精霊機関
ラピスフェアリーと呼ばれる霊的存在。
賢者の石の生成時に極まれに発生する『意思を持つ』賢者の石である。
彼らはエーテルを用いることによって疑似的な肉体を生成する事が出来る。
自動人形
オートマタと呼ばれる賢者の石を用いた全自動駆動人形。
駆動させているうちに、あるいはラピスフェアリー同等、元から意思を持っていた。
様々な理由があるが、その中でも自我を得た存在の事を指す。
現在では悪用が懸念される為に製造は禁止されているが、今も水面下で製造はされている。
存在そのものが法規制されているわけではないので、製造後の存在は普通に稼働している。
疑似生命
ホムンクルスと呼ばれる錬金術によって製造された人工生命。
精霊機関や自動人形などの存在の認知により、人体の錬成も可能なのでは、と言う理論から生成された。
その多くは自我のないただの肉塊であったものが多いが、極少数、同様に自我が発生する事を認められた。
奴隷問題などの懸念がある為に同様に法規制されているが、自動人形と同様に研究するものは後を絶たない。
変異生命
エーテルが多様されるようになり、世界にあったエーテルに変容が訪れてから発生するようになった存在。
体内エーテルに異常が発生し、人体とは異なる何らかの特徴が発現してしまった人間であり、元は人間であったが現在は完全に種として固着している。
一目で見ればわかる容貌の為に、帝国中央に近づけば近づく程差別や反発は少なくなるが、帝国の中央から遠ざかれば遠ざかる程差別に遭いやすい。
血を嗜好品として好む吸血鬼や、獣相を持つ獣人、角の生えた鬼、長い耳を持つエルフ、小柄で頑健な体躯のドワーフなど様々な存在がいる事がわかっている。
魔人
賢者の石錬成時によって発生する次元の歪みからやってきた一部の存在。
非常に強力な力を持ち、かつ、好戦的で、悪意的な場合が多く、戦闘になる場合が多い。
多くは帝国軍によって討伐されるが、そこから逃げ延びたり、帝国軍を撃退し自由を得たりする個体もおり非常に危険。
しかしすべてがすべて敵対的なわけではなく、友好的な存在も稀におり、そういった存在は地下に逃れている。
そういった存在は各地で差別的・反発的に扱われる異種族たちを保護し、地下都市にて匿っている……と言う噂もある。
『碩学の集い』の構成員はほとんどが友好的魔人だと言われているが真相は定かではない。
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