強制女性化小説ない?スレ保管庫 - 〜猫娘でいこう〜
          〜猫娘でいこう〜


605 名前: ほんだし ◆uYPVV9XEko 05/01/12 00:37:57 ID:0nQsWeA5

 西暦20XX年。ある紙一重の青年の手により世紀の発明が完成しようとして
いた。
「物質融合炉・・・スタンバイOK。プログラム最終チェック・・・OK」
 様々な機器が乱雑に散らばる薄暗い部屋の中央、そこに二つの巨大なカプセル
に挟まれた異形の機械が鎮座していた。その機械の前でせわしなく動き回り計器
をチェックしコンソールを叩いている白衣を着た青年の姿があった。青年のメガ
ネには光りが映り込んで怪しく光っている。
「よし」
 コンソールを叩いていた指の動きがとまり、青年は二つのカプセルに何かを入
れその扉を閉める。するとカプセルの扉の上についていたランプが赤から緑に変
化する。
「いくぞ。成功してくれよ〜・・・」
 青年は再びコンソールの前に立つと大きなボタンにゆっくりと指を伸ばす。機
械から漏れる低い振動音に混じって唾を飲み込む音が一つ響く。『ピッ』という
機械音、そして機械とカプセルが小刻みに振動し始め白い煙が勢い良くカプセル
から吹き出す。
「うぉっ・・・!」
 部屋の中に白い煙が充満し青年もろとも全てを飲み込んで行く。しばらくして
機械から出る音が止み静寂が部屋を満たす。



「・・・・・・し、失敗か?」
 ブンブンと腕を振り回しながら青年が煙の中から現れる。煙を押しのけながら
カプセルに近づくと中身を順に確認していく。二つ目のカプセルを開けたとき青
年の動きが止まりその顔に満面の笑みが広がっていく。
「や、やった!でけた!成功だ!!」
 青年は白衣を振り乱しながら何度もガッツポーズをとる。
「やっぱり俺って天才!わははははははっ!!」
 カプセルの中に納められていた何かを掲げ上げくるくると回る。はたから見る
と少し危ない光景だ。
「ぬふふふふ・・・、こうなると人間で実験したくなるのが科学者の性というや
つか」
 青年は手に持っていた何かを机の上に置くと白衣を脱ぎ椅子の背もたれに乱暴
に掛ける。
「しかし人間で実験と言っても色々と問題ありそうだな・・・・・・そうだ、あ
いつにお願いしよう。うん」
 それだけ言うと青年は上着を羽織り部屋を出て行ってしまった。煙の晴れた部
屋の机の上にメロンがブドウのように房になった奇妙な果物が置かれていた。



―日本科学大学
 日本中の将来有望な学生達が科学を学び、競い合う日本有数の私立大学。その
研究室の一室―。
「ぶえっくしょんっ!」
 研究室に大きなくしゃみが響く。ロボット工学科の研究生、稀之恩(きのめぐみ)。
恩は鼻をズルルっとすするとティッシュを一枚掴み盛大に鼻をかむ。
「うぅ、悪寒が・・・風邪引いたかな」
 そうひとりごちるとパソコンの前から離れコンビニで買っておいた昼食をビニー
ル袋から取り出す。パンをもそもそと噛みながら打ち込んでいたプログラムにエラ
ーチェックをかける。恩は研究室の課題であるロボットの動作プログラムを制作し
ていた。研究室での成績は中の中。これといった特徴のない平凡な生徒であったが
人付き合いが良く友達は多かった。
『コンコン』
 好物の豆乳でパンを流し込んでいると研究室のドアが鳴った。
「はいは〜い。今教授はいねーよ」
「よう、元気してっか」
「・・・学か」
 ドアを開けて現れたのは恩の友人の一人崎山学(さきやままなぶ)。大学稀代の
天才と言われている彼だが1年の頃から付合いのある恩は学が本当はどう言う人間
であるかよく知っていた。学は一部の学生達から『変人』と呼ばれていた。
「なんだよ、露骨に嫌な顔するな。失敬な」
「俺は今忙しいんだ。帰れ帰れ」
「そう邪険にするなって。ジュース持ってきてやったんだから。丁度食事中でタイ
ムリーじゃないか」
 そう言うと学は琥珀色の液体が注がれた紙コップを差し出した。



「・・・・・・それを俺が飲むと思ってるのか?一年の頃からお前が思い付きで作った
怪しげな薬の実験台に無理やりされてきた俺が」
 学はやれ毛の生える薬だとかやれ身長がぐんぐん伸びる薬だと怪しげな薬を作る
と恩に『ジュースだ』と言って散々飲ませてきていた。恩はジュルルーっと豆乳を
ストローで啜ると学の差し出したジュース(?)には目もくれずパンに齧りつく。
「うぅ、人の好意を無下にするなんて。お母様、都会は恐い所でした・・・」
 学はメガネを取ると両手で顔を多い大げさにしゃくりあげる。恩はそんな学を冷
やかな目で見ると再び豆乳を啜る。
「もうその手はくわん。お前のそれで何度痛い目に合ってきたことか・・・む、豆乳
無くなっちまったか」
 ペコっと音をさせて豆乳の紙パックがへこむ。その音に反応し学がバッと顔を上げる。
「飲み物がなくなったんじゃ喉が乾くだろう!?そんな時はほれ、ジュース」
「うぉっ」
 学のジュースがずいっと恩の鼻っ面に付き付けられる。パンはまだ半分残ってい
る。飲み物無しでこれを食べ切るのは確かに辛そうだ。このジュース良い匂いする
なぁ。等など、恩の頭の中に様々な考えが浮かぶ。これまで、恩は何度となく学に
騙されてきていたがその原因は結局の所『お人好し』なのである。数瞬の熟考の後、
恩は学から紙コップを受け取った。
「今度こそ大丈夫なんだろうな」
「大丈夫だって、俺を信じろ親友」
「誰が親友か・・・ん、酸っぱ甘い。美味い」
 紙コップの中身を一口口に含む。すると程よい酸味と爽やかな甘さが口に広がり
喉を通り過ぎていく。
「これ何所のジュースだ?」
「ん?あ、ああ、なんか新発売のやつだ。コンビニで見付けたんだよ」
「ふ〜ん、後で名前教えてくれや。今度買うから」
「お、おお。じゃ、俺自分の研究室に戻るわ」
 そう言うと学はそそっくさと部屋から出て行ってしまった。一人残された恩は残
りのパンをパクパクと口に運ぶと最後にジュースを一気に飲み干した。
「うい、ごっそさん。さーて、後半戦と行くか」
 紙コップとパンの袋をゴミ箱に捨てると恩は肩をグリグリと回すと再びパソコン
の前に座った。










 一時間後。恩の研究室のドアがそろそろと開き隙間から学が顔を覗かせる。ドア
の隙間から恩の背中が見える。どうやらパソコンの前に突っ伏して眠っているよう
だ。
「めーぐみ〜」
「ぐー」
「おーい、恩ってばよ〜」
「ぐーぐー」
 研究室に入り込んだ学はゆさゆさと恩を揺さぶり声を掛けるが全く起きる気配が
ない。
「睡眠薬大成功。すまん恩。これも研究の為だ」
 学は恩をおぶると足早に研究室を後にした。



 寝苦しい。それよりも寒くて身体が痛い。恩は浮き沈みする意識の中異様な寝苦
しさを感じていた。何か狭い所に入れられているような・・・。
「う・・・・・・んん?」
 眠気に抗い目を開けてみると最初に飛び込んできたのは銀色の扉。どうやら狭い
円柱状の筒に入れられているようだ。
「ど、どこだ?ここ・・・」
「お、目ぇ覚めたか」
「学?」
 扉の向こうから学の声が聞こえてきた。ダルい身体と気を抜けばすぐにも沈んで
行ってしまいそうな意識に鞭打ち扉に手を掛ける。開かない。
「おい、こりゃ何のまねだ?」
「よろこべ恩。俺の世紀の発明の実験台の人間第1号に選ばれたぞ」
「ふ、ふざけんな!早く出せ!」
 ドンっと力いっぱい扉を叩くがビクともしない。相当頑丈な作りのカプセルのよ
うだ。
「大丈夫だ。痛くしないから」
「そう言う問題じゃねーーーー!!」
「スイッチオン」
「こらーーー!人の話しを聞けーーー!!」
 ヴンッと言う低い音と共にカプセルが細かく振動する。恩は扉から離れると何所
かに出れる場所はないか視線を巡らせる。が、カプセルは完全に密封されているの
か目の前の扉意外に出れそうな所はない。
「う・・・わっ」
 恩の身体にまで振動が伝わってくる。全身が小刻みに震えるような感覚。気分が
悪くなり恩は自分の身体を抱きしめた。
(身体がバラバラになる・・・っ)
 ついに立っていられなくなりその場に崩れる。身体が少しずつちぎられて行く錯
覚に陥り目を閉じてしまう。
(俺が・・・なくなるっ!)



 全身の感覚が無くなり自分が何所に居るのかさえわからなくなる。どこか、しい
て言えば無重力の中をグルグルと回りながら高速で飛び回っているような奇妙な感
覚。頭の芯が痺れて何も考えられなくなる。そんな時間が1秒だったのか、何時間
もあったのかわからなくなった頃、不意に全身の感覚が元に戻りプシュッと言う空
気が抜ける音がした。
「・・・・・・や、やった!大成功だ!!」
 何時の間にか扉が開き目をキラキラと光らせた学がガッツポーズをとっていた。
「このっ・・・!」
 一発殴ってやろうと拳を振り上げた時奇妙な違和感に襲われた。声がいつもより
高いような、そして金属の冷たさが肌にダイレクトに伝わってきているような・・・。
「まあ待て恩、今鏡を持って来てやろう」
 学はいそいそと机の上を漁ると鏡を恩に付き付けた。そこには見慣れたいつもの
自分の顔ではなく可愛らしい、しかしどこか違和感のある少女が映っていた。
「な、な・・・」
 頭に手を伸ばすと短い毛に覆われピンッと立っている何かに触れた。お尻に手を
伸ばすとこれまた柔らかい毛に覆われた紐のような物があった。
「なんにゃこれはぁぁぁーー!」
 そう、そこに映っていたのは動物の、猫の耳と尻尾が生え、少女の姿になった恩
の姿だった。しかも何故か全裸で。
「にゃ!?ご、語尾が変にゃ!?」
「ふっ、天才の仕事は完璧をもってよしとする。猫耳娘の語尾と言えば『にゃ』だ
ろ・・・ぐえぇ」
「ふざけんにゃーー!元に戻すにゃーー!!」
 恩は学に飛び付くと首を絞めてガクガクと揺する。
「お、落ち付け。実はまだ分離機能は開発中で・・・ぐえぇ」
「にゃんだとーーー!?」




「物質融合炉の実験台にされたのはわかったにゃ。それで、なんでまた雌猫と融合
なんてさせたにゃ」
「いやほら、萌えの定番と言えば猫耳と某BBSに書いてあったから」
「なんでそこで萌えに走るにゃ!それに元に戻す機能ぐらい完成させてから実験す
るにゃ!!」
「ぐえぇ、首を絞めるな」
 猫娘にされたショックから辛うじて立ち直った恩は学から経緯を聞き出していた。
融合のさい服が消失してしまったらしく学の白衣を借りて着ているがブカブカでな
んともマニアックな感じがする。
「はぁ、とにかく早く元に戻す機能を作るにゃ・・・なに見てるにゃ?」
「・・・萌え」
「お〜ま〜え〜にゃ〜〜」
 猫との融合のせいか少し鋭くなった爪を構えて学ににじり寄る。
「まあまあ冗談だ、これでも飲んで落ち付け」
 冷や汗を垂らしながら学は恩の好物である豆乳を差し出した。しばらくじとーっ
と学の事を睨んでいた恩だがその手から豆乳を毟り取るように受け取るとストロー
を刺して啜り出した。
「ふん、こんにゃんで俺の機嫌がにゃおると思ったら・・・にゃ?いつもより美味いにゃ」
 元から好物の豆乳だったがこれも融合の為か普段より数倍美味しく感じられた。
夢中で飲んでいると学が低く笑っているのが聞こえた。
「ふっふっふ、また引っ掛かったな恩。それはまたたび入りだ!」
「にゃ、にゃに?」

 またたび入り豆乳。その効き目は凄まじかった。すぅっと全身から力が抜けたか
と思うとあっという間に立っていられなくなりその場にへたり込んでしまった。頭
が、身体中がフワフワと浮いているようで気持ちがいい。
「お、お前まだにゃんか企んで・・・」
「うむ、融合が成功したと言っても身体の構造まではどうなってるか予測がつかな
かったからな。調べさせてくれって言ってもお前素直に調べさせてくれないだろ?」
「当たり前にゃ、誰がそんにゃこと・・・」
「と、言う事で。よっと」
「う、うにゃ!?」
 学はひょいっと恩を抱き上げると研究室の奥の簡易ベットが置いてある部屋に運
んでしまった。抵抗しようにも面白いように身体に力が入らない。
「やめるにゃ〜」
「なーに、恐がる事はない。お兄さんに全部任せなさい」
 ポスッとベットに降ろされると必死の抵抗空しく白衣を脱がされてしまう。下着
も何も着けていなかった恩はそれだけでまた全裸になってしまった。
「性別に耳、尻尾が猫の物になってるな。ユーザーのニーズに応えた融合。完璧だ」
「こら〜!触るにゃー!」
 暫く耳を調べていたかと思うと今度は控え目に膨れた胸をふにふにと触り始めた。
「うあっ、にゃっ、こら、なんでそこを調べる必要があるにゃ!」
「オッパイが目の前にあったらそりゃ触るだろう」
「にゃーー!」
 そのままぺたぺたとお腹を触るとすいっとお尻の尻尾の部分へ手を伸ばす。しば
らく尻尾の付け根の部分を調べていたかと思うと不意になだらかなカーブにそって
手を動かす。
「にゃっ!?や、やめるにゃ!気持ち悪いにゃー!」
 そうやって全身を弄っていると恩の身体に変化が現れる。薄っすらと汗ばみ肌が
ピンク色に染まっている。心なしか息も荒くなっている。

「むむ、これは・・・・・・そうか、人間は万年発情期みたいなもんだから猫と融合
した事でそれが顕著に表れたのか。なるほどなるほど」
「な、なに冷静に分析してるにゃ・・・はぁ・・・もういい加減やめるにゃ」
 辛そうに身をよじっている恩をしばらく無言で見ていた学は何を思い付いたのか
部屋から出て行くとラベルの貼られていない小瓶を持って戻ってくる。
「ついでだから実験する機会がなかったこれも試してしまおう」
 そう言うと学は小瓶から錠剤を一錠出すとゴクリと飲み込んだ。
「何飲んでるにゃ?」
「ふっ、これは精力増強剤『絶倫君EX』だ。これを飲んだが最後半日は意地でも
立ちっぱなしと言う素敵な薬だ」
 学は小瓶をポケットにしまうといそいそと服を脱ぎ出した。
「お、お前まさか―」
「そのとーり。いざ!」
「にゃーー!それだけはイヤにゃーーー!!」
 必死で押しのけようとする恩をよそに学は恩に覆い被さると腕を抑え付けて身体
に舌をはわす。
「んっ、にゃっ、こ、こら、ほんとにヤメるにゃ・・・んにゃっ」
「ええぃ、暴れるんじゃない」
「んにゃぁっ!」
 もぞもぞともがく恩の乳首にカリっと歯を立てる。すると恩の身体が面白いよう
にビクンっと跳ねる。そのまま赤くなった部分をレロレロと舐める。
「あ・・・んにゃ・・・・・・変にゃ・・・いやにゃのに・・・気持ち良いにゃ」
 次第に恩の身体がら力が抜けていく。学は抑えていた腕を開放すると胸と股間に
腕を持って行く。

「んぁ・・・そこだけは・・・いやにゃぁ」
「大丈夫大丈夫。ただの触診だから」
「そ、そういう問題じゃにゃい・・・にゃあぁ!」
 ツプッと学の指が恩の中に潜り込む。浅く掻き混ぜながらクリトリスを刺激する
と恩の腰が自然と浮き簡易ベットのシーツをきゅっと掴む。
「むぅ、たぶん人間の女性のそれと同じなんだろうが何分俺も初めて触るからなあ」
「お前はどうしてそう・・・冷静なん―ふにゃっ!」
 学の指が恩の中のざらついた部分に触れる。すると恩の声が1オクターブ高くな
り奥から愛液が溢れ出てくる。
「よし、絶倫君EXが効いてきたな。そろそろ・・・」
 学は恩の足の間に割り込むと足を広げヒクつく恩の秘裂にペニスを当てがう。
「これ以上はもう・・・ほんとにイヤにゃぁ」
「ここで止めたら俺だって辛い。いくぞ・・・・・・っ!」
「んにゃああぁ!!」
 絶倫君EXの効果なのかあり得ないほどギンギンにいきり立った学のペニスのカ
リの部分までが恩の秘裂に潜り込む。
「うぁっ、きつっ・・・せまい」
「んあっ、にゃっ・・・・・・ぬ、抜くにゃ」
 何時の間にか学の腕を握っていた恩の指の爪がキリリと刺さる。学はグイグイと
腰の位置を調整すると1つ深い息をつきグッと腰を推し進めた。
「あっ、くっ、にゃあぁっ!」
「あたた、こら、爪を立てるな」
 身体を満たす初めて感じる異物感。それとまたたびでヘロヘロになった身体と自
分の意思とは無関係の発情のせいで恩は軽いパニックに陥ってしまった。

「あ、あぅ・・・お願いにゃ・・・・・・抜くにゃぁ」
「ぐぅ、きつすぎ。も、もう限界」
 初めてで、そして絞め付けのよすぎる恩にろくに動いてもいない学だが早くも限
界を向える。学のペニスにググっと力がこもり恩の身体をがっちりと抱きしめる。
「にゃっ!?だ、ダメにゃ・・・妊娠しちゃうにゃぁ!」
「うくっ!」
「にゃあぁっ!!」
 ドクッドクッと音が聞こえてきそうなほどの精液が自分の中に流れ込んでくるの
がわかった。しばらくして恩は脱力した。
「はぁ、はぁ、安心しろ恩。今のお前は遺伝子的には人間と猫が混ざってる状態の
はずだから人間の精液じゃ妊娠しない・・・たぶん」
「核心もにゃいのに・・・どうどうと中で出すにゃバカぁ・・・」
「さて・・・」
「うにゃ?」
 学は恩から上半身を離すと恩の腰を両手で固定する。
「あっ・・・にゃっ・・・まだ固いにゃ」
「さっき言っただろう。絶倫君EXを飲むと半日は意地でも立ちっぱなしだって」
 腰を掴んだまま学は暫くグラインドさせ馴染んできた所でリズミカルに腰を振り出した。
「ふぁっ、んっ、にゃっ、あぅっ、にゃあぁっ!」
 激しい動きに泡立った愛液と精液が二人の結合部を白く粘っこく覆う。ポタポタと恩の
胸に落ちる学の汗が酷くいやらしい。腰の動きに合わせじゅぷじゅぷと淫らな音が、学
の荒い息使いと恩の嬌声が、そして簡易ベットのぎしぎしと軋む音が狭い部屋に響く。
「んにゃ!?にゃっ・・・ふぁっ、な、なんかくるにゃっ」
「ぐぁっ、絞まる・・・・・・っ!」
 ただでさえ絞まりのよい膣がさらに学をきゅうきゅうと絞め付ける。それでも学
は絞め付けに抵抗するように腰の動きを早め一気に絶頂まで駆け上っていく。恩の
身体が弓なりに仰け反り両手両足に力がこもる。
「うぅっ!」
「んにゃああぁぁぁぁっ!!!」
 二度目の射精にもかかわらず大量の精液が恩の中に灼熱の弾丸として次々に撃ち
込まれていく。その感覚に恩もまた絶頂を向えた。




「バカっ!変態っ!ホモっ!ケダモノにゃっ!」
「絶倫君EX・・・凄まじい効果だった」
 二人は絶倫君EXの効果が切れるまで、約12時間近くも抱き合い続けていた。
途中、恩は何度も絶頂を感じ失神もした。最後の方は半分意識が無い状態だったが
恩の方から求める事さえあった。
「どうするにゃ!立てなくなっちゃったじゃにゃいか!」
「ぐあっ、腰から破滅の音が・・・」
 学は腰を押さえながら簡易ベットの横にある引き出しからタオルを2枚取りだし
1枚を恩に手渡した。
「あ〜、こりゃダメだ。シーツどろどろ」
「うー、誰のせいにゃ!」
 シーツを引き剥がして丸めて簡易ベットの脇に置くと学はそのままベットの上で
へたり込んでいる恩の横に崩れ落ちた。
「疲れた・・・・・・」
「にゃ?学?どうしたにゃ?」
「・・・・・・ぐー」
「寝てるにゃ」
 精魂尽き果て眠り始めてしまった学を前に恩はがっくりと項垂れる。
「寝るにゃー!早く戻すにゃーーー!!」
 力いっぱい揺すったり枕でぼすぼす叩いたりしてみても学は一向に起きる気配は
ない。そうしているうちに恩も眠くなったのか瞼が下がってくる。
「これは夢にゃ・・・起きたらきっと・・・・・・男に戻ってるにゃ・・・・・・・・・」
 恩は心の底からそう思いながら学と同じく深い眠りについた。もちろん、起きて
も戻っているはずもなく、これから暫く学の家で生活しなければいけなくなる事も
恩は知るよしもなかった。

                                           〜おわり〜




          〜猫娘でいこう〜 おまけ:恩の観察レポート

「・・・・・・ヒマにゃ」
 学のマンションのリビング。恩がゴロゴロと転がっている。午後2時過ぎ。普段
ならば大学に居る時間なのだが学の実験で猫娘にされてしまった恩は『元に戻す為』
という約束から学のマンションに住むことになっていた。大学には休学届けを出し
てある。
「にゃ〜・・・、する事がにゃい」
 フローリングの床の上でぐでんと平べったくなる恩。学の両親は共に国が管理す
る研究所に勤めているらしくめったに家に帰って来ないとの事らしい。その学自体
も大学に泊まり込む事が多く今も恩を猫娘の姿にしてしまった物質融合炉の調整に
大学に行っている。
「はぁ、この喋り方にゃんとかにゃらないのかにゃ。うざったくてしかたにゃいにゃ。
それに尻尾が邪魔臭いにゃ」
 ゴロゴロと転がりながら誰と無く文句を言う恩。それにしてもいくら学の家で一
人とは言え恩の格好は男物のトレーナー1枚だけという非常に無防備な格好だった。
学が女物の下着を持っているはずもなく、学の母親の下着を試してもみたが大き過
ぎて恩には合わなかった。と、言う訳でトレーナーのしたは素っ裸と言う事になる。
トレーナーからにゅっと伸びた生足を投げ出し、同じくトレーナーから生えている
尻尾がひょこひょこと揺れている。
「それにしてもお日様がぽかぽか温かいにゃ〜・・・・・・」
 窓際でますます平べったくなっていく恩。学のマンションは最上階にあるため日
当たりがよく昼下がりの太陽光が程よく恩に降り注ぐ。恩はソファーに腕を伸ばす
とクッションを掴み自分の方へ引っ張る。そのクッションを日向の丁度真中に置く
とその上で丸くなった。
「にゃ〜、極楽にゃ〜」
 しばらくするとすーすーと規則正しい呼吸音が聞こえてくる。眠ってしまったよ
うだ。すっかり猫である。



 一時間後―。カチャリと鍵の開く音が鳴ると学が帰ってくる。肩には何やら大き
な荷物を下げている。靴を脱ぎ廊下の突き当たりにあるリビングの扉を開けると窓
際で丸くなり幸せそうに眠っている恩を見付けた。学は恩を起さないように静かに
近づくとその顔を覗き込む。
「ふむ、猫と融合すると行動まで猫に近くなるのか」
 しばらくその姿を観察する。背中を丸め膝の部分も胸近くまで来ているため付け
根の部分が非常にきわどい。見えるか見えないか微妙な―チラリズムと言うやつか、
などとどうでも良い事を考えていると同じくカーブを描いて丸くなっている尻尾が
パタパタとクッションを叩き始める。
「どれ」
 学は指を恩の喉へ伸ばすと指の腹でゆっくりと撫でる。
「ん、にゃ・・・ごろごろごろ」
 しばらく撫でていると恩の喉がごろごろと低く音を出し、顔が気持ち良さそうに
緩み尻尾の動きが速くなる。
「こんな所まで猫っぽくなるのか。興味深いな」
 しばらく恩で遊んでいた学だが一通り喉を撫でると満足したのか荷物持つと恩の
前から離れる。
「さて、恩が寝てる間に準備をしてしまうか」
 学は自分の部屋に戻ると荷物を広げ何やら準備をし始めるのだった。



「おい、恩起きろ。おーい」
「うにゃ〜、あと5分だけにゃ〜・・・」
 恩の肩をゆさゆさと揺する。ところが恩は一向に起きようとしない。
「こら起きんか」
「うにゃっ!」
 学は恩のおでこをビシッと指ではじく。
「痛いにゃ〜」
「ほら、お前の身体の事色々調べるからこっちこい」
「にゃ?昨日散々無理やり調べたくせににゃにを言い出すにゃ!」
「お前を元に戻すんならもっと本格的に調べる必要があるんだよ」
 まだ納得していない様子の恩の腕を掴むと強引に立たせそのまま自分の部屋へ連
れていく。何やらごちゃごちゃと物々しい機材が部屋に置かれている。学は恩をベ
ットに座らせるとベットの脇に置かれた箱の中を漁り始める。
「んで、一体何をする気にゃ」
「今日違う大学の医学部に居る友達に色々機材を借りてきた。まず血を採るぞ」
「にゃっ!?」



 血を採る、の学の言葉に恩の顔が真っ青になる。
「血を採るって・・・注射にゃ?」
「注射以外に何で血を採ると言うんだ」
「にゃー!注射嫌いにゃー!!」
「こら何所へ行く」
 学は注射器片手にベットから逃げようとする恩を素早く捕まえる。
「にゃー!イヤにゃー!痛いの嫌いにゃー!」
「子どもみたいな事を言ってんじゃないよ。ほら腕出す」
 バタバタと暴れる恩を無視してトレーナーの腕を肘の所までめくりゴムのチュー
ブで縛る。その動きは何故か手馴れている。恩はしばらく暴れていたが観念したの
か大人しくなる。学はその腕に注射器の針を近づけプツっと一気に刺す。
「んにゃっ・・・うぅ〜」
「よし、こんなもんか。ほれ、これで押さえとけ」
 注射器の半分くらいまで血を抜くと針を抜き取と消毒液を染み込ませたガーゼを
手渡す。フーフーと刺された所に息を吹きかけていた恩は恨めしそうにガーゼを受
け取るとうにうにと手に押し付けた。
「さて次は」
「にゃ〜、めんどくさいにゃ」







 口の中を綿棒でぬぐったり少し鋭くなった爪、目や耳などを調べていた学はテキ
パキと何やらノートに書き込んでいく。
「さて、次は・・・服を脱げ」
「にゃ、にゃにぃ!?」
 頭ごなしにそう言われ目を丸くする恩。そんな恩にかまわず学はトレーナーを掴
むと脱がしていく。
「にゃー!待つにゃー!身体は昨日散々やられたからもうイヤにゃー!」
「んな事言ったって、ちゃんと調べないと元に戻れないかもしれないぞ?」
「うにゃっ・・・」
 そう言われると今の恩は言われた取りにするしかない。トレーナーを脱がすと学
は恩の身体を色々と調べはじめた。
「ふむふむ・・・」
「・・・・・・」
 身体を弄られるがままで耐える恩。そのうち恩の身体に変化が現れ始める。肌は
薄っすらと汗ばみ体温が上がる。どうやら雌猫としての発情のスイッチが入りかけ
てしまっているようだ。
「ん・・・にゃ・・・」
「ん?何だ、顔が赤いぞ?」
「う、うるさいにゃ。早く終らせるにゃ」
「ふ〜む」
 しばらく考え事をしていた学は不意に固く閉じられていた恩の足をこじ開けて間
に入り込む。



「にゃにゃっ!?にゃにする気にゃ!?」
「性器を調べるぞ」
「にゃんでそんにゃとこ調べる必要があるにゃ!」
「む、後学のためだ」
「そんにゃのイヤにゃーー!・・・ふにゃっ」
 恩は必死に手で隠そうとするが学に強引に退けられてしまう。学の指が恩のそこ
に振れた瞬間恩の動きが止まる。
「これが大陰唇でこれが小陰唇か」
「ふっ・・・にゃっ・・・そんにゃとこ広げるにゃバカ・・・」
 薄く、柔らかいヘアをかき分け恩の秘唇を左右に広げる。恩は羞恥に顔を染め学
の頭に手をつき小さくふるふると震えていた。
「んでこれが膣前庭でここが膣口と・・・」
「ひっ―にゃ、にゃあぁ!」
 学が恩のクリトリスの下から膣口までをつっとなぞると恩は敏感に反応し奥から
トロっとした粘液が溢れてくる。そこを数度なぞった後上で固くなっている突起へ
と指を伸ばす。
「ふむ、資料で読んだより小さいみたいだけどこれがクリトリスか」
「んっ・・・にゃぁっ・・・そんにゃにいじるにゃ・・・んにゃあぁぁっ!!」
 学の指がクリトリスの皮をクッと剥くと恩の身体が大げさに跳ね学の頭に添えて
いた手が頭皮に食い込む。
「あだだだだ!つ、爪を立てるな!」
「そ、そんにゃ事言ったって・・・ふにゃぁっ!」
 指が膣内に潜り込み中をまさぐる。学が膣内の感触を確かめるように指を動かす
とそれに合わせて恩の身体が揺れ切ない喘ぎが漏れる。しばらくその反応を楽しん
でいると白く少し匂いのキツイ本気汁が溢れ出てきた。恩が必死に自分の中に生ま
れる快感を否定しようとしても雌猫としての部分が雄の精を受け入れようと勝手に
準備を整え始めてしまう。



「もうやめるにゃぁ・・・・・・」
 目に涙を浮かべ懇願する恩をわざと無視し学が皮の剥かれたクリトリスをペロリ
と舐め上げる。
「にゃぁっ!?あっ・・・あっ・・・」
 羞恥に肌を染め、気を抜けば乱れてしまいそうな自分を必死で押さえている恩を
みて、普段理性的な学の中にもさすがにムラムラとした若さが込み上げてくる。学
は責め手を止めるとすっと立ちあがる。
「・・・・・・すまん恩、ちょっと我慢できそうにない」
「にゃ?にゃ?にゃー!」
 恩は押し倒そうとしてくる学から逃れるようにベットをはう。が、腰砕け状態に
なってしまった恩の動きは緩慢ですぐに学に捕まってしまう。
「にゃっ・・・この格好は・・・・・・」
「うむ、後背位と言うやつだな」
 四つん這いになって逃げた恩を捕まえた状態、二人は自然とバックの形をとって
いた。学の前で長い尻尾が不安そうに揺れている。学はズボンのチャックを降ろす
と固くなったペニスを取り出し恩に押し付ける。
「こんな格好いやにゃ・・・やめるにゃぁ・・・」
「照れる事はない。昨日あんなに愛し合ったじゃないか」
「愛してなんかないにゃー!・・・んにゃっ!・・・あっ・・・」
 グッと腰を押し進め半ばまで埋めたところで一息つく。
「くぅ・・・相変わらず狭いっ・・・」
「にゃっ・・・んぁっ・・・・・・にゃぁ」
 お尻を掴むとゆっくりと最後まで埋めこんでいく。ふりふりと揺れる尻尾が学の
腹部に当たりこそばゆい。学はグイッグイッと腰を動かすと静かに腰を前後させる。



「あっ、にゃっ、ふぁっ、んあぁ!」
 最後に残った理性で必死に押さえていたスイッチが完全にオンになり、恩の口か
ら大きな嬌声が漏れる。学は前傾姿勢になると腕の力が抜け上半身をベットに押し
付ける形になった恩の胸に指を潜り込ませ腰の動きに合わせてこねると快感に歯止
めが効かなくなったのか恩も学に合わせて腰を振り始めた。恩が動く度に膣内が複
雑にねじれ学は激しい射精感に襲われ腰の動きを自然と一層早くさせる。
 ふと、学は胸から手を離すと目の前で揺れている尻尾を掴んでみる。
「うわっ」
「うにゃぁっ!?し、尻尾つかんじゃダメにゃぁ!」
 尻尾を握った瞬間恩の中が今までになくギュッと絞まる。思わず動きを止めてし
まった学が尻尾を離すと中も緩む。何を思い付いたか学は強弱をつけて尻尾を握る
と恩の声が面白いように上ずり乱れる
「にゃぁっ、んくっ・・・んにゃ、くるにゃ・・・いっちゃうにゃぁっ!」
「くぁっ・・・俺も、イクっ!」
 学は恩を後ろから抱きしめるとトドメとばかりに腰を叩きつける。
「ふにゃああぁっ!!」
 学のペニスが子宮口で爆ぜ、恩の膣内が精を一滴残らず吸い尽くすように蠕動
する。しばらくして学がペニスを引き抜くと恩は呆けた表情で崩れ落ちた。



「やっぱり変態にゃ!お前はケダモノにゃ!」
「生理現象じゃないか、そう怒るなって。それにお前も発情して辛かっただろ?」
「そ、そう言う問題じゃにゃいにゃ!」
 ことの後、一通りの検査の終った学を恩が殴り付ける。
「さて、俺はもう1度大学に戻って融合装置を調整してくる。晩飯は冷蔵庫の中
にあるもんで適当に食っといてくれ」
「俺料理にゃんてできにゃいにゃ」
「心配するな。殆ど冷凍食品だ。じゃな」
 そう言うと学は荷物をまとめて家を出て行ってしまった。
「・・・・・・はぁ、二回もあいつとしちゃったにゃ・・・うぅ」
 自分の置かれた状況に泣きたくなる恩。ちゃんと元に戻れるのだろうかという
不安、これからの生活への不安に激しく苛まれるのだった。


                                        〜おしまい〜