東京地方検察庁きってのヤリ手検事、美剣玲(みつるぎ・れい)。
 かつて彼は、担当した事件の被告を100%有罪にする「ミスター・パーフェクト」として恐れられていた。
 しかしながら、学生時代からの友人であり、良きライバルでもある弁護士、鳴穂堂隆(なるほどう・たかし)との法廷における何度かの戦いを経て、彼はいつしか失っていた「真実を明らかにする」というかつての理想を取り戻す。
 現代では失われつつある「正義の象徴」として、さらなるカリスマと人気を得た玲だったが、それを心良く思わない勢力によってハメられ、とある強姦殺人事件の被告として法廷に立たされることに。
 親友である鳴穂堂の弁護により、殺人に関しては無罪を勝ち取ったものの、「強姦」の方の容疑を晴らす時間がなく、玲は「第五種刑」を受けることに。
 第五種刑。それは、死刑、懲役刑、禁固刑、財産(罰金)刑に続く5番目の刑罰であり、おもに痴漢や強姦、重度のセクハラなどに対して適用される。
 特殊な医療技術によって、受刑者の性別を転換し、異性の立場で社会経験をさせることで、反省を促すというものだ。
 重度の受刑者の場合は、懲役的な色合いも含み、日本で唯一「売春」が公的に認められている公営娼館「よしはら」で一定期間娼婦として働かされるのだが、幸いにして玲の刑はそこまで重くはなかった。
 判決は、「第五種刑ののち、半年間、公営のクラブでホステスをすること」。ちなみに、この刑期は働きぶり次第で増減される。
 「私は負けない! 必ず真実を暴いて、私を罠にハメた人間をつきとめてやるぞ!」
 冤罪を証明すれば男性に戻ることもできるが、検事としての地位を失った今、それは苦難に満ちた道でもあった……。
 『逆転性別』
 美剣玲改めレイの孤独な戦いが、今始まる!

 ……という電波を「逆転検事2」やってて受信した。俺、疲れてるのかなぁ。
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