1.旧校舎3階の男子トイレの奥の個室には花子さんがいる。
  なぜ男子トイレに花子さんが出るかというと、
  改築した時に設計の都合で、女子トイレと男子トイレの場所を入れ替えたため。
  花子さんは霊なので話が通じず、自分がいるのが女子トイレだと思っている。
  そのため、花子さんは男子に会うと怒ってチンチンを取り、女子にしてしまう。

2.プールで泳いでいると、見えない手に体をまさぐられる事がある。
  ほとんどの場合まさぐられるのは女子だが、たまに男子もまさぐられる。
  男子がさわられると、体をこねくられてる内に、段々と女子になってしまう。

3.男子が渡り廊下の大鏡を使って合わせ鏡をやると、
  並んだ顔の中に女子の顔がある事がある。それが見えてしまうと、
  顔があったのが3番目なら三日後、4番目なら四日後……に女子になる。

4.放課後、放送室に誰もいないのに校内放送が流れる事がある。
  ほとんどノイズで何を言ってるか分からないが、聞き取れてしまうと頭と体がおかしくなるらしい。
  今ではもう学校に来ていない子が、聞き取った時につぶやいた言葉は「めすどれいになりましょう」。

5.美術室にある裸の女の子が何人も描かれている絵は今も、夜中に幽霊が描き足している。
 最初に裸の男の子が描き加えられ、その後、その男の子が女の子に描き変えられていく。
 描き加えられる男の子は実際の男子そっくりらしい。
 絵の男の子が女の子に変わり終わると、そっくりの男子も女子になっている。」

6.前庭にある、『希望の像』という少女の裸像は時々動く。
  動く希望の像にタッチされると、自分が希望の像の代わりに裸の少女像にされてしまう。

7.早朝の保健室に、身体測定をする幽霊が出る。
  うっかり測定されると実際とは全然違う数字を言われ、その通りの体型にされる。
  運が悪いと、性別まで変えられてしまう。




3.
「おい、こんな夜遅くに何をする気だよ?」
クラスメートが空き教室から姿見を運んでいると、
「渡り廊下の大鏡の噂は聞いているだろ」
「ああ、合わせ鏡をやると鏡に変な顔が映るって話だろ」

姿見を大鏡の前に置くと、
「よし、お前も来いよ」
「わ、分かったよ」
すると合わせ鏡には何故か俺そっくりな少女が映っており、
「おい、あの子お前そっくりだな」
「あ、ああ」
翌日、俺が合わせ鏡に映った少女になるなんて予想もつかなかった。



1.
トイレから戻って来ない友達が心配になって、僕が男子トイレに向かうと、
「や、やっぱり」
僕の目の前には胸の膨らみで今にもボタンがはじけそうになって、
大きく張り出した丸みを帯びたお尻でズボンが破れそうな少女が立っていた。



7.
夜中に保健室で奇妙な物音がするという噂を確かめようと保健室に入ると、
身長測定器やメジャーなどが宙に浮かんでおり、
「な、何だよこれ」
俺は怖くなって逃げ出そうとするが、いつの間にか全裸になっており、

「どうなっているんだよ」
股間を手で隠している俺の後ろに身長測定器が回り込んで、
「君の身長は162cm」
すると俺の身長はでたらめに測定された通りになり、

続いてメジャーが胸、腰、お尻の辺りに巻き付いて、
「バスト、85、ウエスト、58、ヒップ、87」
メジャーが俺から離れると、胸が膨らみ、腰がくびれ、お尻が丸みを帯び、
それに伴い、手足が華奢になって、陰茎が委縮していき、

俺は女になって呆然となるが、しばらくすると、
「誰かの声がしなかったか?」
俺と同じように保健室の噂を確かめに来た複数の男子生徒の声がすると、
身長測定器やメジャーなどが再び動き出し、
「や、止めろ」
俺と同じように女にされていったが、俺はただ見ているしかなかった。



5.
5、6名の男子生徒が忘れ物を取りに美術室に向かうと、
「誰が描いたんだよ」
「酷い事するなよ」
美術室で飾られている絵に裸体の少年が書き加えられているのに気付くが、
「これ、お前じゃないか」
「そうかな」
「隣にいるの俺に似てる」
「本当だ」
何故か裸体の少年達は男子生徒達によく似ていた。

夜、男子生徒達がそれぞれの家で眠りに就いている頃、
美術室に黒い靄のようなものが現われ、
絵の中の少年達の体格が華奢に変化し、
髪が肩にかかるほどに伸び、胸が膨らんで、腰が蜂のようにくびれていき、
そして、男子生徒達も絵の中の少年達と同じように少女へと変化していく。
タグ

管理人/副管理人のみ編集できます