B.D.

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