「山崎くん・・・」
僕は、涙を潤ませた目できっ、と山崎くんをにらんで・・・
「お・・・おれは・・・」
女の子の高い声を・・・できる限り低くして、最後の望みに賭けた。

「俺は、今は、こんな風に、なっちまったけど、
でも、でも・・・男だ・・・みんな、覚えてるだろ?
俺は・・・下山和宏で・・・女じゃない。
今日・・・ここまで来たのは、みんなと・・・また、みんなと
仲良く・・・友達に戻れると思ったから・・・だから来たんだ。」

「えっ?」

赤坂君も、石川君も、山本君も、内海君も・・・目を丸くした。
その瞬間、僕は・・・やった、と思った。そして、続けた。

「俺は、男だ。俺とおかしなことをしようと思ってるんだったら・・・
それは・・・そんなことさせない。」

まっすぐに・・・山崎くんの目を見て宣言した。

この場所にいる男の子たちが、みんなびっくりして固まるのがわかった。
僕は、女の子に生まれ変わってから初めて・・・
自分が男だったことを・・・積極的に思い出して・・・
そして、男の子であることを押し通そうとして
山崎くんをにらみつけた。

そのココロの本音は・・・弱い女の子の本音は・・・

「よく言うよ。」
ココロの奥底まで見透かしたように・・・山崎くんが冷たく言う。



「・・・」
僕は・・・彼に守って欲しかった。
男の子宣言は・・・自分が男の子だっていう、宣言は
自分が女の子でいたいのは、山崎くんの前でだけで充分だって・・・
そういう意味もこめて・・・それ以外のときは、山崎くんに守って欲しいって・・・
そういう意味だったのに
彼はそれを知ってか知らずか、僕の願いをずたずたに踏みにじって

「なに・・・?山崎くん?」
数秒の沈黙を破って、最後の願いを託して山崎くんに聞き返した僕に・・・

「お前の願いどおり、友達?それに戻ってやるよ。みんなで。」
「えっ・・・?」

「だから、仲良くしていこう、ってそう言ってるんだ。お前だって
仲良くするためにここに来た、って言ったよな。」

「・・・」
「紗希、いや、下山。お前の言うとおり友達に戻ろう。そのために、
どうすればいいか、わかるよな?俺といつも仲良くしてるようにすればいいじゃん。」

彼は、そういうと、後ろの壁にもたれかかって、腕を組んで、無防備に立ちつくす。
「そんな・・・」
僕は、顔を赤くして、目を伏せた・・・
「仲良くして・・・って・・・そんな意味じゃ・・・」

あぁ・・・僕は・・・山崎くんにとって、彼女じゃなかった・・・
僕は初めて気がついた。
男だった過去を知っている彼が、僕と真剣に付き合ってくれるなんて
考えてみれば甘い願望に過ぎなかったのに



毎日、毎日・・・あんなことやこんなこと・・・
それでも、すっかり・・・彼に溺れていた・・・
そして、もうひとつ。

後悔しても遅いことに気がついた。
僕は・・・もう逃げられない・・・みんなと仲良く・・・
せめて・・・ムリヤリされるよりも、仲良く・・・

「紗希。早くしろ。」

「うん・・・」

わずか4〜5歩の道のりを・・・ゆっくりと歩いた。
運命に逆らおうとするように、せめてゆっくりと歩いた。

でも、この期に及んで、彼に逆らうことができない。
カラダを奪われ・・・ココロをしばられた少女の弱さに
立ち向かうことができるほど、強い僕ではなかった。

彼が、僕の思ったような彼じゃなかったこと、
男だったときと同じように、女の子になった僕を友達だとは思ってくれてないということ、
そして、今しようとしていることが、中学生としても、女の子としても、
とてもいけないことだとわかってはいたのに

あの日・・・初めて山崎くんとエッチしてから、
彼にたくさん・・・きもちいいことを覚えさせられて
彼に服従することに順応させられて・・・

いつの間にかその服従と引き換えに得られる快楽に溺れきっている自分を
とめることができずに
まだ・・・初潮も着ていないのに性具と成り果てた自分を否定しようとすら思わず

彼の目の前まで歩いて、そして、跪いて、彼のズボンの真ん中を、右手でさする。



「どうした?いつものようにしてよ。」
「そんな・・・バカぁ・・・」
見上げた彼と、潤んだ僕の目が合う。
唇をかんで、屈辱を飲み込んで、彼のベルトを外して、ファスナーをおろして
ズボンを下ろして・・・トランクスを下ろす・・・いつものように・・・
フェラチオの準備をする。

彼のアソコは僕が手をかけたときにはまだ小さかったのに、
この「準備」をする間にむくむくと大きくなった。

「ん・・・んぐ・・・」
誰とも目をあわさないように、目を閉じて・・・思い切って
いつものように・・・彼のおちんちんを口に含んだ・・・

「うわ、マジかよ。」
「すげえ、さすが山崎。ここまで調教するとはな。」

周りの男の子たちが、驚きの声をあげる
「あぁ、紗希、気持ちいい。」
きもちいい、といわれると、僕はうれしくなってしまう。
女の子の・・・不思議なプライドを刺激されてしまって
みんなが見ていることなど気にせずに気合が入って・・・

「ん・・・んぐ・・・うん・・・」
彼の、たくましいおちんちんをしゃぶりながら、
様々なことが頭の中を駆け巡った。

ここにいる男の子たちは・・・僕が小学校のころからの友達ばかりで
私立の中学校に進学した僕が、こんなアクシデントに見舞われて
そして、いわば帰ってきた・・・その僕を、
なかなか温かく迎えてくれなかった。



それが・・・今日になって・・・ようやく温かく迎えてくれることになった・・・
それだけでも・・・幸せだと、
そう、思い込もうとした。

でも、屈辱は消せない。
私立に進む子と、公立に進む子の二極化が激しいこの地域では
私立でも飛び切りの名門に進んだ僕のような・・・エリートから見れば
彼らの存在など・・・吹けば飛ぶようなものであるはずだった・・・

そう、心のどこかで感じていた。小学校も卒業が近くなるにつれ
彼らと僕らの溝はどんどん深くなって・・・
だから、中学校にはいると疎遠になるのに、
こんなところに、戻ることを余儀なくされた・・・それだけでも十分に屈辱なのに・・・

そうだ・・・僕は、一人で過ごす中学校生活が淋しくて
彼らと・・・友達になるために・・・戻るために
カラダを、差し出した。女の子に生まれ変わったばかりの体を・・・

それって・・・絶対にやってはいけないことだと
女の子になってすぐに教わったはずなのに・・・今すぐ止めなきゃ・・・・

「あ・・・あぁん!」
様々なことを思い巡らせていた僕の下半身に、突然衝撃が走った。

「どうした、紗希、続けてくれよ。」
「う・・・うん・・・」
とっさに彼の肉棒を口から話した僕に、山崎くんは冷たく命令しなおす。

「ん・・・うふぅ・・・んん」
赤坂君・・・だった。
僕のスカートをめくって、パンツの上から、僕の弱いところを、
そっと、なで始めていた


「ふぅ・・・んぐ・・・あぁ・・・」
山崎くんをしゃぶりながら、横目で、僕の割れ目をなぞる赤坂君を見つめる。
だ・・・だめ、やめて・・・本当に・・・きもちいい。

目から流れ出る涙が、何を物語っていたか、自分ではわからない。
でも、少年たちの好奇心を、これでもかと刺激して
この場にいる男の子たち全員が、更なる興奮を覚えたことは間違いない。

「紗希、もういいよ」
「ん・・・はぁん!」
山崎くんが僕の口から自分で肉棒を抜く。
僕の唾液と彼の体液が混じった、ねばねばとした液体が糸を引く。

「お帰り、下山。今日から俺たちはまた友達だな。」
赤坂くんが僕にそういった。

僕は、こくん、とうなずく。

「じゃあ、みんなと遊ぼうぜ。」
涙が、どっ・・・とあふれ出た。
悔しかった。カラダを差し出すことでしか、
この少年たちにかまってもらえない僕の悲しさ、弱さ、

そして、腕力だって、決して負けなかったはずなのに、
この華奢な体では抵抗もできない事実。

「どうした、下山?楽しもうよ。」
傍らで見ていた山本君が、座ったままの僕の目の前に来て、
股間を、僕の目の前に持ってきて・・・



「い・・・いや・・・」
僕の最後の抵抗を、山本君はあざ笑うかのように
「あれぇ?友達じゃなかったの?俺たち。友達、やめてもいいんだよ。」

「・・・」
「こんなのが・・・友達なの・・・?」

「そうだよ。」
冷たい目で・・・山崎くんがにやりと笑って、言い放つ。
「・・・」
ああ、もう・・・逃げられない。
彼らは、泣こうが喚こうが僕を、力にまかせて犯すだろう。
それならいっそ・・・楽しんだ方がましかも・・・

「わかった・・・」
「あれ、どうするの?」
「なに・・・って・・・しゃぶってほしいんでしょ?」

急に吹っ切れた僕は、彼のアソコを手でさすり始める。
「おぉ、下山・・・話がわかる・・・おぉ・・・」

「いっぱい・・・気持ちよくなってね・・・」
自暴自棄だったのかもしれない。
彼らのおもちゃになっても、それで、僕も気持ちよくなれれば・・・

女の子に大切な貞節も、妊娠への恐怖も、僕にはまだ、教えられたものに過ぎなかった。
エッチなことをして、それで気持ちよくなれるなら・・・どうせ逃げられない・・・

「ん・・・んぐ・・・」
「お、下山ぁ・・・すげぇ・・・」



僕は、ロマンチックな会話も何もなしに、彼をしゃぶり始めた。
口の中で山本君がむくむくと大きくなり続けている
倒錯した感情が・・・淫猥な僕の血を騒がせないように・・・
慎重に、でも確実に・・・淫乱女への道を歩んでいた。

「おお、すげぇ・・・きもちいい」
「いいよ・・・出して・・・飲んであげる。」
この数日間・・・山崎くんに育てられた。淫乱女に・・・
彼の見守る中・・・いや、彼が命じるままに他の男の子たちとも
エッチなことをしている僕にとって、彼にいつもしているように
他の男の子にもご奉仕することは、まるで当然のようにかんじられて

「あぁ、で・・・でるぞ!」
山崎くんのオンナになるまでの2ヶ月ちょっとの間に、
病院で先生に教わったことや香澄さんやお母さんに教わったことよりも
女の子としての僕には山崎くんがこの本の数日間で教えてくれたことの方が
女の子としての僕に重く響いて、
いつの間にか、山本くんの出した精液を飲み干していた

「あぁ・・・おいしい・・・」
精一杯のセクシーな声で、精一杯のエッチな言葉を・・・
それが、女の子としての僕の、全てだといっても良かった。

「次は俺、いい?」
「う・・・うん」
内海君の言葉に素直にうなずく僕。
「やさしく・・・してね・・・」
山崎くんに叩き込まれたことを・・・他の男の子に見せればいい・・・
山崎くんはそれを見ながら笑っている。

「い・・・入れてもいいの?」
「いいよ・・・いっぱい、きもちよくなって・・・」
彼のオンナだったはずの僕は、山崎くんの目の前でせめてもの抵抗を見せていた。



あなたがみんなとエッチしろっていうからするんじゃない・・・
あたしははじめからみんなと・・・みんなとエッチしたかったんだ。

そう・・・言い聞かせるように。
山崎くんのほうを見つめながら・・・内海君が入ってくる感触を楽しんだ。

山崎くんは・・・笑うばかり・・・
そして、僕は・・・淫乱な自分を隠せなくなる。

「あ・・・あぁん!」
おちんちん・・・おちんちんが僕の中に入ってくる感覚・・・
痛いけど・・・きもちいい。
病み付きになりそう・・・もっと・・・もっと・・・

「下山、いくよ。」
「あぁ・・・あはぁ・・・はぁん・・・」
彼が腰を動かし始めると同時に、視界も揺れ動く。
アソコに男の子を受け入れて・・・
そして、男にカラダもココロも支配されたまま揺れ動く視界・・・
それこそが、僕の・・・
女の子としての・・・原風景だった。

「あぁん!きもちい・・・い・・・よぉ」
自分が・・・女の子だと強く感じるこの瞬間。
アソコを肉棒で突きたてられるたびに体中を走り抜ける快感。
僕は・・・友達、なんていうごまかしの言葉にすがるほどバカじゃなかった。

彼らの、男の子たちの肉奴隷となっても・・・
女の子のカラダが生み出す欲望と快楽を手放したくなかった。
山崎くんだけでは・・・きっと不満だった。
こんなにたくさんの男の子・・・僕は・・・セックスが、エッチが大好き・・・

「きもち・・・いい・・・」
胸をもまれ・・・誰かにキスされ・・・カラダ中を蹂躙され・・・
それが、とても気持ちいい・・・そう感じていた。



秋も深まった空気が・・・火照った肌を冷やそうとする。

「うぅ・・・ふぅ・・・ん」
目を閉じて・・・あけて・・・まだ・・・もっと、気持ちよくなれる・・・
もう・・・どうでもいい・・・

女の子の・・・カラダが生み出す快楽と欲望に完全に負けてしまった僕は
そのとき、彼ら・・・小学校からの友達だった彼らの肉奴隷となることを
心から悦び・・・絶頂へと上り詰めた。

「はぁ・・・はぁ・・・イヤァ、イ・・・いくゥ!」
心の中で・・・イっちゃうことをためらっていた気持ちが、
どこかへ消えてしまったとき、僕は・・・あっさりと絶叫し、
きっと・・・だれの目にも明らかなほど、淫乱な姿をみんなにさらしていた。

「あ・・・あぁ・・・ん・・・あぁん・・・はぁ、ふぅぅぅぁぁぁァ」
みんなに・・・見られている・・・見られている中で僕は
気を失わんばかりによがり狂う。

今、僕とエッチしてるのは山本君・・・でも・・・そんなことはどうでもいい。
僕は・・・この場のみんなに見られて・・・乱れていることが
とても・・・とても恥ずかしくて
その恥ずかしさがエッチな気持ちを・・・いけないことをしている気持ちを
ぐんと昂ぶらせて、それで感じてしまっていた。

「はぁ・・・きもち・・・よかった・・・」
男に翻弄された僕の・・・カラダの動きが、止まった。
そして、あたたかくて、男の子の匂いのする液体が・・・胸にかかってきた。

「つ・・・つぎは・・・?」
口走った本音・・・その響く意味も考えずに本能が
女の子の淫らな欲望が、次の快楽を求めていた。

「へぇ、随分簡単に堕ちるねぇ。」
不意に正気にもどされた僕はもとから紅潮した顔をさらにピンク色に染まらせて
男の子たちに反抗する。



「バ・・・バカぁ・・・そうじゃない。はやく・・・終わらせてよ。
あ・・・あたしは、早く・・・早く帰りたいの・・・・」

「早く帰りたい?」
「そ・・・そうよ。さっさと済ませて・・・早く帰してよ。」

強がりだった。

「紗希、そうあわてるなよ。」
「何?あわててなんかないよ、帰っていいなら、かえるけど?」

心の中は、帰りたいなんて思っていなかった。

「まあ、他にもお前に会いに来た男がいるんだ。もうそこまで来た。」
「えっ?」

入り口のほうを目で指す山崎くんの視線の向こう・・・
赤坂くんが・・・いつの間にか外に出ていたらしく
誰かを連れて戻ってきた。

「・・・豪・・・」
目の前に・・・現れた人影に・・・ハダカのまま
男の精液を幾重にも浴びたままの少女の目の前に現れた人影に

僕は・・・正気と狂気の間を彷徨っていた感情をズタズタに引き裂かれた。

「い・・・いやぁ!」

彼がこちらに気づく前に、僕は服を着ようとした。
それがすぐにはムリだとわかると、せめて、胸と・・・下半身を隠そうとした。
そして・・・幾重にも浴びた男の精液を・・・隠す方が先だと・・・
そう思った。



「こ・・・これは?」
赤坂くんにつれて来られた少年は・・・
男だったころからの・・・小学校のころからの大親友・・・
同じ中学校に進み・・・そして女の子に生まれ変わるときに
別れも言えず逃げ出してきた

この痴態を、この世で最も見られたくない・・・その少年が・・・
今、目の前に近づいてきた。

「豪、久しぶり。」
「山崎・・・これは・・・どういうことだ?」

「紹介するよ。俺たちの友達、下山紗希ちゃん。ここでみんなで輪姦してたんだ。」
「は・・・はじめまして・・・」

とっさに出た言葉・・・自分が・・・和宏じゃなくて・・・
別の人間だって、だから・・・この少年に会うのは初めてだって
そう言い聞かせるように・・・真実を捻じ曲げようとした。

女の子としての・・・最後に残った意地だった。

「和宏・・・ほんとうに・・・お前なのか・・・?」
「そうだよ。オンナになって、俺たちとまた仲良くなったんだ。」
僕のせめてもの演技・・・和宏じゃなくて・・・違う・・・一人の女の子だと
そうして、せめて自分を偽りたかった僕の心を
山崎くんは土足で踏みにじる。

「・・・はじめまして・・・」
それでも嘘で自分の存在を塗り固めたいと願う僕は、もう一度、豪に向けてそう言う。



「そう来るか。」
どっ、と男の子たちが湧く。

「それじゃ、それでもいいや。紗希。」
「な・・・なに?山崎くん。」

「んーと。この、お前が今日ここではじめて会った豪君は、
俺たちの小学校の同級生だった。でも、頭もよくてエリートの豪君は、
私立のW中学校に入ったんだ。だから、俺たちの昔からの友達でも
俺たちみたいなバカと違って、特別な存在なんだ。だから・・・」

「だから・・・?」
「丁寧におもてなしするんだ。」

気持ちが・・・真っ暗になった。
「山崎・・・何を・・・したんだ・・・」

「豪、ムリするなよ。どうせまだオンナの一人も知らないんだろ?
今から、俺たちの友達の紗希がお前の童貞奪ってやるから。
楽にしろよ。お前、幸せだぞ。
こんなにいい女と初めてのセックスできるんだから。」

「・・・」
僕も・・・豪も・・・絶句していた。

そして・・・絶句した状況でも・・・
ハダカの・・・男に汚された美少女を目の前に
股間の高まりを隠せない、正直な少年と、

その盛り上がりを本能のままに確認して・・・
追い込まれたこの状況での・・・親友とのセックスに思いをはせ始めた
淫乱な少女は・・・
いつしか、見つめあっていた。



あぁ・・・せめて、豪とエッチするんなら・・・
お互いに、もっと、ロマンチックな場所で・・・

女の子に生まれ変わったばかりのころ・・・豪に会いたくて
そんなことを夢想したことも一度や二度ではなかった。
その夢想・・・願いが・・・こんなゆがんだ形で・・・今、叶おうとしていた。

「さぁ、紗希。豪さんに丁寧にご奉仕しろよ。俺たちとは別世界の住人だ。」
「・・・」
別世界・・・彼の言ったことは正しかった。
勉強をまじめにして、収入にも知的にも恵まれた親をもち
私立の中学校に通う少年たちと
今・・・僕が通っている公立中学校に残った彼らの生きている世界は
まさしく別世界だった。

「いや・・・いや・・・」
もともとは僕も・・・豪と同じ人種だったはずなのに
今・・・いろんなことの結果・・・こうして、公立中学校の
成績も悪くて、過程にも恵まれない「友達」にカラダを支配され
肉奴隷となることを・・・気持ちの底から望んでしまったその直後・・・

誰よりも仲のよかった親友に・・・肉奴隷として「ご奉仕」するなんて・・・
ご奉仕・・・その意味するところは僕の乏しい性知識でもすぐに理解できた。

「豪にはご奉仕できないっていうのか?俺たちの友達だぞ。
俺たちのチンポはあんなにうれしそうにくわえたのに、豪のはだめだって、いうのか?」

顔が・・・かぁっ・・・と赤くなって
目から涙が溢れ出す。
「やめて・・・それ以上いわないで!」

振り絞るように発した言葉・・・もう・・・どうしようもないことを悟っていた。
「おい、服をこっちによこせ。」
「・・・・・・」
僕は・・・ハダカを隠すために・・・くしゃくしゃのまま持っていた
制服を、男の子たちにおとなしく差しだした。



どこまでも・・・どこまでも堕ちていく僕・・・
豪までも巻き込んで・・・
「見ないで・・・豪・・・くん・・・」
よそよそしい言葉を使って・・・まだ別人であることをあきらめ切れない僕は
彼と目を会わせようとしない。

「和宏・・・お前なのか?本当に・・・」
まだ信じられないという口調の親友の息遣いがわずか数十センチ先に聞こえる。
信じたくないのは僕も同じで、記憶を忘れようと試みる。

だけども彼の目の前で跪いたまま上を向くこともできない僕の
半開きの目に飛び込んでくる手や、足や、そのパーツの一つ一つが
4ヶ月前まで毎日会っていた大親友のものに間違いなくて

記憶の奥底に彼の全てがまだとどまっていることを
混乱した気持ちの中でも否定などできなかった。

そして、その人が僕にとっての、女の子としての
とてもいとしい人で、その手に抱かれることを何度夢に見たことか・・・

気づいていた・・・僕は、豪が好きだって・・・
男の子としてすごした最後の何週間かの間
少しずつ体が女の子に変化していく中で

芽生えつつあった女の子のキモチは、彼に恋していた。
身近にいて、優しくて、仲のよい男の子だったから、当然かもしれない。

それだけなら、勘違いかもしれない・・・
でも、自分のキモチにとっくに気づいていた僕は、
裸になって、汚れた姿のまま、4ヶ月ぶりに彼と対面することを
地獄の責苦のように感じている。



「うん・・・」
いやらしい欲望に翻弄されて、ここまで堕ちてしまった僕が
僕であることを、親友の前で認めた瞬間だった。
同時に、大粒の涙が零れ落ちた。

「和宏・・・紗希ちゃん・・・」
僕を女の子の名前で呼びなおした親友の息遣いが荒くなるのがわかる。
涙を流しながらも、冷静に僕はひとつのことに気づいていた。

豪も・・・他の男の子と同じ―ハダカの僕を目の前にして
アソコを硬くして・・・そして、ココロの奥底では
僕の「奉仕」をまっている。そう・・・山崎くんが命令したように―

「おい、早くしろよ。」
後ろから山崎くんの声が聞こえる。さっきよりも低くて
怒りの入った声だった。

逆らうと・・・どんなことが待っているか怖い
いや・・・本当はただ、いやらしい僕が彼の命令に従いたいだけなのかもしれない。

「はい・・・」
僕は目の前の親友に膝で2歩近づくと、股間に手を伸ばす。

「豪・・・くん・・・」
「紗希ちゃ・・・ん」
親友を見上げると、彼は驚きの目で僕を見る。

その戸惑いとは裏腹に、僕の細くて白い指が触れたズボンの上からでも
彼の肉棒が、他のどの男の子たちにも負けないくらい
僕のハダカに興奮し、僕との交わりを待ちわびて、今にも暴れだしそうなほど
いきり立っているのがわかる。

「なめて・・・あげるね。」
他に言葉が見つからない僕は、彼の目を見てそれだけ言って
ベルトを外してファスナーをおろして、
ズボンもパンツも一気に下ろして・・・



反動で彼の肉棒が天井を向いて・・・
「大きい・・・」
そう、僕がつぶやく。

彼は、言葉もなく、変わり果てたかつての親友の口に
自らの肉棒が含まれていく様子をどう見ていたのかも僕には分からない。

目を合わせることができない。
ただ、他の男の子のおちんちんと同じだって
そう言い聞かせながら、くわえて・・・なめまわした。

ちゅばっ、じゅるるっ、そんな音を立てながら。
「あぁっ!和宏!」

押し殺していた気持ちに、突然激しい何かが突き刺さった。
豪の突然叫んだ瞬間、彼の肉棒は、びくん、と波打つように痙攣した。
突き刺さった何かは、ココロの中で激しい痛みとなって全身に伝わっていく。

今まで、女の子になってから感じた痛みの中でも、飛び切りの痛みだった。
僕は・・・だからこそその痛みに目をそらして、彼を見ないようにして
一心不乱に、ぺろ、ぺろ、と彼の肉棒を喉の奥まで入れて、なめ続けた。

あたしは・・・淫乱な女の子・・・ここにいるみんなの「友達」・・・
この男の子も、あたらしい、「友達」・・・だから、だから・・・
そんなフィクションを頭の中で必死に作り上げて、自分自身に説得しようとしても
眼から温かいものが流れるのをとめることはできなかった。

「んんぅ・・・ふぅ・・・ん」
僕は、なんとかあきらめようとして、フェラチオをさらに激しくする。
自分は和宏じゃない。エッチが大好きな女の子、紗希だ・・・
目の前にいる豪くんに、ご奉仕しているんだ。
そう言い聞かせながら、口の動きをピストン運動に変える。
「か・・・和宏ぉ!」

そんな僕の思いを踏みにじるように、豪くんは、上ずった声で僕をそう呼ぶ。
耳をかさずにフェラチオを続ける僕・・・



「きもちいい!」
豪くんがそう叫ぶと、周りがどっ、とわく。
僕と豪・・・小学校のときからエリートだった二人の獣のような交わりが
今、公立中学校に通う彼らの見世物となっている。

「あ、あぁ!すごい!」
豪くんは僕の頭を抑えて・・・自分も腰を使い出した。

僕は、本当は彼をイかせようとは思っていなかったけれど
彼が必死で僕の頭を抑えて、ものすごい勢いで腰を振り出して・・・

「紗希ちゃ・・・ん!イくよ!」
と叫んだときには、もう手遅れだった。

「はぁ・・・はぁ・・・」
僕の顔に温かくて・・・白い・・・あの独特のにおいの液体が大量に発射された。

大声で笑う男の子たちの声が、廃屋に大きく木霊する。

「ハハハ、ちょーウける。」
「ありえねー、いきなり出しちゃうかよ。」

僕は・・・ボウゼンと、自分の欲望だけを満たして後悔に襲われているであろう
豪を眺めていた。呼吸をするたびに豪の欲望が僕の鼻をつく。
その匂いが、またひとつ、僕の中に生き残る「男」を奪っていった。

「あっ・・・ふぅん!」
カラダが宙に浮き上がる。我を失って豪を眺めていた僕が現実に引き戻される。
二人の男の子が僕の体を持ち上げる。

「さあ、次は豪、お前が親友にお返ししろよ。」
僕の脚は開かれ、今日だけでも何人もの男の子と楽しんだ
アソコが豪の目の前に大写しになる。

「いや、見ないでぇ!」
僕は嫌がって精一杯叫んだけど、本当は・・・こわかった。



豪に思いっきり僕のいやらしいアソコをみられることがはずかしかったんじゃない。
男の子に汚されつづけたあの部分の匂いに幻滅されることを恐れたわけでもない。
射精して、頭の中が真っ白になって、性欲から解放された
豪に、嫌われてしまうのが、本当に怖かった。

「ふざけんなよ・・・」
僕の予感は、当たった。
「きゃぁっ!」
豪はズボンをはくと、強引に僕の体を抱き寄せて
男の子たちから奪い取った。

「こんなことをして、お前ら、犯罪だぞ。」
「豪くん・・・」

怒りの形相で、豪が彼らに訴える。
僕は、その言葉を聞いた瞬間うれしさで頭が爆発しそうだった。

周りがしーん、と静まり返る。
裸のままで、パンツすらはいていない僕をぎゅうっ、と抱きしめた
豪の腕の温かさは、またもうひとつ僕を男から遠ざけた。

「はははは!」
静寂を割って高らかに笑い声を上げたのは、山崎くんだった。

「お前、いったい何を言ってるんだ?」
「俺は、和宏・・・紗希ちゃんを助ける。逃げよう、紗希ちゃん。」

「逃げてどうする?逃げ切れると思ってるのか?」
「お前らにこれ以上紗希ちゃんが犯されるよりもマシだ。」

「紗希も、それを望んでいるのに、か?」
「えっ・・・?」

僕を抱きしめていたヒーローと、目が合った。
僕は・・・分かっている。この、豪の勇気ある行動が、どんな結果になるのか。
豪は、射精して、性欲から解放された今だからこそ、こうやって僕を連れて
なんとか逃げようと、戦おうとしてくれている、でも・・・

さっきまでは僕のフェラチオに気持ちよさそうに、悶えて
自分から腰まで振っていた。



女の子の正直な気持ちは、その豹変振りに戸惑う。
僕は、男の子の気持ちが射精の後どうなるかよく分かっているから
頭では理解しようとするけれども、
でも、自分のフェラチオで素直に悶えてくれていた男の子が
突然変身した姿を目の当たりにして、やっぱりどうしていいか分からない。

「・・・」
一瞬、でもものすごく長かった。僕と豪は見詰め合って、
お互い、ものすごく好きだって、確かめ合ったような気がした。
でも、僕のココロは彼を信用していなかったと思うし
彼も・・・

「紗希ちゃん・・・」
「紗希がが望んだんだ。お前が勝手に逃げる、って言っても、
紗希はきっと着いていかないぞ。」

「そんなバカなことあるか!」
豪はそう言ってもう一度僕の目を見る。

僕は、その瞳の純粋さに吸い込まれそうで、それでも、出口までの距離とか
出にくさとか、僕の体力とか、そういうこと考えたら、逃げ切れるはずなくて

「紗希、どうなんだ?」
山崎くんのその問いかけが、一瞬の夢から僕を目覚めさせる。

「ごめん・・・豪・・・くん・・・」
僕はそういうとそっ、と彼の手を解いた。

眼からは涙があふれ続けている。豪と一緒に逃げるよりも
そのとき、男の子たちのエッチの道具でいることを選んだ。

そうじゃないと・・・彼を助けられないし、僕だって逃げることなんてできない。
「豪くんも・・・一緒に・・・たのしもう・・・?」
思い切って発した言葉は、豪を・・・親友を絶望のふちへと叩き落した。



「紗希、いい子だ。こっちに来い。」
「和宏・・・」

豪の眼が、「行くな」と訴える。でも、僕は、もう、男の子のそんな気持ちに
素直に従えるほど、純情な女の子じゃ、なくなってしまっていた。
「うん・・・」
10メートル先にいる山崎くんのほうへ、ゆっくりと歩き出す。

知っている。豪だって、もう30分もすれば、さっきと同じように
元気になって、もう一回、僕のご奉仕を受けてくれるようになる。

それで、いい。「友達」で・・・
ひんやりとした床が足の裏に冷たい。ほんの少しだけこのカラダを冷やす。でも、
火照ったままのカラダは、もう、男の子の肌のぬくもりも
クリちゃんを優しくいじられたときの快楽も、アソコに男の子が入ってきたときの悦びも、
男の子の欲望をカラダに受けた後鼻をつく独特な匂いも、
そして、絶頂に達したときの、この世のものとは思えない感覚も
覚えてしまっていた。忘れられなかった。

「おい、そいつを逃がすなよ。」
「えっ?」

分かってるよ。
出口の方には、もう二人の男の子が立っていて、豪の逃げ道をふさいでいた。
「山崎くん・・・彼は・・・」
「分かってるさ。それも、お前次第だ。」

「・・・」
豪の安全と引き換えに、僕のカラダを・・・もっともっと汚そうとする彼・・・
「うん。わかってる。」

「さぁ、あいつにお前の淫乱ぶりを見せつけてやれ。」
「うん・・・」

山崎くんはそれだけ言って、具体的な指示はなにもしなかった。

「・・・」
「どうした?」
僕はほんの一瞬、彼の命令を待った。でも、それがないことを悟ると
自分で何かをしないといけないことを知った。
わかってるだろ、と彼の目は確かに語っていた。
冷たい目つきで、確かに。


自分から服を脱ぐようなことはできなかった。
だから・・・彼の前に跪いて、ズボンのチャックを下ろした。

「紗希が、しゃぶってあげるね・・・」
その言葉を合図に、他の男の子たちも、僕をとりかこんだ。

「あ・・・あぁん・・・」
後ろに回った内海くんが僕の胸をふんわりと揉み始める。
僕はいつものように山崎くんのおちんちんを口に含む。
「はぁ・・・ん。」

豪くんに見られている・・・いや・・・
でも、あえぎ声が止まらない・・・
「さぁ、腰を浮かせて。」
その言葉に僕はおとなしく従う。スカートを脱がされて
あらわになったアソコに、男の子の指が触れる。

「いやぁ・・・ぁん」
山崎くんをしゃぶりながら・・・内海くんが僕のアソコをいじる。
耳元で「きもちいい?」とささやかれる。

僕はしゃぶりながら首を縦に振る。
すると、山崎くんの腰に当てていた右手を誰かに取られる。

その手で・・・あたたかいおちんちんを握らされる。
「だめぇ・・・」
狭い口からはそんな言葉が漏れる。でも、気持ちは裏腹だった。
おとなしくその手でおちんちんをしごきはじめる。
「あぁ、たまんねぇ!」
程なく左手も同じ運命をたどる。

「さぁ、そのままたって。」
2本のおちんちんを握って、山崎くんのおちんちんをしゃぶったまま、
僕は立たされる。

なにが起こるか、わかっていた。そして、楽しんでいた。
「いやぁ・・・あぁ・・・ん」



「見ろよ、豪、いやらしい汁がこんなにあふれて光ってるのが見えるだろ?」

ぱんっ、と僕のお尻を内海くんがたたく。

「さぁ、紗希ちゃん、どうして欲しい?」
「イ・・・いへて・・・くははひ・・・」
泣きながら、そう答えるしかなかった・・・

「聞いたか、豪。お前も早くこっちに来いよ。この次にまた手コキでも
フェラチオでもしてもらいなよ。それとも、童貞喪失か?」

山崎くんの言葉に周りがど、っとわく。
「いやぁ・・・あん・・・」
豪・・・みないで・・・そう思う暇もなく、
アソコに、男の子の感触を覚えた。

「ふぅ・・・ふぅぁん!」
立ちバックでセックスが始まる。視界が僕の意思と関係なくゆれ始める。
粘膜と粘膜が擦れ合って、屈辱と快感がこのカラダを際限なく襲い始める。
4本の肉棒にこのカラダを支配され・・・それを親友に見られる。
そして、それで・・・ものすごく気持ちよくて・・・
僕は、もう・・・完全に肉奴隷だった。

「紗希・・・」
豪のつぶやきが・・・この騒がしい世界の中ではっきりと
僕の耳に届く。

深い後悔・・・でも、快楽に負けて、快楽にココロまで売り渡してしまった僕・・・
この地獄は・・・いや、天国が・・・あんな形で突然終わりになることを
このときの僕は、まだしらなかった。

「イイッ!イっちゃう!ぅ!」
男の子たちの低いうめき声に比べて、興奮した僕の鼻にかかったようなかわいい
声はよく響く。
男と女・・・何人もの男に同時に犯される女の子のあえぎ声。



恍惚に浸って、4人の男の子を同時に相手にする淫乱な僕・・・
あえぎ声のハーモニーは、きっと、淫乱な僕の正体を親友にもさらした。

「紗希!いくぞ!」
「あぁん・・・」
僕の顔に山崎くんの白い欲情が降り注がれた。

「さぁ、次は・・・」
それで口が解放されることはない。次の男の子が待っている。

右手、左手、次々と男の子たちの欲情をカラダに受け、
そして、バックで僕を犯していた内海くんも・・・
「いぃぃぃっちゃう!」
ひときわ激しく腰を振られて、僕は上り詰めた。
でも、口も、手も、止めようともしなかった。

白濁液で次々とカラダを汚されながらも、
僕は次々と男の子と受け入れ続けた。

もう、今握っているおちんちんが誰のものか、いま僕を突き刺しているのが
だれのおちんちんなのか・・・わからない。

「あぁん・・・あぁん!」
ただただ、気持ちよかった。
「紗希・・・和宏・・・」
ボウゼンとした豪の呟きが耳に何度も届くたびにココロの中の
弱いところをずきん、ずきんと突き刺した、
でも、淫乱な僕のココロはその痛みすら・・・
豪に見られている、恥ずかしさすら、いつの間にか快感として消化してしまう。

「はぁ、はぁ・・・」
男の子たちに陵辱され続けて・・・どのくらいたっただろうか・・・
右手が解放され、左手が解放され、
エッチのための道具だった僕が犯されるのは
アソコに入ってくる一本のおちんちんだけになっていた。



「いくぅ!イくぅ!」
さすがの男の子たちも、体力の限界だった。

僕は、体力は使いまくったけど、でも、体は火照ったままで・・・
でも、男の子たちは冷たく、その場を去っていった。

「じゃあな、紗希。明日10時にここに来いよ。」
「はぁ・・・はぁん・・・」

そして、取り残された。
僕と豪だけが・・・

紗希・・・
僕を優しく抱き起こして、豪は犯され続けた僕の体から
白濁液をふき取り始めた。

「やめて・・・」
「紗希・・・ちゃん・・・」
「止めてよ!」

優しさが・・・痛かった。
肉奴隷に落ちてしまった僕なんて、彼の優しさにも、彼の親友にも値しない・・・

「かえって・・・帰って。」

「紗希・・・明日もここに来るのか?」
「関係ないでしょ。豪くんには・・・」

「俺、お前のこと・・・」
「言わないで!」

二人の間に気まずすぎる空気が流れていた。

「帰ってよ!」



僕のやってること・・・悪いってわかってるし、
豪にも、すごく裏切りをしたこともわかってる。
でも、止められなかった。

今の僕には・・・優しい言葉をかけてくれる豪よりも
もっとストレートに僕のカラダに快楽を与えてくれる
男の子たちのほうが・・・価値があったのかもしれない。

そして、僕はもうひとつ、豪の優しい瞳の奥に
他の男の子たちと同じ、本音は僕とどんなことをしたいのか・・・
その本音を・・・確かに見ていた。

そして、僕も本当は・・・豪ともエッチしたかった・・・
誰よりも、豪のおもちゃにならなってもよかった。

いつか・・・きっと後悔する。
そんなこと分かっていた。でも、淫乱な自分を止められない。

「わかった、帰るよ。」

「待ってぇ!」
「うん?」

「明日・・・豪くんも・・・来て・・・」
「紗希・・・」

こうやって、誘惑することしかできない。哀れな女の子。
女の子としての大事なことのほとんど全てよりも
カラダで男を誘うことを先に覚えてしまった女の子・・・

「う・・・ん、わかっ・・・た。」
その意味を確認しあうことなく、約束だけ交わして僕たちは二人で
その場を後にした。

帰り道、無言のままはなれて歩いた二人に、
そして、先に帰った男の子たちの未来が
その後すぐに急展開することを、まだ、誰も知らなかった。
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