マンガ、アニメ、特撮などに登場し、倒されていく女性悪役の情報を扱います。

「貴方を不幸にした分だけ…私は幸せになって見せるから」

キャラクター名

No.789 ウェイビス

登場作品基本情報

「ステルス交境曲」

マンガ

 成田良悟(原作)・天野洋一(作画)/集英社/2014年

登場シーン詳細情報

マンガ

 第2巻

外見

所狭しと揺れまくり。でかすぎる。
 人魚。ものすごく胸がでかい(コマによっては完全に頭蓋骨よりデカい)。本性を現した際には貝型のニプレスを付けたほぼ裸の姿。年齢は不詳だが28歳のキャラからお姉さんと呼ばれているので三十路の可能性あり。人魚なので成長速度が人間と違うのかもしれない。

概要

 本作は『バッカーノ!』『世界の中心、針山さん』『デュラララ!!』で知られ、WJ作品だと『BLEACH』のノベライズで有名な成田良悟氏が、初の週刊少年ジャンプで掲載した漫画である。元々はWEB上の読切漫画であったが、正式連載に昇格した。
 内容は(同期の椎橋寛『ILLEGAL RARE』とカブっていたが)様々な異種族の暮らす街で、人外の遺した「遺産」を巡り様々な衝突が起こっていくという物語である。これを見て、「ああなるほど、ジャンプらしい正統派バトル漫画だな!」と思ったあなたは甘すぎる。本作は21世紀の少年ジャンプに載っている漫画とは思えない程暗く、重苦しい物語であり、序盤こそそういった描写は身を潜めているものの、語り部となる少年・ジグの最初の友達が「自我を持たない透明のドラゴン」「殺し屋」であることからも、その物語が一筋縄ではいかないことが容易に想像がつき、特に最終巻である3巻は気分が良くない日に読むとマジで立ち直れなくなる。そう言うマンガであることも記したうえで、大して物語には絡まない(失礼)ウェイビス社長について記そうと思う。

 主人公である透明ドラゴンのトロマは、警備会社『V&V』で7位のランカー。そんな彼がある日3位の忍者・マスターと、5位のヴァンパイアレディー・虹神アリスの二人(?)と共に承った仕事は、製薬会社『羅傲製薬』からの護衛任務。明らかに胡散臭い副社長からの依頼は、「いかなる方法を用いても積み荷を守り、本社に届けること」であった。
 三人は護衛に向かうが、内部にボロボロの服を着た人々が積まれていることを知ると、任務に裏があるのではと危惧する。そこにサイボーグの少女・ライカと組んだジグがトレーラーの襲撃に向かい、V&Vの三人は迎撃の一手を打つ。まさかの展開に驚くジグではあったが、その状況を利用し、ジグはトレーラーの足を止めることに成功。トロマの協力もあって全員無事にトレーラーからの脱出が可能となった。
 しかし、気付けば輸送先の『羅傲製薬』本社は眼と鼻の先。これでいいのかと危惧するコルトとジグだったが、V&Vは「人質を届けてから本社を潰して解放しよう」と、せこいながらも最適の方法を思案。
 しかし、それを聞いていたトレーラーの運転手は矢も盾もたまらず叫んだ。

「ボス! ヤバいですよ! もう遊んでる場合じゃないッス!!」

 直後、運転手は虚空から現れた水の触手に捕まれ、一瞬で窒息させられてしまう。ジグたちが目をやった先には、トレーラーの中で仲間達を鼓舞し続けていたボロボロの服を着た女性が、宙に大量の水を浮かべていた。
見せブラ。
 彼女こそが『羅傲』と取引していた誘拐屋『鸛』の社長であり、今まで人々を勇気づけていたのは、全てが絶望に歪む人々の顔を目に焼き付けるという稚拙かつ残虐な目的の為だけであった。
 依頼人の立場を使いウェイビスはV&Vにコルトたちの抹殺を命じるが、「相手に戦意が無いのに暴力を振るうわけにはいかない」と突っ撥ねられ、口封じのために全滅を目論んだ。

 彼女の持つ『竜の遺産』の名称は『水魂模様』。彼女の下に埋め込まれた宝玉であり、効果はあらゆる液体を血を混ぜた者の意思通りに操るというもの。単純であるが、それ故に相手を薙ぎ倒す、貫く、縛る、溺れさせるなどあらゆる搦め手を可能とする、他人を虐げることに人生の全てを懸ける彼女には最適なものであった。
 本来人魚とは(本作だけでなく他の創作物の多くにおいても)狩られる対象であり、小さい頃に人魚の村から拉致されて舌に『水魂模様』を埋め込まれた際にも悲しむどころか大喜びし、脱走して本の村に戻るとたちまち滅ぼし、ついでに誘拐した製薬会社も乗っ取って自分のものにした。そこには復讐に燃える悲劇のヒロインの姿などなく、ただの血に飢えた頬白鮫の姿だけがあった。
 
 ウェイビスは液化燃料を操り焼死を試みるが失敗。5対1ではさすがにきついと分を踏んだか、ウェイビスは水に猛毒を混ぜ、一撃必殺の殲滅戦をかける。ところがどっこい、トロマは水分の中から毒だけを抽出して飲み込み、拉致された人々を守る。ならばと彼女はガラクタをゲル状の水で強引に結合させ、その内部に入って格闘戦を挑む。
 それを見やったマスターとアリスは手裏剣弾と火炎を放つ。その切っ先が向かうのはウェイビスではなくトロマ…竜の咢の中。
 エネルギーを食って何倍にも増幅して放つドラゴンブレスが鉄屑と水を穿ち、一瞬にして焼き焦がした。
 しかしウェイビスは水のバリアに守られていたからか死んでおらず、鉄塊を掴むやその辺にいた子供の喉元に突き付け、手を引くように迫る。しかしその子供・シック*1は暗殺ギルドのスパイであり、彼もまた依頼を受けていた。

 何かって?
 
 勿論『鸛』の壊滅だよ。


「ボクに依頼が来るなんてよっぽど恨まれてたんだね。
 でもまあ安心していいよ…ボクの世界では…

  絶 対 に 死 ね な い か ら  」
 

 直後、虚空から空いた孔から、幾多もの骸骨の腕が伸び、亜空間へとウェイビスの巨体を引きずり込む。上には上がいる通り、下にも下というものがあったのである。絶叫と肉と骨が砕け散る音と共に、彼女は無限の牢獄へといとも簡単に堕ちていった。
 かくして暴にはそれ以上の暴、毒にはそれ以上の毒が下り、「鸛」と「羅傲製薬」はこの日を持って消滅することとなった。

見どころ及び、作劇上の問題

ここまでわかりやすい展開は逆に珍しい
 本作は雑誌連載のため、これを読んだ当初の初版執筆者は「はいはい、どうせ美女の悪役はそれっぽい理由をつけないと悪に回らないんでしょ」といつも通りな感想を抱いていたが、単行本掲載に際し加筆され、彼女の本性が悲劇の改造人間どころか「やりィ! 悪魔の力を手に入れたぜよっしゃァー!! これで好き放題に暴れられるぞ!」という、ジョジョの悪役並の純粋ワルだったことを知り、反省しつつ立項させていただいた次第である。
 が、実際に初版執筆者のようにとっていた読者は多かったらしく、5対1という圧倒的に不利な状況下もあって、作者の成田氏も「環境が彼女を変えたなどという安直な展開だと思われてしまったらどうしよう」とあとがきで語っていた。
 さらに言うなら、この10話におけるバトル自体元はカットされる予定*2だったそうだが、「ジャンプでそれはまずい」ということで強引にバトルを入れる結果となったらしい。ちなみに成田氏は最初こそ戸惑っていたものの、天野氏の描いたウェイビスの戦闘形態(メイン画像参照)を見た瞬間「やりましょう」と即断したとのこと。漢である。
 結果として、「実力を過信して脳筋に責め立て、挙句の果てには人質を取るなどという醜態をさらす」という敵女的にはオーソドックスな展開となったのはまあ結果オーライと言えるだろう。

 成田氏もしつこいくらい語っている通り外見はパーフェクトであり、死ぬことすら許されないという末路も(薄い本的な意味で)最高と言えよう。

その後

このまま暗殺ギルドのヒラ社員になるという手もある。暗殺向きの遺産だし
 ちなみにジャンプ+に掲載された最終章によると、あの後ちゃんと現世に戻ってきたらしい。首や腹部に縫い傷があることから恐らく斬撃系の拷問も受けたことがわかる。
 よほどアレが応えたからか、すっかり先刻の下手人たるシックの手下に成り下がっていたのだが、あくまで仮釈放であり罪が許されたわけではない様子。

このページへのコメント

環境のせいで歪んだ、ヤバいアイテムで人格が変わった…ということは一切無く、最初から凶悪な人物だったというのは悪役として筋が通ってて好きです。
しかもやられ。

0
Posted by 名無し(ID:LFk73hrjKQ) 2020年02月16日(日) 16:42:02 返信

>blueblood様

 加筆ありがとうございました。

1
Posted by  akuyakusuki akuyakusuki 2018年02月13日(火) 11:25:18 返信

というわけで最終章追記。生きてただけ良しとしよう。
おねリョナからのおねショタ主従カップルワンチャンあるで…

2
Posted by  bluebloood bluebloood 2018年02月11日(日) 22:05:00 返信

>abさん

おっと失礼。直しておきました。ご協力感謝いたします。

0
Posted by blueblood 2016年05月10日(火) 14:06:04 返信

この作品の連載は2012年じゃなく14年。

0
Posted by ab 2016年05月10日(火) 12:50:11 返信

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