前スレで外伝を予告編として投下した者です

ラストあたりをいじくってたもんで遅くなりましたが、
とりあえずさわりだけでも…


TS法

男子高校生の中から適性のある者を女性に性転換して子供を産ませる法律
それが施行されてから二十数年の時が経った

TS法は効果を発揮して少子化に歯止めをかけるとともに
その運用も洗練されてきた

次は性転換させた男子生徒にいかに
効率的に子供を産ませるかが重視されるようになった


「このクラスの今年のTS適性者を発表します」

続いて数人の男子生徒の名が読み上げられる

その中に俺、葉山達也がいた


俺の名前が読み上げられた瞬間、
目の前がブラックアウトした


俺は、これから男じゃなくなるんだ…


呼ばれるまま教壇に上がった俺は、
すぐにやってきたガタイのデカイ男たちに取り囲まれるようにして、
どこか宙に浮いた気分で他の適性者とともに連れ出されて国の施設へ連れて行かれた。


適性者はみんな青い顔でお互いの顔を見合わせていた
もうすぐ、みんな女の体に変えられる
そういう視線と自分もその中の一人だという絶望感がない交ぜになった表情だった
震えているものもいれば、どこか遠くを見ているものもいた
横を見ると、覚えのある顔があった。
「加納…」
中学以来の付き合いのある顔なじみの名前を呟いた。
そのなじんだ顔も、今日を限りで変わってしまう。
もちろん、俺もだ。
加納はポケットから取り出した何かをじっと見ていたが、
横の俺の視線に気づいてあわてて隠した。



施設についた後、トイレに行きたがる生徒が数人いた
俺もその一人だった
恐怖が尿意を近づけたのか最後に自分の息子を見たくなったのか
最終的にほぼ全員がトイレに行った
中には個室にこもるものもいた。中で最後の男の快感を味わっていたのだろうか
俺はそんな気分になれないまま名残を惜しむように立ちションベンをした
最後の立ちションベンか…

その後、簡単な検査を受けて、俺たちは与えられた薬を飲まされた
薬だけで女になるのかそのあと外科手術的なことをするのかは教えられなかった

最後に男の体でセックスしたかったな、と妙に場違いな感想を抱いたまま
俺はその薬を飲んだ

揺れる視界の中で、昏倒する生徒達の姿が映った



目を覚ますと、白一色の殺風景な部屋の中にいた
刹那、自分がいつもどおりの朝を迎えたような気分だった
しかし、その気分はあっという間に崩れた

ぷるん…

緩いガウン様の服を着せられた体の胸から伝わる妙な重み
「俺、女になった…のか?」
まだ半分覚醒しない意識を覚ましながら身を起こす
つい口をついて出てしまうセリフ
それが女の声で出ていることで、自分の身に起こったことを理解した

「チンチンがないけど、そんなに違和感ないもんなんだな」
そう思いながらも、つい股間に手が行く
しかし、そこには当然ながら何もついてなかった

目の前にある鏡が目に入った
目の前にはかわいらしく整った顔をした少女の顔があった

「美樹?」
目の前の顔を見て、つい一つ下の妹の名前が出た
それほどに今の俺の顔は妹そっくりだった

「美樹が、今の俺の顔をみたらどう思うだろうな…」
ふとそう思った瞬間、天井のスピーカーから女性の声が聞こえた

「皆さん新しい体でのお目覚めはいかがでしょうか?
これから今後の予定をお伝えしまうので20分後に
一階のホールに集合してください。
おトイレはそれまでに必ず済ませて置いてください」



そういわれて、ふと軽い尿意を覚えた
さっき行ったばかりなのに…
そう思いながら部屋の隅に「トイレ」とかかれたドアを見つけてさっそく入った
思わず意識して便座に腰掛ける

下を見ると、ちょっとした大きさの乳房がガウンを押し上げているのが目に入る
その形のよい乳房の向こうに股間が見える

今までとは比べ物にならないほど薄い茂みが目に入った
ちょっと力が緩んだ途端

ちょろちょろ…

股間から何かがこぼれる感覚があった
漏らした?と思ったが、すぐにそれが小便であるのに気づく
「力の入れ方が難しい…な…」
なにもしていないつもりがつい零れてしまう感覚
これに慣れるのには時間がかかりそうだった

後に聞くところによると、それに慣れていないうちは気づかずもらしてしまうこともあるから
集合前にアナウンスでトイレに行かせたのだそうだ

終わったらトイレットペーパーを使って股間を拭く
ふう…これからずっとこうしなきゃいけないのか…

どこか暗澹とした気持ちのまま女性としてはじめてのトイレを終えた





いつもとバランスの変わった体と低くなった視点に違和感を感じながらホールへ集まる
そこにいたのは同じようなガウンを着た少女たちだった

予定通りの時間、一人の白衣の女性が入ってきて点呼を取り出した
20代後半くらいだろうか、理知的な顔つきの女性だった。
次々と名前を読み上げる
加納…野沢…
男の名前を呼ばれておずおずと返事を返す美少女たち
あいつがあんな姿になったのか…
名前と姿を見比べながら目の前の美少女達が
ちょっと前までのクラスメートだったことを再確認した
「葉山達也君」
俺はすっかり高くなった声で返事を返した
全員が揃ったのを確認する
「みなさん全員無事TS処置を終えることができました。
これからみなさんには女の子の体になれるためのカリキュラムが待っていますが、
まずは身体測定をさせていただきます。
これで服や下着のサイズを把握させていただきます
最初の服としばらくの分の服は国費で用意させていただきますが、
それ以降はこのサイズを元に自分で買いに行くことになりますのでしっかり覚えてください」

ホールに並べられた測定器具に並べられて順番に体のサイズを測らされる
特にバストを測られたときは胸に食い込むメジャーが
気になって仕方がなかった

「あなたが葉山達也君ね?」
順番待ちの最中、さっき点呼を取っていた白衣の女性がやってきた
「すっかり綺麗になっちゃったわね」
そういうと俺の体をまじまじと観察してきた。
無性に恥ずかしくなった俺はあわてて胸を隠す。
「あはははは。なにもあたし相手に恥ずかしがらなくてもいいじゃない」
そう笑うと去って行った。



俺の身長や体重にスリーサイズ、カップまで測られた後、
それを書いたカードを渡される
ついさっきまでの男の体と比べて著しく身長が縮み、
体は女性的にされたことを再確認させられる

同じ思いを抱いていたらしく全員一様に
スタイルのよい女性になったことを示すカードを眺めては暗い顔をしていた
中には涙を流すものもいた。

そして、全てが終わったあと、再び集合させられる

「検査おつかれ様でした。
次は入浴です。処置で変わった体を今一度確認してください
その間にサイズに合わせて服を用意しておきますのでそれに着替えてください」

俺も含め全員が着ていたのはバスローブのようなガウンだけだった
暖房が効いているとはいえ心細いことこの上ない服装だったから着替えがあるのはありがたかった

さっきも正面にいた女性はさらに続けた
「先ほどもアナウンスいたしましたが、入浴前に皆さん今一度トイレに行っておいてください。
女性の排泄になれるまでは頻繁にトイレに行っておいて置かないと
お漏らしすることになりかねません」

そういわれて全員が思い当たるフシがあるのか苦笑いをこぼす
俺も先ほどの排尿の違和感を思い出していた

多数の個室のあるトイレでしばらく並んで再び便座に腰をかけるおしっこをする
軽く力むとちょろちょろ…とおしっこが出る
さっき出したばかりなのに、まだ慣れていないのかなと思う



続いて連れて行かれたのは脱衣場だった

全員一人の例外もなく目の前のガウンを脱ぐのを躊躇した
俺もそうだった
脱ぐこと自体は簡単だ
しかし、その下には変わり果てた自分の体、女の自分の裸がある
それが、簡単なはずの行為を躊躇させたのだ

意を決してガウンを脱ぐ

全身が外気に晒される感覚とともに
体の形状をおぼろげに伝える

鏡の向こうには丸みを帯びた女性の裸身があった。
鏡の中の裸身の少女は妹そっくりの顔をしていて、
その下には写真でしか見たことのない女性の裸があった。


ごくり…

まじまじと自分の裸を見る勇気がないまま
意識的に周りを見回すと、そこには全裸になった少女や
ガウンを脱ごうとしている少女達ばかりだった

そして、その中の少なからぬ人たちが
俺やすでに服を脱いだクラスメートの体を興味深そうに見ていた
好奇の視線に晒されていることに気づくとともに
それを注いでいる人たちの全裸の肢体を見て
二重に恥ずかしくなってくる

全裸の女だらけで、自分も全裸
そんな男の頃はありえないような眺めにどこか罪悪感と
自分の女性の体を見られた恥ずかしさが入り混じっていたのだ



そんな気分に襲われて目のやり場に困っていると
「葉山、随分色っぽい体になったよな」
後ろから小さめの身長の美少女に声をかけられた。
加納だった。
さっきの点呼で顔を覚えてなければ気づかないくらい
可憐な見かけの少女に変わっていた
「どれ、ちょっと触らせろよ」
その顔に似合わないくらい積極的に俺の胸に手をかけようとするのを必死で止める

むにゅ…

加納の胸に手が当たる
その胸と小さな乳輪が目に入った
視線を感じた加納があわてて胸に手をやって我に返る
自分も女の体であることを思い出したようだ

そんな小競り合いの果てに
「入浴時はなるべく互いの裸を見ない」
という不文律が成立し、入浴となった



みんな無言のまま浴槽へ入ったり体を洗ったりしている

周りを意識的に見ないようにすると、自然と自分の体を意識せざるを得なくなる
体を洗おうと視線を落とすとそこには豊かな乳房があった
「おっぱい…」
女の高い声で言うと妙に気恥ずかしくなる

そこにあるのは昨日までは見たくても見られず、
写真や想像だけで自分の性欲をかきたてていた女体という存在
それが、今は自分のものになっている

なんか自分の体ではなく、誰か知らない女の子の裸を見ているような
恥ずかしさがつきまとっていた

自分の体がお風呂の熱さやタオルの感触に敏感になっていることを
自覚しながらそろそろと体を洗う

隣に一人の少女が伏目がちに座って体を洗おうとする
「これが俺の腕…これが今の俺の脚…」
そうつぶやくと
「うっ…ひっく…」
嗚咽を聞いてあわててそっちへ目を移す
そこにいたのは野沢というクラスメートだった
たしかレスリング部のエースだと聞いたことがあった
「俺の体が…こんなか弱い体になっちまった…」
体育の授業で体力と鍛えられた体を自慢していた思い出す
野沢にとっては自分の全てを奪われた感覚なのだろう
「返してくれよ…俺の鍛えた体を…」
野沢はそのまま体を洗うのも忘れて誰に言うとなく泣き伏していた

同じように体育会系の部活に入っていた何人かのクラスメートが
野沢同様に周囲よりも一層暗い表情を浮かべていることに気づいた。

その隣で一所懸命野沢に何か言い聞かせている少女がいた。
姿が変わってしまったので名前と顔が一致しないが、
どうやら野沢と同じクラスだったようだ。


風呂から上がると、脱衣籠に人数分のパンティと服があった
「ブルマ?」
摘み上げた小さな服を見て呻いた
「これを穿けというのか?」
異口同音に上がる声
しかし、他に服もないようなので仕方なく服を着ることにする
なるべく裸を見ないようにしながらパンティを穿く

ブラジャーはと見回すがなかったのでそのまま上着を着る
上着は男の体操服と変わらないが、サイズの小さな体操服がぴったり合うのがどこか寂しかった

そして、目の前に摘み上げられたブルマ…
「穿けるのか?これ」
思わずそう思うほど固く、小さかった
悪戦苦闘しながら穿くと、お尻の肉がブルマに食い込んでいくのがわかる
太腿が股間近くまで外気に晒される感触
鏡を見ると、そこには妹そっくりの可愛らしい少女がこっちを見ていた
上着からちいさな突起が浮いて見える
動くとぷるぷると揺れる感触と擦れる小さな痛みが伝わってきた

丸見えの太腿を気にしながら俺は浴室を出た
自分が女装をしているような頼りなさがつきまとって離れなかった

例によって再びトイレに行かされる。
さすがにそろそろお腹に力を入れれば出るというわけにいかなかったが、
女の体でおしっこするのにどこに力を入れるかがわかってきた気がしてきた。



それから俺たちは案内された教室へ向かった。
めいめいに机に案内される
その机の上には色とりどりのブラジャーがあった

これから俺たちは女の子の下着の着方や生活の仕方について学ぶことになるが、
目の前のブラジャーを着ることがその最初のものだったのだ
全員が今体操服を着させられている理由のひとつを痛感した瞬間だった

全員上着を脱いで言われるとおりにいろんなブラジャーを着けさせられる
回り中で大小の乳房が揺れる様が目に入るがもうみんな誰も気にしなくなっていた

ブラジャーを着けさせられたら、胸の不安定感がなくなり、
胸がきっちりサポートされた感じがした
その代わり、胸がますます強調されてしまい、自分が女になったことを
再確認させられた

一日目の講義は男と女の体の違いや生活面での違いを中心に進んだ
続いて、俺たちはトレーニングコースに移動させられた
「あなたたちは今、女性の体になっています。
体のバランスがいままでと変わっているのは実感しているでしょう。
それになれるために、ここで決められたトレーニングをしていただきます。
体になれるのが目的なので、あまり全力を出さなくても構いませんが、
今の女性の体には出来るだけなじむよう努力してください」
そう言われた俺たちは、トラックや簡単な運動器具で構成されたコースを走らされた。
体のバランスや力が今までと全然違ったものになっているのを実感させられたが、
トレーニングコースを走る内に体のバランスには徐々に慣れてきた。

むしろ、普通にしているときにはサポートしてくれていた
ブラジャーのサポートが耐え切れなくなって揺れる乳房の感触や
外気に触れる太腿が気になってしかたなかった。

ふと、周りを見ると必死の形相で運動器具に取り組んでいるものがいた。
レスリング部のエース、いや、エースだった野沢だ。
野沢は可愛らしい体に似合わないほどの運動量をこなそうと
必死で思いのままにならない女体を操っていた。

「なんとしても…あの体を…取り戻してやる…」
うわごとのように野沢は運動器具と果てしのない格闘を続けていた。

それは、やがて体が言うことを聞かなくなってへばりこむまで続いた。



講義が終わって再びトイレに行き、
すっかりなれた女子トイレに腰を下ろすとどっと疲れが出た

トイレを出た俺を待っていたのはさっきの女性だった。
「ちょっといいかな?」
そういわれて、言われるまま屋上へ連れて行かれた。
「俺に…なにか話でもあるのですか?その…」
女の声と会話が合わないことを自覚しているが、
これはどうしようもないことだ。
「ああ、自己紹介がまだだったわね。あたしは梓。蔦上梓というの」
梓さんはそれだけいうと、俺に背後を向けた。
「葉山君はTS法で女性にされたのよね。クラスの中での適合者ってことで」
誰に言うとなくつぶやいた
「適合者…どうやって決めているか知っている?」
それからしばらくの間にいろいろな話をしてくれた
適合者が決まるまでのプロセスと、TS措置が定着するまでの努力と、失敗の歴史
そして、梓さん自身のこと…
さっきのトイレについての話もここで聞いたが、結局梓さんが
俺に何を言いたかったのかはわからなかった。
「…こうなっちゃったんだから、あなたはこれから
女性として残りの人生を生きなきゃいけなくなった。
それはあたしにもどうしようもないけど、
なにか今の体に関して辛いこと、理不尽なことがあったら
あたしのところへ来なさい。相談に乗るわ」
そういって俺に名刺を渡していった。


その後は食事を終えると再び入浴の後、部屋に戻る
ベッドには着替えのパジャマが備え付けられていた

ベッドの上に胡坐をかくとブルマ姿の自分の姿が目に入る
視線は自然と胸のふくらみとブルマが強調する腰に移った

「女ってどんな感じなんだろう…」
ブルマの上からそっと触れてみる

!!!

胸から感じたことのない感覚が伝わる
触った感触と触られた感触両方が伝わってくる
服の上からさわってみるが、じきに物足りなくなって
ブラジャーを外してしまった

露出する胸を直接触ると胸の柔らかさと
触られた恥ずかしさがいやおうなく増してゆく

それとともに、体の奥底で火照るものを感じる
ふと鏡に目が行く

そこには妹そっくりの女の子が大きく股を開いて
自分の胸を揉んでいる姿が映っていた
「これが…今の自分…」

妹のあられもない姿を見てしまったという背徳感を感じながらも
火照った体をどうすることも出来ずに
ブルマへ手を伸ばす

ブルマで強調された股間をさわるとじゅんと濡れる感覚が伝わる
女の子って…こうなるんだ

いままで経験のなかった女体のメカニズムに触れて
新鮮な驚きを感じながらも自分の体を探求する

胸を交互にもみながら、股間を指で探る
鏡に映る妹そっくりの顔がますます淫靡さを増す

その罪悪感がますます体を火照らせてゆく

いつしか妹を犯しているような錯覚に陥りながら
自分で自分の体を慰めている

自分の体を探求しているつもりが
いつしか妹になって男を受け入れているような感覚になっていた



「…あふ…うっ…」
漏れる喘ぎ声
まるで自分が女の子を喘がせているような感覚と、
女として感じている実感が入り混じって心をもてあそぶ

男のときのオナニーとまるで違う
快感の海におぼれていくような感覚を感じていた

指が一本濡れた股間に飲み込まれた
「痛ッ!」
そう思いつつも股間は細い指をくわえ込んでいくのを感じる
ビクビクいいながらぬめる液体を垂れ流す股間の粘膜の感覚を
指で感じながら高みへ押し出されていく

「はあっ…は…あ…」
呼吸が荒くなっていく
火照る感覚が自分の手を動かして
それがますます体を火照らせる

きずかない内に腰が浮いていき、上半身は弓なりにそっていく
快感が痛みを塗りつぶし、視界がぼやけだした頃


「え?何?えええっ?」
今まで体験したことのないほどの快感の波が襲う
大きくなる快感が大きな波のようになって自分をさらおうとしていた

「ああっ!!!あん!!やあああぁぁっ!!」
ひときわ大きな声とともに、感覚がはじける
頭の中が真っ白になる

これが…女の子の…

そう思いながら俺は絶頂に達した


女の子としてはじめての絶頂だった

ぼんやりと回復した視界には天井が映っている
そのまま首を回すと、洪水さながらの股間を晒した妹そっくりの姿が鏡に映っていた

俺は猛烈な自己嫌悪に迫られたままパジャマに着替えて眠りについた
自分の女の体から伝わる違和感でしばらく寝付けなかった





翌朝


朝一番でトイレに行き、顔を洗ったあと配られた服に着替える
いわゆるキャミソール系の裾の極めて短いひらひらの服だった

肩口や胸元はおろか、太腿まで丸出しで
ひらひらした布地が落ち着かない気持ちにさせる



全員集合すると、みんな同じような服装をしていた
だれもが不安そうに胸や太腿を隠そうとする

案内された机の上にはそれぞれに女の子の名前が書かれていた
それが意味するところは明らかだった
「おはようございます。昨夜はゆっくり休めましたか?
机の上の名前はこれからのあなた方の名前です。
これからはこの名前で呼ぶことになりますから
慣れていってくださいね」

俺の名前は「美穂」
妹と一字違いの名前であるのを偶然だと感じた

その日の講義は多種多様な服を着せ替え人形のように着せられた後、
女の子の物腰、歩き方。
さらに化粧の練習へと進んでいった。

「お、きれいになったじゃん、美穂」
横から顔を出すのは今朝、麻奈という名前を与えられた加納だった
「うるさいな。人のこという前に自分の化粧しろよ」
声が女の声でも、いくら授業で言われても口調が簡単に直るわけではない
教えている側もそれを承知しているのかあえて直そうとはしていないようだった

「それにしても綺麗だよな、お前…」

加納はそういって去っていった






個室のドアをノックする音がした

ドアの前にはパジャマ姿の加納がいた

加納を部屋に通すと、加納は服を脱ぎながら驚くような提案を始めた

「あのさ、俺の体触ってもいいから、お前の体触らせてくれないか?」

「な、何を言ってるんだ?俺たち男…」
言いかけて重要なことに気づいた
「女同士だろ?お互いに一昨日までは男同士なんだからわかるだろ?
自分のじゃない女の体を見てみたくないか?」
言われて加納の胸に目が行った
その胸は俺のそれよりは小さかったが
それでも十分な大きさと形のよさを持っていた

女の体に興味が消えたわけではなかった
自分以外の女の体が気になるのも事実だった
それを見て取ったのか加納は服を脱ぎ始めた
そこにいたのは男のクラスメートではなく、小さめの体を持つ女の子だった

「わ…わかった…その代わり、お前のも触らせろよ」
目の前の裸体への気まずさを打ち消すように俺も服を脱いだ
いつ見てもなれない女物の下着を脱ぐと、目の前には全裸の加納がいた
「はじめるぞ…」
いざとなるとおずおずとした態度になった加納
俺はその胸に手をやった
小さくなった俺の手にはやや余るサイズの胸
その感触が伝わってくる
自分の胸と違う胸を触っている感覚
思わず夢中になってもんでしまう
「なん…か…変な気持ち…ん…」
加納の声もどこか艶を帯びたものに変わった
俺はそのまま大きく開いた股間に目をやる
自分のでは見ることの出来なかった女の絶景が目の前にあった
「さわっていいか?」
思わず聞いてしまった
加納は小さくうなずいた
目の前に晒される秘裂からそっと蜜が流れる
自分にもあるだけにそっと触ってみた
「ん…んっ…」
艶を帯びた声が漏れる。とても加納のそれとは思えなかった



「…なあ、俺にも…さわらせ…ろよ」
そういわれて我に返った
俺はゆっくりと足を開いた
目の前にいるのが女の加納なのに妙に気恥ずかしくなった
加納が俺の胸を触る
「…んあ…」
他人の手で触られる感触に思わず声が漏れる
加納はむしゃぶりつくように俺の胸をもみしだいている
体中が昨日の夜のように熱を帯びてくる
「…んっ…あ…はぁ」

加納に目をやると、片方の手を自分の股間にやっている
「…なぁ…お互いに…横になって…しないか?」
ふと思いついての提案だった
お互い横になってお互いの股間が顔に行くようなシックスナインの体勢をとった

俺の視界は加納の女性器だけになった
自分の胸も体も目に入らない
横になった俺たちはお互いに目の前の女性器を刺激しあう
「ん…はぁ…あっ…」
「あ…ふぅん…やっ…」
お互いの口から漏れる声は女のそれだったが、
繰り返される刺激で浮き立った頭はそんなことまで考えさせてくれなかった
お互いの蕾をお互いの口と指で刺激しあう

加納が触ると俺が舌で舐める
俺が舐めると加納が舌を差し入れる

まるでお互いが男に戻って女を刺激するような気分で高めあっていった

「あ…ううん…きもち…いい…」
「や…ふわぁ…ん…はぁっ…」
お互いの声が徐々に高まっていく

いつ達したのかはっきり記憶にはなかった
どこまでも登りつめる感覚と、自分の股間が熱をもってとろける感覚
それにしたがって指や舌で刺激しあったのだ

とろとろの愛液を流して横たわっている二人が我に帰ったころには
夜が白みはじめていた



3日目

最終日の今日は、全員化粧をしたうえで街に買い物に出ることになった
指導されながら化粧を施して、かわいい服装を着た俺たちは
どこから見ても女の子にしか見えなかった
俺自身も鏡に映る妹そっくりの容姿が自分のものだとは思えなかった

街での買い物は正直ドキドキの連続だった
いくら自分の姿が女の子そのものだといっても
女装しているような恥ずかしさは消えなかったし、
突き出した胸を強調するような服装は
周りから見られているような感覚がつきまとっていた

さらに、買い物をするようにいわれていたものにも原因があった
女の子として生活するための日用品を買うように言われていたのだ
服や化粧品、そして生理用品や下着

特に下着を買うために店の中に入るときは
罪悪感すら感じてしまった

戻った俺たちは簡単な報告の後制服が渡された
明日から女の子として通学するための制服だ。

その後、俺たちは自分たちの家に帰った

家族には事情は伝えられているから驚かれはしなかったが、
今までと違った体の自分が家の中で浮いてるような気がして仕方なかった
そんな気分だったので美樹が
「これからは同じ女の子なんだから何でも聞いてよ」
と妙に自信満々に言うのが妙に頼もしかった。
「これからは彼氏を探さなきゃね」
その一言さえなければ…

とりあえず荷物を直して明日の用意をしたら夜遅くになった
ふと通りがかった美樹の部屋に見覚えのある男の写真があった。
一年前ストーカーに付けねらわれていて、解決に走り回ったことがあったが、
犯人もわからないままいつの間にかいなくなったことがあった。
それが、今や彼氏を持つようになっていたのか。

彼氏…か…
これからは自分がそれを探さなければいけないんだよな…



翌朝

「これを…着るのか…」

俺が持っているのは昨日支給された通いなれた学校の女子制服。
なまじ見覚えがあるだけに着るのは凄く恥ずかしかった。
はっきりいうと注目されている気がしてしようがないのだ。
その辺の通行人でそれなのだ。クラスメートに今の姿を見られたら…

そんなわけでいつもより随分と早い時間に家を出た
それでも登校中は見ず知らずからの視線が気になって仕方なかった。

そんな中一人の姿を見つけ出して声をかけた
「おはよう。やっぱり早めに家を出ようと?」
加納だった。同じように女子制服を着ている
身のこなしが硬くて傍目に見ると初々しいことこの上ない
問題は自分も同じ身の上だということで。

「まあね。でも、これから卒業までずっと…なんだよな」
「そう…だよな…」
お互い表情が暗くなる。
これから自分達が学校ですることされることを考えると
明るくはなれなかった。
「綾香にどんな顔して会えばいいんだろう…」
加納がひとりごちる
ちょっと前にスレンダーな女の子と二人で写っている写真を
見せられたことを思い出した。
「お前、そういえば…」
あの日、加納がじっと見ていたのは…
「そうだよ、指名されたときも、初めてこの体を見たときも
まっさきに思い出したのが綾香のことだ。
お前に見せた写真あったろ。あれを見ながらずっと考えてたんだ。
これから綾香の彼氏じゃなくなる。
綾香を女として抱くことが出来なくなる。それが辛かった。
その現実が怖くなっていたんだ。だから…」
積極的に明るく振るまってみたり、
俺と二人で女性としての快感を味わっていたりした、この3日間の加納の言動
それはすべて自分の身にかかった現実を何とか受け止めようとしたがゆえのことだったのか。
加納の俯いた顔にどこか薄暗い影がさして見えた。
この影が、消えるときは来るのだろうか…



学校に着く

とりあえず事前に申し伝えられたとおりしばらく職員室で待機して
朝礼とともに先生とともにクラスへ向かう。
転校生のような扱いだが、いきなりクラスメートにもみくちゃにされるよりは
こっちのほうが気が楽だった。

教室を見回すと、そこには見慣れたクラスメートがいた。
友人も、そうでないクラスメートも。
これから俺は女としてあいつらの誰かの子供を産まなければいけない。
底知れない不安にかられながら自己紹介をした。
「葉山…美穂です」
まだ慣れない自分の新しい名前だった。

最初の休み時間でいきなり質問攻めに会って結局もみくちゃになった俺は、
なんとかそれを受け流して、近くの瀬川の机まで逃れてきた。
「瀬川、悪いけど、この3日間のノート貸してくれないか?」
ガリ勉というわけでもないし、こうなっちゃうと勉強どころでもない気もするが、
ずっと妙に好奇に満ちた色気ばんだ視線に晒されるのも嫌だった。
「いいけど、お前のエロ本貸してくれよ。もういらないだろ?」
そういって大笑いする。
「バカ野郎、あれは俺の秘蔵品なんだよ。それよりさっさとノートを」
そういいかけたところで瀬川は笑顔で首を振った
「残念だけど無理だ。今加納のところへいってる。あいつはあいつで大変だからな」
嫌に手回しの早いヤツだなと加納のことに感心しながら席に戻った。
とりあえずは他のヤツから借りて、後で加納から取り返すことにしよう。
俺は教室を見回して後腐れなく借りれそうな人を探した。
下手なのから借りるとあとあと「お誘い」の口実に使われかねないからだ。
さっきの質問攻めに加わっていなかったクラスメートが適当だろう。
俺は教室を見回して品定めを始めた。



昼間の授業は午後になると落ち着いていつもと変わりない様相になっていった。
俺たちの性別を除けば、だが。



TS法で女性になった俺たちは卒業までに誰かの子供を妊娠しなければならないが、
誰でもいいというわけでもない。
そこが俺たちにとっての救いだった。
まず、生理が来るまでの一ヶ月は誰も手を出すことは出来ない。
それが経過してから、クラスメートから「お誘い」が来て、それで気に入ったら承諾するという流れだ。
断ることはできるが、妊娠しないまま一年が経過すれば全員としなければならなくなる。
しかし、その「お誘い」のシステムには二つの問題があった
ひとつはどうせしなきゃいけないならと受ける側がお誘いを選別する傾向があることと、
もうひとつはその結果としてギリギリまでお誘いを断ることから相手が偏る傾向があることだった。
いくらなんでも100繕瓩ぅ團兇笋っさん顔の男としたいものは限られている。
それを問題にしたものがいたらしい。
これから毎日続く行事はその「不平等」を是正するためのものだった。



放課後

「今日の日直は中野だな。後で実技室まで来るように」
それを聞いて中野の顔を見る。目が合った中野は妙な目線を俺に向けてきた。
目線を合わせられずに俺は目を伏せた。
「あと、分かっていると思うが葉山は今から実技室の隣の実技準備室に行くように」

俺たちは、授業が終わったあと校舎の一角に設けられた実技準備室へ向かった。
そこでは加納や野沢などTS適格を受けた女子生徒たちがいた。
実技室に実技準備室…それは、俺たちが円滑に子供を為すための教育を受ける為の部屋だった。
やがて、担当の教師が来た。
教師は俺たちにひどく事務的にこれからすることと部屋の割り当てを告げた。
「ま、やり方は知ってるだろう。終わったら部屋のボタンを押すように」
それが俺たちへの死刑宣告のように思えた。

俺は、告げられた部屋の前でしばらく立ち止まる。
心臓が早鐘のようになり続ける。
逃げたいけど、逃げることは許されない。
ドアの向こうには中野がいるはずだ。
これから俺たちは毎日一人ずつクラスメートを相手に奉仕してイかせなければならない。
その手段は何でもかまわない。手でやっても、いっそセックスしてもいい。
お誘いを受けられたものだけだと特定の生徒に固まることから起こった制度だが、
正直今の俺はこれを不公平と考えたやつを呪いたくて仕方がないくらいだ。



さっさと済ませてさっさと終わろう
そう思った俺はドアを開けた。
そこには全裸の中野が手足を拘束された状態で寝かされていた。
とりあえず無理やり犯されることはないということで、そこだけは安心した。
それでも、今の俺には目の前の中野のペニスが凶悪なまでの存在感を放って見えていた。

俺は服を脱いでいく。クラスメートに裸を見られるのは恥ずかしいけど、
それで早く終わってくれたらいいかという思いがあった。
俺はできるだけ色っぽく脱ぐように考えたが、その効果はよくわからなかった。

上着とスカートを脱ぎ、ブラジャーとパンティを脱ぎ捨てる

一糸まとわぬ姿になった俺は中野のペニスへ目をやる。
男の性のなせるわざかそれが徐々に大きくなるのが見て取れる。
後は…アレを…


…さわらなきゃいけないんだよな…

ふと自分の下半身に目をやる
今の自分から消えてしまった男の器官
それが目の前で禍々しい姿を見せていた

数日前までは自分にもあって、慣れ親しんでいたはずのペニス
この数日間で、自分から消え去ったけれども、その面影は忘れていない。

それなのに、目の前のそれは、今の俺の記憶にあるそれとはまったく異質だった。




今の自分はアレを持っていない。
その代わりにアレを受け入れる女の器官を備えていて、
目の前のペニスは自分を貫こうと隆隆になっている。


怖い


自分がこんなに頼りなく思えたのは初めてだった

恐る恐る勃起しているペニスへ指を這わせる。
男だったときのオナニーの記憶を思い出しながら手を這わせる。
中野はあからさまに不満そうな顔をするが、無視してやった。
これから俺はクラスメート全員に同じことをしなきゃいけないんだから…

一所懸命しごいてやった。これでイかせられれば今日のミッションは終わり…

…になるはずはない。俺が男だったらそうするはずだ。
中野は必死にこらえながら出さないようにしている。
出すまで終わらないのだから、粘れば粘るほど過激なことをしなければならなくなる…
その期待が透けてみえる。

これでも元男なんだから、何とか手だけで済ませてみせる…

そう意気込んだが、しごけばしごくほど意固地になっていくかのように
硬くなったペニスはそこで動きを止める。


目の前には隆々と勃起したペニス。
これを射精させるにはどうすればいいか…頭の中に浮かぶ答えを必死で打ち消すが、
それ以外どうにもならなそうだった。

やるしか…ないのか?

俺は、アレを…口で…


俺は一度深呼吸して、中野のペニスに舌を這わせた



ちろ…ちろ…

うげえ…気持ち悪い…
そういう気持ちを必死で打ち消す。

これは自分のためなんだ。そう言い聞かせる。

徐々にむくむくと固さを増すペニスに恐怖を感じながら
舌を亀頭に這わせると、ちょっとしょっぱいものが舌についた


我慢汁だ。直感的にそう思った

もう少し、もう少し…

そう思った俺は中野のペニスを口にほおばった。
頭を前後させて中野のペニスをしゃぶる。

今、俺は中野にフェラチオしている…

俺は中野の顔を見ることが出来なかった。
クラスメートのペニスをほおばる自分の姿の情けなさに涙がうっすらと出る。




口の中がペニスの味で埋まっていき、気持ち悪くなってくる。
でも、やらなきゃ…

自分を追い込んで中野に奉仕し続ける


そして…


ビクビクッ

不意にペニスが脈動する
それの意味するところに気づいて口を離そうとするが遅かった

口からペニスが離れた瞬間、俺の視界が白濁した液体で埋まった。
顔中に伝わる生暖かい感触
唇につたいおちるそれの味…


精液


オトコノセイエキ



俺は、泣いた


女の子の泣き声そのままのすすり泣きに自分が恥ずかしくなって
ますます涙が出てしまった。

嗚咽が止まらない。


俺は男のペニスを口に含んで女として奉仕していたのだ
その事実を再確認するとともに、とめどない涙がこぼれる。

部屋に準備されていたシャワールームに駆け込んで体を洗い落とす
顔にこびりついた精液を念入りに落とす

落としても落としても、顔に残る感触が消えない
顔を伝う水滴とともに、再び涙が流れた
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