『悠ーーー起きなさーーい!!学校遅れるわよーー』
一階から母親の声が聞こえて来る、その声に反応するように俺は布団の中でうごめいた。
『う〜ん……』
起きようとはするが、眠気が意識を夢の中に戻そうとする。
『悠、早くしなさい』
そのまま布団にいると反応の無い俺に痺れを切らしたのか母親がやってきた。
「バンッ」
と扉を開けると共に部屋中に声が響き渡る。
『悠!遅刻したくないんでしょ!』
怒鳴り声で一気に目を覚まし跳び起きる。
『い、今起きるとこだったんだよ……』
何とか言い訳を言い母親を見ると、口をポカーンと開けてこちらを見ていた。
『ん?どうしたの?』
首を傾げながら、いつもの朝と違う態度の母に疑問をぶつけた。すると、こちら以上に疑問した口調で返事をする
『あ、あの……どちら様でしょう?』
母からの意味不明な言葉にわけがわからなくなる
『はぁ、朝から何言ってんの?』



くだらない冗談に呆れながら立ち上がろうとすると胸にずしりと重みを感じた。
『ん?なんだ?……』
下を見ると目の前に見慣れぬ丘が二つ広がり目が点になる。
『ななななっ、なんだこりゃ?』
昨日までの身体には無かった物体に困惑していると母が口をひらいた。
『えーっと、悠の彼女?あの子いつのまにこんな可愛い娘連れ込んだのかしら。
悠が何処にいるか知らない?』
母親のとぼけた台詞で正気になり叫ぶ
『母さん何言ってんだよ!!俺が悠だよ!』
『…ん?さては悠と二人でからかっているのね?や〜ねぇ、私は女の子は産んでないわよ』
俺の台詞にも驚きもせずにのんびり笑っている
『誰が女の子だよ!……え!?』
怒鳴ろうとすると、今になり自分の声がおかしいことに、そして手や腕回りも細
くなっており髪も腰辺りまであることに気付いた。
『え…何これ…どうなってんの…?』
だんだん自分がわからなくなる、泣きそうな顔で母親に話し掛ける
『か、母さん……俺…女の子に……』
さすがに泣きそうな顔で言われて母親も笑うのをやめる



『う〜ん確かにあなたは女の子よ。でも悠は男の子なのよ』
『だから俺が悠なんだよ!!起きたら女の子になってたんだよ!』
まだ理解できぬ母親に自分の経緯を話すと、さすがに驚きを隠せないようだが、
まだうたぐり深そうにしていた。
『あなたがそんなに悠と言い切るなら、何か証拠がないかしら?悠自身なら家族の事とかわかるでしょ?』
母の言い分も、もっともだと思い家族説明をした。
『まず俺の名は[橘 悠]高校二年で四月二日生まれの牡羊座のA型で父親が[
橘 和馬]サラリーマン、母親が[橘 陽子]旧姓が佐藤陽子、専業主婦。あと
弟の[橘 晋也]小学六年生で、よく俺の部屋にゲームしにくる……こんなとこ
で信じてくれる?』
一通り話し母の反応をみる
『ふ〜む、母さんの旧姓まで知ってるなんてね……悠が昨日から部屋出た様子も無いし…じゃあ信じてあげる。悠本人なのね?』
『だから本人って言ってるじゃん…』
まさか信じてもらうだけでこれほど疲れるとは思わなかった。
『はぁ…なんでこうなっちゃたんだろ…』
自分も信用されると自分の変化に悩み始めたが、すぐさま母の声で考えが消し去られた。



『やったじゃない、私前から女の子ほしかったのよ〜今度一緒に洋服買いに行き
ましょうね』
嬉しそうに言いながら俺の肩を叩いた
(あいかわらず、おきらくな人だよ……)
母親の姿を見て呆れた。
『そうそう制服も替えなきゃ駄目ね』
『制服!?そうだ学校……』
あわてて時計をみたが今から出ても明らかな遅刻だった
『ああ…皆勤だったのに…』
比較的優等生の自分としては皆勤賞ももらう予定だったのだがその予定も淡く散
った。
『てか、この姿じゃ行けないよな…』
『あら、行けばいいじゃない。午後からでいいから出なさいよ』
母の発言に驚く
『な、何言ってんの?女の姿なんだよ?誰も信じないし、第一理由聞かれたらど
うすんだよ!』
『大丈夫よ、きっと皆信じてくれるわよ。校長先生は知り合いだから平気よ、電
話しといてあげる』



母の言葉に唖然とする
(ここまで、おきらく極楽とは……何処の世界に昨日まで男だった奴が次の日に
女になってんだよ……)
呆れて溜息しか出なかった。
『じゃあ行きなさいよ、あとお金渡すからちゃんと制服買いなさいよ』
『………は!?なんで俺がセーラー服なんか着なきゃいけないんだよ』
一瞬母の言葉に我が耳を疑い反論するが、あっさり言い返され反論出来なくなる
『だって、女の子が男の子の制服着てたらおかしいでしょ?いい?今日あんたの
学校の制服着て帰ってこないと夕飯抜きだからね!!』
『うっ………わかったよ……』
制服一つで食事抜きにされては堪らないので、あっさり男のプライドは砕かれた

『とりあえず御飯食べちゃいなさい』
何事も無かったように部屋を出ていく。とぼとぼと歩きその後を続く。
『あ、身長も縮んだみたいだな・・・』
自室の扉がいつも見ていた視線とは高さが違い身体の変化を感じていくが、一階の台所に移動するだけで度々自分が女と意識させられる
『うっ…下がみえん……はぁ…』



階段を降りようとすると胸が邪魔で足元が見えなく、また一段降りる度に乳房が
ポヨンポヨン上下に揺れる。途中ズボンの上から股間を触ってみたが突起したも
のは無く、つるんとしていた。
『はぁ…まじかよ……ほんとに女になってるし……』
食卓に着くとテンションは最低まで落ちていた。
食卓に並ぶ料理を元気なく食べていると母が声をかける
『な〜にいつまでしょげてるの!!元気出しなさいよ!』
『そりゃしょげるよ、朝起きてたら自分が女になっていたなんて漫画みたいな事が起きたら誰だって落ち込むだろ?』
俺の発言にも母は涼しい顔で答える
『あら、いいじゃない。普通そんな事味わえないのよ?楽しみなさいよ』
『・・・・・・・』
母の言葉に沈黙するしかできなく、黙って食事を終えた。

二階に上がろうとしたとき後ろから声がかかる。
『母さん友達と用があるから先に出るわね。お金テーブルに置いてあるから。ちゃんと学校行くのよ』
そう言うと外に出てしまった。



『はぁ、まじかよ・・・学校いきたくねーー』
自室に戻りベットに腰掛けてぼやいていると、下半身から尿意を感じトイレに向かった。
『あ、そうか無いんだっけ・・・』
便器の前に立ちいつものように用を済ませようとしたが股間にいつものモノが無いと気づき
、ズボンを膝まで下ろすと便座に座った
『女ってのは不便だな・・・あっ』
視線が自分の股に注がれると、目に女性器が写る。女性経験があまり豊富で無いとはいえパソコンなどで無修正とよばれる画像を何度かみたことはあったが、実際に実物を見るのは初めてである
綺麗な桃色の割れ目が固く閉じている。見ていると不思議と身体が熱くなる何故か陰毛は生えておらず性器が丸見えになったいた。
『ここから、おしっこが出るんだよな・・・んっ』
割れ目をみながら下半身に力をいれていくと
シャーーーーーーー
音ともに黄色い液体が飛び出されていく、そのまま便器の中に流れていく
しばしその光景をじっと見ていた。
『・・・・あ、終わっちゃう』


しだいに弱まっていく尿を見ているとと心なしか残念に思えた。終わっても余韻を楽しむかのように自分の股間を見つづけていた
『・・・確か紙で拭くんだよな』
しばらくして、このままいても仕方ないと思い、頭の片隅にあった知識を使い紙を割れ目にあてがえ付着した液体を拭きとると部屋に戻った
『さて、着替えるか。さすがに学校近くまでは私服で行くか。』
気持ちを切り替え母に言われた言葉を思い出し制服を紙袋に入れて普段着に着替え始めた
『うん?髪が邪魔だな・・・』
シャツを脱ごうとすると今まで経験の無い長さの髪が引っかかり四苦八苦した
なんとかシャツを脱ぎズボンを下ろすとトランクスも一緒に落ちてしまった。
『うわっ、ウエストがばがば。』
細いウエストに手を当て、クローゼットに向かうと途中に立てかけてある等身大の鏡に映る自分に気づいた。
『・・・・・』
艶やかなボリュームのある黒の髪を腰辺りまでなびかせ、大きく形の良いバスト、引き締まったウエスト、そして張りのあるヒップ、スラリと伸びた脚、透き通るような白い肌、そしてアイドルと思わせるような可愛い顔、その姿に見とれてしまった
『きれいだ・・・・あっ』




手を伸ばし美少女に触れようとするが鏡にせき止められてしまい鏡の中の美少女は残念そ
うにこちらをみている、その姿が自分と気づくには時間が必要だった。
『こんな可愛い子になってたんだな・・・』
複雑な心境で手を鏡から離し胸に当てるとほのかな暖かさが伝わる。触れれば壊れてしま
うのでは無いかと思いたくなるほど繊細で華奢な身体つきの姿をみて心が奪われたようだ
った。時が止まったような部屋でしばし鏡の中の自分と目を合わせていた。
少しして時計に気づき時刻を見るとまだ余裕があるとわかり自分の身体を観察すること
にした視線を顔の下におろす
『しっかしでかい胸だな・・・まじでけぇな・・・うちの学校の女子とは比べ物にならねえな』
シャツ越しからでもわかっていたが、実際見るとその大きさに驚いた。小柄な少女には不
釣合いな程大きな果実は自分で手を当てても明らかに手からはふれだしている。軽く触れ
るとやわらかい感触が手に残る。感心し終わると鏡越しに正面からみたり、上から見下ろ
す形で見たりと、あらゆる角度から見て楽しんだ。途中身体を左右に振ると、胸もぶるん
ぶるんと揺れるのが見ていて嬉しかった。


『ああ、男の時は走ってる女の子とかよくみてたけど、やっぱいつみても、おっぱいの揺
れは見てて嬉しいよな〜』
感動しながら鏡の前で胸を寄せてみたりとグラビアアイドルのポーズをとって遊んでみた。
『生でこんな巨乳みるの初めてだぜ』
鏡に映る姿を見ているだけで涎がたれてくる。あまりに没頭しすぎ涎が胸にたれるまで気
づかなかった。
『おっと、いけねえ、見とれすぎた・・・・あっ』
口元を拭い、胸にたれた涎をふき取ろうと胸を強くなでた瞬間身体に小さい電気が流れた
ようだった。
『な、なんだ今の・・?勝手に声が・・・』
未知の体験にもう一度胸を強くつかんでみると、刺激が胸から脳に信号を送る
『ぅんっ』
鼻から息が抜ける。経験の無い刺激に驚きつつも、気持ちよさに胸から手が離せない
『もしかして、んっ、感じちゃってるのかな・・・ぁんっ、女の子がこんな、気持ちいい
なんて・・・あんっ、しらなかった』
恐る恐るではあるが、ゆっくりと乳房全体を揉み続ける。両手を使い手のひらを押し当て
て円を描くようにゆっくりこねまわしていく。口から自然と声が漏れる
『ぅぅんっ・・・ああっ・・・気持ちいい・・・』



いつのまにか乳を搾り出すように力を入れ掴んで搾る。そのたびに鋭い刺激が身体を駆け
巡る、腰を落し足をM字型にして座るとベットに寄りかかり、胸をまさぐるのに集中する。
ふと、気づくと手に硬いものが当たる。手を離し胸を覗くと、白い肌の二つの丘の頂きに
あるピンク色の乳首が痛いくらいに硬く突起していた。
『こんなに硬くなっちゃった・・・・あああんっ』
乳首を親指と人差し指で掴んで力を入れると、今までとは比べ物にならない刺激が身体を
貫く。指を離しては掴み、離しては掴み刺激を楽しんでいく
『やああんっ・・はぁはぁ・・・・うううんっ・・・気持ちっ・・いいっ』
しだいに感じつつも大胆に乳首を刺激していく、乳首をつまみ引っ張り上げたり、コリコ
リとすりつぶしたりする。白い身体は上気し赤くなる。刺激が身体をめぐるごとにビクン
ビクン震え身体の奥から、中から何かが分泌されているようだ。
『身体が・・熱いよ・・・アソコが、熱い・・』
自然と脚を閉じ腰をひねり、すり合わせるたびに胸とは別の刺激を脳に伝え、くちゅくちゅ
と液体の音が部屋に、そして自分の耳に響き渡る。
『あふっっ、も、もう、こんなに・・・ゃんっ、感じちゃってるよ・・・いやらしい音が・・・
聞こえる』


喘ぎ声と、甘い快楽の香りが部屋に充満していく、ここだけ別空間のようだった。
片手をそろそろと下半身に下ろし股の間にはさむと割れ目を縦になぞる。
『んんあああっ』
あまりの気持ちよさに身体が反り返ってしまう、それでも指は自分の意志とは関係なく指
の腹を押し当て擦りつづける。胸も中指と人差し指で乳首を刺激つつ、力強く胸を揉み解
す。口はひらっきぱなしで、涎をたらしながら喘ぎ声が漏れつづける。身体全体から汗が
吹き出る。
『んんぅぅぅ・・はぅぅう、もう、オマンコ・・ぐちょぐちょだよぅ、き、気持ちよすぎ
るよ』
中から溢れ出してくる愛液が指に絡みつき、擦る速度を速めていく。
『ぬ、ぬるぬるが、あぁああっ、と、止まらない・・・とまらないよ、はああぁぁぁ、
オマンコから・・どんどん溢れてくるぅっ』
気づかぬうちに股を思い切り広げ、隣の家に聞こえてしまうのではないかと思うほど声のト
ーンを上げ夢中で割れ目を擦る。快感が身体を突き抜けるたびに中から、とろとろと汁が
たれだし、お尻を伝わり、床に湖を作っていく
(もの足りない・・・もっと・・・)



頭に浮かんだ言葉に反応するように指は割れ目の頂上にあるクリ○リスに触れる。
『ぐっっ!!』
刺激の強さに一瞬意識が無くなる。しかしすぐ思い出すように指は愛液を拭ってはクリ○
リスに塗りつけていくぷっくりと膨れ上がったクリ○リスの皮をめくっては、戻し、めく
ったら戻す。それだけで意識がなくなるほどの快感が得られる。秘部をまさぐる指に合わ
せるように腰が揺れ動く。もう理性は無くただ本能に身を任せていた。
『だめ、だめっ、気持ちよすぎる・・・あああっ、なにかっ何か、くる』
快楽の波が身体の中を荒れ狂う、まるで岸壁に打ち寄せる波がしだいに高まっていくよう
だった。
『ああっ、あああっ、も、もうイッちゃう・・・イッちゃうよーーーーーーーーーーー!!!!』
力強くクリ○リスを掴むと同時に、絶頂の波が頂点まで達し、ひときは大きな声を上げる
と弓なりに反り返り股間から多量な愛液が噴出した。身体がビクンビクン震えてそのまま
倒れこむと意識を失った。



しばらくすると意識が戻り、自分の現状が把握できるようになる。
『はぁ、よくわかんなかったけど、俺、女の身体でオナニーしてイッちゃったんだな・・・』
途中からの意識があいまいだが、脳には気持ちよかったという記憶が残っていた。
男のときにも自慰経験はあったが、その時は自分の意志で意識を持って行なっていたが、
先程は、次第に理性は失い身体が勝手に反応して本能がおこなっていた。しかも快感は男
のときと段違いで終始気持ちよさが身体の中を巡っていた。
考えこみながら座って、身体の火照りを抜くと、タオルで汗と愛液でべとべとになった身
体を拭き、床に広がる液体を掃除した。
身体を動かすと脱力感が付きまとったが、気合をいれなんとか行動した。床に広がる液体
が自分の中から出てきたものだと思うと、また股間が熱くなる感じがしてきたので頭を振
って考えを飛ばした。落ち着かせるために裸のまま一階に降り台所に向かうと水をいっき
飲みをした。冷たい水が喉から身体の中心を伝わっていくのがよくわかる。
『ふぅ・・・』
身体の火照りがおさまると、ふと壁にかかっている時計を見た。予想外に時間が経過して
いたことに気づき、急いで自室に戻り着替え始めた




小さ目のTシャツ選んで着たのだが肩周りや丈などが明らかに大きいのに胸の部分だけは
ややきついといった感じがした、左右に引っ張られる形になったせいか、胸にプリントさ
れている絵柄が歪んだ形になっている。その部分をみてるだけで涎がでてくる。
『えっちな身体だな・・・』
上から胸を覗きながら素直な感想をもらした。胸が大きいせいなのか元から細いウエスト
がより細く見受けられた。
次にずり落ちるトランクスを抑えながらGパンを穿いた、こちらも小さめを選んだがウエ
ストはがばがばであるのに、ヒップの部分はぴったりしていた。ベルトと通して落ちるの
だけは防いだ。裾は何度か巻いて長さを調節することにした。シャツはズボンから出した
状態にしておいた。
『まあ、こんなもんかな、特に不自然でもないし』
鏡でチェックを済ますと乱れていた髪を梳かし始めた。よくわからないので跳ねない程度
に梳かして終わりにした。
『さて、次はカバンの中身をっと・・・午後は誰の授業だっけかな』
机に置いてある時間割表を確認しながら教科書類を詰め込んでいく
『今日は午後ひとつしかなくて助かったぜ、しかも担任だから教室に一緒に行ってもらう
かな・・・さすがに急に女の子が入ってきたら連中驚くだろうな〜〜』



クラスの奴らが目を点にしている顔が脳裏に浮かべると自然に笑みがもれてくる
母親からの遺伝なのか、だんだん女でもいいかなっ、どうせすぐに男に戻れるだろう
という安楽思考になりつついた。

『いってきまーーーす』
荷物を持ちテーブルに置いてあった金を財布にいれ、誰もいない家に向かい声をかけて外
に出た。
悠の自宅から駅までは意外と離れているのでいつもバスで向かう、バス停に着くと丁度よ
くバスが来ていたので飛び乗った。平日の昼近くにもなると車内はガラガラだった。
駅に着きホームに行くまでに数人の人とすれ違ったが特に違和感は無いようだった。
(ふぅ、よかった。別に服装とかに問題は無いみたいだな)
心配も無くなり、すぐ来た電車に乗った。
扉寄りの席に座ると、いつもの電車に乗るときの習慣からか先程の自慰疲れからか次第に
眠くなってきてしまった
(駄目だ・・眠い、どうせ終点までだから寝ちまうかな)
手すりに肘を乗せ寄りかかるようにして眠りについた

しばらくして目を覚ますと、いつのまにか車内は込みはじめていた、ガラガラだった席も
埋まり立ってる人もちらちら見受けられた。携帯を取り出して時間を確認する


(けっこう寝たな、次が終点あたりかな。・・・しかしさすがに乗り換え駅通過すると混み
だすな〜)
途中にある大き目の駅を通過したためにサラリーマンやら大学生らしき人が多数乗り込ん
でいた。
(ん?なんか見られてる気がする・・・)
男のときと違い敏感なのか正面や横に座った人、悠の周りに立っている人がチラチラとこ
ちらを見ていることに気づいた。明らかに視線の先が顔や胸に集中していることがわかっ
た。シャツを押し上げ一目でわかる巨乳がノーブラで固定されてないために電車の揺れに
あわせて、ぷるぷると揺れる。しかも顔も文句無しの美少女となれば視線を浴びないほう
がおかしいくらいである。隣のサラリーマンなど、新聞を見てるフリをしてるが、こちら
を見ているのがバレバレでだらしなく口をひらいている。悠は無意識のうちに胸を隠すよ
うに腕組みをする
(視線が痛いなんて感じたの初めてだよ・・・自分でみるのはいいが人に見られるのはや
だな・・・タオルでもきつく巻いてくればよかった・・・)
皆が自分の胸を見てると思うと微かに頬が赤くなり顔を下に向ける、不用意にノーブラで
外にでるべきではなかったと後悔した。


駅に到着すると、逃げ出すように小走りで電車を後にした。学校は駅から歩いて15分後
位の位置にあり、少し回り道をした所にある公園のトイレで着替えることにした。
『ふぅ、本番はこれからだな!!』
トイレに歩きながら公園から微かに見える校舎をみて呟いた。そのまま入ろうとすると、
お婆さんが声をかけてきた
『お嬢さん、そちらは男子用だよ』
『え・・!?』
ふと入り口のプレートを見ると男子用のマークが目に付く、いつもの癖で男子トイレに足
を向けていたのだ。
『あ、はは・・・すいません、ありがとうございます』
なんとか苦笑いをしながら、そそくさと女子トイレに入った
(やっべーー女なんだから女子トイレ入らなきゃ)
当分意識しないと危ないなと思いながら個室に入ると紙袋から学校指定の夏物のYシャツ
を取り出しシャツの上から着た。ズボンも脱ぎ制服のズボンに着替える。ズボンは先程と
同じくベルトをして裾を捲り上げれば平気だった。Yシャツは大き目のを普段から着ている
性か胸の部分にも余裕があったTシャツとYシャツをズボンにしまうと少しは固定され胸
の揺れは減ったように感じられた。見た目にもYシャツが大きくて胸が目につきにくくな
った


(早く替えを買わないとな・・・服だけでこんなに苦労するとは思わなかったぜ)
衣類の乱れを確認してそーっとトイレをでた。男子制服を着たまま女の姿で人に見られた
くなかったからである。お婆さんがいないのを確認して学校までの道のりを急いだ

高校は共学といっても、校舎の東棟に男子、西棟に女子の教室と性別で二分されている為。
個々の教室風景は男子校、女子高とさほど変わらない。左右の棟の間に職員室や昇降口、
食堂など共同に使うものが設置されている
悠は人に見られぬように校門を抜けると職員室に移動した、中に入ると外とは違いクーラ
ーで冷やされた涼しい空気が身体をつつむ。担任の机まで行くと、昼休みをのんびりと過
ごしていた
『あの・・・先生?』
『ん?えーっとどうしたの?誰か探してるのかい?』
学年でも優しいと評判の担任の秋元先生は予想通り暖かみのある笑顔で答えてくれた
『いや・・・その、えっとこんな姿ですけど橘なんです・・・』
なんて言えばいいのかわからずに口篭もりながら自分の名前を伝えると、予想通り驚きを
隠せないようだった。
『え!?うちのクラスの橘か?』


コクりと頷くと、頭から足の先までポカーンと口を開けながら見てきた
『はぁ・・校長から話は聞いてたが・・・完全に女の子だな・・・すごいな〜』
何を感心しているのか腕を組みながら頷いていると、それに気づいた先生方が寄って来た
『秋元先生、その子ですか?今日職員会議で言われた子は。』
『ええ、そうですよ。自分も驚いてるとこですよ』
どうやら校長が他の先生方にも説明してくれたらしく有名になってしまったらしい。起き
たら性転換してたなんて有名になってあたりまえではある。
『へぇ〜どう見ても普通の女の子だねえ』
『そうですよね、こんな長くて綺麗な髪も持ってるしスタイルもいいし・・』
どの先生も不思議そうに観察してくる。その当事者は先生方に囲まれて緊張してしまい下
を向いてしまった。しかし成績が高かったために、教師に信用されているのは幸いだった
と心から思った。
『せ、先生・・それでクラスの皆に説明してほしいんですけど・・・・』
なんとか口を開き当初の目的を伝える、それに気づいたのか
『あ、ああ、すまんすまん。わかった、午後の授業一緒に教室に向かおうな』
片手を上げ返事をしてくれた。
『ありがとうございます』



持つべきは優しい担任だな、神に感謝してペコリとお辞儀した。
『じゃあ、少しここで待っててくれ、ちょっと準備してくるから』
そう言うと職員室を出て行ってしまった。仕方なくまだ周りにいる教師を無視して、ちょ
こんと担任が座っていた椅子に腰掛けた。
(はぁ・・・疲れるな・・・)
これから、倍以上の人数のクラスの男たちから同じ目に合わなきゃいけないと思うと、ど
っと疲労が押し寄せてきた

『待たせてすまないな、それじゃあ行こうか橘。』
チャイムが流れると同時に秋元先生が戻ってきた。先生の後ろをついていく、途中いつも
見慣れた風景なのに今日は視線の高さも低い性か違って見える
『じゃあ、ちょっと廊下で待っててな、呼んだら入ってきてくれ』
クラスの前まで来ると、立ち止まり自分も置いて先に教室に入る。先生が中に入ると号令
の声が聞こえた。その後先生が説明してる声がぼそぼそと聞こえる、まるで転校生のよう
にドキドキと心臓が鳴り自分の出番を待つ。
『入っていいぞ、橘!!』



掛け声とともに教室に入るとクラス中から驚きの声が飛び交う
『完全に女じゃんか〜』『すっげぇ可愛い〜』『まじかよ、どうみても女だろ』
(はは、やっぱりな・・・・)
予想通りの反応に苦笑いしかできなかった。騒ぎが止まらない彼らを、先生がなだめる
『まあ、見た目は変わっても中は橘なんだから、皆いつも通りに接してあげてくれな』
先生の言葉にクラスのそこらで返事が聞こえる。それを聞いて安心したのか頷くとこちら
を向いて話し掛けてきた
『よし、じゃあ授業するぞ。橘、自分の席に行きなさい』
『は、はい』
机の間を通り窓際の一番後ろの角にある自分の席に向かう、机に向かうまでに通り過ぎる
生徒皆に不思議そうな顔でみられたのは当然である。
自分の席につくと、隣に座っている奴が話し掛けてきた。
『おい、ほんとに悠なのか?』
こいつは中村 健吾クラスの連中とも仲はいいが、こいつとは1年の頃から一緒に行動
していて、親友といってもおかしくない仲だ。いつも俺は健と呼んでいる
『ああ、健、おはよっす。そうだよ』


『うわっ、声まで女だな。そんな喋り方してなきゃ女にしか見えね−よ』
一つ一つのしぐさにも驚きを隠せないようだ。
『はぁ、俺だって好きでなったわけじゃないんだけどな』
ため息交じりで愚痴を漏らす
『まあ、そう言うなよ。後でじっくり聞かしてもらうからさ』
楽しそうに笑うと授業を聞き始めた。周りを見るとチラチラとこちらを見る連中をみて。
この後も忙しそうだなと思い、授業を受けることにした。

授業の終わりを知らせるチャイムが鳴ると
『よーし、じゃあここまでな。すぐホームルームするから黒板消しといてくれな』
てきぱきと片付け教室を出て行った。時間どおりに終わらせるのも先生の人気のひとつで
ある。担任がいなくなると、クラスの連中の大半が自分の周りに集まってきた。
『ほんとに橘なのかよ?』『この長い髪本物?』『女っぽく喋ってくれよ』
次から次へと質問をされ、その一つ一つに対応するのは大変だった。
『うるせーよ、お前らさっさと散れ・・・いたたっ髪引っ張るなよ!! おい、何胸触ろ
うとしてんだよ!』
手で追い払うがあまり効果は無い。そして誰かの発言に皆が注目する
『女なのに、女の制服着ないのか?』
皆の視線が制服に集まる、するとまた、そこらじゅうから質問が飛び交う,
まるで記者会見のように皆がこちらの回答に耳を澄ます


『女で男の制服着てるなんて変だぜ』『そうだよ、着替えないの?』
単に制服すがたが見たいだけのようで、皆いやらしそうな目で見てくる
『お前らくだらねー事言ってないで席に戻れよ!』
怒鳴り付けるが所詮は数で押し負けてしまう。
『早く言えよ!』『質問の答えになってねーだろ』『女の子がそんな喋り方するなよ!』
次々と不満顔で反論して来る。もはや反論は無駄だと悟り諦めて回答することにした
『い、いちおう今日制服買うつもりだけど・・・』
注目され恥ずかしくて下を向きながら、ぼそぼそと答える。それを聞いた瞬間皆待ってましたの
ごとく大喜びする
『よっしゃーー!』『これで毎日制服見られる〜』『女子高生と授業受けられる』
(なんだか、こいつらにはめられた気もする・・まあ、着ないと夕飯抜きなんだけどね・・・)
連中の質問で言いように誘導されたのだと気付いた時にはもはや、制服着用は決定づけられてい
た。決定したところでタイミング良く先生が来てホームルームが始まった。




『さようなら』
ホームルームが終わると部活に向かう者や素早く帰ろうとする者、皆が教室を出る前に話し掛け
て来る
『じゃあ明日楽しみにしてるからな』『サービスよくしてね〜』『言葉使いなおせよ』
勝手な事を言って笑顔で退出していく連中一人一人に『バカヤロー』と言い放つ。
『ったく、少しは人の心配でもしやがれ!!』
独り言を言っていると健吾が話し掛けてきた
『あははっ、まあいいじゃねーの。誰だってこんな男だらけで授業受けるより、可愛い子
と授業したほうがいいと思うだろ?』
『そ、そりゃそうだけどさ・・・』
するどい指摘に言い返すことができない。
『だろ、わかったとこで帰ろうぜ』
カバンを担ぎ廊下に向かおうとしたところを引き止めた
『ま、待ってくれ。あのさ、わりーが、制服買いに行くの付き合ってくれ。さすがに一人
はきついからさ』
『あん?ほんとに買いにいくつもりなのかよ?まさか・・・お前その手の趣味が・・・』
こちらを振り返り、軽蔑するような目でこちらを見てくる
『ち、ちげーよ。ちゃんと訳があんだよ!!』
女なのに男の制服を着てる違和感、そして夕食抜きのことを説明した
『はーん、なるほどね、確かにもっともだな。しかし飯抜きかよ、お前のおばさんも、
てきびしいというか、のん気というか・・』


呆れつつも納得した健吾を連れて、校舎内にある文房具店に向かった、ここは文房具のほ
かに制服や体操着など、学校指定の商品も置かれている。
『あの、女子の夏用の制服欲しいんですけど・・あとソックスも。』
暇そうな顔をしている店員らしきおばさんに声をかけると、めんどくさそうにこちらを向
いた。
『どっち?ブラウスとスカート、それともリボンだけ?』
『えっと一式全部下さい』
明らかにやる気の無さそうに置くの棚に向かう
『サイズは?』
店員の質問に自分のサイズがわからないことに気づいた。
『やっべー、身長も縮んだからサイズわかんねーよ、健わかる?』
『なんだよ、お前が知らんのに俺が知るわけ無いだろ』
健吾に助けを求めたが、もっともな意見が返ってくる。二人で四苦八苦していると店員が
待ちきれなくなったのか、声を出す
『まあ、見た感じブラウスはこんなもんでしょ。今時の子だしスカートもこれくらいで。
リボンとソックスもこれで。』
勝手にサイズを選ぶとこちらに渡してくる、店員の目利きを信じ会計を済ませた。
『じゃあ、俺着替えてくるから先に校門に行っててくれ』
健吾と別れ、制服を持ってトイレの個室に入る。今度はちゃんと女子トイレだ。
『はぁ、まさかスカート穿くことになるとはな・・・』


ビニール袋から取り出したスカートを持ち上げしみじみと感傷に浸った。自分の一生で無
縁なものだと感じていた品をまさか穿くことになるとは思いもしなかった。いくら女性の
身体とはいえ抵抗を感じないわけではなかったが仕方が無く着用するのだと、自分に言い
聞かせた。我が高校の制服は一般的な形で、全体的にこげ茶色でヒダとよばれる縦すじが
入り裾から10cm位の高さの所に横に白い線が走ったスカート、平凡な白の半そでブラ
ウス、それとネクタイのように首を巻きつけ胸元で縛る大き目のリボンが特徴の制服であ
る。ソックスは規定は無いが渡されたのは夏用の為か短めの黒であった。
今着ているYシャツとズボンを脱ぎ朝と同じく紙袋にしまう。先程と同じくTシャツの上
から女子用のブラウスに袖を通すと肩周りなどがピッタリで、店員を感心した。しかしや
はり、人並みサイズでは無い胸はぎゅうぎゅうで、なんとか第一ボタンまで閉めると、は
ちきれんばかりであった。知らない人と出会ったら間違いなく最初の視線は高校生とは思
えぬほど発達した胸の大きさに目がいくほど突出していた。
『胸でかい人が小さめの服着るとエロく感じるな・・・』
ガボガボだった男用のシャツの時と違い、きつきつのブラウスの明らかに目立つ胸を上か
ら見上げる形で見て素直な感想を漏らした。次にスカートを穿く、トランクスが落ちない
ようにスカートのウエストに合わせ、ブラウスの裾を中に入れ、一緒にベルトで押さえつ
けた。なんだか短い気もしたが胸が邪魔でよく見えないので後で確認することにした。最
後に赤いリボンをシャツの首に通して胸元で縛り完成である。忘れずにソックスもはきか
えた。



『ふぅ、やっぱ女だからかな・・・女子の制服着てたほうが落ち着く気がする』
制服を着るの否定しても実際着ると似合ってしまい何故か心が和んでしまう自分の心情に
不思議になりながら荷物をまとめ個室をでて、洗面台の鏡で自分の姿を確認をした。
『こ、これはスカート短くないか・・・』
胸が邪魔で下がよく見えなかったから、あまり気づかなかったが鏡を見てスカートの短さ
に驚いた。ほんとに店員がいったように今時の茶ぱつの子が穿くような短さで、校則を守
るような、優等生が穿く長さではなかった
裾をつかみ下に引っ張るが、長さ的に股下10cmほどの丈である、後ろはお尻の大きさ
の性で前より少し上に裾が上がっている。少しかがめば、ばっちり下着が見えてしまうだ
ろう。鏡の前でかがんだり足を上げてみて下着が見えないかチェックしたが、特に改善す
る手段もないので諦めてトイレをあとにした、せめて下着が見えないようにとトランクス
を上に引っ張り上げておいた。
校門まで歩く間、歩きに合わせてスカートがひらひらと揺れて下着が見えてしまうのでは
ないかと不安になった。ズボンと違い風が股を通り抜けスース−する。
『遅かったな・・・・』
遅くなったせいで校門辺りに生徒の姿は無く待ちくたびれてた健吾がこちらに気づくと声
をかけてきた。しかし悠のこぼれそうな胸、引き締まった腰、下着が見えそうなスカート、
すらりと伸びたやわらかそうなフトモモの姿をみるなり、唾を飲み込んだ。
『おい!何見とれてんだよ!!』
健吾の様子に気づき怒鳴りつける
『あ、ああすまん。しかし、ちゃんとした格好して気づいたが、お前エロい身体つきして
るな〜〜』
胸と脚をジロジロと観察する



『俺もそう思うよ・・・しかもこんなにスカート短いし・・・』
恥ずかしくて裾を下に引っ張る。
『いつまで見てんだよ、いいから帰るぞ』
『あ、まてよ』
ジロジロとみている健吾をおいて先に駅に向かい歩き出すと、それに気づきあわてて追い
かけてきた。
少し歩いたとこで健吾の行動が気になった
『おい、何で後ろ歩いてるんだよ』
立ち止まり、まざとらしく歩く速度を落し自分の後ろを歩く健吾に話し掛けた。
『いやーースカートの揺れを見てるだけで、なんとなくそそるものがあってね』
『・・・なんだそりゃ、好きにしてくれ』
頭をかきながら嬉しそうに話す健吾を放っておいてまた歩き出すと、
こちらと速度をあわせて後ろをついてくる、視線はしっかりとお尻にむけられている。
スカートは悠が歩くたびに、ふわりと少し浮いてはその反動でお尻に張り付くほど近づく
、そしてまた離れるといったように裾が、ひらんひらんと前後する。下着が見えそうで
みえない感じを楽しんでいるようだった。

『おい、スカート抑えないと色気の無い下着が見えてるぞ』
駅の階段を上っていると、後ろから健吾が注意をしてくれた。
『あ、すまねぇ』
頬を赤く染め健吾の言葉に反応し素早くカバンでお尻を抑える。どうやらトランクスが見
えたらしい。ズボンの時と違い、油断すると下着が見えてしまうので注意を怠らないように
しなくてはいけなかった



停車中の電車に乗ると始発駅なので発車時間を待つ車内はガラガラであった.
座っていると、隣にいる健吾が腕を伸ばし急に胸を掴んだ
『ひゃんっ!!』
驚いてつい大きな声が出てしまった。
『やわらけーー』
健吾が口を開いた瞬間、突き飛ばした。
『な、なにすんだよ!』
頬を赤く染めながら胸を押さえると、椅子から転げ落ちた健吾が腰を擦りながら立ち上が
り椅子にすわる。
『いやーあんまり見事な胸だから偽者じゃないかと思ってね』
こちらに手を向けニギニギとにぎるそぶりをする。
『本物に決まってるだろ!なんでわざわざ胸を大きく見せなきゃいけないんだよ』
声を上げ言い放つと、奥の方に座っている客が、こちらを見てきたのでトーンを下げた
『今度やったらただじゃおかねーからな!!』
握りこぶしを健吾の目の前にむける。苦い顔をしてこちらをなだめてくる
『わかったわかった、いやー、しかし初めて悠から可愛い喘ぎ声も聞けたし。胸のやわら
かさも知れたから今日は満足だよ』
『喘いでなんかいねーよ!あ、あれは、急に掴むから驚いてだしちまったんだよ。それと
絶対胸触ったことクラスの奴らに言うなよ。どうせ俺も触らせろとか言って来るんだから』
『はいよ、了解!・・秘密にしてたらまた、揉ましてくれるかな?』
手を胸に伸ばしてきたので叩き落としにらみつけた。さすがにやりすぎたと思い謝ってき
た。

『明日はトランクスじゃなく、ちゃんとパンティ穿いて着てくれよな』
電車が動き途中の乗換駅で健吾に別れ際に耳打ちされた。



『バッ』
文句をいってやろうと思ったが素早く健吾に逃げられてしまった。
その後自宅に帰るまでに、電車、駅前、バスと男たちの視線が胸や脚など全身に浴びまくり、
家に着いたときには慣れない体験にへとへとになってしまった

『はぁ、やっと帰ってこれたよ・・・』
くたくたの身体を前に進め自宅の玄関を開ける。
『たっだいま〜』
靴を脱いで食堂に入る、
『ただいま』
『おかえりなさい、あら似合うわね制服、可愛いわよ』
『誉めてもらっても嬉しくないって・・・』
母の第一声にあきれてしまった。
(何処の世界に男が女の制服似合うと言われ喜ぶんだよ・・・)
『あら、残念・・それにしても今気づいたけど、あんた胸大きいわね〜、
母さんに似なかったのね』
さびしそうに語る母の意見にやはりどこか抜けてると感じられずにはいられなかった。
別に産んでもらったときから女ではなかったのだから、似るも似ないも無い気がした。
『じゃ、じゃあ着替えてくるからメシよろしく』
台所をでて、階段を登って行く。自室に戻ると荷物を置き制服を脱ぎハンガーで壁にかけた。
上は着ていたシャツを脱ぎ、もっと大きめなシャツを着た下にハーフパンツを穿いて
すぐさま食堂に戻った。大きいシャツをハーフパンツから出しているからガバガバで
外目にはわかりにくいが、ブラウスとシャツで押さえられていた胸が開放されたのを
喜ぶように階段を下りるたびにシャツの中でボヨンボヨン跳ねた。階段を下りると
台所の中からドタドタっと駆け足と共に弟の晋也が飛び出してきて、
こちらをじーっと見つめてきた。




『な、なんだよ・・・』
『ほんとに悠兄ちゃんなの?』
晋也の発言に女になってからまだ一度も会ってないことを思い出した。
自分が女になったことは母親から聞いたのだろうが、こちらを疑り深そうに睨み、返答を待つ
『あ、ああ、そうだよ。こんな姿だけどな』
自分の胸辺りまでしかない身長の頭をポンポンと叩いてやる。
『ほんとにほんと?』
『ああ、ほんとにほんとだ』
しつこく聞いてくるのでめんどくさくてやる気の無い声で返事をしてやる。すると
どうやら信じたのかいつもの笑顔に戻る。
『すっげー悠兄ちゃん変身できるのか〜、あれ、でも女だから悠姉ちゃんかな?』
目を輝かせて喜んでいる、心の中で変身ヒーローの見すぎだと呟いた。
『別にどっちでもかまわねーよ。でも、いちおうややこしくなるから人前では
姉ちゃんって呼べよ、あと他の人に変身したとか絶対言うなよ。いいか?』
『わかったよ、男と男の秘密だね。あれ?男と女かな?』
迷っている晋也を放って中に入り食事をした。



食事を終えて自室でのんびりとテレビを見ていると弟の晋也が入ってきた。
『悠兄ちゃん・・・じゃない悠姉ちゃん、ゲームやらせて。あとお母さんがお風呂入りな
さいだって』
『はいよ、じゃあ入ってくるかな。好きにゲームやってていいよ』
たいして面白い番組も無いので、チャンネルをゲーム用にセットし、タンスからトランク
スを取りだし部屋を出た。お風呂場は玄関の脇台所の向かいにある。
脱衣所の扉を閉め服を脱いでいく、穿いていたトランクスを洗濯機に入れ、残りの衣類は
籠にのせた。浴室に入りシャワーのレバーをひねる。勢いよく出される水の温度を調節し
て身体に向ける。
『ふぅ・・気持ちいい』
温かい湯気とともに出される水流が一日の汚れと疲れを流してくれているようだった。
シャワーの頭を壁に取り付け、シャンプーを手に出し髪を洗うが全然泡立たないことに気
づいた。
『あ、そうか、髪長かったんだっけ、そりゃいつもの量じゃ足りないわけだ』
腰まで伸びる髪に気づきいつもの倍以上のシャンプーで頭を洗う。髪の長さに手間取りな
がらも洗い終わるとスポンジにボディソープをたらし、腕、肩、首と洗い柔らかな乳房を
洗う、擦りつけると心地よい刺激が感じられた、スポンジの動きに合わせて豊かに実った
果実が揺れる。乳房から下にくだり、腹部、脚と洗い終わったところで動きが止まる。股
間を洗おうとすると脳裏に朝の自慰行為が浮かび上がる。


(やっぱここも洗わなきゃ駄目だよな・・・おしっこもしてるわけだし)
異物で洗うには抵抗を感じずにはいられなく、手にボディーソープをたらしあわ立てた。
あわ立てた右手を割れ目にあてがい洗っていく、まんべんに外側から泡を擦りつけていく
『んっ!あふうっ!』
ピンクの壁に触れるたびに甘美な快感が身体を襲う。しかし手を止めることは無くしだい
に力を入れて擦り始める、泡で滑らかになった手が速度を増す。くちゅくちゅと泡とは違
う液体の音が自分だけに感じられた
(な、なんだか、気持ちよくなってきちゃった・・・で、でも良く洗わないと・・)
自分に言い聞かせ擦りつづける、溝の上を擦りつづけているとしだいに足がガクガクと震
え砕ける。ペタンとお尻がタイルにつき体育座りで股を開く形になる。座った拍子に指が
突起に触れた
『ああんっ!』
甘い鳴き声浴室に響き渡り強い刺激が脳を貫く。
(ここは、触っちゃダメ・・でも、でももっと触っていたい・・)
指の位置を下げ尿道口をマッサージするように擦る、いつのまに空いた手で胸を揉み始め
る。上下からの刺激に次第に理性が薄くなる。お豆と乳首を指の腹でこねくり回す。
『あっ、あんっ!ひあっ!ああっ・・・くんっ・・もっ、もっと・・んーー!』
甘い快感が胸と股間からやってくる、当初の目的を忘れ一心不乱に胸と割れ目を刺激する。


中から次々と溢れ出す愛液が塗った泡を流していく。指を曲げ開ききった花びらの内側に
埋め込む、ぐちゅりと音がする。触っていただけの指が出口の出し入れにかわる。
ぐちゅっ・・ぬちゅぬちゅ・・
音が鳴るたびに身体が下から突き上げられる。
『ふぇっ・・ひっ!ああっ!あぐぅっ!!』
指の動きに合わせ腰が性感を求めるように巧みに動いていく。エスカレートしていくのが
喘ぎ声と溢れる音で確認できる。
(も、もっと、もっとかき回して・・・)
考えに反応して指を中でかき回す、中で指を曲げ、愛液を掻きだすように指を出し入れす
る。
ぶちゅ・・ぐちゅ・・
指を抜くたびに中から掻きだされた液が飛び出してくる。そんなことは気にせず指の出し
入れを早める。胸をまさぐる手も乳首だけを重点的に責める、硬く尖った乳首をひっぱっ
りつねる、その度に快感で満たされた。もう痛いと思う行為も、ただ気持ちがいいという
刺激に変わり快感という感情が身体を巡り回っていた。
『ううっ!んっ!んっ!んんんんーーー!!』
快感の波が次々と襲い掛かり、肥大した豆に指が再び触れ掴むと、頭が真っ白になり硬直
した。達してしまったのだ。
『はぁ・・はぁぁぁ・・・』
身体全体で呼吸を整える。シャワーの水流がタイルに叩きつけている音が耳に入る、しば
し一定のリズムで打ち付けられている音を聞いていると身体を流さなきゃと思いつき、座
ったまま、まだふらふらした手つきでシャワーの頭をもち身体にお湯をかけていく、まだ
頭がぼーっとしている。心地の良い水流が身体の泡を流していく、張りのある肌はすぐに
水をはじいていった。
『ここの中も、流さなきゃ・・・泡を流さなきゃ・・・』

とろ〜んっとした目で股を開き割れ目を指で広げシャワーをあてる。拡散する水流が花弁
に打ち付けられる。
『あうぅんっ!あっっあっ!』
1度絶頂を達したせいか、敏感になった花びらは少しの刺激にも反応する、しかしシャワ
ーの向きを変えることは無く、放出されるお湯を当てたまま動けなくなった。
『ぁんん、ま、まだ敏感に・・・っん・・・反応しちゃう・・でも、んんっ・・手が動か
ないよぅ』
身体がまだ刺激を受けつづけたいのか考えに反してシャワーを握る手が動かしても動かせ
なかった。
(なんで、なんで俺はこんなことしてんだよ・・でも・・)
否定する意識もしだいに快楽に溶かされ、こうなることを望んでいたかのよ
うにシャワーの頭をぐりぐりとわれめに押し当てる。金属質な質感と勢いよく飛び出す水
流が、否定する思考を快楽の渦にのみこませていく。
『ああんっ!ま、また・・・』
シャワーの頭の部分を膨れ上がった突起物に擦る、電気のように鋭く強烈な快感が身体に
突き刺さる
『あひいいっ!イグッイグゥッ!!!!!』
反り返り硬直すると、そのままタイルに倒れこみ手からシャワーが落ちた。
数秒後意識がはっきりするとシャワーを止め浴槽に入り身体を落ち着かせた。
『はぁ、はぁ・・・2回も、イッちゃった・・・なんでこんな身体になったんだろ・・・んっ』



ただ普段通りに髪を洗い、身体を洗っただけなのにそれが自慰行為に発展してしまい一度
身体に灯がつくと止められない自分が情けなくなった。乳首を軽くなでるとまだ敏感に反
応し甘美な刺激が身体を纏う。男であったときではありえない、お風呂で自慰するなどア
ダルトなどの中で見る程度のことが実際に自分が行なっていたと思うと信じられなかった。
『男のときはこんな敏感じゃなかったよな・・・』
昨日までの自分、男の豪快さの肌と違い繊細な今の肌は何事にも敏感に反応する。そんな些細な
ことが自分を男では無いことを意識させてしまう、複雑な気持ちのまま身体に灯る火照りが
治まるまでじっとしていた、その後浴室を出てバスタオルで全身を拭いた、先程の行為の
ような事が起こるのを恐れ敏感な部分は優しく拭き取った。お風呂に入る前と同じ格好に
着替え脱衣所をあとにした。
『あら、珍しく長いお風呂だったわね』
『あ、うん。髪とか洗うのにてまどっちゃって』
『そうね、確かに長いから今までより洗うの大変かもね、でもせっかくなんだから大事に
しなさいよ』
台所で冷たいものを飲もうとしていると母が声をかけた。まさか自慰していたとは言えず、
とりあえず誤魔化した。バレるのではないかとハラハラしたが、シャワーの音とテレビの
音で喘ぎ声は聞こえなかったらしく、特に突っ込んではこなかったので、ほっと安心をし
た。


『そうそう、お父さん夏休みにはいったん帰ってくるそうよ』
『うい、りょうーかい』
部屋に戻ろうとすると単身赴任中の父のことを伝えてきた、もはや寂しがる年頃でもない
し、長期休みに帰ってくるのは恒例のことなので騒ぐことはない。曖昧に返事をして二階
に上がった。
『このっ、早くやられろ!』
部屋に戻ると、ゲームをやり途中の晋也が悪戦苦闘していた。その光景を横目で見つつベ
ットに腰掛け髪をタオルで拭き始めた。
(はぁ、こんだけ長いと乾かすのも大変だな・・・)
タオルを髪にくしゃくしゃと擦りつけ少しでも水分を取っていると晋也の叫び声が聞こえ
た、どうやらボスを倒す前に自キャラが倒されてしまったらしくコンテニュー画面が出て
いた。
『悠姉ちゃん!こいつ倒してよ〜』
こちらを向くとふてくされた顔でコントローラーを渡してきた。
『はいはい』
行き詰まるといつも、クリアを頼んでくるので、予測していた行動に迷うことなくコント
ローラーを受け取る
『晋也、ちょっと扇風機つけて』


夏も近く、お風呂上りともなればさすがに暑い、髪を乾かすついでに扇風機をつけさせゲ
ームを始める。勢いよく回る扇風機のハネが涼しい風を送ってくれる、まだ湿っていると
はいえ強風に髪がなびいて、ふわりふわりと揺れる。それに気づいた晋也はちらりと悠の
方を見る、お風呂上りでほのかにピンク色した肌、頬に張り付いたまだしっとり濡れた髪、
ふっくらとやわらかそうな唇、シャツ越しでもわかる自分の顔ほどあるのではないかと思
わせる乳房。性に目覚め始めた年頃の子を魅了するには充分すぎるほどの魅力だった。兄
弟とはいえ、急に女性になった兄を兄弟と思わせる前に一人の女だと思わせてしまう。気
づかぬうちに心臓がドキンドキンと高鳴っていた。
『ほら、倒したぞ』
そんな事には気づかない悠は無事にステージをクリアして、コントローラーを晋也に手渡
した。渡す瞬間柔らかな手が触れ合った。
『あ・・・』
『あん?どうした?』
『な、なんでもないよ』
ボーっとしている晋也を不思議そうにみると、あわてて首を振ってゲーム画面の方を向い
た。しかし晋也の鼓動はとまらず、経験の無い自分の不思議な感覚にわからずにいた。
そんな晋也を無視して、やはりドライヤーで乾かそうと1階に降りていった。髪をとかし
つつドライヤーの温風をあてていくと、あっという間に乾き終わった。
『ふぅ、今度からドライヤー使わなきゃダメだな』
乾き具合をポンポンと手で頭を軽くたたき確かめた。その後自室に戻ると、もう寝てしま
ったらしく晋也はいなかった。ほったらかしのゲーム機を片付け落ち着くと1日の疲れか
ら身体がだるく感じてきた。
『なんだか疲れたな・・たまには早く寝るかな・・・』
目をこすりながらのろのろと立ち上がり電気を消しベットに潜りこんだ、明日には男に戻
ることを祈りつつ美少女は静かに目を閉じた。




太陽が昇り柔らかい日差しが部屋に差し込む、また今日の始まりを教えてくれる。
「ピピピッ、ピピピッ」
『う、う〜ん』
目覚ましの音に反応し少女は手探りで時計を探すとスイッチを叩いた。
(起きなきゃな・・でもねみぃ・・)
悠はあお向けのまま、一瞬目を開くが眠気からすぐまぶたが下がってきてしまった。そのままで
いると気づかずに寝てしまった。
少したつと階段を駆け上りドタドタと音をたて廊下を走る音をさせたかと思うと、バンッと音と
共に弟が入ってきた。
『悠姉ちゃ〜ん、お母さんが起きろってさ』
『すぅ・・・すぅ・・・』
晋也の声も届かぬほどまた深く眠ってしまった悠に反応は無い。
『起きてよ悠姉ちゃん〜・・・ぁ・・』
今度こそ起こそうとすると、寝ている悠の少しめくれたシャツから縦長のおへそと、きゅっとし
まったウエストの白い肌が目に付いた。そしてそこから視線をずらすと昨日気になってなかなか
眠りにつけなかった二つの大きな桃に目がいく。シャツがあるとはいえ充分に大きさの解かる乳
房から視線が離せなくなってしまった。
『ゆ、悠姉ちゃん?』
『・・・すぅ・・』


もう一度声をかけ眠っているのを確認する。反応は無く静かな寝息だけが部屋に流れていた。悠
が呼吸をするたびに微かに揺れる胸が自分を呼んでいるように感じられる。ごくりっと唾を飲み
込むとそろそろと手を近づかせた、心臓はドキンドキン鳴っているのが自分にもわかる。人差し
指で軽く乳房を押してみると指の先にマシュマロに触れるような感触がした。再び唾を飲み込む
と片手を思い切り広げ片方の桃の上に乗せ軽く握ってみた、砂山を掴むように指がめり込んでい
く。
(やわらかい・・・・)
気づかぬうちの股間が膨れ上がっていった。感触を楽しむようにニ、三度軽く揉むと
『んっ・・うぅん・・・』
悠の口から声が漏れた、それに反応してとっさに手を離した。ちょうどそのタイミングで押して
も数分後にもう一度鳴る目覚まし時計がピピッ・・ピピッっと鳴った。
『う、う〜〜んねみぃな〜』
それに気づき悠は目を覚まし、晋也に気づいた。
『ん、起こしに来たのか?』
『う、うん、お母さんが起きなさいだって』
『わかった、すぐ行く』
まだ寝ぼけ半分で質問してきた悠にばれてないかドキドキしながら答えると部屋を出て一階に
向かった。しかし先程の感触がまだ忘れられなかった。
(悠姉ちゃんのおっぱい柔らかかったな・・・また触りたい・・・)
何故股間が膨れたのかわからなかったが、また触りたいという気持ちははっきりしていた。


出て行った晋也の背中を見送ると目を下に向けた
『ふぅ、特に変わらずか……』
下を向けば嫌でも目に入る豊満な乳房が自分が今だに女だと自覚させる。
『はぁ、今日行けばやっと休みかーー』
仕方なく今日も1日女を頑張ろうと腕を伸ばしながらカレンダーを見ると明日の日にちは土曜
日の列に並んでいる。悠は目を擦りながら、のろのろと一階に降りて行く、トイレに入ると男の
ときの癖で立ちながらモノを掴もうとしたが、手に当たるものは無く、ため息をはくと便器に座
った。
『んっ・・・はぁ・・』
下半身に力を入れると溜まっていた水分が勢いよく飛び出す。紙で股間を擦りつけトイレを済ま
せると顔を洗い髪をとかし台所に向かった。
『おはよう、今日は暑くなるみたいよ』
台所にはいって来た自分に気付くと母が声をかけた。
『おはよ、暑いのか、やだな〜今日体育あるのに』
明らかに不満な顔をする悠を母がなだめた。
『それより明日は洋服買いに行くから昼頃時間空けときなさいよ』
『買い物?何買うの?』
『あんた女の子の服持って無いでしょ、それに下着とかも買わなきゃいけないし』
せっかくの休みを潰されるのを嫌がったが、無理に抵抗すればまた夕食抜きなどされては困ると、
しぶしぶながら返事をした。


『わかったよ、明日ね』
『晋也も明日は空けといてね』
『う、うん』
急に振られて焦る晋也を横目に朝食を食べ始めた。悠は気づいてなかったが晋也は先程を思い出
しながら悠の胸はチラチラみていた。

食事を済ませ自室にもどると学校に行く支度をした。服を脱ぎトランクスだけになると体操着の
上だけ着て昨日購入した女子の制服をまだ慣れない手つきでなんとか着た。一瞬男子の制服にす
るか悩んだが不振な目で見られるのも嫌だと思い着るのをやめた。体操着の下、短パンと母親が
作った弁当を鞄に詰め込み服装の乱れを確認すると部屋をでた。
『いってきや〜す』
『ちょっと待ちなさい』
玄関で靴を履いていると台所から出てきた母が駆け寄ってきた
『なに?』
『今日あんた体育なんでしょ、その髪じゃ邪魔になっちゃうから縛ってあげる』
後ろを向かせると髪を掴みゴソゴソしてきた。
『はい、いいわよ。ポニーテールにしてあげたわよ』
なんとなく髪が引っ張られている気がした、頭を振ると後ろでフリフリとまとまった感のある髪
が揺れるのがわかった。
『あ、ありがとう、じゃあ行ってくるから』
『いってらっしゃい』
母の声を背中に受け、家をとびだした。



さすがに昨日の登校と違い朝方なのでバス停にはバスを待つ客が三、四人並んでいた、その後ろ
に並び、眠たい顔をしているサラリーマン達を見ながら駅に向かった。
電車に乗り入口辺りに立つ、なかなかの混み具合のために奥には入れず扉の前に立つしかなかっ
た、電車の揺れにあわせ扉に胸が押し付けられる。押し付け離れる度にぷにゅんぷにゅんつぶれ
る乳房をいやらしそうな目で見ているサラリーマン風のオヤジが嫌になったが我慢するしかな
いと耐えていると、乗換駅で人の流れに合わせ奥に詰められた自分にぴったりとオヤジがくっつ
いてきた。ドアが締まるとオヤジと向き合い乳房をオヤジの胸に押し当てる体勢になってしまっ
た。離れようと身体をひねるが人が多くあまり動けずかえって乳房をこすりつける事になってし
まった。
(くそっ!なんとか離れられないかな)
しばしの間そんな事を繰り返し苦い顔をして悩んでいるとオヤジが顔を寄せてきて耳元で呟いた
『お嬢ちゃん、おっぱい大きいね〜とっても柔らかくて気持ちいいよ』
車内の揺れに合わせて身体を擦り付けてくる。ギロリと睨みつけたが、気にする事なくにやにや
と笑っていた。何度睨んでも離れようとしないオヤジに頭にきて文句を言おうと口を開きかけた
時電車が停まりドアが開いた、それにあわせるようにそそくさと逃げてしまった。
(くそ〜むかつく!むかつくむかつくむかつく。)
行き場の無い怒りが込み上げて来る。


(あの野郎、次会ったら覚えとけよ!)
心の中で拳を握りしめ通り過ぎようとする駅を睨んだ。その気迫に周りが反応したのか、その後
は特に何も無く学校に到着した。

『おい、なんで女子がこっちの校舎にいるんだ?』
『ああ、あれが噂の女になった・・・』
下駄箱や廊下でこちらを見てひそひそと会話するものがいた。友達づてに聞いたのか自分の噂が
少々広まったらしい。多少の騒ぎはしかたがないと無視をしていたが、教室に入ると無視出来な
い騒ぎが興った。
『悠が来たぞ〜制服だよ!』『胸でけぇ!!』『やべっ、かわいい!』
制服姿を一目見ようとワラワラと寄って来る、囲まれて進む道が無くなってしまい立ち止まるし
か無かった。
『お前ら、どけ!うちの制服なんか登校中見てるだろ!』
校舎は違うといえ駅から校門までは女子も一緒の道のりなのだから見るのは当然なのだが、誰ひ
とり離れようとする者はいない。
『こんなスタイルが良くて可愛い子なんかめったに見た事ねーよ、文句良いつつも自分だってリ
ボンなんかしちゃって可愛くなろうとしてんじゃん!』
『は?リボン?』
連中に言われて髪を縛ってるあたりをふれてみると布切れのような感触があった。
(まさか・・・)
嫌な予感がして鏡を取り出し覗いてみる。そこには黄色のリボンをしたポニーテールの女の子が
写し出された。リボンの尻尾がひらついて悠の可愛さが増していた。
(母さん・・ゴムじゃなくてリボンで縛ったのか・・・)
てっきり髪を束ねるだけなのだからゴムひもか何かでしばっていると思っていたが実際は女の
子に似合いそうなリボンであった。母の行動にがっくりとしょげている悠に構わずクラスメイト
はジロジロ全身を見てくる。

『しかしまじ、可愛いな〜』『こんな子と一緒のクラスなんて最高だぜ』
そんな声にまじり、一人の男子が手を延ばした。
『下はどうなってんだ?』
ひらりとスカートが持ち上がりトランクスがあらわになる。
『うわっ』
驚いてとっさにスカートを押さえるが皆には見えてしまった。
『なんだよ〜最悪、どうせならパンティ穿いてこいよ!』
『馬鹿野郎!穿くわけないだろ!次スカートめくりなんかしたらただじゃおかねえからな!!』
ブーブー文句を言う奴らに怒鳴り付けた。まったく人の話を聞かない奴らの中から一人が皆をせ
いした。
『まあまあ、みんなよく聞け。こんな事もあるだろうと予想した俺様がいいものを持って来た!』
悠を含めて皆が注目する、それを確認するとポケットから取り出したものを悠の前に差し出した
『じゃーん!昔、うちの姉貴が穿いていたパンティくすねてきたから、これを穿け!』
こいつのありえない行動に唖然とする自分をよそに周りは盛り上がる
『おおーー勇者だ!』『いよっ、下着を持ち歩く変態!』『悠、さっさと穿け〜』
『だ、誰が穿くかーーー!!』
『いいから席につけ〜』
悠の怒鳴り声のすぐ後に教卓にいる先生が盛り上がる皆に冷静に声をかけた、いつの間にかチャ
イムが鳴り担任が来ていた。それに気付くと蜘蛛の子のように散り席についた.



『じゃあホームルーム始めるぞ』
皆が座るのを確認すると朝のホームルームを始めた、いつも通りの報告を終えるとホームルーム
のラストに担任が先程の話題を持ち出した
『さっきは皆で何やってたんだ?朝から騒がしかったが。』
その言葉待ってましたの如く先程のパンティ持って来た男が手を上げた
『橘が女性の下着を穿かないなんてわがまま言っているんですよ』
『は、穿くわけないだろ!』
先生の目がこちらを向くのに反応して頬を微かに紅く染めながら否定するが、周りから
不満の声が漏れる。
『先生、女性なんだから制服だけでなく下着も変えた方がいいですね?』
先生の返答に注目が集まる、すると少し考え始めた。
『・・う〜ん、特にそんなことは無いだろうが、衛生的や身体の為にはやはり女性は女性用のを
着用した方がいいんじゃないか?橘?』
『は、はぁ・・・わかりました』
何故か自分一人わがままを言っていることになり、それを説得するかのように言葉をこちらに振
られつい相槌をうってしまった、するとあちらこちらで歓声があがる。先生が出ていくと強制的
に下着を握らされた、もはや逃れられぬ状況にいたった。
『もう捨てるもんだから下着はお前にやるから心配するな』『穿ーけ、はーけ』
完全に一人孤立状態になってしまい、助けてくれるものもいない。




『くっ・・お前らな、そんなにパンティが好きならおまえが穿け!』
追い詰められながらも気力をしぼり、握った下着を連中に投げ返す。するとそれを見た一人が駆
け寄ってくると頭を下げてきた。
『頼む、今日だけでいいから穿いてくれ!!この通りだ!』
下げていた頭をさらに低くするとそのまま手を地面につき土下座の体勢になる、それにつられる
ように数人が駆け寄り同じように土下座をしてきた。
『お、おいおい、何もそこまでしなくても・・・』
『お願いだ!!』『頼みます』『どうか穿いてください!』
思わぬ行動にとまどいながら声をかけようとすると懇願する声がすぐさま返ってくる。元々頼ま
れると断るのが苦手なタイプな為、誰一人頭を上げることなく必死に頼んでくる彼らを見てると
良心が動かされてしまう。
『・・わかった、わかったよ、今日だけだからな。穿いてやるよ!!穿きかえて来るよ!』
なかばやけになりながら投げつけた下着をひったくると教室を出た。その姿をみて皆が大喜びで
叫びまくった。そんな騒ぎ声を背中に受けながらトイレに向かった。悠達の男子棟には女子トイ
レが無いので最低でも中央棟に行かなきゃいけないのだが、授業開始までそこまでないので男子
トイレで着替えることにした。トイレに入ると他クラスの男子が中にいて、何故女子が男子トイ
レに?と言った顔で見たが、もはやそんな視線はどうでもいいと思い個室に入った。何人か着い
て来た連中もさすがに個室を覗こうとはせず、悠の出て来るのを待っていた。


(はぁ、まじかよ。制服に続き下着も穿くなんて・・・)
口には出さずに呟きながら小さく丸まっていた下着を広げた。一般的な白のショーツで前に小さ
い赤いリボンがアクセントとして付けられていた。
(こんな小さいの穿けるのかな・・)
男の下着と違い軽く広げても小さく縮こまったパンティを見つめ、少し疑問に思いながらもなん
で俺だけこんな目に合わなきゃいけないんだという考えが頭の大部分を占め自分の運命を恨ん
だ。下着のゴムを掴み力を入れてみると予想以上に伸縮性が良く思っていたより広がった。初め
て触る女性の下着は面白くしばし引っ張ったりして遊んでいたが、早くしないと授業が始まって
しまうと気付き、意を決してスカートの中に手を入れトランクスを脱ぎ、眺めていたショーツに
足を通した。スルスルと綿独特な感触が足を駆け登り着用した
(・・・ちょっと小さい気もするけど思ったより良い感じかも)
自分で文句をいっていたわりに予想外の穿き心地に戸惑ってしまった。トランクスのスカスカな
隙間だらけと違い密着してなんともいえぬフィット感が心地良く下半身が固定されたようだ。脚
を上げても腰を振っても違和感は無く、むしろさらさらとした質感が心を満足させた。生地はお
尻の肉全体を優しく包み込んでいた、脚の部分のゴムがお肉に、ややくい込んでいたがかえって
それが下から持ち上げ締まる感じでキュッとお尻が引き締められたようだ。スカートの裾を持ち
上げ覗き込むと敏感な大事な部分も今までみたく冷たい風が通り抜けることなく親鳥が卵を温
めるように優しく覆ってくれていた。
(やっぱ先生が言うようにその性別にあった下着のがしっくりくるんだな・・・)



思わぬ穿き心地に恥ずかしながらも感心している自分がいた。手を後ろに回しショーツの上から
お尻を撫でてみた。布越しに下着に包まれた柔らかい感触が感じられる。我ながら形の良いお尻
に満足していることに気付くとなんだか恥ずかしくなってしまった。だが今までトランクス生活
でいたのが初めて穿いたパンティの感触や質感に自分自身が魅了されてしまったことにはまだ
気付いてなかった。そんな淡い感動状態でいると外からノックされいそがなかきゃいけないのを
思い出し裾を下ろすと今まで以上に中を見られては困るとスカートを少しでも下に引っ張りト
ランクスを持ち個室を出ると、待ってましたと言わんばかりについてきた連中が駆け寄る。
『どうだ、感想は?』
『い、良い分けないだろ、俺は男なんだからトランクスのが穿きやすいぜ』
まさか実際は心地よさを否定できないでいたのだが、そんな事を言えば、こいつらがつけあがる
し、残っている男としてのプライドが正直に話すのをためらわせた。しかし悠の言葉を聞くなり
穿いているのは確実と考えスカートをめくろうとするが、素早く手を払いのけ教室に戻った。教
室は教室で入るなり着いて来なかった連中が集まって来る。下着を見られないようにスカートを
押さえ素早く席に座ってしまった。材質の違いなのか、先程のトランクスに比べショーツ越しに
お尻が椅子に潰される感覚がよくわかった。
『なんだよ〜見せろよ!減るもんじゃないだろ〜』『頼む見せてくれ!』
『なんで見せなきゃいけないんだよ!減らなくても得るものも無いだろうが!も、もう頼んでも
駄目、見せるのはダメだからな』



口を尖らせて文句を言う奴らを黙らせたつもりだったが一人が牙を向いた。
『なら俺様は見てもいいはずだよな〜?』
今穿いてる下着を持ってきた張本人である。
『お前は下着を得たし、俺は下着が減った。なら見るくらいはいいはずだよな?』
『うっ・・』
文句を言うにも実際穿いてしまっているわけだし下着を返そうとすれば使用料などいいかねな
い。さすがに反論する言葉が浮かばない。しかも思ったより時間が余っていてまだチャイムが鳴
る気配は無く逃げ切る手段が思いつかなかった。
『ん〜どうなんだ?』
『・・・・わ、わかったよ、お前には見せてやるよ』
得意げな顔でいる奴はムカついたが一度限りだと思い返事をした。
『まじかよ〜』『ずり〜』『ありえないだろ〜』
『ふふっ、すまないな諸君!』
悔しがる連中を静める奴を連れ教室の角に向かった。男を一番角に立たせ教室の中央を向かせて
、その向きで膝立ちにさせる。自分は男の方を向いて立つ、教室の中央を背にする形になる。
『お前らは2m以内に絶対入るなよ』
首だけを横の方や後ろの辺りに向け怒鳴ると羨ましそうな顔でこちらを見ている残りの連中が
目に入った。
『じゃ、じゃあ見せるぞ、見せるだけだからな触るなよ!!』
確認のために声をかけると自分の股間の前にある顔がコクコク頷く。反応を確認するとそろそろ
とスカートの前を持ち上げていく、男の視界に白い肌が見える面積が徐々に増えていく。そして
ついに肌と同じくらい白い布が顔を出し赤いリボンが見えた。悠は裾を最大まで持ち上げた。
『おお〜〜!!』
男は感激におもわず声を漏らす。声に反応して悠は顔を紅潮させた。
(見えてるんだよな・・・)



男を見ると食い入るように目の前に広がる光景を凝視していた。スラリと伸び適度に引き締まっ
た脚を昇った先には小さい布に包まれた柔らかそうに盛り上がる恥丘、サイズの違いからか縁の
所々にしわがよっており、股間の先股の付け根には丘を分断する縦筋があった、ヘアが無く小さ
めのパンティの為に割れ目にややくい込んでいた。共学とはいえ男女隔離され、ほぼ男子校とな
ってる男子棟では通学中に見えるのを期待するしかない女性のパンチラ、それが自分のすぐ目の
前にチラリどころかモロに見えているのだから興奮しないわけが無い
『はぁ、はぁ・・』
瞬きをするのも忘れ縦筋を睨みつけ、荒い息がこぼれる。周りにいる生徒たちも、下着は見えな
いものの、やや首を下に傾け頬を紅く染め恥ずかしそうな顔と目でスカートを掴んでいる悠の姿
を横から見ていると先程まで怒鳴り散らしていたイメージは無くなり純粋に可愛く、人によって
は守ってあげたい、また人によってはもっと苛めてみたいという願望が頭の中を巡っていた。そ
んな目で身体全体を見られているのを感じたのか悠はますます頬を紅く染める、見られたのでは
なく自分で見せている、そんな自分の行為を考えると胸が締め付けられ切ない気分になってくる。
皆の荒い息声が両耳に流れてくると自然と体温が上がっていくのがわかった。そんな時、不意に
目の前の男が少し動き自分に近づくと生暖かい息が腿を、股の間を抜けていった、するとそれに
身体が反応したのか、お腹の奥がキュンと疼いた。
『も、もうおしまいな!』
身体の反応に気付き反射的に身体を後ろにひきながら裾を降ろし、なんとか口を開くとさっさと
自分の席に座った。止まっていた時間が動き出すようにクラスにいた生徒も身体を動かした。
(な、なんだよ・・今の感じ?)



悠は耳まで赤く染めスカートの上から股間を押さえた、股間の奥が少し熱い。予想外の身体の反
応に頭がこんがらがり、胸の鼓動がとまらなかった。そんな悠を余所にパンティを見た男にクラ
スメイトが群がり少しでも想像を豊かにする為に情報を聞き出していた。
『なあなあ、どんな感じだった?』
そんな声が自分の後ろから聞こえたが、自分自身の思わぬ反応に身体を落ち着かせる事に精一杯
でかまってる暇は無かったが、その直後チャイムが鳴りすぐに一時間目の先生が来て話題も強制
的に終了となった。でも悠は自分自身を落ち着かせ、身体の反応に困惑して授業に集中できなか
った。
(落ち着こう。きっと人に見せるなんて好意初めてで、きっと緊張しただけなんだ)
自分に言い聞かせながら心の中のモヤモヤを少しづつ消していった。
授業が終わると休み時間にパンティを見せてと頼む連中が何人か来たが、断固として断った。そ
の後二時間目からはなんとか気を取り戻して何事も無く授業は進んだ。途中の休み時間、中央棟
の女子トイレに入り尿を済ませたときにショーツを見ると、秘部が触れてた部分がほのかに湿っ
ているのに気付いたが少しおしっこを漏らしてしまったと自分に言い聞かせた。
そんな感じで時間は進み午前中の最後の授業を残すのみとなった。
『よっしゃ、次は体育だぜ』
誰かの声に後押しされ皆が体操服に着替える、上は白の半袖で首回りと袖回りが青く染まってい
る、下も青の単パンである。悠も上はブラウスの下に着て来たのでリボンを外しブラウスを脱い
でいく、下は持って来た短パンをスカートを穿いたまま穿き、スカートを脱いだ。着替え終わっ
た悠に気付いた隣の席の男が話し掛けて来た。
『ふぅ、橘君。君は何をしてるんだい?』
『な、なんだよ急に。』
どこぞの教授のような口調で期待を裏切られた顔をする健吾がいた。
『先ほどあんなに下着の件で騒いでおきながら、まだわからないのかい?何度私に言わせればい
いのかな?』



『だから何がだよ』
『制服も着て、下着もつけて、何故そこで短パンなんだよブルマ穿け!』
目が点になる、1年生から付き合ってきたがここまでの馬鹿とは思わず、呆れてため息が出る、
無視して教室を出ようとする悠を健吾の大声にまだクラスに残っていた生徒が寄って来た。
『悠、頼む!下着は諦めるから、せめてブルマ姿だけ拝ませてくれ!』
『俺からも頼む!体育の楽しみを奪わないでくれ!!』
次々と悠の前で土下座をしていく。
『ちょ、ちょっと待てってば』
『お願いです、王女様』『姫様』『女神様』
額を床につけて、懇願してくる。一気に主従関係が決まったように、下僕どもは悠の前にひれ伏
した。朝と同じような状況が出来上がってしまった。
『うっ・・・は、穿いてあげてもいいけど、ブルマが無いから無理だろ、それに今日は短パンあ
るから、また今度な。』
恥ずかしさから連中と目をあわさぬように、あさっての方向を見ながら考えた末に最もな意見で
済ませようとした、が
『じゃあ、ブルマがあれば穿いてくれるんだな、よーーし皆金出せ〜、全員で金出し合って今買
うぞーーー』『おーーー!』
っと言うと残っているクラスメイトがいちがんとなり金の収集を開始した。
『まじかよ、そこまでするかよお前ら。』
『悠・・もう、こうなっては誰にも止められないよ』
金を渡し終えた健吾が首を横に振りながら肩を叩いてきた。もとわと言えば、お前がブルマネタ
の発端だろと言いたがったが、にやけ顔の健吾をみたら、文句を言う気力もなくなり溜息をはい
た。




『買ってきたよ〜〜ん』
青いブルマと女子用の体操服を握りしめて買いにいった奴が教室に帰って来た、そのまま自分の
とこに来ると両方を差し出してきた。
『いや、だから今日は短パンあるからさ、こ、今度な』
苦笑いしながら教室をでようとすると、前からタイミングよく人が飛び出してきた。
『ああ、手が滑った〜』
『うわっ!』
両手ですくってきた水をバシャっと音と共に悠の短パンにかけて来た。短パンはすぐさま水を吸
収すると布の色を変えた。
『わっりぃ、花に水を上げようとしたら急にお前が出てくるからさ・・・』
『貴様・・・わざとらしい真似を・・』
頭を掻きながら謝る男に拳を向けた。
『ああ、もうびちょびちょだな、早く違うのに穿き変えたほうがいいぞ、特にその場所だと・・』
『絶対穿きかえねぇ、このままいくからな・・・うっ』
強引な手段に頭にきて絶対穿き変えないつもりだったが、水がかかった場所が股間辺りで、まる
でおもらししたみたいに染みが広がっていた。急いで手で股間あたりを隠す。
『悠、早くこれに・・・』
ブルマを差し出してくる。自分の短パンをみると、すぐには乾きそうに無い、その上、下着にも
少し染み込んできたのか肌に冷たい感触がしてきた。さすがにこんな状態では無理だと悟ると、
残っている連中を睨みつけ体操着を掴んだ。
『お前ら覚えておけよ!!』
皆を先に行かせ、自分はトイレに向かった。股の辺りを隠しながら再び男子トイレの個室に入り
穿いていた単パンを脱ぐと綿の衣に纏われたムチッとしたお尻が顔をだす。なんとなくあまり下
着を見ないようにしながら青いブルマに足を通していく、柔らかいスポンジの様な肌触りが下か
らのぼってくる.


(あ、小さい・・・)
フトモモ辺りまで登りつめたブルマが下着を隠そうとする寸前で動きを止めた。自分のヒップの
サイズと違うのは明らかだった。とはいえこのままでいるわけにもいかず、強引に引っ張り上げ
る。多少なり伸縮性があるブルマが肉をかきわけ、はい上がる。
『ふんっ!』
最後に勢いをつけ持ち上げ手を離すと穿く事ができた。下着より小さいために下半身にフィット
すると言うより外側から押さえ付けられてると言ってもおかしくはなかった。そのうえ強引に持
ち上げたせいでハイレグ気味になっていた。前はややV字型で脚と胴体の境目の線というかシワ
は見えサイドも腰骨あたりまで吊り上がっており、バックも下からお肉を寄せてきたことにより、
いつも以上に形よくゴムが肉にくいこみムチムチッとしていた。
『こ、これは、恥ずかしいかも。』
常に下半身を上に持ち上げられている感覚にそしてV字にきりあがった見た目に恥ずかしくな
った。しかし自分の身体でありながら何故かそそられる姿がまだ男としての感覚を持ち合わせて
いる事を示した。しゃがんだり、脚を持ち上げて動きを確かめる。動かすたびに割れ目にくい込
む気がしたが、さほど気にはならないので問題は無かった。気持ちを切り替え、ブルマからはみ
出したパンティを中に入れ上着も着替えた、予想通り下同様にサイズが小さく首回りや二の腕辺
りややきつさを感じた、もちろん胸もきつかったがそれ以上に困ったのが胸に持ち上げられ動く
度にウエスト回りが見えてしまう。下に引っ張るが手を離すと引っ張ることでシャツに押さえ付
けられた乳房がボインッと跳ね元に戻ってしまう。困り果ててると学校内にチャイムが流れた。
『やばっ』



慌てて短パンとシャツを教室に戻り机に置くと走って校庭に向かった。チャイムを聞き教室に戻
る生徒の脇を走り抜けていく、当然ながら注目の的で誰もが悠が通り過ぎると振り返った。ブル
ンブルン揺れる胸、見えかくれする細いウエスト、白く縦にのびるおヘソ、柔らかそうにムチッ
としたお尻、なびくポニーテールと黄色いリボンの尻尾、性欲に耐える年頃の股間を膨らませる
にはそれだけで充分であった。そんな連中を気にもとめず遅れてはヤバイと走り続け校庭に出る
と、すでに教師は来ており出席確認が始まっていた。
『橘・・・ん?橘は休みか?』
『はいはい、ここにいます』
自分の名前が呼ばれ手を挙げながら教師に駆け寄る。声に反応して皆がこちらを見る。
『・・お前、橘なのか?なんだその格好は?』
『おおーーー!!』
驚く教師と喜び溢れる生徒の視線が集まる、見つめられると自分でもわからないが何故か自然と
胸と股を腕で隠した。
『いや、これにはいろいろ訳がありまして・・』
『まあいい、始めるから早く列に並べ!』
しどろもどろでなんとか説明をしようとするが、時間の無駄だと決め付けられ強制的に列に並ば
された。
『悠ありがとう、感謝する、これで夢が一つかなったよ』
まわりの連中が泣くそぶりをしながらお礼を言ってきたので苦笑いで返してやった。




『よ〜しとりあえず校庭三周してこい』
出席確認が終わると手をくるくる回して走ってこいと合図した。いつもの事ながら、暑さからや
る気なく走り始める。
『暑いけどやる気出して走れよ、かたまりすぎだぞ〜』
一周走ったところで教師は普段と違い人の塊が散らばらない事がやる気の無さかと思い大声で
叫ぶ、しかし実際は塊の中心にいる悠の姿を見てる為に誰ひとりとして先に行こうとする者がい
ないのである。大きく揺れる胸、チラチラ見えるお腹、柔らかそうな恥丘、キュッと締まったお
尻に舐めるような視線が集まってくる、悠を見た者は皆例外なく股間を膨らませ前かがみになり
ながら走っていた。
『お前ら集まってくんなよ!散れ、気持ち悪いんだよ変態共が!!』
『そんな事言ってもな〜』『お前の身体がエロすぎなんだよ』『女子と体育なんて中学以来だし、
しかもブルマ姿なんて・・・』
『だったら見なきゃいいだろ!!!』
『そうはいかないだろ折角の目の保養になるものがあるんだからな』『確かに、確かに』
何度追い払っても寄って来る連中にストレスが溜まっていく。どんなに怒鳴っても、可愛い顔の
女の子だとあまり怖く思えないのか離れる者もいなく、怒鳴った瞬間は少し離れてもすぐ寄って
きてしまう。
『どいつもこいつも鼻の下伸ばしやがって、いいかげんにしろよ』
ついに頭にきて集団の最後尾に行くと、自分より後ろに行こうとする奴らを蹴飛ばして前を走ら
せた。
そんな事をしながら三周が走り終わると教師の前に並び準備体操を始めた。
『いっちに、さんし・・・』
適度な間隔に広がると前に出た体育委員の声で体操を始める。悠は並びの中央部分にいる為に体
操中もそこら中から視線が飛んでくる。悠より前の列の連中は悔しそうな顔で体操の随所でチラ
チラ見るしかなかった。屈伸や足を広げ手を地面につけようとする体勢になる度に視線が足の付
け根、股間に視線が集まる。無視はしているがそんな連中達の顔に見つづけられているとしだい
に、頭の中でイラツキよりも羞恥心が占めて恥ずかしくなってしまう。なんとなく身体を隠そう
と動きがぎこちなくなる。


『おら、ちゃんと準備運動しないと怪我するぞ!橘、ちゃんとやれ!』
教師の怒鳴り声が響き渡る、男子の中にたった一人いる女子のせいかどうしても目立ってしまい
悠一人が注意を受ける。
(くそ〜、なんで俺だけ・・・)
仕方が無く身体を大きく動かして体操するが、恥ずかしくてしょうがなかった。しつこいぐらい
のいやらしい視線を周りから受けているとなんだか胸が締め付けられ身体が熱くなってきた。
(この感じ・・・朝、下着を見せた時も同じ感じがした・・)
視線に耐えながら不思議な感覚にとまどっていると準備運動が終わり教師が再び酔ってきた。
『今日は100m走やるからな、体育委員の末永〜準備頼むな、あとまじめにやってなかった橘お
前も一緒に行け、残りは二列に分かれて並べ』
体育委員と悠を残し100m走の方に歩いていった。残された二人は体育倉庫に器具を取りに向
かった。
『ちくしょう、なんで俺もやんなきゃなんねーんだよ』
『そ、そうだねでもやっぱり一人だけいる女の子だったから目立ったんじゃないのかな?』
『そうかもしれないけどさ〜』
校庭に転がる小石を蹴り飛ばしながら愚痴を言う悠を体育委員の末永 徹がなだめた。末永は
クラスでも小柄でメガネをかけており、あまり目立たないタイプで別に体力があるわけでもない
が、休んでいるうちに体育委員にさせられていた。そんな引っ込み思案で、悠のクラスでなかっ
たら間違いなく苛めを受けているのではないかというタイプだ。
『ところで、倉庫から何もって来るんだ?』
『え、あ・・たぶん、スタートの時に脚を引っ掛けるのと、ホイッスルとタイムウォッチだと思
うよ
『ふ〜ん、ん?なんでそんなビクビクしてんだよ』
最初並んでいたはずなのに倉庫に着くまでの半分くらいの位置に来たとき1m近く離れて歩く
末永に疑問を感じた。
『あ、いや、その・・・』


『なんだよ、別に何もしねーから言ってみろよ』
口篭もる末永の背中を軽く叩いた。
『そ、その、女の子と2人で歩くの初めてで・・・その、緊張しちゃって・・』
『・・・・あははははっ、何だよそりゃ。お前そんな事で緊張してんのかよ』
『・・す、すいません』
『ははは。いやいや笑ってわりぃ』
人見知りする方だと思っていたがそこまでの事はと驚くと笑いがおさまらなかった。でも落ち込
む姿を見せられると、すまないと思い謝った。
『ほんとわりぃわりぃ、大丈夫クラスの奴らには黙っておくから心配すんなよ』
『は、はい、そうしてくれるとうれしいです』
『しっかしまさかそんな事とはな〜他の奴らなら何も言わずとも寄ってくるのに、まさか遠ざか
る奴がいるとは思わなかったよ。そういや校庭走った時も末永は前の方に一人いたもんな?』
『はい・・そのあまり見ないようにしてたから・・・』
『でも、お前もこの体操服代出したんだろ?』
『いちおう・・出せと言われたから・・・』
『なるほどね、でもお前が一番俺の事見てないな』
『そ、それは恥ずかしいから』
会話しながらもこちらを見ようとせずに地面を見ながら歩き続けている姿を見てると少し可笑
しくなった。視線が無くなり雑談していたおかげで身体の火照りが少し治まった気がした。そん
な会話をしているうちに倉庫に着くと扉を開け中に入った、ほこりっぽくカビ臭い匂いが立ち込
めていた。薄暗く思ったより倉庫内は広かった。乱雑に並べられている用具の間を抜けて棚の辺
りを二手に分かれて探すことにした。
『・・・見つからねえな〜末永、そっちは?』
『う、うん。取り付けるのは見つけたけど、ホイッスルとかが・・・』
明かりがつかないので、入り口と天窓から差し込む光を頼りに探すしかなく、また用具全体が整
理されていない為に予想以上に目的の品がみつからなかった。再び探そうとしたとき末永が見つけた。


『あ、ありました・・・でも』
『ん?どうした?』
『あんな所に・・・』
指差した方角を見ると高めの棚の上にホイッスルと書かれた缶が置いてあった。
『あんなとこに誰が置いたんだよ・・・しゃあねえとりあえず取ろう』
近づいてジャンプしてみたが届きそうになかった。
『なんか台になるものも無いしな・・・仕方無い。末永俺を肩車しろ!』
『え・・そ、そんな・・』
『それしか無いだろ、それに男のお前のが力あるだろ、なんか俺女の身体になってから筋力衰え
たっぽいんだよ、いいだろ?』
『う、うん、わかった』
正直、基本的身体能力は落ちてないようだが、筋力は男に比べ段違いに落ちていた。真実を話し
説得させると立ち膝で座らせた。
『いくぞ』
『う、うん』
一言言うと末永の両肩にフトモモを乗っけると、掛け声とともに立ち上がらせた。まだバランス
が取れないらしくフラフラしている。
『末永、もう少し前に進んでくれ』
『う、うん』
わかっていても上手く前に進めない、しかも自分の頭の後ろに女性の股間があるという思うと、
緊張して体が動かない
(橘さん、いいにおいがする・・・)
顔のすぐ横にあるフトモモから女性特有の甘い香りがする、それを嗅ぐように首を動かした。
『あ・・・ば、馬鹿危ないだろ首を動かすな』
首を動かしたときに股間のすぐ脇あたりに末永の髪の毛がチクチクと刺さり微妙な感触を受け
てしまった、それに反応したのか先程の火照りがぶり返してきた。
(や、やばっ、またこの感じだ・・・)


『末永、早く進め』
『うん』
『んっ!?』
胸を押さえ、なんとなく今のままが続くとヤバイと感じがして急がせると、末永が頷いた瞬間頭
が股間にあたった。ドクンっと心臓が鼓動したと思うと今までになく身体が熱くなる気がした。
『頷かなくて・・いいから。はぁ、はぁ、早く進め』
必死に押し寄せる何かに耐えながら口を開いた。その声に後押しされてゆっくり進みだす、もう
少しで手が届くではないかと思えたところで悠は耐え切れなくなり肩から脚をはずし前のめり
になり缶を掴んだ。
『うわっ』
『わっ』
ドンガラガッシャーン
悠の急な行動に驚きバランスをくずし、二人とも倒れてしまった。
『いたたたたっ・・・末永平気か?あっ!』
『な、なんとか・・・』
無事を確認した直後、悠は自分と末永の体勢に気付いた。末永が仰向けに倒れ、その上に逆向き
でうつ伏せになるように悠が乗っている。悠の目の前に末永のモノが、末永の前に悠のお尻が、
互いに性器を舐めあえる体勢になっていたのだ。目の前のモノから離れようと悠は咄嗟に上半身
を持ち上げた、その直後自分のお尻を末永の顔に押し付ける形になってしまった。
『うーーー』
『あっ、ひゃんっ』
顔にお尻を押し付けられ苦しくて息を吸うと末永の口が悠の割れ目の上にあったために吸われ
た瞬間背中がゾクゾクっと震え、つい少し大きめの喘ぎ声を出してしまった。慌てて後ろに飛び
のき末永の顔からお尻を放す。
『ゲホッゲホッ・・・何今の?』
末永はなんとか上半身を持ち上げ呼吸を整えるた。しかし悠はドキドキが納まらず末永のことな
どどうでもいいと思った。



(身体が・・アソコが熱い・・・)
股間と胸を押さえ必死に襲い掛かってくる快楽の波に耐えた
『あ、あれ・・えっとメガネは・・・あった』
倒れた拍子にメガネが落ちたらしく辺りを探し見つけるとすぐにつけた。
『あ、橘さん大丈夫?』
メガネをかけ視界がはっきりすると目の前で顔を伏せ胸を押さえている悠に気がつき声をかけた。
『ああ・・それより末永・・はぁ、はぁ、今どうなってたかわかるか・・?』
『い、いや、僕メガネ無いとほとんど見えないから全然わかんなかったよ。何かが顔に押し付け
られた事ぐらいしかわかんなかったよ、何かはわかんなかったけど・・・』
息絶え絶えになりながら末次の答えを聞いて少し安心した、どうやら自分の股間を押し付けてい
た事は気付かれなかったようだ。それにフトモモで末永の耳を押さえつけていたおかげで喘ぎ声
も聞こえなかったらしい、もしそんな事言ったらこいつのことだから鼻血を出して倒れるかもし
れない。
『い、いいか・・今のは忘れろ。それと倉庫の出来事を誰にも話すなよ・・はぁはぁ』
『う、うん。わかった』
『じゃ、じゃあ俺は先戻るからな。あと頼む』
気付かれなかったことに安心すると一目散に倉庫からでた、未だに火照りがおさまらないのであ
る。胸を押さえつけながら教師のもとに向かう。
『先生、ちょっとトイレに行ってきます』
『お、おう』
たいして返事も聞かないで校舎の方に走っていく。校舎付近まで来て教師やクラスメイトから姿
が見えなくなると進路変え校舎脇にある外のトイレに向かった。
『っ。あんっ、あふぅ・・』
(熱いあついアツイ・・・身体中が熱い・・・)
しだいに胸の高鳴りが早くなり火照りが激しくなると身体中の神経が敏感になる、走るたびに揺
れる乳房が体操着に擦れて、それだけで感じてしまう。また乳首はビンビンに硬くなっており揺
れにあわせて布に擦れクニクニと向きをかえる、気を抜くとすぐにでも快楽にのまれてしまいそうだ


『うぁんっ、ぁぁん、あんっ』
(はやく・・早くトイレに・・・)
早く急ぐと走ると胸が揺れて感じてしまう、しかし歩いてはいられず、どうしても急いでしまお
うと早足になる、甘い喘ぎ声が口からこぼれる。
なんとかトイレにたどり着くとすぐさま中に入った、中は外に比べひんやりとしていた。扉の鍵
を閉めて入り口脇にある洗面台に手をついて体重を預け床のタイルに膝立ち体勢になり必死に
疼きに耐えた。
(ダメだ・・・ここで快楽に流されたら終わりだ・・・耐えるんだ・・・)
もう、すぐにでも花弁に指をあててぐちゃぐちゃに撫で回したいのを必死に耐え、拳を硬く握り
歯を食いしばり次々襲い掛かる波を静めようとした。もし今ここでオナニーをしてしまえば気が
すむまでアソコを触りつづけるだろう。しかし人に見られ興奮してきただけで快楽に流され耐え
ることもできなければ、またいつ同じ状況に陥るかわからない。そんなことではただの発情した
動物とかわらない。自分は男だ、快感になったら自我を失うそんなメスじゃない、昨日のお風呂
の時と同じく快楽に身を任せてはいけない。そう自分に言い聞かせる。
『うっ・・ぅふっ・・・はぁ、はぁ・・・』
(意識しちゃダメだ、意識するな・・・)
額から汗が滲み出る、股を広げ股間から少しでも意識を反らそうとする。首を左右に振り意識を
飛ばそうとする、それに合わせリボンに縛られた髪がフリフリと宙を舞う。意識を反らそうとす
ればするほど反比例するように心臓がドキンドキン激しく鼓動し、おさまる事が無く、股間が火
のように熱くなる。
(ダメだ・・熱い・・・)
咄嗟に立ち上がるとブルマに手をかけ下着ごと一気に下ろし脚から引き抜いて床に置いた。下半
身に覆うものが無くなると心持ち涼しくなった気がする。しかし下半身の中枢とも言うべき場所
は反発する様に太陽の如く熱く火照ってた。洗面台にある鏡に両手をつける、見ると目をとろ〜ん
とさせ色っぽい顔をした乙女がこちらを見ていた、顔を上気させほどよく肌をピンク色に染め
ている
(なんて顔してんだよ・・・)


自分の顔を見ていると切なくなる、快感をもの欲しそうに見つめる少女を・・・。
『・・・きゃんっ』
そんな感慨に浸る悠を下半身から刺激が襲い掛かる、無意識のうちに股を擦り合わせ少しでも刺
激を求めようと秘部をなぞっていた。慌てて股を肩幅ほどに広げると再び洗面台に立ち膝で屈服
する。ちらりと股に目をやると、今の刺激で反応したのか蜜壷からトロトロと蜜があふれフトモ
モを伝わっていく。蜜の香りと快感に乱れる女性のフェロモンが混じりあいトイレ全体に甘く淫
乱な香りが充満していった。トイレに女の子が一人体操着姿で下半身素っ裸、靴とソックスしか
つけてなく入り口に向けお尻を突き出している、こんな状況で誰か来たら間違いなく襲われてし
まうだろう。だが悠にはそんな自分の状況などを考える余地も無く疼きを押さえつけるので精一
杯だった。花びらはパックリと開きヒクヒクと何かをねだるように動く、それに合わせ次々と中
から粘り気のある液が滲み出る、モモを伝わる愛液が床を濡らしていく。
『くっっ、はぁ・・はぁ、うっ・・・』
(ほ、火照りが・・・火照りがおさまらねぇ・・・・・)
乳首は布越しにでも軽々とわかるほど硬く勃起し内側から体操着を持ち上げポチッポチッと豊
潤に成る桃の先で自己主張していた。ドクンドクン心臓が激しく鼓動する、蜜の甘い香りにそそ
われて左手がそろそろと股間に向かい動き出す、すぐさま右手で左手を押さえつける。まるで人
間の本能が訴えかけているように頭の中で誰かに触れと命じられている気がした。そんな意志に
反逆するように弾けそうになる何かを身体の奥に押さえつけた。
『うっ・・・・・ぷはぁ・・・はぁはぁ・・はぁ・・』
必死に耐える悠に諦めたのか長い上り坂の峠を越えたように段々火照りがおさまっていくのが
わかった。
『はぁ・・ざまぁみろ・・はぁ、はぁ・・耐えてやったぜ・・・』
苦難を乗り越えた顔に自然と笑みがもれる。珠のような汗が悠の死闘の激しさを語ってくれる。
呼吸を整え、しばらくして立ち上がると蛇口を捻り水を出すと顔を洗った。さほど冷たくない水
でも今の悠にはとても冷たく感じた、額の溜まった汗と上気した肌から火照りを奪ってくれた。
しかし胸の高鳴りもおさまりつつあるものの今だ股間の肉壁は熱くなっていた。


『何かで冷やしときたいな・・・』
疲れからか身体がフラフラする、辺りを見渡すと掃除用具入れのスチール製のバケツに目がいっ
た。少し危なげな足取りでバケツを掴むと洗面台に戻り蛇口を再び捻った
ジャーーーーーーーー
激しい音と共にバケツに水が溜まっていく、半分ぐらい水かさが溜まると床に置いた。脚を広げ
バケツをまたぐ形になると、膝を曲げそのまま腰を落しバケツの縁に軽く座りバケツが傾かない
ように左手で前の縁を押さえた
『少しは鎮まったくれよ・・・』
そう言うと右手で水をすくって火照った陰部にかけ始めた。すくってはかけすくってはかける
室内にピチャッピチャッと水の音がこだまする、水は陰唇の上を流れ肛門辺りまで流れると雫と
なってバケツに滴り落ちた。そんな自分の光景が虚しく思えた、授業中にトイレで半裸姿で何を
しているんだか・・・そう思いながらも黙々と火照りを洗い流した。しばらくして完全とは言え
ないがほぼ完璧に火照りが無くなると肌についた水滴をトイレットペーパーで拭きバケツの水
を捨ててもとの位置に戻しておいた。床に落ちている下着とブルマを拾うと脚を通し装着すると
冷やされた下半身を先程とは違う優しい温かさが覆ってくれた。冬にスカートの下にブルマを穿
きたがる気持ちが少しわかった気がした。パンパンッと頬を叩き気合を入れるとトイレを後にし
た。トイレの扉を開くとムワッとした熱気と鋭く光り輝く日差しが身体をまとった。小走りで校
庭まで戻る途中校舎の壁にかかる時計を見ると授業の大半が経過していた、ヤバイと思い足を速
めた。
『橘、今まで何やってたんだ!早く100m測定しろ!』
『は、はい、すいません』
校庭に出てきた悠に気付いた教師が怒鳴った。急いで測定地点に向かう。もう大半の生徒が測定
し終わったらしく数えるほどの人数しか残っていなかった。測定を終らせた連中はサッカーをや
ったりと自由な時間を過ごしていた。
ピッ
ホイッスルに反応して次々と走り出していく、すぐに自分の番が来る。


スタート地点に立つと正直遅れて来て正解だったと思った、スタートの姿勢がクラウチングスタ
ートと呼ばれるもので地面に取り付けた取っ手に足を引っ掛けスタートラインに手をつき腰を
持ち上げる体勢になる。自然と後ろにいる連中にお尻を突き出すような体勢にもなる。幸い後ろ
には誰もいないので後方に気にすることなくスタートができた。しかし先程の疲れから脱力感が
まとわりつき、また予想以上に固定されてない乳房が邪魔で測定結果はあまりいいものではなか
った。どうでもいいやと思い測定を終らせると木陰でのんびりしている健吾と他数名と合流した。
『おっ、やっと終ったのかよ、ずいぶん遅かったな?』
『ああ、ちょっとな』
『トイレで何してたんだよ?ほんとはオナってたんじゃないのか?』
『ああ、そうかもな』
いじわるそうな顔で質問してきたが、悠の冷たい反応を聞くと冷やかすやめた
『お、おい、ほんとに大丈夫か?具合悪いなら保健室行ッたほうがいいんじゃないか?』
『あん?まあ大丈夫だよ。それよりあいつら、このくそ暑いのによくサッカーやるな〜』
『まあ、いいんじゃねーの?やりたいんだから』
健吾と他数人で校庭を見ながらだべっていると、体育教師がやってきた。
『橘、お前ほんとに橘か?』
『え、はぁそうですけど』
『いくら女になったからといって格好まで女にしなくていいだろ?それに今日のやる気の無さ。
お前のせいで周りが授業に集中できないようなら、お前だけ体育のとき女子の方でやってもらう
からな!!』
『す、すいません・・わかりました』
いきなり来たかと思うと怒鳴りつけるので仕方が無く謝った。
『気をつけろよ!!・・ったくそんなでかい胸しやがって・・・』
嫌味を言うように言い放つと、そのまま校庭の方にあるいていった。
『俺だって好きでこんな身体になったわけじゃないぜ!』
両手で胸を押さえながら教師の背中にむかって、ベー−っと舌を出してやった。
『しかし、なんかあいつ俺にからんでいる感じじゃなかったか?健?』
『う〜〜んそういえば・・・』
教師の行動に疑問を持って健吾に話題を振ると考えた末に何かを思い出したようだった


『前に先輩から、あの教師ホモかもしれないって話を聞いたことあったな。女のお前に嫉妬して
んじゃないのか?』
『俺も聞いたことあるな。一人で体育教官室に呼び出された奴が、妙に身体触ってきたとか言っ
てるの聞いたな。』
『あ、俺の知り合いも身体測定のときとか、あいつの目つきはおかしかったとか言ってたな』
健吾の一言で一緒にいた連中が思い出しように次々と発言していった。
『まじかよ・・・何だよそれ・・そんな事で俺は奴から恨まれなきゃならねえのかよ・・・』
くだらない理由から起こる気力もなくなってくる。女になった事を喜ぶ奴ばかりだったのが、ま
さかこんなとこで恨まれる羽目になるとは思わなかった。
『嫉妬って・・・別に俺は何もしてないだろ?』
『向こうはそう思ってないんだろ。クラスの視線が自分ではなくお前に行くのがムカついたんだ
ろ、なんにせよ気をつけろよ』
『気をつけろって言われてもな・・・・』
『俺たちも気をつけないと、二度と悠のブルマ姿拝めなくなっちまうからな』
そう言うと慌てふためく悠を皆が凝視した。
『だ、だからそういうのをやめろっ!!』
腕で身体を隠すようにしながら文句を言い放った。
『ったく・・・しっかし暑いな〜髪の毛切ろっかな〜暑いし邪魔だしな〜』
笑いながら謝る連中を見た後、ポニーテールの尻尾を掴み前に持ってきて呟いた。黒く艶やかな
髪が太陽に照らされ、きらきら輝いている。しかし髪が長い分だけ人より多く光を集め、頭が暑
くなってくる。
『よし、切ろう。ショートヘアのが俺は好みだ』『待ってくれ〜その長い髪だけは切らないでく
れ』『お前ならどちらでも似合う、髪形よりもむしろ、いろんなコスチュームに着替えていこう』
各々が自分の好みを言い出す、呆れて何も言う気がなくなった。
『お前らの好みなんか聞いてねえっての・・・』
ため息を吐いて、連中の会話を眺めていると終了時間が近づいて来たのに気付いた教師が授業終
了の合図を出した。
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