『それ』は突然降ってきた。
「きゃあっ!」
「うぎゃああっ!!」
 ダビングを重ねた裏ビデオを見ながらシコシコしてた俺に、頭を飛び越すよ
うなものすごい勢いで何かがぶつかってきたのだ。その拍子に、俺はどぴゅっ
と発射してしまった。
「いった〜……」
 その赤い服を着た何者かは、俺と年代物のテレビの間に寝転がって頭をさすっ
ていた。
 築30年のおんぼろアパートには似つかわしくない派手な服を着た女だ。いや、
正確に言うと、この季節にはよく見かける服ではある。
「おい、どっから入ってきた」
 俺はザーメンが垂れている握ったアレをしまうのも忘れて、女に話しかけた。
「サンタクロースです」
 その通り。女が着ているのは、赤い服に白い縁取りのあるサンタクロースの
服だった。
「ふざけるのもいい加減にしろ! どこのバイトだ、お前は。宅配便かピザ屋
か。ピザ屋だったら俺は注文していないぞ。いや、誰かに頼まれたのか? 俺
をからかいに来たのか」
「普通はあなたみたいな大きな人の所へは行かないんですけど、本当です」
 サンタは俺のモロ出しのアソコを見ても、平然としていた。
 なんだ、驚かないのか。
 俺はなぜかがっかりしながら、ティッシュで後始末をしてトランクスとズボ
ンを引き上げた。ビデオはまだ回り続けていて、あんあんという喘ぎ声が小汚
い四畳半に響いている。

 目の前にはサンタの格好をしたコスプレの女が、ぽかんとした表情で座って
いる。シュールだ。
「女のサンタなんているのかよ」
「まだ見習いなんですが……女性ですか?」
 女は喉をなでながら言った。
「どっから見ても、お前は女だが?」
「もしかしたら、あなたの願いのためにこうなっているのかもしれませんね」
 サンタは一人で納得して、一人でうなずいている。
「おいこら、一人で納得していないで説明しろ。お前は何者で、どうしてここ
にどうやって侵入したんだ」
 俺の嫌味と怒りを秘めた声にもかかわらず、女サンタはしれっとして座りな
おし、正座をして俺に向き直った。
「えーっと、私はサンタクロースです。性別はありません。サンタクロースと
はそういう存在なんです」
「オカマなのか?」
「いえ、元々性別というものがないんです。でも、外見は人間の男性になって
ます。サンタクロースとはそういうものだと一般には思われてますから」
 そうか。道理で俺のアレを見ても驚かないと思ったが、そういうことなのか。
いや、でも待てよ?
「サンタって、ヒゲ生やしたじじいじゃないのか?」
「そういう方が一番多いですね。子供達がイメージする姿になるんです。大昔
はこんな格好じゃなかったそうですけど」
 あー。そういや、なんかどっかの会社のキャンペーンだったって話を聞いた
ことがあるな。赤い缶の清涼飲料水の、アレだ。
 とんでもない不条理な状況なのに、俺はサンタの台詞を疑いもしないでほと
んど信じてしまっていた。なにしろ、鍵のかかっている部屋にいきなり現れた
んだからな。引田天○だって、こんなことはできないだろう。

「それで、なんで俺の所に出てきたんだよ」
「それはですね。あなたの願いが届いたからです。でも、なんで女の子の姿に
なってるんでしょう?」
「なんだ。願いの内容は知らないのか」
「ええ。普通はそんなことないはずなんですけど」
 俺もサンタも首を傾げた。
 そういえばビデオを見ながら、どっかから女が降ってきて、一発俺の相手を
してくれないかなと考えていたような気がする。
 改めてよくよく目の前のサンタを見てみると、これがムチャクチャにカワイ
イ。肌は白く、ほっぺたがほんのりと赤く染まっている。食べたらおいしそう
だなとか思っちまうくらいだ。大きな胸が、ぶかぶかの服の内側から服を押し
返しているのがはっきりとわかる。俺好みの巨乳だ。
 俺がじっと見つめているのを知ってか、サンタは潤んだ目でこう言った。
「なんか、凄く体が……熱いんです」
「そりゃ――大変だな」
 ぐびっと唾を呑み込む。願いが本当にどっかに通じたんだったら、押し倒し
たって罰はあたらないだろう。俺はこの時、生まれて初めて願いを聞いてくれ
た何者かに感謝していた。こんなおいしいシチュエーションを前にして黙って
帰すような奴は、男じゃない。
「服、脱いだらどうだ。この部屋、暑いんだろ?」
 どうしようもなく顔がにやけてしまう。たぶん、端から見たら痴漢か助平オ
ヤジそのまんまに見えるんじゃないかな。
「はぁい……」
 俺の言葉を素直に受け取って、両腕を前でクロスさせ、サンタは上着の裾を
つかむと上に引っ張って一気に脱いだ。この服ってセーターみたいになってい
るのか、とか思っている俺の目の前に、真っ白なものが目に飛び込んできた。

 おおっ、下着無し! やった! 重量級のバストにピンク色の乳首がまぶし
い。本当に暑いのか、うっすらと全体に汗が光っている。うう、触りてえなあ。
「なんか、ここが痺れるんですぅ」
 かすれそうな声で俺に話しかけながら、サンタは乳首をいじくっている。
「じゃあ俺がさすってあげるよ」
 下心丸出しでサンタに近寄って、少し垂れている塊をつかんだ。指の間から
ムニュッとはみ出しそうなのに、固さがある。肌には血管がうっすらと浮かん
で見えるのが妙にいやらしかった。
「お願いします」
「おお、まかせとけ」
 かけっぱなしのビデオから女の喘ぎ声が流れてくる。俺のチンポはズボンを
突き破りそうなほどギンギンに張り切っていた。
 まず赤ん坊みたいに、たぷたぷしたおっぱいにむしゃぶりつく。もちろん、
狙いは乳首だ。
「ひゃうっ!」
 サンタが体をのけぞらせた。白い肌がぱぁっと赤く染まる。すげえ。こりゃ
エロビデオなんか話にならない。
 なんか、少し甘い味がするような気がする。舌で右の乳首を舐め回して、次
は左を舐める。何度か左右を行き来しているうちにサンタの体の力が抜けて、
抜け毛だらけのカーペットにごろんと横たわってしまった。
 俺は乳首を吸いながら、空いた手でサンタのケツに手を伸ばした。厚そうな
布地なのにごつごつした感じは少しもなくて、サンタの尻の割れ目までがなん
となくわかるくらいだ。
 そして抵抗しないのをいいことに、ズボンの端を握ると、ケツの方から下に
ずり下ろした。途中で尻の膨らみにじゃまされたが、かまいやしない。そのま
ま一気に膝まで脱がせてしまう。

 そして体を起こして、サンタの体を眺める。横になっているのであそこは見
えないが、サンタの赤い帽子をかぶった、上半身は裸で下半身も膝まで脱がさ
れている女の姿は、信じられないくらいエロかった。
「どっから見ても女だよな。お前、本当は女なんだろ?」
 ここまでしてもこいつは一向に抵抗もしなければ、逃げようともしない。そ
れがちょっと不満だったが、一発やらせてくれればそれで十分だ。
「そんなことはない……ですよ」
 声が媚びるような甘えた声に聞こえるのは俺の錯覚かな。
「私はまだ見習いなんですけど、サンタクロースはみんな、あなたのような男
の姿です。でも、一種の幻のようなものですから、子供とかは作れませんけれ
ど」
「なんだ。チンポがついてても使ったことねえのか。勿体ねえな」
 とは言ったが、サンタが本当に存在して勃起するんのなら、これ以上怖い奴
はいないということに気づいた。良い子に添い寝している人妻も食い放題だ。
一瞬俺は、サンタになりたい! と心の底から思った。
「一発やらせろ。多分、俺の願いが通じたんだろ。いい女と一発やりたいって
な。いや、一回じゃもったいないかな。とりあえず……服、脱げよ」
 サンタはこくっとうなずいた。
 うはあっ! すげえカワイイ! ぞくぞくしてくるじゃないか。
「お前、名前はあんのか?」
「メイア……私はメイアという名前なんですぅ」
 そう言うとメイアは体を起こして座り直し、ごそごそとズボンとブーツを脱
いでから、帽子を脱いだ。
 どこに隠れていたんだろう。不思議なくらい長い黒髪が赤い帽子からこぼれ
出た。真っ白な体に、滝のようにさらさらと髪がまとわりつく。

「あの……わ、私、こういうの初めてなんです……」
「そうか。まっさらのバージンか。くっくっく。じゃあ、まず俺の体にご奉仕
しろ」
 鼻歌で某メイド隊の歌を歌いながら、俺も服を脱ぐ。
 立ってズボンとトランクスを脱いだ。俺の愚息(古い言い方だな)が元気に
顔を出したと同時に、メイアがすり寄ってきて、俺の右足首にキスをしたかと
思うとぺろぺろ舐め始めた。
 ううっ、信じられない。黙っても舐めプレイかよ。そのまま舌は俺の脚をた
どって上へと昇ってくる。もうすぐチンポまでくるという場所まできて、メイ
アの舌は、今度は左足首へと移ってまた上に向かって舐め始めた。
 足ががくがくする。こんなのは初めてだ。風俗だってこんなプレイは絶対に
やってくれない。さっさとフェラチオをやらせるつもりだったが気が変った。
 とことん、こいつに舐めさせてやる。
 メイアは熱心に俺の脚をぺろぺろ舐めている。試しに俺が足の裏を見せてや
ると、そのまま足の指をちゅぱちゅぱ吸い始めた。信じられねえ。俺だって臭
いと思っている足の指の間まで、メイアはていねいに舐めてくれた。
 力が抜けちまって、俺は安物のソファーに腰を下ろした。
 俺とメイアの視線がふっと合った。恥ずかしそうに顔を背ける仕草が、たま
んなくエロかった。本物の女でもこんなことはしないよな。
 メイアの唾液で、俺の脚はなんともいえない匂いがしている。臭いといえば
臭いんだが、それがチンポにズキン! とくる匂いだからたまらない。そのま
まメイアは、俺のチンポを避けるようにしてその周りをちろちろと舐めて、今
度はへそをまできた。
 黙って俺はメイアのやることを見つめている。
 舌がへそに挿し込まれた。そして、ぐるぐるとかき回すようにして中へと入
り込もうとする。

「うひゃっ!」
 俺は思わず変な声をあげてしまった。くすぐったいが、チンポにズキーンと
衝撃が走って、ちびっと漏らしちまった。
 へそのゴマまで舐めとって、メイアは俺の顔を見てにこっと笑った。ちょこ
んと突き出した舌の先には、小さな黒い塊があった。それは俺の見ている前で、
ローズピンクの唇の中に消えていった。
 何度やべぇと思ったのか、もう数えてなんかいられなかった。
 こいつは本当になんにも知らないんだろうか。信じられない。
 メイアは俺が命令しなくても、ていねいに体を舐めてゆく。俺が知らない性
感帯もこいつに、いくつもほじくり出されちまった。
 胸から腋、鎖骨から首筋をたどって、耳たぶを軽く噛まれ、耳の穴に熱い吐
息を吹きかけられてから、舌を挿し込まれる。そして顔中を、まるで猫がミル
クを飲むように、ペロペロとまんべんなく舐められた。
 目をうるうるさせたメイアが俺の目の前に顔を近づけてきた。俺の体を汚い
所まで舐めた口なのに、嫌な匂いなんか全然しなかった。
「サンタってのは、キスはするのかよ」
「良い子への、お休みのキスならば……」
「そうじゃなくってよ。こーいうやつのことだよ」
 俺はメイアの肩を抱き寄せて、唇を奪った。
 いい匂いだ。髪から漂う香りに加えて、身体中から何ともいえない匂いがわ
きあがっている。女の子はお菓子でできている、ってなんかの歌にあったよう
な気がするが、こいつは本当に砂糖とクリームでできていると言われても信じ
ちまいそうになるくらい、甘い匂いがした。
 たっぷりとメイアの舌と唾液を味わってから、今度は俺がこいつの体を味わ
う番だった。

 体に蛇のようにまとわりつく長い髪をかきわけて、メイアが俺にしたような
順番で体を舐めてゆく。
「ひゃあぁうっ!」
 舌が動くたびに、メイアの体も揺れる。部屋中にメイアの体臭が溢れてゆく。
雪のような肌を舌で汚してゆく快感。今までのどんなセックスより興奮した。
黒い絹糸のような薄いヘアーを通して、メイアのあそこからとろとろとジュー
スがこぼれているのがわかる。
「濡れてんじゃん」
「わ、わかんないんです……か、体が……ふぁぁっ!」
 お楽しみは最後までとっておこう。俺は、メイアはしなかったお尻の方まで
たっぷりと味わってしまうことにした。アナルはなぜか、ほんのりと柑桔系の
匂いがした。不思議と汚い感じはまるでしなかった。
 サンタも排泄をするのかなと一瞬考え、そのままメイアの柔らかい尻を揉み
ながら、息が苦しくなるまで蕾を舐めまくった。息をついで、また舐める。舐
める。舌を尖らせて、穴を責める。
「あふう! なんか、苦しいです。お腹が熱くなっちゃって、苦しいんです」
 俺はそんな言葉も聞かないふりをして、ケツが俺の唾でだらだらになるまで、
メイアを責めまくった。
 甘ったるい体臭で鼻が痛くなりそうだ。
 俺はメイアの股に顔を埋めるようにして、こいつの上にまたがった。俺が上
のシックスナインの体勢だ。メイアの顔の上には、カウパーが出まくりの俺の
チンポが揺れている。
 メイアのオマンコは、メチャメチャいやらしかった。赤いびらびらがぱっく
り割れて、白い愛液を溢れさせた穴がひくひくと蠢いている。俺が指を突っ込
むと同時に、メイアは俺のチンポを握って口に持っていった。

 脚の間に顔をねじ込むようにして、俺はメイアのオマンコから溢れる汁を、
わざと音を立てて吸い込む。
「やああああっ! な、なんでこんなに体が熱いんですか? 奥の方から、ど、
どんどん熱い物が溢れてきちゃいます!」
「へへっ、お前本当に何も知らねえんだな。女の体ってのは、男を受け入れる
ためにそうなってんだよ。気持ちいいだろ?」
 そしてまた、メイアのオマンコを舐めてすする。
 マジでたまんねえ。舌で中をちょっと舐めただけで、俺の舌にびっちりと張
りつくもんがある。指も締めつけられるほどだ。俺は夢中でメイアのオマンコ
を舐めていると、チンポに衝撃が走った。
 メイアが俺のチンポを吸っていた。それも半端じゃないバキュームフェラだ。
きついだけじゃなくて、どうやってんのかわからないが、俺のチンポにびった
りと張りついて、ぐねぐねと動いている。マジで、オマンコに突っ込むよりい
いんじゃねえかってくらいだ。
 こんなの味わったら、他の女にはフェラなんか二度とされたくねえな。ヤバ
イったらありゃしない。それでも、やめさせる気は全然起きない。そりゃそう
だ。こんだけ気持ちのいいフェラなんか、この先味わえるかどうかわかんねえ
んだからな。
「おい。お前、本当に初めてなのかよ。むちゃくちゃフェラ上手いじゃんか」
「ふぉうへふふぁ?」
 チンポを口に含みながらメイアがしゃべる。やべえ。このままだとこいつの
口の中に出しちまう。あまりにも気持ちが良すぎる。
「おい、いいからやめろ。出ちまうじゃないか」
 メイアは上目使いに俺を見て、名残惜しげに舌で亀頭を何度か舐め回してか
ら、ちゅぽんと音を立てて顔をうしろに引いた。

 唾液でべとべとのチンポが、メイアの口から出てくる。
 やべえ。こいつの口を見ているだけで、発射しそうだったぜ。かわいい顔し
て、こいつの口の中は今までのどんな女のオマンコより気持ちよかった。こい
つの顔を俺のザーメンで汚してやったらどんな風になるのかと思ったが、もっ
たいないのでやめた。
 こいつを犯す。
 メイアのオマンコの中に、俺のザーメンをぶちまいてやる。
 頭の中はもう、それしかなかった。今の俺は、セックスをしたいとわめいて
いる厨房とおんなじだった。
「あの……どうするんですか」
 あんなにいろんなことをしたのに、こいつは本当にセックスのことを知らな
いんだろうか?
 俺の中から、ドス黒い何か口から吹き出てきそうだった。
「股を開けよ。お前のオマンコに、俺のチンポをブチこんでやるよ」
 言うまでもなく、メイアはだらしなく脚を投げ出したままぼうっとしていた。
全身が湯上がりのようにほのかに赤く染まっていて、その姿だけで何回でもヌ
ケそうなくらい、いやらしかった。
 こいつの体は、どこからどこまで、髪の毛でさえ俺の唾液で染まっている。
さっきは、口の中まで俺の体液で汚してやった。尻の穴も舐めた。でもやっぱ
り、最後はこいつだ。
 俺はメイアの両脚を両手で持ち上げ、のしかかるようにしてチンポをぶち込
んだ。
「んああああっ! か、固いのが……お腹の中にぃぃぃっ!」
「うるせえ! そのうち、気持ちよくなるってばよ」
 逆だね。俺の頭が真っ白になりそうだった。

 さっきはメイアの口が最高だって思ってたが、こいつのオマンコを味わった
ら、そんなのは軽く吹き飛んじまった。入れた瞬間から、俺は射精しちまった
ような衝撃を感じた。
 何度すげえと思ったのか忘れちまったが、こいつは本当に本当のトドメだ。
まるで小さくなって吸い込まれそうな感覚を味わうほど、俺は夢中で腰を叩き
つけた。
「あふん! ああんっ! あんっ!」
 俺が腰を動かすたびに、メイアが甘い鳴き声をあげる。中にシロップでも詰
まってんじゃないかって思った大きなバストが、声に合わせるようにぶるんぶ
るんと揺れる。
 時々深く突き刺したまま、恥骨をこすり合わせるようにする。メイアのヘアー
が俺のそれと絡み合う。もうどっちがどっちの体液だかわからないものが、俺
達の下半身をべったりと濡らしている。
 俺は横を向いて喘いでいるメイアの顔を上に向けさせて、唾液を垂らす。メ
イアは舌を突き出すようにして受け入れる。口の端からこぼれた唾が、まるで
ザーメンのように見えた。
 たまんない、イイ女だ。クリスマス万歳だな。そのまま俺は、メイアの口を
吸って、舌をフェラチオした。こいつは舌でも感じやがる。その証拠に、舌を
舐め回してやると、オマンコもきゅんきゅん締まるんだよな。
 こうやって突っ込んだまま、俺達はキスをしたり、互いの顔を舐めあったり
して、そしてまた激しく腰を打ちつけあう。イキそうになったら休んでまた、
というのを何度も繰り返した。
 俺達は汗まみれになっていた。
 もしかしたら手とかについたアソコの汁なのかもしれないが、そんなのはも
う全然気にならなかった。俺は獣になっていた。

 だけど、さすがに俺にも限界が近づいてきていた。
「や、ヤベっ! そろそろ、出ちまいそうだ」
 俺の言葉を聞いて、メイアはにこっと笑った。
「大丈夫です……サンタクロースは妊娠しませんから……思いっきり中に出し
てください!」
 すげえな。汗まみれ、汁まみれで、キレイとはお世辞にも言えなくなってい
たんだが、メイアのその顔で俺は一気に高まっちまった。
「じゃあ、遠慮無しにお前の中に出すぞ! メイアのオマンコに出してやる!」
 俺は叫んだ。
 次の瞬間、間違ってションベンが出たんじゃないかと勘違いするくらいモノ
凄い勢いで、俺はメイアの奥に向かって射精していた。
「いいっ……あなたのが私の中に……染み込んでますぅ!」
 メイアが俺の腰にまわした脚に力を入れて抱きつく。オマンコがひくひくと
震えて、奥まで突っ込んだ俺のチンポをぎゅっと締めつけている。まるで尿道
の奥までメイアのヒダが絡みついているようだ。裏筋をぐりぐり舐め回されて
いるようで、射精が止まらない。
「すげえっ! メイアのオマンコ、気持ちよすぎるぜ!」
 もうとっくに出しきっているのに、メイアの中が良すぎて、チンポはさらに
ザーメンを絞り出そうとする。キンタマがきゅーっと縮むような感じ。痛いく
らい苦しいのに、それが凄く気持ちいい。
 しがみつかれているので自由に動けないけれど、俺はメイアをぶら下げるよ
うにして腰を動かす。

「いやぁん! やぁん!」
 メイアが悲鳴をあげる。そのたんびにオマンコがぎゅっと締って、俺も悲鳴
をあげたくなる。だけど、止まらない。

 結局、メイアからチンポを抜いたのは、射精してから10分もたってからだっ
た。それでも俺のチンポは、まだギンギンに勃起したままだった。


*********************************************




 目がさめると、メイアが俺のチンポをしゃぶっていた。長い髪の毛が俺の腿
にかかって、メイアが動くとかなりくすぐったい。
 そういや寝る前はサンタの服を着せて、バックからアナルセックスまでした
んだよな。痛がっていたけど、最後には大きな声を上げて失神しちまった。他
の部屋に人がいなくて良かったぜ。
 この日、このアパートの中には俺一人(メイアもいるけどな)。他は空家か、
泣けなしの金で予約したホテルで女とよろしくやってるか、彼女の所にしけこ
んでいるかのどれかだった。
 一人身の空しいクリスマスイブだったが、エロサンタの登場でそれも報われ
た。ビバ、クリスマス! こんな素晴らしいクリスマスは、まだ何も知らなかっ
たガキの頃以来だ。
 外はまだ真っ暗だ。時計を見ると、まだ4時を回った所だった。
 実は、何発メイアとハメまくったかおぼえてない。本当に疲れた。俺もメイ
アも、二人の体液で、特にへそのあたりから足首までべとべとだ。それなのに
不潔な感じは少しもしない。メイアの匂いがいいからかもしれないな。
 俺のチンポを、鼻を鳴らしながらしゃぶっているメイアは、なかなか勃起し
ないのに熱心に舐め回している。何回も発射しているので、さすがにもう限界
だ。一発目の前だったら、これだけで口の中にぶちまけてたな。
 そうこうしているうちに、射精感だけがこみあげてきて、チンポが震えた。
メイアはちゅうちゅうと音を立ててすすったが、何も出てこないようだった。
しばらく舌で尿道をつついていたが、そのうちあきらめたのかやっとチンポを
離してくれた。
「ふー。満足満足ぅ……」
 メイアは名残惜しそうにチンポを見ていたが、俺は立ち上がって箱の底に残っ
たティッシュで後始末を始めた。本当は風呂に入りたいところだが、あいにく
なことに俺の部屋には風呂はない。銭湯もこの時間は閉まっているし、コイン
シャワーなんてものもこの近くにはない。


 それでも俺は満足だった。チンポの先から赤玉が出たって不思議じゃないな。
今の口での一発なんか、もう先走りの汁すら出なかったくらいだ。
 そんな俺を見ながら、メイアが妙なことを言った。
「満足して――いただけました?」
「ん? おう。すっげえ良かったぜ。お前、サンタを首になっても、これで喰っ
ていけるよ。満足満足!」
 最初は何日でも犯しぬいてやりたいと思っていたけど、さすがにこれだけや
りまくると腰にくる。それに一週間、いや一月くらいはオナニーしなくてもい
いんじゃないかと思うくらい極上のセックスだった。
 もう二度と風俗なんかにゃ行けないな、とにやにや笑いながら俺はメイアの
方を見た。
 メイアも笑っていた。でもそれは、いやーな笑い方だった。
 背中がぞくっとした。
 冷えたかな、と思ったが部屋は暖房が効いていて汗が出るほどだ。
「では、”契約”は成立ですね」
 なんかとんでもなくヤバそうな感じだ。
「契約?」
 俺に返事もしないで、メイアは裸のまま、指をパチンと鳴らした。それと同
時に俺はばったりと床に倒れてしまった。まるきり体の自由がきかない。
「なにしやがんだ、おい!」
 股からザーメンを垂れ流しながら、メイアが倒れた俺に近づいて言った。
「何のために体中を舐めてあげたとおもうの? あんたの体に印をつけて、魔
力を導入するためよ」
「お前、何者だ! サンタなんかじゃないだろ」
「あら、今頃気がついたの? サンタクロースの格好をした女の子とセックス
したいだなんて、ずいぶんとお手軽な願いだったこと。どう、楽しかった?」

「……もしかしてお前、悪魔とか言ったりして?」
「ピンポーン♪」
 にっこりと笑って、かかとで一回転すると、メイアは肌も露なレザーボンデー
ジルックへと変身した。
 浅黒い肌に、背中には黒い、コウモリのような羽もある。さっきまでのほわ
ほわとした雰囲気はどこへやら。髪の毛も金髪へと変っている。妖艶なお姉様
なのに、微妙に幼さも感じられる。
 実にイイ女だが、そんなことを考えている余裕なんかなかった。
 メイアは、スリットから丸見えになっている股間から俺のザーメンを指です
くって、どこかから取り出した紙に、それをなすりつける。
 すると、紙はボンッ! と音を立て、煙になって消えてしまった。
「契約完了! ま、ちょっと詐欺っぽいやり方はしたけど、望みはかなったで
しょ」
「もしかして、それって……」
「ピンポンピンポーン♪」
 転がっている俺に、メイアも寝転んで顔を近づけてきた。
「あなたの願いをあたしが感じ取って、ここにきたってわけ。ここんところ暇
だったからね。正式な要請じゃなかったけど、いちおう契約としての形は整っ
たわけだし、あなたの魂は頂くわよ」
 熱い吐息を吹きかけながら、メイアは嬉しそうに言った。これが本当に嬉し
そうなんだよな、くそっ。
「ちょっと待てぇ! たかがセックスをしただけで殺されるなんて割に合わね
えだろうがっ!」
 顔だけは動くので、俺は頭を左右にぶんぶんと振った。
「たかがぁ?」
 メイアの目が釣り上がった。そして膝立ちになって俺の顔をまたいで、股間
を俺の鼻と口に押しつけた。

「人間じゃ一生味わえないくらいのセックスをさせてあげたんだよ? このま
まだとあんた、どんな人間の女でも満足できなくって、そのうち性犯罪に走っ
て人を殺して、死刑間違いなしだよ。どっちにしても地獄行き決定なんだから
さ。あははっ!」
 笑いながら、金色のヘアーに包まれたオマンコをぐいぐいとなすりつける。
苦しいのに、興奮してしまうのが男の悲しいサガだ。俺は夢中になって、メイ
アのあそこを舌で舐め始めた。何度も味わったオマンコだが、悪魔の姿ではま
た味わい……ってのも変だけど、感じがまた違う。
「どう? いいでしょ。あたしは第一級限定解除魔族……」
 続けて言った言葉は、台風の中でさえずる小鳥のような、奇妙な響きを持っ
た、心地いいのにどこか凶凶しい雰囲気の不思議な音だった。
「人間の言語でわかりやすく発音すると、メイア・エツェルガット・ユヒァオ
ローグ・レーネンってとこかな。自由にこの世界を動きまわっている悪魔って
わけ」
「限定解除とかって、どっかで聞いたような話だな。マンガかなんかだったか
な? 悪魔ってのもずいぶん、俗なもんなんだな」
 舌を止めて俺がそう言うと、俺の全身が締め上げられるようにきしんだ。痛
いなんて生易しいもんじゃない。死ぬんじゃないかとマジで思った。
「うぎゃあああっ!!」
「あたしを怒らせたね? 魔族をからかった罪は重いよ。覚悟するんだね」
 股間を押しつけるのをやめて、メイアは言う。美人なのに、えらく怖い。い
や、美人だから怖いのか。
 メイアが俺にふっと息を吹きかけると、体がぼこぼこ泡立つように膨らんで
ゆく。巨大な水ぼうそうができたような感じだ。でも、痛みはない。
「わああっ! 体が、体がっ!!」

 身動きできない俺を、メイアは楽しそうに見ている。本当にこいつ、性格悪
いな。悪魔と言うだけのことはあるわ。俺の体はみるみるうちに縮んでゆく。
 なんか、胸が膨らんできたような気がするんだけど。
 メイアの方を見ると、にやっと笑っている。
 こいつ、まさか……!?
「今度はあたしが、いーっぱいかわいがってあげるからね。最後に女としての
快感を経験してから地獄行きってのも悪くないでしょ?」
「地獄行きも、女になるのもごめんだ!」
「抵抗したってムダムダ〜♪」
 すっかり女の体になってしまった俺の胸を、メイアは尖った舌でぺろぺろと
舐めた。
「ふ、ふえっ!」
「どう? 感じるでしょ」
 頭の天辺からつま先まで、ずきーんと痺れたね。男としてメイアに俺の乳首
を舐められた時も意外に感じたけど、今度は全然違う。
 濡れた……と思う。体が疼くってのはこんな感じなのか?
 メイアは俺の胸を揉みながら、乳首を赤ん坊みたいに吸っている。
「はんっ! あはぁん! い、いやあんっ! か、感じちゃうよ……って、何
で女みたいな言葉を……んっ、すげっ! 胸の奥が、熱い……」
 爪の先で乳首をほじるようにされると、痛痒い。それなのに、何かを突き刺
されたような刺激が背中の方に向かってずーんと走る。初めての感覚に戸惑う
俺の胸を、メイアはいいようにいじくりまわす。
「やめっ……痛いからやめてくれよ!」
 悲鳴を上げると、声がどうしても甲高くなってしまう。
「痛いんじゃなくて、気持ちいいの間違いでしょ?」
「だから、やめろって!」

 痛いのも確かだったが、半分は嘘だ。
 俺はマゾじゃないから痛いのが気持ちいいなんて思ってないが、これはそん
な概念を軽くぶっ飛ばしてしまうほど気持ちがいい。
「おっぱいはだめなんだ。ふーん。じゃあ、お尻はどうかなっ♪」
 ごろんと横にして、メイアは俺のケツに手を伸ばしてきた。
「こら、やめろって!」
 体が動かないので抵抗できないが、せめて言葉だけでも抵抗する。
「さっきはお尻だけは後のお楽しみにとっておいたんだよね。どう? 恥かし
いでしょ。抵抗できないのに恥かしいところをいじられるのって、いいと思わ
ない?」
「思わねえよー!」
 抵抗しようとする俺を見て、メイアは満面の笑みを浮かべながら俺の背後に
回った。やっぱりこいつ、悪魔だわ。
「わあ、かわいいお尻っ。おいしそうな初物ねえ。ごちそうになりまーす!」
「ごちそうって、おい!」
 俺の抗議を軽く聞き流して、尻に手をかける。うつ伏せにされて何も見えな
くなってしまった。それだけに全部の神経が、メイアに触られている尻に集中
してしまったように感じた。
 空気でひやっとしたかと思った次の瞬間、熱い衝撃がへその方に向かってズー
ン! と走った。
「あひゃああああっ!」
 俺は情けない悲鳴を上げた。むずがゆい何かが、俺のケツの中でぐにょぐにょ
と動いている。たぶんメイアの舌だ。ウ○コをがまんする時のように、尻にぎゅっ
と力をこめようとするが、まったく体は動こうとしない。
「なかなかの名器じゃない。こりゃ掘り出し物だったわね〜♪」
「名器って……あのなあ!」

 本来は出ていくところなのに、そこに異物が入り込む感覚はなんとも異様な
ものだった。それが徐々にくすぐったい感触、そして気持ちいいと思うように
なるまでそんなに時間はかからなかった。
「あら、お尻をひくひくさせちゃって! そんなに気持ちいい?」
 中に舌を差し込んでいるはずなのに、メイアははっきりとした言葉を口にし
た。
「な、中に入っているのは舌なんだろ?」
「そうよ」
「じゃあ、なんでしゃべれるんだよお……」
 メイアは俺のお尻を撫でながら平然と答えた。
「だって悪魔だもん」
 なるほど、納得だ。
 ……じゃねえって!
 ますます巧妙になるメイアの舌の動きに、俺はアナルでイッちまうんじゃな
いかと気が気じゃなかった。舌が抜き差しされるだけで、俺は息も絶え絶えに
なってしまっている。こんなのばっかされたら、俺は変態になっちまうんじゃ
ないだろうか。
 太腿がぴくぴく震え始めて、ようやくメイアは舌を抜いてくれた。舌が抜か
れる感覚だけで、下半身全体がじわーっと痺れるようだった。
「うん、いい具合に蕩けてきたね。じゃあ、ちょっと今の姿でも見せておこう
かな」
 メイアはちょっと思案して、パチンと指を鳴らした。
「鏡よ!」
 呟くが早いか、鈍い銀色の縁取りのある年代物っぽい大きな鏡が俺達の前に
突然現れた。メイアは俺の体を起こし、あごを軽くつかんで鏡の方に向けた。
「ほーら、かわいいでしょ」

 おそるおそる目を開いた。
 俺のあそこは、つるつるだった。もちろんそこには、女のソレがくっついて
いるわけなんだが。メイアがあそこにあてた指をVの字に開いて、中を見せつ
ける。
 思わず唾を飲み込んじまったよ。男だったら絶対勃起しちまうくらい、いや
らしく男を誘っているのがわかるんだ。メイアの指を伝って、透明な液体がつ
つーっと流れ落ちた。
 でもそれ以上に俺の目を引いたのは、鏡に映った俺の顔だった。
 昨日までの俺だったら、絶対に自分の女にして毎日セックスしたいって感じ
るような、メチャクチャかわいい子がそこにいた。細身で、胸は俺の好みから
はだいぶ小さいが、形良く盛り上がっておいしそうだ。なぜか俺は、あんまん
を連想しちまった。
 肌はサンタを装ってた時のメイアのように、真っ白だった。さわったら溶け
てしまいそうな雪のようだ。髪は黒のベリーショート。まるで男みたいだ。と
いうか、俺は男だけど。フケだらけのぼさぼさだった面影なんかはどこにもな
くて、体が少し動くだけで髪がさらさらと左右に揺れる。
「ふふっ、見とれちゃってかーわいいんだあ」
「見とれてなんかいねえって!」
「ダメ、ダメ。隠したってあたしにはちゃーんとわかるんだから」
 背中にメイアの胸が押しつけられている。
 なんか、変な感じだ。
 肌の感覚がいつもとは全然違うみたいだ。産毛をなでる空気の流れまで読め
そうだ。
「女の子の体って、いっぱい感じる所があるでしょ」
 俺の考えを読み取ったように、メイアが言った。同時に、俺の全身の自由が
戻ったのがわかった。

「放せっ!」
「だーめっ♪」
 メイアは嬉しそうに、暴れる俺を押し倒した。
「暴れてもいいけど、すぐ抵抗できなくなっちゃうわよ」
「いいから、どけよ!」
 殴ろうと振りかぶった手を軽く払いのけ、メイアは俺の二の腕に軽く指を走
らせた。
「ひゃんっ!」
 思わず変な声が出ちまった。手がびりびりと痺れる。
「どーお? こんなのでも感じちゃうでしょ。さあ、次行くわよ」
 そう言うとメイアは、まるで楽器を演奏するような指さばきで俺の体に指を
這わせた。
 尾骨からきゅーんっ! と無数の虫が頭に向かって走り抜けたようだ。俺の
体がぴーんと弓反ってしまう。くすぐったいなんてもんじゃない。気持ちいい
とか、そういうレベルでもない。表面を撫でられているだけなのに、体の奥底
まで熱くなる。
「んひゃうっ! あふうっ! あう、あうーんっ!! ひゃあんっ!」
 俺の口を突いて出るのは、男とは思えない女の声。それも、快感に溺れてきっ
ている甘えた声だ。恥かしいと思えば思うほど、体はどんどん熱くなる。
 こうして俺は、メイアが両足の間に顔を埋めるまで何もすることができなかっ
た。サンタ姿の時の愛撫は、これに比べりゃお遊びもいいところだ。
「なに……するんだよ」
「そろそろ、あんたの女の子……ま、はっきり言や、オマンコね。そこを味わ
せてもらおうかなーと思って」
「俺は、男だ……ってば」
「でも今は女の子だもんね」
 メイアは股間から顔を上げて、俺と視線を絡ませあう。

「あたしの舌は子宮まで届くよ? 一度味わったら二度と人間の男なんかに抱
かれたくなくなっちゃうんだから」
 言われなくても、俺はホモじゃないから男なんかに抱かれたくはない。肉体
的には女でも、俺の心は男のままだ。絶対に女なんかじゃない。
「大丈夫。処女膜は傷つけないから。舌でバージンなくしちゃうのももったい
ないからねっ♪」
「もったいないじゃなくて! あ、やめっひやぁぁっ!!」
 びらびらの表面をべろっと大きく舐めてから、指でスリットに沿って撫でた
みたいだ。見たくない。俺は目をきつくつぶった。だが、それはかえって想像
をかきたてて、興奮を増す材料にしかならなかった。
「ぎひぃっ! や、あ、やめ、やめてっ!」
「どう? すっごくいいでしょ」
 メイアが舌を伸ばしたまま器用にしゃべる。
「お、お前……っ! 絶対に、なんか変なことしてる……だろっ!」
 途切れ途切れに声を出すのがやっとだ。
「そうよ〜。媚薬を流しこんであげてるの。あんたみたいな生意気な男を女に
して犯(や)っちゃうなんて久し振りだしね。全部の穴がぐちょぐちょになる
まで犯し尽くして、もう死んじゃうって時になったら、魂を刈ってあげるから」
 しゃべりながら舌を噛まないかと願っていたが、相手は悪魔だ。
 ドリルのようにねじ込まれる舌が、俺の体の中を蹂躪する。男には決して無
い器官の初めての感覚は、メイアのテクニックのせいもあるんだろうが、信じ
られないくらい良かった。
 それでも俺は、耐えた。メイアが子宮口から子宮へと媚薬をにじませながら
舌をこじ入れても、俺は絶対にイクもんかとガマンした。腰ががくがく震えて、
乳首が痛いくらいに膨らんでも、堪えた。
 あそこから熱いものがだらだら溢れているのはわかっていたが、無視するこ
とにした。そうでもしなければ正気なんか保てっこなかった。

 30分ほどかけて俺を舌で犯し尽くしたメイアは、ついに顔を上げて、俺に
向かって呆れたように言った。
「簡単に堕ちると思ったけど、意外に強情なのね」
「あ……ったり、まえ…だ。お、俺はおとこ、だからな」
 そうは言ったが、体には力なんかほとんど入らない。
「じゃあ、こうしよっか。私が今から言うことにガマンできたら、あんたを元
に戻してあげる。魂もいらない。契約破棄ってことにするわ」
「本当か?」
「もちろんよ」
 俺は度重なる限度を越えた快感によっての、正常な思考能力を失っていた。
悪魔がそう簡単に魂を手放すわけがない。これはやつらにとってのゲームなん
だ。
 だが、俺はメイアの誘いにふらふらとのってしまった。
「じゃあねえ……私の上にのっかって」
「それで、どうするんだよ」
 腰に力が入らないが、気力を振り絞って床に腰を下ろす。カーペットのざら
ざらした感触がくすぐったかった。
「それでね、この上にあなたのあそこをあてて、10分ガマンできたら許して
あげる」
 メイアの股間に突如としてピンク色の塊が出現した。まるでソーセージみた
いだが、それはまぎれもなく、男のチンポそのものだった。
 ごくっという音がした。
 その音に驚いて周りを見渡してから、それが自分が飲み込んだ唾の音だと気
がついた。
 俺はついに、『濡れる』という感覚を本当に悟った。
 男としてのプライドとか、そういうものが音を立てて崩れそうだった。俺は
女の本能に目覚めてしまったのだ。体が疼く。

 チンポが――欲しい。
 頭を軽く小突いてその考えを振り落とし、俺はよろよろと横たわったメイア
の体の上にのしかかった。
「ほらほら。ちゃんと狙いを定めておいた方がいいわよ。じゃないと、お尻の
バージンを先に無くしちゃうから」
「じょ、冗談じゃないぜ。俺は、絶対に……お前に、負けないからな」
「ふふーん、上等上等♪ そうでなくちゃゲームの意味がないもん」
「ゲーム?」
 曇った俺の思考に、何かが引っかった。
「ほらほら。はーい、オマンコを開きますよ〜」
「やめろって! 自分で……自分でできるからさ」
 メイアのなすがままにされるのを嫌って、俺は自分でメイアのチンポを自分
のあそこにあてがった。
(これで突かれたら、どんなに気持ちがいいだろう?)
 一瞬、とんでもない考えが脳裏を横切った。
「今から10分間ガマンしてね。はい、スタート!」
 チン! と、どこかで音がした。
 俺はその音で我に返って、目をつぶった。
 10分だ。たった10分がまんすれば、俺は元に戻れるんだ。
 それなのに、もう俺の腰はがくがくと震え始めていた。力が入らないという
のもあるが、それ以上に入口にあてがわれている物を、俺自身が求めているの
がはっきりとわかった。
 オマンコがじゅくじゅくと濡れている。メイアのチンポはちっとも動いちゃ
いないのに、俺の意思に反してオマンコはチンポが欲しいとよだれを垂れ流し
ていた。
 たった10分が、無限にも感じられた。

「メイアぁ……本当に、まだ3分しかたってないのか?」
「嘘はついてないわ。ほらほら、腰が落ちてきてるけどだいじょうぶ?」
 俺は慌てて足に力を入れた。でもすぐに腰が落ちてくる。その動作が何度も
繰り返されると、それだけで気持ちがよくなってしまう。
 よく考えられたゲームだ。俺に勝ち目なんか最初から無かったんだ。
 俺が全てを悟った目でメイアの方を見ると、あいつはにやっと笑った。やっ
ぱり、俺を逃がすつもりなんかなかったってわけだ。
 もう、いいやぁ……。
 ふっと気が抜けた瞬間、すとんと俺の腰が下に落ちた。そして下腹を突き抜
けるような衝撃が俺を襲った。
「う、うわあああっ! 痛い、痛いっ!!」
 真っ赤な筋が、俺の白い股を伝って流れ落ちる。ほっぺたにも熱い物が伝う
のがわかった。
 涙だった。俺はぽろぽろと涙を流していた。そう意識すると、もう涙は止ま
らなかった。
「あははっ! 自分でバージン失っちゃうなんて、エッチなんだあ♪」
 メイアが腰を突き上げる。
「勝負は私の勝ちね。それじゃあなたを、今度こそ好きにさせてもらうわ」
「あひぃっ! メ、メイア、痛いってば!」
「だーいじょうぶだって。すぐよくなるからね〜」
 メイアは床に手を突いて、ブリッジをするように腰を浮かせる。当然、俺は
深く挿入されてしまうことになる。
 あんだけ長いチンポだ。半分も入らない。ところが、メイアに突かれている
うちに、それがどんどん見えなくなってゆく。
「なんか、おかしなこと……してないか?」

 メイアは蕩けるような笑顔で答えた。
「あんたの子宮の中に入ってってるのよ。いいわぁ……人間の女の子の中って
久し振りだけど、やっぱりいいわ〜」
「俺は……男だってば!」
「誰が見たって、かわいい女の子よ」
 メイアは鏡を指差した。俺はつられて、つい、鏡を見てしまった。
 そこにいたのはまぎれもない、女が快楽にふける淫らな姿だった。
「やめろ! こんなの、嘘だっ!」
「嘘じゃないわよ。こんなにチンポで突かれて、それでも男だって言い張る気
かしら? 男が聞いて呆れるわ。あなたは女の子よ」
「違う……違う」
 だんだん頭が朦朧としてくる。
 男だって? そんなの、どうでもいいじゃないか。だって、今は、こんなに
気持ちいいんだから。
「ああん、いいっ! オマンコがいいよぉ!」
 自分で言って、自分で驚いた。
 女言葉でしゃべると、それだけで感じちまう。
「メイアぁ……あ、あたしのオマンコ、もっと激しく突いてぇ!」
 いつの間にか、メイアが俺の上になっていた。
「ふふっ。かーいいんだからぁ」
 大きな胸を俺の小ぶりなバストにぐりぐりと押しつける。
 メイアのチンポが俺の中で暴れまわる。人間には絶対できないマネだ。

 堕ちてしまえば、後は楽だった。
 そして俺とメイアは、時間を忘れてお互いを求め合った。男の時にメイアに
したプレイをそっくり真似され、俺は何度も恥かしいと言いながら、それでも
拒否できなかった。
 頭の中までメイアに犯されちまったようだった。
 気がつくと俺は、メイアの上で腰を振っていた。自分で胸を持ち上げて乳首
を吸おうと舌を伸ばして、喘いでいた。
 どこか、夢のような光景だった。
 目がさめたら、またいつもの暮らしが戻ってくるのかもしれない。
 そう考えると心がやすらいだ。
 そんな俺を休ませるほどメイアは優しくなかった。ぐいぐいと腰を突き上げ、
アナルに挿入した悪魔のシッポも回転させた。
 もう何十回目かの、天井知らずの快感が爆発しそうだった。
「イク、イクぅ!! イッちゃいますぅぅっっ!」
 叫ぶと同時に、俺は恥ずかしくもションベンを漏らしてしまった。あそこか
ら、ぴゅーっと噴水のように出てくる光景は、他人事ならもしかしたら興奮し
たかもしれない。
「あら、あんた潮吹いてるじゃない」
「え?」
「やっぱ、あたしとの相性バツグンなんだね♪ こんなに感じちゃって、いや
らしい人!」
 メイアはとどめに、俺のクリトリスをぐりっと指でひねった。
「あぎ、ひいぃぃぃぃぃぃぃぃっっ!!!」
 頭が爆発した。
 それから先、俺はしばらく記憶がない。

***********************************

 目がさめると、メイアが俺の上にのっかって腰を振っていた。ボンデージスー
ツはどっかに脱ぎ捨てたのか、すっぽんぽんだ。
「おはよ、お姫様♪」
 メイアは上機嫌で俺にキスを求めてきた。はねのける気力なんかなかったの
で、そのまま唇と舌を受け入れる。ねちょねちょと唾と舌が絡みあう。メイア
の唾は、少し苦かった。サンタの姿の時は甘く感じたのに、と俺はぼんやりと
した頭の隅で考えた。
 だるい……というか、ヤリまくり過ぎで体が動かねえ。
 それなのに、俺の体はメイアの動きに敏感に反応している。これって、二日
酔いの迎え酒に似てるかもしれないな。
 最初に犯された時よりも倍くらいに膨らんだメイアのチンポが、俺の中をえ
ぐっている。こいつの中に入れた時もそうだったけど、入れられるのもたまん
なく良かった。一杯に広がっているのに、きつくない。奥の方、たぶん子宮の
方までまんべんなく、細胞の一個一個まで数千万の舌でしゃぶられているよう
な気持ちよさだ。
「……どいてくれよ。重いから」
「んまっ! そんな事言っちゃって。抜いてもいいのかな?」
 そう言ってメイアは素直に腰を引いた。
 ぐぽぽっとすごい音がして、俺は思わずそっちの方を見た。
 俺のアソコから、メイアのぶっといチンポが引き抜かれてゆく。色がピンク
なのが少し笑っちまうけど、俺の中から出てきたヒダも負けないくらいきれい
なピンク色だった。
 頭がくらくらする。

 たぶん、メイアは俺が気を失っている間にも何発か俺の中に出したんだろう。
へそから下はべとべとだった。そのせいか、今まで触れ合っていた部分が空気
に触れてすーすーする。
「あはっ♪ あんたのおまんこがイヤイヤしてるよ? あたしのチンポと離れ
たくなぁいって言ってる」
「そんなわけないだろ……バーカ」
 バカと言ってから、俺は慌てて口を手で押さえた。こいつを怒らせたら、次
はマジでメス犬にでも変えられかねない。
「うん、素直でよろしい」
 メイアは怒らなかった。
「あたしとあんたの相性はぴったりなんだ。珍しいね。あんたはラッキーだよ。
普通はこんなことないんだから」
「はあ、そうですか」
 うきうきしているメイアとは対照的に、俺は力無く答えた。
 腰はもう、がくがくだった。男と女の両方で腰を使いまくったので、全身に
力がまるで入らない。だけど気持ちいい。まだメイアの手や舌の感触が俺の全
身にまとわりついているようだ。
 メイア、お前、絶倫すぎるぞ。さすがは悪魔だな。
「本当は魂だけ刈り取って行こうかと思ったんだけど……」
 俺の顔を鋭い爪でなぞりながらメイアが言った。
「あんまりにカワイイんでさ、ペットにして永遠にかわいがってあげることに
したの。地獄のあたしの住み家でさ、毎日セックスしようよ。ね?」
「遠慮します」
「おや? ここはそんなこと言ってないよ」
 奴は親指と中指を巨大化させて、俺のあそこ……オマンコとアナルに突き立
てた。

「いひぃぃぃっ!!」
「おやおや。さっきまで処女だったのに、もうこんなにおいしそうに咥えこん
でいるじゃないの」
 やめてくれ。指を動かさないでくれ、と俺は叫びたかったが、声にならない。
気持ちいいなんて生易しいもんじゃなかった。限界なんかとっくにきちまった
はずなのに、それを突き抜けてまだ、気持ちいいのがどこまでも突っ走ってゆ
く。俺は恥も何もかも忘れて悶えた。
「いい……いいよぉ……。メイアの指がいいんだよぉ!」
 メイアは俺の股間で指を動かしながら耳元で囁いた。
「地獄はもっといいよ。他のやつらにあんたの体を任せるのはシャクだけど、
絶対イイんだから。ね? 嫌だって言っても連れて行くからね」
「嫌だ……」
「素直じゃない人って好きだよ」
 メイアが俺のまぶたを舐める。知らないうちに涙が出ていた。メイアは俺の
涙を音を立てて吸い取った。指を引き抜かれて、俺はなぜか残念に思っている
ことに気づいて、ゾッとした。
 もう俺は、こいつ無しでは生きていけないんじゃないだろうか?
 俺の不安そうな顔を見て、メイアはこう言った。
「こんなにいい相性の奴なんて地獄でもそうそうお目にかかれないから、本当
は二度と離したくないんだけど、涙を見てたらかわいそうになっちゃった。あ
んたの体に飽きたら、帰してあげよっか?」
「ど、どれくらいで帰してくれるのかな……」
 俺は恐る恐る聞いた。
 メイアはにっこり笑った。

「まあ、2万年くらいかな? もっとも、その頃に人間が存在しているかどう
かまでは保証しないけど」
 悪魔みたいな奴だ。いや、本当に悪魔なんだけど。
「助けてくれーーーー!」
「ムダ、ムダ! ほら行くわよ」
 突然、畳にぽっかりと穴が開いた。黒く、底が見えない穴だ。というか、ま
るでブラックホールだ。メイアは、じたばたと逃げようとする俺の首筋をつか
み、軽々と持ち上げて穴に放り込んだ。
「わ〜〜〜〜〜〜っ! 助けてくれぇぇぇぇぇっっ!!!」
「地獄に着いたら、さっそくかわいがってあげるからねー♪」
 上の方から楽しそうなメイアの声が聞こえる。そして俺は、どこまでもどこ
までも落ちていった……。


 おしまい

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