人工言語のヴォラピュクを学ぶための場、ヴォラピュクで遊ぶためのスペースをつくってみましょう。

名詞の複数形と形容詞の複数形


「二人はよい連れだが三人は仲間割れ(ことわざ)」ーー。そうのように言われてますね。しかし、ひとつ確かのことは、ふたつやみっつという問題なのか、それとも複数の問題なのか、ということでしょう。これは、2つ以上のことだからです。

ヴォラピュクでは、例外なしに-sをつけることによって複数形となります。「美しい都市の思い出」という小話を覚えていますか?もし、都市を複数形にしたら、どのようになるのか見てみましょう。

Mem zifas jönik
Zifs binons jöniks.
Löfob zifis jönik.
Sagob zifes jönik:
O zifs jönik!

zif(都市)を複数形にした結果、二行目の形容詞 jönik について何か気づくことがありますね。この語句にも-sがついています。理由は、jönikという語句が別の後によって名詞から離れてしまったからです。ヴォラピュクでは、もし形容詞(修飾語)が別の単語によって被修飾語の名詞から離れてしまうならば、その名詞自身の語尾を形容詞が対応しなければならないのです。例えば、この二行目で、名詞と形容詞の間にvomoという語を挿入したらなば、「Lofob zifis vemo jönikis」としなければならないのです。何が何を修飾するのかについて完全な明快性を保証するためなのです。あいまいさとヴォラピュクは良い仲間にはなれません。

ひとつだけ重要なことは、形容詞が名詞を修飾するときはいつも、すでに上記で説明したようなことが起こるということです。例えば、最後の行でzifsの前にjönikが来た時、「O jöniks zifs!」となるということです。それは、小話のタイトル「Mem jönikas zifas」と同じです。しかし、これが目や耳に必ずしも気持ちがいいものではありませんが、形容詞は修飾する名詞の直後に来る傾向があるのです。書きたいことに影響されます。

自分自身でやってみるのはどうでしょうか?「Mem vomas jönik(きれいな女性」というテーマで小話をつりましょう。がんばって!


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