うちの子WIKI

新暦９８年。
人類が宇宙進出を始めて９８年。
広大な宇宙に入植を始め、人類が火星までその生存領域を伸ばした時代。
火星軍事基地壊滅の一報が入る。
その後、火星周辺コロニーが壊滅し、調査先遣隊が派遣される。
しかし、調査先遣隊は壊滅、唯一生き残った宇宙艦より謎の生命体の情報が得られた。
これに対し世界各国は国際連合軍を結成、謎の生命体の撃破・捕獲を目指す。
半壊しながらも得られたその個体から得られた多くの情報……。
それらの情報を得る頃には、火星圏はすでにデモンと名付けられた人類の天敵に支配されていた。
火星圏を足がかりとし、デモンは地球圏にも出現するようになり、人類はこれに対抗する為に連合を結成。
こうして地球連合とデモンの戦いは始まったのである。

• 地球連合軍

デモンに対抗する為に結成された世界各国の軍組織によって構成されている。
しかし、各国の思惑や思想などにより、決定能力に非常に乏しく、デモンに対して後手後手にしか対策を取れていない。

• 第十三独立遊撃部隊『バトル・フェアリー』

地球連合軍とは違う指揮権限を有する独立の愚連隊組織。
その為に非常に高速度の部隊展開を行え、現在デモンに対する連合軍の行えている唯一の対策とも言える。
性質上、各地のＰＭＣや傭兵たちとの伝手もあるが、正規軍からは厄介者扱いをされている。

• 傭兵連合

ＰＭＣや傭兵たちを一括にまとめ管理している連合組合。
しかし、あくまでこういう奴がいる程度の管理しかしておらず、一つにまとまってるとは言い難い。
また、ここに属さない流浪の傭兵などもおり、完全な統制が取れているとは言えない。

• スメラギ重工

日系ウィズダム開発企業。
質実剛健を好み、ずんぐりむっくりした箱型のウィズダムが多い。
また、和風の鎧武者のようなウィズダムも開発している。

• 華僑連工業

中系ウィズダム開発企業。
新機軸・新開発の技術を好み、よく言えば最新鋭、悪く言えば実験的。
機体によってその性能の評価は著しく変わる。

• イグニションプランズ

欧州系ウィズダム開発企業。
流線型ボディやスタイリッシュな装いを好む。
エネルギー効率に優れ、ビームライフルなどの開発力が高い。

• ジャンクヤードドッグス

壊れた機体やジャンク品を取り扱う企業。
そこからレストアや継ぎ接ぎなどをして中古品として売り出す手法を取っている。
その為に非正規組織や、裏の世界、あるいは個人などがウィズダムを得る手段となっている。
時々、レストア品とは思えないものを作り上げたりするがその数は多くない。

ライブエクストラクションドライバ。
ＬＥコアと呼ばれる特殊なクリスタル結晶から為るエンジン。
非常に特殊なエネルギー出力機構であり、人型に近ければ近い程出力エネルギーが増す。
ウィズダムの動力であり、デモンに対抗する為の人類の技術の結晶。
ＬＥドライバより出力されたエネルギーは物体にコーティングする事も可能。
これにより実体剣・実体弾でもリジェクションフィールドを貫通出来る。
しかし、ＬＥコーティングは相応の出力を持たないと行えず、長時間継続しない為に現状ウィズダムのみがデモンの対抗手段となる。

ワイドエリアバトル・インターフェイス・システム・デュアル・オーバーレイ・マテリアルフレーム(Ｗ．Ｉ．Ｓ．Ｄ．Ｏ．Ｍ)
広域戦闘規格系相互干渉制御物質機構(Wide area-battle System Dual Overlay Material frame)
この世界における主力人型機動兵器。
ＬＥドライバを搭載しており、それによって駆動する人型機動兵器。
その性質上、人型あるいは人型に近い機体が多く、特殊な形状をした機体は数少ない。
基本構造規格を完全に統一してある為に、相互補完がしやすく、またカスタマイズ性に富むことも特徴。
また、制御系ＯＳは特殊なパイロットスーツと接続することにより、搭乗者の生体電流を感知し、制御することが出来る。
これにより、ウィズダムは身体を動かす感覚と同一の感覚で制御・操作が行えるようになった。
名の由来は、人類が技術力を結集して作り上げた叡智なる力(WISDOM)――。
そして――デモンを解析して作り上げられたが故のWishDaemonOrganizationMaterials(希望の為に悪魔から作りたもう)から来ている。
基本的には全高は１５ｍ前後で、基礎骨格フレームはデモンから解析された『マテリアルフレーム』を用いる。
また、装甲もデモンから解析された研究結果から得られた特殊積層合金によって構築される。
これらの技術は既存兵器群にも転用され、通常兵器群も大幅な強化をされているが、リジェクションフィールドの関係で大きな成果を得られていない。

突如として襲来した謎の生物群。
発見された当初、機械の悪魔のような外見からデモンと呼ばれるようになった。
その身体は強固な金属物質の骨格と皮膚で出来ており、血液の代わりに液体水銀が流れている。
心臓とも呼べる部位は液体水銀を血液として運ぶ要素があると言うことが判明しているだけで未解明の部分が多い存在である。
デモンはリジェクションフィールドと呼ばれる斥力場を有し、これにより、既存武装のほとんどが効果を得られない。
人類は多大な犠牲を払い、ようやく一体を仕留め、それを研究した結果、今まで何の価値もないと思われていた結晶鉱石であったＬＥコアが発見される。
ＬＥコアより出力されたエネルギーは、リジェクションフィールドを貫通する効果が認められたのである。
こうしてＬＥコアとデモンの研究が進み、ウィズダムの完成に至った。
現在もなお、デモンの研究・解析は進められているがその生体・構造には謎が多い。
デモンはそのサイズからポーン級・ソルジャー級・カーゴキャリアー級・ビッグボス級が確認されている。
ポーン級は２ｍから３ｍほどのサイズしかないが、非常に多くの数が確認されており、一つの戦場に数万と存在する事すらある。
そのサイズからリジェクトフィールドの出力も小さく、対物クラスの兵装ならかろうじて撃破が可能なことが確認されている。
ソルジャー級になると１０ｍから１５ｍほどにもなり、ウィズダムと同等のサイズを有する。
このクラスになるとリジェクトフィールドの出力も相応となり、ＬＥドライバ機以外では貫通はかなり難しくなる。
カーゴキャリアー級は、デモンの輸送船的な存在であり、攻撃能力に乏しい。
しかし、そのサイズは数百ｍ程度から１ｋｍにも及ぶものも存在し、ＬＥドライバ機以外での撃破は前例がない。
ビッグボス級は統率指揮官機とも呼ばれ、一つの戦場に数機存在する。
サイズは２０ｍ〜３０ｍほどで、非常に強力な個体であり、ＬＥドライバ機以外での撃破は前例がない。