矢井羽響【30】
衣川卓治【31】
瑠璃・恭一・麻由・涼・翔
ミッチとヨシ、その他
[レイプ][処女喪失]



◆愛してると言ってみる◇
《矢井羽響》

==ヤンキーマダム==

とある高級住宅街。
整った顔の女児が駆け回る広い庭の片隅で、布オムツが大量に翻っている。
高級住宅街には似付かわしく無い洗濯物を、パンパン叩いて干すマダム。
金髪に染めたロングヘアーは、目元から巻き毛がくるくる入り、今年三十路とは思えない。
長い付け睫毛、切れ長の目にアイシャドー、真っ赤な口紅。
ビーズをあしらったピンク色のネイルアート。
豊乳がいまにもこぼれそうな、ラメ入りの胸が大きく開いたシャツ。
そして黒パンティが見えそうなマイクロミニ。
とてもセレブには見えそうにも無い。
でもその派手なマダムと庭越しに話す婦人達に、冷たい感情は欠片も無い。
人は見かけにはよらないと言う事を一番良く知ってるのは、その高級住宅街の住人達だった。
良妻賢母の誉れも高く、五人の子持ち。
ど派手な化粧が嫌味に成らない超絶美顔に、一向に崩れない爆裂バディ。
その派手派手な姿も、どうやら旦那の好みと言う事らしい。
なのに朝から晩まで家事に精を出すそのマダムは、崇拝さえされていた。
遊んでいる気配も全く無く、旦那と子供一筋の忠節無比な貞節振りを、今や誰も知らない人は居ない。
そして何より底抜けの明るさが好かれる理由だ。
そんなマダムの話す言葉は外見とは全く違い、少し前のヤンキーそのもの。
しかし、庭で遊ぶ母似の娘を見る目は限り無い慈愛に満ち溢れ、心から愛しているのが良く分かる。
その幸せいっぱい振りは他人をもほんわかさせた。
人は皆、そんな彼女を親しみを込めてこう呼ぶ。
ヤンキーマダムと。
そんな愛溢れる生活に囲まれ、ヤンキーマダムはあまりの幸福にいつも泣きそうになる。
恵まれず、荒れまくり、母を泣かせてきた若い頃をいつも思い出す。
勿論、その母も今はマダムの家の中で紅茶を飲んでゆったりくつろいでいる。
机の上には祖母となった母が撮り蓄めた、孫たちのアルバム。
それを眺めるのが、マダムの母の最大の楽しみ。
悠々自適の身だが、たまに家事も適度に手伝う。
「はぁ、幸せ・・・」
そう呟くのが何より嬉しいマダムの母。
分からない事、困った事が有れば、あのヤンキーマダムに聞けば良い。
それがその街の合言葉


===自分語り===

「奥様、今朝も布オムツの万国旗ねぇ、ホホホ」
「そりゃ、やっぱガキは布オムツでなきゃな」
隣の社長夫人がホホホと笑いやがるから、俺はそう言ってやった。
「紙オムツは、母親が楽する為!布は下のしつけに一番だかんなぁ」
布だとガキは漏らした時気持ち悪い。
だから漏らしそうな時は言う様になるし、寝小便のしつけに最適なんだぜ。
「でも大変なのよねぇ」
「えぇ、洗濯物が大変だけど、ガキの為なら辛くなんかねえですよ」
それにな・・・こう布オムツが大量に翻ってると、自分の産んだ赤ん坊って感覚がわいてたまんねえ。
「じゃ午後からのお買い物、後で行きましょうね」
「はーい、また後で」

俺は矢井羽響っつって、亭主は婿養子だが、専業主婦してる。
今年三十路を迎えたから、もう熟女の年齢か?
しかしまだまだ老けねえぞ、俺は!
馬鹿亭主がこのど派手な姿を好きだから、こんな格好してる。
俺は奴に抱かれる時は、美しい一匹のいやらしい雌に成れる。
俺に性欲を感じ、欲情し貪欲に求めて欲しい。
獣になって俺を滅茶苦茶に犯して欲しい。
そしてこの身体以外には目もくれないで欲しい。
奴には、こっ恥ずかしいから絶っ対言わないが、俺は惚れてる。
っつうか、無理矢理身も心も惚れさせられたって所かもしんないなぁ。
俺の亭主は本当によくやってくれてるぜ。
オタでキモ男だが、会社を立ち上げて、大成功しやがったんだからな。
それに子煩悩だから、言う事ねえだろ?
勿論亭主もこの美人女房である俺様に、未だにベタ惚れ中だぜ。
今は幸せを噛み締めてる。
それはな・・・昔随分馬鹿やって、うちのお袋を泣かせてきたからだ。
俺は実は十八になるまで男だったんだ。
喧嘩、先輩をかつあげ、パシリにした。
補導もされたし、当然の如く学年はダブりだ。
荒んだ毎日が続いたある日、俺はその先輩にウイルスを注射されて女にされちまった。
某製薬会社の息子だったらしいから、どうにかして手に入れたんだろな。
元に戻る方法も有ったらしいが、今はもう男には戻りたくねえ。
母、妻としての幸せを知っちまうと、んな事はどーでもよくなっちまう。
自分がお腹を痛めて産んだガキ・・・これって凄すぎだ!
こんなちょー可愛いもんだとは俺知らなかった


「わ、こ、こいつすげえ可愛いんだけど」
十八を少し残した高三の時、長女瑠璃が産まれ、俺は遂に母親になった。
俺が本当に産んだっつう感慨が湧く。
しわしわでちびこいのが、俺の乳を吸うんだぜ。
一心不乱にごくごく飲む娘を見てると・・・泣けて泣けて仕方なかった。
お袋も亭主も一緒に泣くなよ、おめえらは。
俺はそれ以来、男に戻る気は完全に消えた。
当然戸籍は女に変更。
その後俺は猛烈にプロポーズされて、ウエディングドレスで『授かった婚』をした。
「結婚してくれ!」
「うん・・・」ってね。
出来ちゃった婚って言い方は、俺大嫌いなんだよ。
無理矢理孕ませられた俺な訳だが、決して嫌々産じゃいねえ。
お腹の中で、娘がぽこぽこお腹を蹴り、ぐにぐに動くんだぜ。
俺は早く会いたかった。
母性愛って世界最強。
自分のガキを産んでから、俺は人生観がガラリと変化した。
ガキを持って初めて分かるってのはホントの話。
ずっと一人で育ててくれたお袋に、俺は泣きながら謝った。
思わず抱きついた俺の頭を、優しく撫でてくれるのが嬉しかったな。
しかし、あの産みの苦しみったら無い!
痛いは苦しいは、二度とごめんだと思った。
でも、産んでしまうとまた欲しくなるんだよ。
ガキって嫌いだったけど、浅はかだったね。
こんな可愛い存在だとは想像つかなった。
このガキの為なら何でも出来るし我慢出来る。
命も惜しくねえ!
男の時からすると、考えられない変化だよな。
俺のお袋もそうだったと言った。
それを聞いてまた号泣しちまう俺。
お袋の孫を、男だった俺が産むんだから、現実ってのは実に摩訶不思議。
それ以来俺の人生は、亭主へ尽くし、お袋と舅姑へ孝行し、家事子育てに費やされてる。
最初の頃の生活は極貧だったがな・・・。
本を読み、人生の先輩達に聞いたりして、苦しい中瑠璃を一生懸命育てた。
苦しかったが、俺達は辛くはなかったな。
毎日新しい発見が有るんだぜ、ガキってのはよ。
我が子ってのは、ずっと見ていても飽きねえ。
愛しいんだこれが。
自分が産んだんだから可愛さひとしお。
間違い無く世界一!
俺や亭主や爺婆達の顔を見てはきゃっきゃ笑い、ハイハイをし、掴まり立ちをして・・・。
その度に俺は幸せを感じてウルウルした


で、ある日の事だ・・・瑠璃がママっつった!
俺の事をママって言ったんだぜ?
ママか・・・俺は女になって良かったと思った。
パパじゃなくってママで良いんだな?おい。
抱き締めてまた泣いたのは言うまでもねえ。
で、「バーバ」「ジージ」「パーパ」の順番だ。
亭主は拗ねたけど、そりゃ仕方ねえだろ。
母親の特権だっつうの。
色々喋る度に喜んだり、驚いたりの毎日さ。
「パイパイ」「ちーち」「うんうん」ちーちはおしっこ、うんうんは・・・うんちの事だ。
瑠璃は俺に似て美人。
実は俺のお袋も美人でスタイル抜群なんだよ。
遺伝子は確実に受け継いでたぜ。
お袋は四十過ぎで婆ちゃんになった訳だな。
俺の大好物は、自分の頬と瑠璃の頬っぺとをすりすりして匂いを嗅ぐ事。
甘いミルクの良い匂い。
勿論その香りの出所は、俺が日がないっぱい出してる母乳の匂いだ。
子守唄も覚えたぜ。
それは・・・俺のお袋から教えて貰った歌さ。

で、結婚のきっかけ、言ってたっけか?
言ってなかったな。
俺が男の時は悪かったのは言ってたよな。
無理矢理女にされた俺は、元りたい一心で、先輩に逆らえなくなった。
他にも色々有ったけどな。
何度脅しても、元に戻そうとはしねえ。
ある日俺を先輩が、そこまで言うなら戻してやると、自分の家に呼び付けた。
焦ってたのも有って、俺は甚だ甘かった。
その先輩のマグマが溜まりに溜まってたのに、全く気付いてない馬鹿な俺。
自分は所詮無力な少女でしかねえんだよ。
先輩は苛つく俺を急に押さえ付けて、変なカプセル薬を飲ませやがった。
「な、何飲ませた!」
「気持ち良くなる薬さ」
その時に漸く貞操の危機に気付いたが、もう遅い。
『や、やられる!』
必死に暴れる俺を、奴は簡単に裸にひん剥く。
最後の一枚をブチッとむしり取られた時、生まれて初めて恐怖に震えた。
「止めろよ!いやだ!レイプはやだ!」
普通の女学生だったらレイプも無かっただろうけど、自分が蒔いた種。
実は・・・俺レイプした事が有る。
それがレイプされる側に回っちまったのは、自業自得で因果応報。
先輩は、俺の濡れてもいない穴に思い切りぶちこみやがった。
「あぅぐ!」
穴が裂け、擦れ、処女膜が破れる。
激痛と恐怖に俺は泣いちまった


身体は動ず、少女の無力さと男の力を思い知る。
髪を掴まれ、突っ込まれてる所も見せ付けられた。
「ほら!良く見ろ!」
突かれる度に俺のマンコから鮮血が出る。
血が潤滑油代わりになり、薬でマンコが熱くなる。
遠慮無しに突き入れられ、俺の身体は、翻弄されまくった。
嘘だ、レイプされてる?・・・犯されてる?
抵抗出来ない無力な俺。
グチュグチュ突かれるマンコの音と、俺の泣き声と、涙で濡れた顔にかかる先輩の吐く熱く荒い息。
とにかく痛かった。
身も心も痛かった。
女にはレイプ願望が有るって当時の俺は大いに思い上がってたが、それは真っ赤な嘘。
元男の俺でも、ただただ良いように犯されているのが哀れだった。
自分の甘さに絶望した俺は、突かれるまま。
ガクガクと突き動かされる俺の身体。
当然外出ししたり、ゴムを付けてくれるわけねえ。
中出しだけは避けたいと、必死に頼んだが、抵抗虚しくマンコの中で精液を撒き散らす先輩。
俺は処女喪失し、思い切り中出しされた。
あれってな・・・女は出されているのが良く分かるんだよ。
マンコの奥の方で、ビシビシ当たるんだぜ。
『妊娠・・・する?』
あれって女にはすげえ恐怖だと言うのも分かるよ。
もう押さえ付けられても泣いても居なかったが、俺はただ呆然としていた。
ドロリと精液がマンコの穴から流れて、俺はレイプされた事を思い知った。
若さ満杯な先輩が、一回だけで満足する訳ねえ。
再び勃起したのか、又俺を犯しだしやがった。
しかし、痛みは慣れるし消えていくもんだ。
一回目の時も変な感覚は有ったんだろな。
二回目は最初からマンコ内に変な感覚が有った。
俺は感じはじめた。
レイプされてんのに、気持ち良くなってきた?
まるで三流ポルノ小説じゃねえか。
そう思ったが、どんどん気持ち良くなってく。
気が付けば、血とは別なぬるぬるした液体がとろとろ溢れていた。
滑りが格段に良くなり、意識せずにマンコがキュッキュと締まる。
俺は喘いでいた。
意識なんざしてない。
そんな声が出るんだから仕方ねえ。
マンコが熱く、すげえ敏感になってきてた。
乳首がビンッと立ってるのが良く分かる。
俺は最早いく寸前。
レイプされながらいく。
俺は必死に我慢した




いきそうな俺は、可愛い女の子の声で喘ぎ悶える。
いくのを我慢するってのは無駄な努力だった。
「い、いくうっ!あっ、あ、あっ!」
俺は突然、膣イキした。
そしていったのをビックリしたのが、レイプしている本人。
「嘘、い、今いった?」
力無く答える俺。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・いった・・・」
まだ射精してない先輩は、又激しく突き込みだす。
「あぁ!あはぁ」
絶頂の味を占めた身体は際限無く気持ち良くなり、俺は喘ぎまくった。
女にされ、レイプされた事実なんてどうでも良い。
薬の力だったとは言え、快楽は確実に身体に刻み込まれてく。
入れられるってすんげえ気持ち良い!
そしていくって反則!
超反則!考えられん!
男女単純比率三十倍。
俺は先輩に填まる確信を持った。
何度もいかされ、何発も中出し。
膣イキ、クリイキ、アナルイキと、何でも有り。
グショグショに濡れ、床に広がる愛液。
最後の方は俺の方から腰に脚を絡め、キスしながら腰を振り倒してたんだから呆れる。
レイプで何回もいかされた俺は、刷り込みされた様に先輩の虜になった。
妊娠後は落ち着いたけど、あの頃は先輩とのセックスに狂い、俺から懇願する始末さ。
最早先輩専用の性具に成り果て、何時も濡れてた。
「また犯してよぅ」
「お願い、はめて?」
「ぶち込んで、いっぱいいかせてぇ!」
仲間は呆然。
そりゃそうだ・・・突然先輩に夢中になり、しなだれ甘えだしたからな。
当然の如く孕んだが、先輩は責任を取るから産んでくれと言いやがった。
それから二人は変わった。
子供がお腹の中に居る!
何かすげえ嬉しい。
セックス狂いも止んだ。
多分それは、お腹のガキを守る為の本能だろ。
そう・・・その俺をレイプした先輩が、今の亭主。
俺を女にし、無理矢理犯して孕ませ、俺と言う美人嫁まで手に入れたとんでもねえ野郎だ。
でも、俺は間違い無く奴に惚れちまってた。
女にされたと言う事実はでけえ。
男性経験は奴だけだが、俺は亭主以外には抱かれたくねえ。
第一他の野郎とやるなんてやっぱ無理。
俺のこの女体は亭主だけの物で、亭主だけが自由に出来る占有物の喜び。
奴となら、俺はSMスカトロ露出、何でも出来る。
当然、そんな事もこっ恥ずかしくて言えねえ訳だが


そんなこんなで俺は犯した男の嫁になったが、何にも問題が無い訳でもねえ。
俺の言葉遣いはこの通り悪い・・・長男の恭一は良いとして、娘達がねぇ。
なるべく気を付けてるが、そう簡単にはいかん。
おっと、庭で駆け回ってる麻由が転んだ。
「いってえ〜」
いてえ!だぜ?いてえ!
俺の馬鹿馬鹿。
あ、勿論俺は簡単に助け起こさねえぞ。
「ゴルァ!自分で起きろ!よっし、偉いぞ麻由」
この子はまだ直せるが、瑠璃は今や十二才だ。
睫毛の長い超美少女だが、言葉遣いが悪い。
ま、良いか・・・性格はすこぶる優しいからな。
初潮も済み、乳もでかくてロケット砲みてえだ!
俺は密かに若い色気に嫉妬してる。
モテモテだけど、良い恋愛をして欲しいぜ。
母親である俺の望みだ。
亭主は絶対嫁にやるものかと言ってるが、行き遅れて困るのは俺達親だぞ!
っと、ベビーベッドのガキが泣きだしやがった。
乳をやらなきゃだ。
「麻由、ママはおっぱいやっから外に出んなよ」
「はーい」
干してる布オムツが何故大量に有るかっつうと、それは双子だからだ。
名は兄が涼で、弟が翔。
ちょいと大変だが、望むところだ。
オッパイが零れそうな胸開き服も意味が有る。
「よっと」
ほら、簡単に両オッパイを出しやすいって利点も有る訳だな、これが。
しかし上半身裸になっから、外では中々出来ないってのが悩みの種。
授乳室増やせやコラ!
双子を胸に抱くと、途端に吸い付く。
双子分の乳を作らなきゃいけねえから、俺は頑張って野菜と納豆をバカスカ食ってるぜ。
煙草も酒も瑠璃が妊娠したと分かった頃止めた。
俺って母親に向いてたのかもしんねぇな。
しかし良く飲むな、お前らは・・・。
俺の乳美味いか?
そか、良かったなぁ。
うはぁ、可愛いいぃ!
お腹がいっぱいになった頃、お袋が来る。
いつもいつもタイミングが良いんだよな。
何も言わなくても片割れを抱き、背中を叩いてゲップを出してくれる。
「「けふ・・・」」
さすが双子!ゲップがシンクロしやがった。
「孫は何人居ても良いわ・・・涼も抱かせて」
「良いぜ、はい」
お袋のデレデレ顔を見るの、俺は好きなんだ。
「はぁ、可愛いわぁ・・・母さん幸せよ?」
や、止めろ・・・その言葉に俺弱えんだよぉ


そういや、瑠璃が産まれて暫くして、俺の昔の悪友が来た事が有った。
ミッチとヨシ。
ヨシは女になった俺とやりたがってた奴で、ミッチは能天気な天然女。
その頃は亭主も暮らしを向上すべく、ボロアパートで頑張って俺達を養い、俺も必死に支えてた最中さ。
子供みてえな夫婦は、あまり理解されなかった。
まぁそんな頃来た訳だ。
「おぅ、俺が産んだガキだ!見やがれ」
「刃の狂が赤ん坊を産むたあね」
「わぉ、可愛いねぇ」
「可愛いだろー?ミッチ、頭を支えながら抱いてやってくれ」
俺がミッチに瑠璃を渡すと、恐々と胸に抱いた。
「おい響、俺にやらせる気はねえか?」
「ゴルァ!こう見えても人妻だ!不倫はしねえ」
この馬鹿、今更何言ってんだか。
「冗談だよ、そういうと思ったぜ」
「あぁ・・・可愛い・・・なんて可愛いの」
ミッチが何故かポロポロ泣いているのを見て、俺とヨシはビックリした。
「ど、どしたよミッチ」
「赤ちゃん欲しいぃ」
母親になった俺は、ミッチの気持ちが分かる。
「ミッチも結婚して産みゃ良いじゃんよ!おめえなら良い母親になるぜ」
「うち、親に放っておかれたからさぁ・・・育てられるかなぁ」
ミッチの親は放任で無責任だったからな。
「俺は元男だぜ?俺に出来てミッチに出来ねえ訳ねえ!俺も助けてやる」
その時瑠璃がギャンギャン泣き出しやがった。
「わ、わ、わ、響、泣いちゃった!返すわね」
「お腹空いてんだよ」
「さすが母親、分かるんだねー」
「瑠璃、ミルクだよぉ」
俺は気にせず片乳を露にして乳首を吸わせる。
そんな俺をジーッと見ているヨシにミッチがツッコミを入れた。
「ヨシ、変な気を起こしちゃダメよ?」
「バカ、ちげえよ・・・」
確かに俺を見る目に変な空気は感じられねえ。
「俺、親父の会社に就職すっからさぁ・・・ミッチ、一緒になってくれや」
あのヨシがビックリだ。
母は強しってやつ?ちょっち違うか?
「はへ?ほ、ほんと?それずっと変わらない?」
「あぁ・・・ミッチが俺達の赤ん坊を抱いてる姿、見てえんだよなぁ」
手放しで泣き出すミッチと照れまくるヨシ。
だから俺はヨシにも瑠璃を抱かせて練習させた。
「ガキって頼りなくて、可愛いもんだな、おい」
顔がにやけるヨシを見て、俺は大丈夫だと思った


ヨシの奴、頑張ったぜ。
あれほど反目してた親父の会社に就職し、ミッチと結婚しやがった。
その後、ガキを抱いて遊びに来たが、超親馬鹿になってやんの。
「自分のガキって可っ愛いのな!俺こいつの為なら何でもすっぜ」ってな。
可愛い男の子だったぜ。
ヨシの息子と俺の娘とお付き合いさせっかな?
俺が奴らの幸福の一助になれたのなら、こんな嬉しい事はねえ。

恭一と瑠璃が帰ってきた。
「ママ!腹へった」
「ママ、お腹空いたぁ」
これ、どっちが瑠璃か分かるか?
最初が瑠璃なんだよ。
はぁ、言葉わりいぃ・・・って俺のせいだよな。
今から腹一杯食わせる訳にもいかねえ。
おやつの莓ミルフィーユを出して、俺はさっきの社長夫人を含めて数人で買い物に行く事にした。
「晩飯食えねえからおやつはそんだけ!?ママは買い物行ってくっから涼と翔頼んだぞ」
買い物バックを持ち、麻由の手を引いてお買い物。
麻由は俺が怖いから、外では騒がねえ。
はっきり言って、俺の身体には野郎どもの目が集中するが、これは大歓迎だ。
男どもの視線に研かれて、俺はいつも綺麗で居られるんだからな。
最初の頃は誘惑は随分有ったが、俺は浮気には一切興味無かった。
こう見えても身持ちが堅い女房様だ。
買い物から帰ると、俺は晩飯の用意を始める。
その隙間を縫って、ガキ達の服を洗濯籠に入れ、着替えを出す。
主婦は忙しいんだぜ?
そうこうしてる内に、亭主が真直ぐ御帰宅だ。
いそいそ出迎えて、熱烈キッス。
「おっ帰りいぃ」
「はい、ただいま」
亭主は未だにキスすると鼻の下を伸ばし、尻を撫で、乳を揉みやがる。
その度に全身に電気が走り、俺は激しく感じる。
「いやんっ、うん・・・あぁ・・・」
亭主に縋り付き、熱い喘ぎをもらす。
俺の身体って、亭主の手に敏感に反応しすぎる。
こりゃもう条件反射だ。
『あぁ、抱かれてぇ』
抱かれたくて、マンコにぶち込まれたくて仕方なくなるが、今は我慢だ。
でも、普段の言葉遣いはわりいんだけどな。
「ふう・・・飯にすっか?先に風呂入っか?」
襟を直し、亭主のスーツを受け取りながら聞く。
「先に食べるよ・・・響ちゃん、あ、あ、あ」
「あ?なんだ?」
「あ、あははぁ」
「馬鹿か?おめえはよ」
変な亭主だ。
妙にキョドってやがる


今夜、亭主には精を付けて貰う。
ほぼ毎晩抱かれてるが、金曜夜は夫婦特別の日。
実は朝からドキドキが止まんねえ。
何でだろうな・・・いくら回数を重ねても、お互い慣れて飽きる事が無い。
想像するだけで濡れちまうから、ナプキン必須。
とはいえ、晩飯はしっかりと用意しなくちゃだ。
最近は瑠璃にも晩飯の支度を手伝わせてる。
良い嫁にさせてえしな。
「いただきまーす!」
美味しい美味しいと言ってくれんのはマジ嬉しい。
沢山食えよ・・・。
お袋と亭主には塩加減も気を付けてるぜ。
俺って出来た嫁だろ?
自分で言ってりゃ世話無いけどな。
後片付けは瑠璃と恭一も手伝ってくれる。
双子に乳を飲ませ、夫婦で今日1日の報告後、風呂で俺は身体を研く。
新しい透け透けパンティを履き、ナプキンは外す。
今夜は亭主とは一緒には入らねえ。
でなきゃ俺は完全に発情しちまうからな。
搾乳した母乳をお袋に渡し、双子の世話を子供達に託して・・・。
「じゃ、そろそろ」
「行こうか、響ちゃん」
俺と亭主は車で外出。
行き先は郊外の高級ラブホテルだ。
車に乗った途端、俺の身体にスイッチが入る。
既に興奮してるってのが、亭主にも分かる。
生唾を飲み込む俺。
そして俺と亭主は立場が逆転するんだよ。
「響、少しは我慢しろ」
「だって・・・身体が燃えて、疼いちゃうぅ」
「亭主の言い付けが聞けないのか!?」
俺の頭を強く叩く亭主。
「ご、ごめんなさい!卓治さん許して!」
「響はどうしようもないスケベだな!え?」
俺の髪の毛を掴んで前後に揺する。
「はい、響はいやらしい女です!だから機嫌を直してお情けを下さい!」
俺は涙さえ流してその淫らな空気に浸る。
そう言いながらも、俺のマンコは既にぐっしょり。
「仕方ないな・・・じゃあ今パンティを下ろせ」
「え?・・・こ、こんな所で恥ずかしい・・・」
「さっさと脱げ!」
バシッと亭主が俺の頬を強く張る。
「痛っ!脱ぎますから、殴らないで!」
ぐっしょり濡れたパンティを泣き泣き脱ぐ。
車中に漂いだすマンコの甘酸っぱい匂い。
お湯をかけた様に生暖かい愛液が、股間を中心に溢れまくってる。
今クリトリスを弄られたら、間違い無くいく。
それを分かってる亭主は、手を伸ばして俺のマンコをまさぐりだす


「今触られたら、響いっちゃう!」
「いくな。我慢しろ」
「そんな!・・・は、はい・・・我慢、します」
俺は暴発しそうな絶頂を我慢する。
脚がぶるぶる震え、歯を食い縛って絶頂を耐える。
「ふふん、我慢強いな。これならどうだっ」
亭主はほくそ笑み、クリトリスを摘んで、捻りあげやがった。
「ぎぃ・・・く・・・あ、はぁ・・・うぐぅ」
穴がビクンビクン痙攣しだし、マンコが早くいかせろとせっついてる。
シートベルトを両手で握り締め、我慢する俺。
「もう、もう駄目・・・いかせて、下さいぃ」
満杯の巨大ダムから、チョロチョロと水が零れる様に、マンコからさらりとした液体がピュッと出る。
これは勿論おしっこじゃねえんだぜ。
俺の吹く汐な訳だ。
「ふぅ、ふぅ、ふぅ」
「もう限界か?ほらホテルに着いたぞ」
我慢の限界と、ホテルに到着するタイミングを図ってる訳なんだよ。
俺はもう歩ける状態なんかじゃねえ。
マンコからはしきりに汐がピュッピュ出てる。
部屋に入るだけでも一苦労だ。
「早く、いかせて!」
そのまま風呂場に入れられ、漸く俺は解放される。
「よし、もう良いぞ」
亭主はミニスカートを捲り、しーこいこいの格好で俺を抱えてクリを捻る。
「いぐうう!!ああ、あ、あ、あ、あ、あ!」
ブシュッと汐を吹き出して激しい絶頂を味わう俺。
体全体がぶるぶる震え、痙攣が止まらない。
「はぁ、はぁ、はぁ、ん・・・はぁ・・・」
この、いく快感って何度味わっても良い!
言わば、亭主から俺へのプレゼントだ。
「いったか?よし、裸になってベッドに来い」
「は・・・はい」
足腰立たないが、俺に選択権は無い。
ベッドに裸で寝そべる亭主の傍らに、這うように辿り着く。
「響、マンコ見せろ!」
「はい、見て下さい」
仰向けに寝て膝裏を自ら持ち、亭主にヒクつく濡れ濡れマンコを曝す。
俺はもう三十路だ。
さすがに少し黒ずんで、ビラも開ききってるがな。
指を二本突っ込まれ、マンコを掻き回される。
「このマンコは誰の物だ?言ってみろ」
「あぁ、た、卓治さんの物です!ああっ、良い!」
ジュプジュプと水音が響き渡り、瞬時に絶頂に登り詰めちまう。
「いやあ!またいく!いく、いくっちゃうのぉ!」
俺はその姿勢のまま、いきまくる


俺のマンコって亭主に開発されてっから、物凄く敏感なんだよ。
だから、膣イキ、クリイキとダブルでいける。
その上亭主の手の条件反射が加わって・・・。
身体中が性器になった様で、結果いきまくり状態。
指でこんな具合にされちまうんだから、ちん○を入れれたらどうなるか。
俺はあまりの気持ち良さに狂う。
終始イキ状態が続くんだからたまんねえ。
これが楽しみだから、朝からドキドキすんだよ。
分かるだろ?俺が亭主一筋な訳がさ。
「卓治さん!お願い、響にご褒美を下さい!!」
「よしよし、響にご褒美をやろうな」
亭主の巨砲が俺のマンコにずぼっと埋まってく。
「さあ、響、狂え!!」
「ああぁ、来たぁ」
奥にドン突きされ、俺の狂乱が始まる。
「あーー!!良い!良いわぁ!あぁ、ああぁ」
俺はその間の事ははっきり覚えてねえんだよね。
喉が枯れる程叫び倒してたのは何となく覚えてる。
気が付けば、亭主の精液が子宮にぶち撒かれていて、両方ぐったり。
俺は、Mみてえだ。
それは最初にレイプされたからだろうな。
「ふひぃ・・・嫁さん最高だぁ」
「はぁ、ん・・・あぁ・・・俺も最っ高に気持ち良かったぁ」
残念だが時間があまり無いから、中出し一回のみ。
俺は後のこの気だるさも、大好きなんだよ。
どちらからともなく唇を近付けて、たっぷりキスにも時間をかける。
亭主にきつく抱かれ、胸に顔を埋める。
この心身の充足感は夫婦ならではだ。
「あの・・・その・・・あ、あ、アイス買おうか」
「この薄ら寒いのにか?おめえ何か隠してんな?ま、まさか、浮気してやがるのか!?」
何か言いそうな度に誤魔化しやがるんだよな。
「浮気なんかしないよ」
「浮気なんかしてみろ!俺泣いちゃう・・・じゃなくて殺すぞ」
浮気・・・考えたくもないが、されたら俺はただ泣き暮らすだろうな。
「家に帰ったら特級の女が居るのに、響以外の二級三級なんか興味無いよ」
「お、俺は特級か?おめえにとっては特級なんだな?そうかぁ・・・俺すんごく喜んじゃうよぉ?」
機嫌が治る単純な俺。
俺は亭主に惚れてるから、信じるしかねえんだよ。
でも、惚れてるなんざ言ったことねえし、亭主からも聞いた事無かったな。
でも、まぁ良いや。
言わなくてもお互い分かってるとは思うんだけどね


汗と体液を流し、パンティを変えて、ご帰宅だ。
一戦だけだから、小一時間しか経過してねえが、俺は満足してる。
早く帰って双子のガキをお風呂に入れなくちゃ。
突然亭主の携帯が鳴りだした。
レクサスの運転を俺に任せ、亭主は携帯に出た。
あ、俺達は外車みたいな無駄なもんは買わねえ。
レクサスは亭主の愛車。
俺の愛車は・・・聞いて驚けよ?
つり目4灯のスカイライン、スポーツだ。
滅多に乗らねえがな。
普段乗りはスズキアルトで充分だぜ。
「え?明日でなきゃ駄目なのか?うーん・・・仕方ない、行くよ」
苦虫を噛み潰す亭主。
「どうかしたか?卓治」
「ごめん!明日旅館システムの追い上げにどうしても手伝って欲しいんだってさ・・・良いかなぁ」
「良いぜ、おめえが必要なんだろ?気にすんな」
亭主は社長とは言えプログラマーでも有る。
必要とされるってのは良い事だな。
そんな亭主をしっかり支えるのも、妻の喜びだ。
男だった負い目ってのはもう無いとは思う。
女になって12年も経過してるからな。
俺が元男で悪かったってのは有名な話だ。
だから亭主を支え、いつも良き妻で有りたい。
惚れてるから・・・。
夫婦の寝室に有るベビーベッドにガキを眠らせ、亭主の明日着ていくシャツとネクタイを出す。
ガキ達の着替えを出し、炊飯器のタイマーをセットして、本を読んでやって麻由を寝かせる。
とにかく忙しいが、全く辛くはねえ。
だって俺はこれが楽しくて仕方ねえからな。
ガキ達の寝室を回ってお休みのキス。
お袋は自室で子供服を編んでくれている。
その他諸々有り、俺の1日は過ぎていく・・・。
寝室に入ると亭主がパソコンを覗き込んでいる。
俺は残念ながらパソコンは皆目分からねえ。
が、一応覗いてみた。
「ん?ずーりずーり?早く言え?ドンドコ?なんだそりゃ」
「へ?あぁ、チ、チャットだよ」
チャットくらいは分かるけどな。
「明日早いんだろ?さっさと寝ようぜ」
「うん、了解」
何やらパコパコ叩き、ノートパソコンを切った。
涼と翔の様子を夫婦で見るのって幸せだ。
「頑張って働かなくちゃね、響ちゃん」
「無理だけはしてくれるなよ?おめえが居ないと俺は・・・生きていけねぇ」
「分かってるって」
無理はさせないのも女房の勤めだよな

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