需要あったら支援下さい〜2005牛寺撮戦隊です

小津家の魔法部屋には、とにかく本がたくさんある。
魔法技術の本、天空聖界の歴史書、はたまた童話から数学書まで。
中でも翼は魔法薬の調合書を気に入っていた。
戦闘では怪我をする事も少なくないから買い置きが必要であるし、何より作る過程が楽しいのだ。

その日もバイトが休みなのを良い事に魔法部屋に籠もっては鍋にかじりつき、足りなくなっていた魔法薬を作り足していく。

いつも通りに薬を作り終え、棚に収納していると何だか地面が揺れている。

「…!っ地震か!?」

どうやら少し大きい規模らしく、収納したばかりの魔法薬も音をたてて棚から落ちてきた。

「っ!!うわぁぁっ」

棚から落ちてきた薬の一つが翼の肩近くの段差に当たって割れ、体に魔法薬を浴びてしまう。



収納している物はどれも体に害は無いはずだが、翼は地震が収まるまでに2種類以上を浴びてしまっていた。

「…っ痛てぇ〜…」

そこらへん全体がガラスの破片や液体にまみれる中で立ちすくんだ翼は自分の体のある変化に気付いた。
どくりどくりと、鼓動が早鐘を打ち、そのうちに立っていられない程のめまいに襲われ、床に膝を着く。
体の芯が痺れるように熱くなったかと思うと、フラッシュバックと共に意識が飛んだ。
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