…いきなりお尻に痛みが走る。
僕はベルトで鞭打たれていたのだ。
『痛っ!』思わず悲鳴を上げた。
その声は自分の声とは異なる甲高い女性の悲鳴だ。
震えたような低い声が聞こえる。
『そそうだ ももっと叫べ 雌犬め!
お俺に、ひ…悲鳴を聞かせろ!』
『いっ痛いぃぃ』
『お…おまえの悲鳴に$100のチップを出してるんだぞ!』
『ぎゃっん』
涙が頬を流れ落ちる。
再びベルトが打ち下ろされる、僕はさらに悲鳴をあげた。
『い痛っ』

鞭打ちは終わった。
振り返って後ろを見ると
そこには太った顔を汗だくにした、疲れきった白人ビジネスマンがいた。
さらにほんの少しだけ振り向くと
鏡の中に巨乳の若い裸の黒人女性がベッドに横たわっている姿が写っていた。




ホテルの部屋が消えていく
入れ替わりに、僕は平和な自分の部屋へ戻っていた。
いつのまにか僕はジェニファーのおっぱいを撫でている事に気がついた。
彼女は僕の手の動きに合わせて呻き声を漏らしていた。
「あぁぁんジムそれすっごくきもちいいよぉなんで前やってくれなかったの?」
可愛いブロンドは身を乗り出して僕に軽くキスをした。
僕のモノは外からはっきり分かるほど盛り上っていた。
ジェニファーはそれを見て満足気に微笑む。
彼女は僕の股間に片手を伸ばすと
ズボンの上から固い膨らみを弄び始めた。
「ん〜っ固くなってる。ねえ、きもちいい?」
彼女は部屋の入り口のカギを掛けてゆっくりと振り返ると
服を脱ぎながら僕のほうへ近寄ってきた。
僕は慌ててその場に自分の服を脱捨てた。
(今から彼女を抱けるんだ!)僕は興奮した。
裸になった二人は両腕を相手の背中にまわすと
お互いの若い体をそっと抱きしめる。
胸は高鳴り至福の気分だった。
その時。




…突然、さっきと同じホテルの部屋にいた。
目の前にはさっきとは別の大きな男が覆い被さっていた。
男は僕の股間に何かを押し当てるとそれを乱暴に押し込んだ。
『痛ったいやめてくれぇ』
男が大きく注挿を繰り返す度に痛みで悲鳴を上げる。
『痛い!やめてぇ』
興奮した男はその大きなモノを乱暴に押し込む。
あまりの出来事に僕は正気でなくなっていた。

何の前触れもなく僕は部屋に戻っていた。
満足げな顔をしてジェニファーは僕にキスをしていた。
「ジム あなたは初めてじゃないのね
だって女の子をこんなに夢中にさせる事ができるんだもん。」
僕のモノはまだジェニファーの中に収まっていた
しかし僕は挿入した事をどうしても思い出せなかった。
「ねぇ まだ抜かないで」彼女は甘えた声で囁く。
「あなたは 若いし逞しいし、私達はもっと出来ると思うの」
その時、目の前からジェニファーの笑顔が消え去る。




…僕はホテルの部屋へ戻っていた。
再び黒い売春婦になっていたのだ。
僕に覆い被さっている大きな男は
何やら自慢気に話しかけてきた。
『みんなは俺様を5連発のピート(Peet)って呼ぶんだぜ、お嬢ちゃん』
下腹部に挟まっていた塊が動き始める。
当惑していた僕は悲鳴を上げた。
男はやる気満々、僕の体は苦痛にさいなまれていた。
残る気力で僕の身のまわりを見渡してみた。
細く愛らしい手には血の様に赤い長いネイルクリップ
大きなおっぱいは僕の体の上を前後に移動する。
僕の思考はアルコール…薬か何かが原因で霧がかかったようだった。
男が掴む長い髪は僕の頭を引っぱっていた。




いつのまにかガールフレンドがいる僕の部屋へ戻っていた。
「ジム、今夜は最高の夜だったわ。あなたは最高のパートナーよ!」
彼女は僕に振り向いて言った。
ネコのようにゴロゴロと僕に甘えて喉を鳴らす。
僕は笑顔を作ると彼女を抱きしめる。
しかし僕は忌々しい悪夢に脅えていたのだ。

その夜
僕の夢はごちゃごちゃにされて、うなされるようになった。
決まって朝になると思い出す事が出来なかったのだ。



翌日
僕は学校のカウンセラー(Dr Freeberg)に会いに行った。
その女性は見下すような笑顔で僕を迎えると
「ジム、貴方は白人中流階級特有の女性や
とりわけ黒人女性の性差別、人種差別主義者の典型ですね。」
そう診断を下した。
僕にはそれがとんでもないデタラメの発言に思えた。
自信を持って言える、僕は差別主義者ではない。
実際、僕は同じチームの黒人、全て友達だったし
しばしばお互いの家に遊びに行く程の仲なのだ。
しかし僕は何にでもすがりたい気分だった。
カウンセラーの話を聞き続けた。
「恐ろしい幻覚に打ち勝つには、まず貴方が恐れに立ち向かう必要があるのです。」
「それには貴方自身でディオニーが存在しない事を証明するのです。」
「貴方が言っていた様に今夜フランクリンの車道を
ブラブラ歩いているディオニーが存在しない事を証明しなさい。」
「恐れに直面する事だけが解決方法なのですよ。」
僕はそれを試みるつもりだった。
ディオニーを探す理由がもう1つあった。
『ジムこっちへ来てよ、ディオニーに会いに来てよ、あたし達一緒に楽しもうよぉ。』
僕の頭の中にディオニーの声が聞こえるのだ。




カウンセラー室から出ると
ジェニファーが心配そうに待っていてくれた。
「土曜の夜、大試合の後でね。色男君さん」僕にウィンクして囁く。
僕に笑顔が戻ってきた。
(僕の幻覚には何の根拠もないんだ…
Freeberg先生の言ってる事はちょこっとだけ正しいかもしれないけれど
幻覚は脳シントウが原因に決まってるんだ…)

その夜
僕は家族と夕食を食べ終えると、ディオニーを探しに
自動車でダウンタウンを見回りに出かけた。

ここは体を売る10代の白人や黒人の女の子が集まっている所
そこにディオニーはいなかった。
(神様ありがとう、そうだ…彼女は僕の脳が見せる幻覚なんだ)




自宅に戻ろうと自動車の向きを変るとその時、
なんと僕は彼女を発見してしまった。
彼女も同事に僕を見つけたようだった。
微笑みながらこちらに向かって大きく手を振っていた。
(ディオニーは本当だったんだ…)
僕は彼女を助手席に招くと
彼女は色っぽくシートの中へ滑り込んだ。
彼女は可愛らしいが、あちこち生傷だらけの体をしていた。
黒く短いビニールスカートに網目のストッキング
12cmものヒールがある黒いエナメル革のロングブーツ
そして大きな胸を強調するような赤いブラウス
彼女はキツイ化粧をしていた。
「あたし17よ、あんたと同い年なんだよジム」彼女は笑って言った。
「ねぇ僕達に何が起こっているんだろう?」
「あたし分かんないよぉ、あたしも時々あんたになったけどね」
「ジムあんたってジェニファーとはラブラブなんだよねぇ」
「おい!」
「ごめんごめん…ねぇあたし達もっとお話できるところに行こうよ」
彼女はハスキー声で笑った。




僕達はホテルの部屋にいた。
そこは僕が彼女になっている幻覚で見ていた時にいた部屋だった。
「あたしのヒモさ、あたしの客のために部屋を用意してるの」
ディオニーは艶っぽい声で言うと
僕を刺激するように脚を交差させて座った。
彼女に会って話をする事は非常に不思議だった。
ここ最近、僕は時々目の前に座っている女性になっていたのだ。
神経質にゆっくりと歩くと。
「僕の場合…バスケットボールの試合中に頭をぶつけたときから
それが始まったんだ。僕は急に…」
「あたしも思い出した」ディオニーは遮って
「あたしのヒモのジェシーがさ、あたしをちょっと虐待したの
ポリ公がアイツを徹底的に捜索してて アイツ動揺してたの」
「あたし、あなたの体育館でベンチに座っていたとき、
これは夢だと思ってたの。」
「きっとそれだよ!どういうわけか僕達は同時に同じ種類の衝撃を受けて
心の回線が繋がったんだ。」




彼女は大きく口を広げてニヤリと笑った。
「多分ね!〜でさぁ十分話もしたし、ヤらない?」
「や…やらない?」僕は弱々しく返す。
「そう!あんたの本心はあたしと姦りたいって事知ってるんだ」
「それに姦ればさぁ、きっとこんな事、もう起こらなくなると思うんだよね」
「あたしさ、どっかのデブのチンポに犯られる代わりに
ジェニファーを姦ったのは楽しかったよ」
僕は何か言い返そうと口を開く
ディオニーは立ち上がって僕の正面に忍び寄ると
両手で僕の顔を少しだけ引き寄せて、唇を押し付けた。
彼女の舌は僕の唇を割って、口内を侵していく。
舌を絡めあう濃厚なキス。
「んんっジム、これっていいでしょ…、ね…ディオニーを信じて、
二人で忘れられない夜を過ごしましょ」
僕の心は危険信号を鳴らしていた(逃げろ!)。
しかし情欲に冒された体は(ここに留まれ!)動けなかった。




彼女の細い手は僕の下半身に伸びると
次第に大きく膨らむモノをズボンの上からやさしく撫でる。
彼女は僕のズボンを下ろすと、ベッドの方へ優しく押した。
僕の股間の前に跪くと、僕の股間のモノを美味しそうにしゃぶり始めた。
僕にとってそれは生まれて初めてのフェラチオだった。
「ね、上手でしょ、お世辞抜きで、あたしがストリートで
一番上手にやってくれるってみんないうんだよ」
僕は彼女の乳房を弄び始めた。
「あぁんジムそれいいよぉ いいよぉ、あたしたちもっと一緒になろうよぉ」
彼女は裸になった僕の体全体に丹念に舌を這わせた。
僕は呻き声をもらす。頭の中で光が輝き始める。
彼女の花弁からは溢れ出す蜜は股間を濡らして
ホテルの薄暗い照明に照らされて怪しく輝いている。
彼女は僕の上に跨ると、僕のモノを手で握って
割れ目に押しあてる。ゆっくり腰を落して騎乗位の体位を取ると
彼女はうっとりと微笑んだ。
僕はディオニーに蹂躙されていった。




僕の心は興奮で耐え切れないほど登りつめていく。
ディオニーを押し上ると、彼女は切なそうな喘ぎ声を上げる。
その声は僕の興奮で荒れ狂う心の渦をかきたてる。
彼女を押し上げると僕の心は彼女の心に押されていく。
彼女の中に深く押し入ると彼女は僕の内に深く入ってくる。
気が付くと僕の下腹部の中で何かが蠢き始める。
それはゆっくり上下に移動しはじめると、蕩けるような快楽が体を駆け巡る。
僕は再びディオニーの中にいたのだ。
男性はリズムカルに腰を突き上げると
大きな膨らみは胸の上を跳ねまわり
僕は女性の声で嬌声を上げる。
力強い男性の手が僕の細い肩をがっしり押さえつけると
男性はついに耐え切れず膣の中に何かを吐き出しつづける。
僕の体と心に何かが染み込んでいく。




「ふう」下にいる男性は僕の声で満足のため息をついていた。
僕は軽く頭を振ると
長い髪はサラサラと肩から背中を撫でていく。
しばらくの間、余韻を楽しんでいた。
今回はいつもの体験とは何かが異なっていた。
上手く説明できないが何かが違うと感じていた。
下にいた男性は体を捻って僕から離れた。
花弁から肉棒がするりと抜けると、
僕の秘唇から蜜に混ざった樹液がこぼれ始めた。

僕は自分の体が起きあがって、体を伸ばしているところを見た。
「あたしに会いに来てくれて、ありがとう。
あたし自信なかったの、マヌケな精神科医に感謝しないとね。
あんたが来るように囁き続けたけど、それは
彼女…えっとFreeberg博士に言われなきゃ来ないと思ってたの」
男性は笑っていた。僕は混乱している。




「わかんないの?考えてごらんよぉ、あんたは今誰なのか
乱暴なヒモのヘロイン中毒でホームレスの黒い売春婦?それとも
愛する家族と恋人がいるバスケットボールのスター選手なイケメン君?」
男性が何を言っているのか気が付いた「いやだ!」
「いいの!あたしがたった今からジム=ナイトで、
そしてあんたが売春婦のディオニー、お幸せに!」
僕の体は笑った。
「心配しなくていいよ。あんたはきっとあたしの体が好きになるよ…ムリかな?」
新しいジムは二つ折り札入れを開くと現金をすべてベッドに投げた。
「あたしを信じて、あんたは ほんのちょっぴり価値があったんだよ」
僕は男性に飛び掛った。
背が高く強い男性はニヤリと笑うと、軽々とあしらう。
小さな弱い女性を軽く引っ叩くとベッドへ放り投た。
僕の今の体ではなす術がなかった。




僕はベッドの上ですすり泣いていた。
「君はその体を使いなよディオニー!そいつが君の新しい運命なのさ。
僕はこれから両親の所へ帰るつもりさ、
今きっと僕の事を心配してくれているって分かるんだ。
ジェニファーと過ごす土曜の夜も考えているんだ…彼女はう〜ん、可愛くって素敵だよ」
ディオニーの記憶が僕の頭の中で再生を始めると
あたしの心は恐怖に凍りついた。
明日は生理の予定日だったという事。
しかもジェシーはそれでも薬欲しさに
彼女(あたし)が働いている事を期待しているという事
腕を見おろすとそこには注射針の痕があった。
新しいディオニーはドアの開く音を聞いた。
新しいジムは扉を途中まで開ける
「それでは、ごきげんよう、
君もディオニーらしくなるんだよ!
ところでさ、もっとお金集めたほうがいいと思うよ。ジェシーは短気だからね。」




黒い売春婦は泣き始めた。
対面の鏡には淫靡な女性が写し出されていた。
その魅力で男どもに彼女を連れ去らせる事が出来ただろう。
ビニールのスカートを腰に通すとハイヒールのロングブーツを履いた。
鏡の前に移動すると化粧を整え始めた。
(神様ぁ、あたしアイツだいっきらい)
ジェシーをぶっ殺す方法を思いついた あたしは苦々しく口を歪めた。

急激な変化がディオニーに襲い掛かかる。
(あたしジムからディオニーまで落っこちちゃったんだ…
カウンセラーのばかぁ〜世の中のばかぁ〜あたしのばかぁ〜)

ディオニーはトボトボと階段を降りて行った。
「また客引きかい?ディオニー、さっきの子かわいかったじゃない!」
初老のフロント係の女性はあたしを見つけると
親しげに話しかけるとウィンクした。

あたしは無言で夜の闇へ戻っていった。いつものストリートへ目印を探して歩いく
あたしは自分の運命が何なのかを知ったのだ。

End
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