高藤仙道を実践するまとめ - 奇跡の華僑金儲け術/高藤聡一郎
奇跡の華僑金儲け術

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カバー


  ビジネス仙道・金の流れは気の流れ・金と気を操ればあなたも大富豪
  華僑経済の秘密を仙道で解き、スーパービジネスマンに変える、実用マニュアル

  経済は魔術である。その創始者こそ古代殷王朝の亡国の民・華僑たちだ。日本をはるかに超える華僑経済のダイナミズムの謎は仙道で解ける!現代の中国気功法は、膨大な仙道体系の医術的な側面でしかない。「積善の家に余慶あり」華僑独特の神秘的合理主義が生んだ経済サバイバル!

  「金の流れは気の流れ」華僑のこの言葉には、古代より集積されてきた膨大な体系の神髄が貫徹している。国家を超えた経済組織力を保持する彼らこそは、古代中国・殷(商)王朝に起源を持つ独自の文化の担い手である。
  彼らは、金儲けや経済戦争という現実的なシーンで、奇妙なノウハウを錬成させてきた。その得意技は、金と人の「気」を操るパワーなのだ。

はじめに


  華僑は、言葉だけの空虚なものは、一切信頼しない。事実だけが、それも自分が体験して役に立つと見極めたことしか信用しないのである。その代わり、世間一般では、およそ、非常識なようなことでも、自分に役立つと判断したら、世の雑音に惑わされることなく実践していく。この点が華僑の一大特徴である。

  古(いにしえ)の中国の商人が、実は仙人であって、ニーズ(台湾、香港、シンガポール)を含む華僑集団が、それを受け継ぐ人々だ、というのがこの本のテーマである。
  華僑やニーズについて、経済の立場からあれこれいう人は多い。しかし、私に言わせると、仙人だからこそ、あんなに商売がうまく、バイタリティーに富んでいるのだ。
  その秘密は、彼らが中国5000年の伝統文化・仙道をそれと意識することなく実践していることにある。
  中国5000年というのは、大体、中国の文化や物産を売り物にする人たちの常套句だが、仙道は、真実、その言葉に偽りはない。なにしろ、殷の時代(紀元前?−前1100)の文化そのものだからだ。
  私は、ひょんなことから、ニーズの成員のひとつである台湾に行き、高砂族の山村でばか酒を飲み、体を壊してから、紆余曲折を経て、仙道をやるはめになってしまった。
  その時は、まさか、それほど大仰なものとは思ってもいなかった。ところが、実際にそれを始めてみたり、台湾を初めとする華僑経済圏をうろちょろしてみたりするにつれ、そのパワーの凄まじさに驚いた。なにしろ、華僑経済圏内では、右を見ても仙道(というより”仙道的文化”)、左を見ても仙道なのである。

  例えば、中国料理を食べる。すると料理そのものが、即、仙道の食養法(食事と薬が同じところから来ているという発想)に則っている、ということを知らされるのだ。
  「いや、漢方から来たのだ」と医者の先生方は、すぐに目をむく。ところが、漢方そのものが仙道の分かれでしかないのだ。詳しいことは本文中で説明するが、初めに仙道ができて、その一部が漢方になっていったということが、中国の学者の手によって証明されているのだ。
  食べ物だけではない。今はやりの気功法も仙道なのだ。あれは、中華人民共和国ができたとき、昔からの仙道をやっていた人が、共産党の幹部の病気を治してしまったので、迷信追放の政府が苦しまぎれに考えたさせた名称なのだ。元の名は、吐納導引(吐納は呼吸法のこと、導引は仙道式のマッサージや体操を指す)といって、れっきとした仙道の行の一分野だったのだ。
  もっとある。金儲けにも使われている。もちろん、気功法をやって、即、金が入ってくる、というわけではない。気功法でいう「気」の感覚を利用するのだ。
  「気」のせいか、などといってはいけない。「気」を使って、天気までコントロールしてしまう華僑のビジネスマンまでいるのだ。「気」のせいだけでそんなことができたら、団扇を使って空だって飛べるだろう。
  「気」を自分のほうに引っ張れば、金が入るというので、会社でも工場でも、妙なものを作っていたのをこの目で見ている。「風水」というが、これを使うと、どんどん、業績が上がるのだと、ニーズや華僑の連中は得意になって言っていた。
  いんちきだ。最初、私もそう思った。でも、使用前と使用後の実績をとうとうと示されると、信じざるを得なくなった。見ず知らずの外国人にホラを吹いたって一円の得にもならないではないか。銭儲けに忙しい華僑たちが、そんなに暇なことを考える時間などない。
  いずれにせよ、これ以上詳しいことは、本文を読んで欲しい。そうすれば、驚くような華僑の世界が、目の前に現れるだろう。
  もちろん、それだけで終わるわけではない。彼らのようになるための「私の開発した華僑流潜在能力開発講座」も、2章分付け加えておいた。それを実践してみれば、即、華僑のような仙商に近づけると思う。是非、彼らの話が嘘かどうか、試してみることを薦める。

目次


第1章 世界3大商人と呼ばれる華僑たちのバイタリティーに満ちた奇妙なビジネス世界
    • 世紀末・ニーズパワーは華僑たちの世界から踊り出てきた
    • 華僑というビジネス集団が現れたいきさつ
    • 国などとうの昔に消え去っている人々
    • 不思議な金銭哲学の中に生きる華僑
    • 華僑は子供の時からサバイバル教育を受けている
    • 華僑のパワーを支える三つの秘密

第2章 謎・謎・謎の華僑たちの仙道的社会
    • 華僑たちの食文化にみる超合理主義
      • 極端な現実主義と非合理性のコントラスト/華僑の役に立つなら、見さかいがない食文化
    • 華僑たちが愛好する不可解な医学
      • 効くものなら見ばえの悪さなど関係ない/仙道より発した食養法/体験を長く積み上げて出来上がった医学/中国医学は仙道
    • 効果さえあれば手段は選ばず
    • 経営コンサルタントより呪術師コンサルタント
      • 呪術的なことが日常生活のあらゆるところに広がっている奇妙な華僑社会/諸事万端、依頼者の悩みを解決する呪術コンサルタント
    • 超能力者たち(?)がゴロゴロしている華僑社会
      • 気象をコントロールするビジネスマン/奇妙な能力を持つ華僑のビジネスマンたち/趣味と実益を兼ねた華僑の処世術
    • 大地のエネルギーを変えれば、どんどん金が入ってくる

第3章 仙人と商人をつなぐミッシングリング、謎の古代山東文明
    • 商人は古代殷の文化人から発した
      • すごく進んだ頭脳と呪術的発想を兼ねそなえた人々/殷(商)の王の司祭階級が商人の精神的支柱
    • 商人が作りあげた謎の古代山東文明
      • 殷(商)を滅ぼした周の政治思想/合理的な周の思想も殷の呪術的な思想と実は共通点があった/周が衰えた春秋戦国時代に活躍した諸子百家は出身がある地域に偏っていた
    • 仙道の符咒も風水も古代の殷から伝わった
    • 老荘思想にはビジネスの奥義が書いてある
    • 天下国家を売り買いした中国の仙商たち
    • アナーキーな中国の商人社会と華僑の発生

実用編 華僑流実践ビジネス仙道入門
      • 実用編に入る前に

実用編・第1部 華僑のエネルギッシュ・パワーを身に付けよう
    • 体と食品の「寒」、「熱」対応食養法
    • 味によって体の不調が整えられる食養法
    • 悪いところはその臓器で補う食養法
      • はっきりとどの臓器が弱いかわかっている人/体の状態あるいは症状などを通してしか不調がわからない場合
    • 仙人的うまいものを食べてパワーを付ける食養法
      • 「熱」性体質、および夏向きの食品/「寒」性体質、および冬向きの食品/呼吸器系が弱い人向き、乾燥した季節向き/体に湿分が多い人向き、湿度の高い季節向き/
      • 目を使いすぎる人、頭がのぼせる人向き、春向きの食品/精力が低下している人向き、冬向きの食品/風邪を引いたときの食品、冬向きの食品/
      • 精力をつけながら同時にストレスもとってくれる食品、四季向き食品
    • 寝てても起きてても出来るグータラ気功法
      • 寝床の中でできる気功法/座ったままでできるオフィス向き気功法/やや本格的な仙道気功法/呼吸による意識と体のコントロール法

実用編・第2部 「気」の感覚をつかみ華僑のビジネスマンのような潜在能力を身に付けよう
    • 「気」の不思議な感覚を味わってみよう
    • 人から発する「気」の情報を読み取るトレーニング
      • 相手の発している「気」から感情の動きを読み取るテクニック
    • 「気」を充実させれば、成功は向こうからやってくる
      • 「気」の充実がものごとの成功の鍵をにぎる/「気」の不足のバロメーター/「気」の充実度のバロメーター/「気」が不足しているときにビジネスに臨まなくてはならない場合の対策/「気」によって相手を自分のペースに引き込むためのノウハウ
    • 「気」の感覚がわかれば対人関係、セールスがうまくいく
      • 「気」の感覚の拡張法/相手から出る「気」の感覚情報
    • 相手から来る「気」の攻撃をシャットアウトしよう
      • その人の体、精神状態を見て発する「気」のタイプや敏感度を知る仙道的人間分析法

カラー口絵 華僑パワーのフルコース

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