・うごくメモ帳(2008〜2013)・うごくメモ帳3D(2013〜2018)

作者:MDT

概要

DSi時代中期から末期まで続いたシリーズ作品。作者はMDT氏。
二人の棒人間が、ポケモンシリーズにおける「あるある」や豆知識を題材にした漫才を披露する。しかし実際に漫才を行う作品は初期に投稿された全四話のみで、その後はこの二人の棒人間の日常生活を描いた「ポケモン漫才派生作品」がメインとなった。
基本的には一話完結方式であるが、末期には全20話以上に渡る番外編が公開された。

登場人物

シリーズ作品としては珍しく、メインとなる登場人物の数が著しく少ない。また年齢や生い立ちなど、それぞれのプロフィールの設定も全体的に曖昧である。

ブラックホワイトズ

ポケモンを題材にした漫才をするお笑いコンビ。コンビ名は当時のポケモンシリーズ最新作である「ブラック・ホワイト」に由来する。
ツッコミ担当の「シロ」とボケ担当の「クロ」で構成され、二人ともゲーム(特にポケモン)が大好き。

ツッコミ担当の白い棒人間。一人称は「オレ」。
漫才の最中は、相方の側頭部を引っ叩きながら冷静にツッコミを入れる(なお「ポケモン漫才」全四話で叩き方がそれぞれ違う)。
不愛想かつ内向的な性格で、相方のクロに絡まれた際はほぼ例外なく最初はそっけない対応をとる。
しかし決して追い返したりはせず、なんだかんだで要望を聞き入れたり、結果として騒動に巻き込まれたりしている。

その性格ゆえに怒りっぽく、また煽り耐性も低い。言葉遣いもぶっきらぼうである。
挑発的な少年にポケモンバトルを挑まれた際はレベル差で相手をねじ伏せる、自分の駄菓子をクロに食べられた際は怒り狂って街中を追い回すなど、大人げない言動が目立つ。
しかし相方であり友人であるクロのことは内心ではとても慕っており、それを素直に伝えられないことにしばしば自嘲している。

売れっ子の芸人でありながら、住まいは白壁の平屋とかなり質素である。
ボケ担当の黒い棒人間。一人称は「オレ」。
ゲームが好きだがその腕前は絶望的であり(シロ曰く「弱くはないが、クソザコい」)、しばしば周囲に呆れらている。
シロとは反対に人懐っこく穏やかな性格で、学生時代の後輩やテレビ局のスタッフなど、交友関係が幅広い。
派生作品の導入部分の大半はクロの「思い付き」によるもので、ことあるごとにシロにちょっかいをかけている。

不用意な言動が多いためか重度の災難体質であり、その度に包帯や松葉杖を要するほどの怪我を負っている。
体毛がモフモフしたポケモンが好きだが、そのようなポケモンのほとんどは彼に懐いていない。

自宅はシロのそれとはまさに対照的で、黒壁のベランダ付きの二階建てという豪華な佇まいである。
しかし自身が引き起こす騒動の末に、玄関のドアが吹き飛ばされる、一階部分のリビングが大破するなどの被害を被っている。

ジバテレビのスタッフ

シロとクロの二人がよく出入りをしているテレビ局「ジバテレビ」のスタッフたち。顔は灰色で、全員ヘッドホンを装備している。
局内に大勢おり、しかもその全員がポケモントレーナーである。

ジバテレビのスタッフの一人。一人称は「私」。シリーズ中に何度か登場する準レギュラーのキャラクター。
役職・本名ともに不明であり、結局最後までこれらが明かされることはなかったが、MDT氏本人曰く「役職を名乗っているのではなく、元々こういう名前の人物」らしい。
驚異的な暗算能力・記憶能力の持ち主かつ、常に冷静沈着で淡々と喋るいわゆる「演算キャラ」。その常軌を逸した能力は、ポケモンバトルの最中にダメージ計算を暗算でやってのけるほどである。
また単発作品「絵しりとり」では、ものの数秒でハイクオリティなポケモンの絵を描き上げていた。

ポケモンバトルも"局内で5番目"を誇る強さらしく、後述の「ポケモン漫才コンビの真偽」シリーズでは、途中からクロを差し置いてその腕前を披露した。

その他の登場人物

「ポケモン勝負2」に登場した4人組。学生時代のクロの後輩らしく、見た目は全員クロと同じ黒い棒人間。
以前ポケモンバトルでシロに敗北したクロが、「5対1のリベンジマッチ」を仕掛けるべく連れて来た。
各々ポーズが異なり、ファイティングポーズを取っている者、寝そべっている者、逆立ちしている者、座禅を組んでいる者が居る。
手持ちポケモンはそれぞれシャンデラ、ジバコイル、ポリゴンZ、ドククラゲ。
これに加えクロはマッギョを繰り出したが、シロのオノノクスに「じしん」により全員まとめて吹き飛ばされた。

その後、「漫才コンビの日常4」にて一瞬だけ再登場する。

「ポケモン漫才コンビの真偽」シリーズに登場した、その名の通りブラックホワイトズの偽物
ブラックホワイトズの名を騙って「48時間テレビ」の生放送に出演した謎の二人組。
本物とは違って顔には薄いトーンが掛かっていて、二人とも常に丁寧な口調で喋る。
生活に困窮しており、売れっ子の芸人であるシロとクロに扮することで多額の出演料をせしめようとしていた。

事情を知ったシロ達をポケモンバトルで排除しようと試みるが、スタッフの活躍もあり、あえなく返り討ちにされる。

施設・地名

作中に登場した施設や地名。

オボン公園

「シロの日常」に登場した公園。街中によくある雰囲気の公園で、ベンチや遊具など、一通りの要素は揃っている。
「カラナクシの体液」という怪しい飲み物を扱っている微妙な自販機が設置されている。

ジバテレビ

シリーズ中で頻繁に登場したテレビ局。屋上部分にはジバコイルを模したオブジェらしきものが建てられている。
シロとクロの二人もしょっちゅう出入りしており、「ポケモン勝負」や「真偽」シリーズによると、彼らの漫才はもっぱらこの局の番組内で披露されている模様。
ブラックホワイトズの楽屋には毎回同じ部屋が充当されているようだが、「真偽」シリーズでは二人とも部屋の場所を覚えていなかった。

登場するたびに何らかの騒ぎに巻き込まれ、部屋を荒らされる、窓ガラスを割られる、床に穴を開けられるなど散々な被害を受けている(その上修繕方法も毎回ぞんざいである)。

飛雲駅

「漫才コンビの日常3」や「真偽」シリーズに登場した鉄道駅。名前の元ネタはポケモンBWの「ヒウンシティ」。
「ポケモン漫才」の世界における最大規模のターミナル駅で、旧国鉄の路線だけでも計10路線が乗り入れている。
また、上記のジバテレビの最寄駅でもある。

作中では現実の鉄道車両をモデルにした列車が登場しており、JR東日本の209系電車、E231系電車、E233系電車が通過・停車しているシーンが存在する。

立涌線

上記の飛雲駅に乗り入れている鉄道路線のひとつ。ラインカラーは黄緑
名前の元ネタはポケモンBW2の「タチワキシティ」であると思われる。
「真偽」シリーズで、蚊帳の外の扱いを受けたクロが拗ねて帰宅しようとした際に乗車していた。

車両にはE233系電車が使用されており、車内LCDでは「西園寺」という駅名も確認できた。
「根代」という駅がクロの自宅の最寄駅らしいが、快速電車は停車しない。

なおMDT氏のブログに掲載された路線図によると、一部区間では「檜扇線」という別の路線と並走している模様。こちらのラインカラーはスカイブルー
やはり名前の元ネタはポケモンBW2の「ヒオウギシティ」であると思われる。

シリーズ一覧

以下に記したシリーズ以外にも、いくつかの単発作品が投稿された。

ポケモン漫才

前述の通り、シロとクロの二人が純粋にポケモン漫才を行う作品。全4話。
なお、BGMには「MOTHER3」のものが使用されている。

ポケモン勝負

派生作品。漫才ではなく、ポケモンバトルに主軸を置いたシリーズ。全3話。
クロがシロに因縁をつけてバトルに持ち込むという展開がなされるが、大抵は何らかの形で決着が付かずに終わっている。

ポケモン漫才コンビの日常

派生作品。漫才ではなく、二人の日常生活に主軸を置いたシリーズ。全5話。
第三話だけはポケモンが一切登場しなかった。

ポケモン漫才コンビの真偽

派生作品。シリーズとしては唯一の続き物である。全21話。
番組放送中に突如現れたブラックホワイトズの偽物の正体とその目的を暴くため、シロとクロはジバテレビに乗り込む。

ポケモン

このシリーズにおいては、DS本体からポケモンを「生き物」として実世界に召喚することができる。
現実以上にポケモンが世間に浸透しているらしく、人々がポケモンと共生する姿はさながら「ポケモン」本編やアニメシリーズのようである。
登場するポケモンは全体的に「ブラック・ホワイト」のものが多いが、シリーズを通して多数のポケモンが描かれた。

主な登場ポケモン

シャンデラ
シロの相棒としてたびたび登場したポケモン。
持ち物は「こだわりスカーフ」で、「真偽」シリーズではその素早さを活かして活躍した。
確認されたわざは「だいもんじ」と「シャドーボール」。
イワパレス
シロの手持ちポケモン。「漫才コンビの日常1」に登場。
自前の気球に乗って逃亡を図るクロを撃墜するべく繰り出された。
確認されたわざは「うちおとす」だが、原作のように岩を撃ち出すのではなく、背中の上面が開いて弾道ミサイルを発射するという物騒なわざになっていた。
オムスター
シロの手持ちポケモン。「ポケモン勝負1」に登場。
初手で雨を降らせたが、水に濡れたクロのDS本体がショートして爆発したため、バトルはその時点で終了した。
確認されたわざは「あまごい」。
ダンゴロ
シロの手持ちポケモン。「漫才コンビの日常4」などに登場。
元々はクロのポケモンだったが、ツタージャと交換する形でシロの手持ちに加わる。
その後はシロに懐いているようで、「特別編」ではシロの頭の上に乗って登場した。
コジョンド
シロの手持ちポケモン。「ポケモン勝負3」などに登場。
「特別編」にも登場し、不審者(と間違われたクロ)を一撃で仕留める俊敏さを持つ。
確認されたわざは「とびひざげり」。
なお「クロの日常」ではクロの個体も登場するが、こちらは主人に全く懐いていない。
ユレイドル
シロの手持ちポケモン。「真偽」シリーズに登場。
おだやかな性格で、特殊受けをすることを目的として育てられている。見た目に反してとても人懐っこいようで、シロの台詞を遮るように突然触手でじゃれてきた。
特性は「よびみず」で、確認されたわざは「まもる」と「だいちのちから」。
ネンドール
シロの手持ちポケモン。「真偽」シリーズに登場。
耐久向けのステータスを持つポケモンだが、シロの個体は「こだわりメガネ」を持っており、アタッカーとして育てられている。
確認されたわざは「れいとうビーム」で、偽クロのガブリアスを一撃で倒す活躍を見せた。
ウルガモス
クロの手持ちポケモン。「ポケモン勝負1」に登場。
原作の鳴き声テキストに因んで「ぷひがもす」というニックネームを付けられている。
確認されたわざは「ひのこ」。
マッギョ
クロの手持ちポケモン。「ポケモン勝負2」に登場。
BGM停止+顔面どアップというインパクトのあるカットで登場したが、その直後オノノクスの「じしん」で吹き飛ばされたため、わざなどの詳細は不明。
テッカニン
クロの手持ちポケモン。「ポケモン勝負3」に登場。
クロが特訓の成果を見せるために構築したパーティの一員で、特性「かそく」を利用した「テッカバトン」を披露した。
確認されたわざは「まもる」と「バトンタッチ」。
ナットレイ
クロの手持ちポケモン。「ポケモン勝負3」に登場。上述のコンボのバトン先として現れた。
いろいろとツッコミどころのある繋ぎに、対戦相手のシロは五七五(正確には五六五)で嘆いていた。
その後自棄になったクロに「だいばくはつ」を命じられ、あえなく爆散した。
チラチーノ
クロの手持ちポケモン。「クロの日常」などに登場。
モフモフを愛でるためにクロが選抜したポケモンだが、体毛の手触りが期待外れだっため蔑ろにされる。
確認されたわざは「スピードスター」。
バッフロン
クロの手持ちポケモン。「クロの日常」に登場。
モフモフしたアフロヘアを見込まれてクロに呼び出されたが、主人に躊躇なく頭突きをかますほど懐いていない。
確認されたわざは「アフロブレイク」。
ツタージャ
クロの手持ちポケモン。「漫才コンビの日常4」に登場。
元々はシロのポケモンだったが、クロの希望でダンゴロと交換する形で手持ちに加わった。
攻撃個体値が最高で暴れるのが好きであり、自身をわいせつな目で見るクロをボコボコに叩きのめした。
ラプラス
クロの手持ちポケモン。「漫才コンビの日常5」に登場。
蒸し暑い室内で涼むために呼び出されたが、何故か頭上から降ってくる形で現れ、クロを押し潰した。
主人を下敷きにしつつも、一切表情を変えないその姿はなかなかシュールである。
エルフーン
クロの手持ちポケモン。「真偽」シリーズなどに登場。
ツタージャ同様、元々はシロのポケモンだったが、「クロの日常」にて、モフモフしたポケモンが欲しいと言うクロに譲渡された。
その後はクロによく懐いているようで、自身の綿毛をクロによく触らせている。
特性は「すりぬけ」。
マラカッチ
スタッフの手持ちポケモン。「真偽」シリーズに登場。
相性的に不利な偽シロのユキメノコを返り討ちにする活躍を見せたが、その後キノガッサの「マッハパンチ」を受けて倒れる。
持ち物は「ヤチェのみ」で、確認されたわざは「ウッドハンマー」と「ふいうち」。
ロトム(カットロトム)
スタッフの手持ちポケモン。「真偽」シリーズに登場。
偽クロがメタグロスをロトム(ウォッシュロトム)に交代することを読んで繰り出された。
確認されたわざは「リーフストーム」。
ギギギアル
スタッフのパートナーポケモン。「真偽」シリーズに登場。
急所攻撃でキノガッサを撃破したほか、偽クロのメタグロスを麻痺させてシロのお膳立てをするなどの活躍を見せた。
確認されたわざは「ギアソーサー」と「でんじは」。
ガブリアス
偽クロの手持ちポケモン。「真偽」シリーズに登場。
1ターン目からシロのネンドールに大ダメージを与えるが、その直後「れいとうビーム」を受けて倒される。
確認されたわざは「ドラゴンダイブ」。
メタグロス
偽クロの手持ちポケモン。「真偽」シリーズに登場。
ギギギアルの「でんじは」を受けて麻痺状態になった上、ユレイドルの「だいちのちから」を食らい痛手を負う。
バトルを傍から見ていたクロに「(トーンを多用しているために)メモサイズを食う奴」と言われた。
確認されたわざは「つめとぎ」と「コメットパンチ」。
ロトム(ウォッシュロトム)
偽クロの手持ちポケモン。「真偽」シリーズに登場。
シロのシャンデラを狙い撃ちしようと試みるが、交代で繰り出されたユレイドルに為す術なく終わる。
確認されたわざは「ハイドロポンプ」。
ユキメノコ
偽シロの手持ちポケモン。「真偽」シリーズに登場。
スタッフのマラカッチの「ウッドハンマー」と「ふいうち」を立て続けに受け、敗れる。
確認されたわざは「ふぶき」。
アーケオス
偽シロの手持ちポケモン。「真偽」シリーズに登場。
マラカッチの「ふいうち」と、こだわりスカーフを装備したシャンデラの「シャドーボール」を先制で食らい、何もできないまま退場となった。
確認されたわざは「とんぼがえり」。偽シロの台詞のみで、実際に使用するシーンは無い。
キノガッサ
偽シロの手持ちポケモン。「真偽」シリーズに登場。
スタッフのマラカッチを倒す成果を収めたが、結果としてこれが偽ブラックホワイトズ唯一の白星となった。
確認されたわざは「マッハパンチ」。
グレイシア
ジバテレビのモブスタッフのポケモン。「漫才コンビの日常5」に登場。
手頃なこおりタイプを持っていないクロに貸す目的で呼び出されたが、そのクロの反応が下品だっために粛清する。
確認されたわざは「れいとうビーム」。

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