アレンビー・ビアズリー（新スーパーロボット大戦）
最終更新：
bluebloood 2023年05月21日(日) 11:09:39履歴
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はじめに 
本項目はあくまで『新スーパーロボット大戦』に登場するアレンビーに関して記載しますので、原作や漫画版、他のスパロボやGジェネなどに関しては極力扱いません。
なお、このキャラクターは条件次第で味方にもできます。それが普通なんだっつーの。
なお、このキャラクターは条件次第で味方にもできます。
キャラクター名
No.1285 アレンビー・ビアズリー（※『新スーパーロボット大戦』版）
登場作品基本情報
『新スーパーロボット大戦』
バンプレスト/PS/1996年12月27日
バンプレスト/PS/1996年12月27日
登場シーン詳細情報
ゲーム
第28話（地球√）、第32話（地球√）※以降、説得で自軍として使用可
第36話*1
第36話*1
CV
日高奈留美（原作アニメと同じ）
外見
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| 画像は原作最終回より。16歳という若さからは想像がつかない程のスタイルを有し、3サイズはB82・W50・H81。ボディであればレインに軍配が上がるが、アレンビーには成熟したオンナへと成長を迎える思春期の若芽のような瑞々しさがあり、北国ならではの白い肌、白目がちの長い睫毛をもつあどけない顔立ち、そして日高奈留美氏の美声も相まって、ガンダムシリーズのヒロインにおいても（以下省略） |
前説
アレンビーの出典は『機動武闘伝Gガンダム』（サンライズ/1994〜1995年）というアニメである。宇宙世紀シリーズから初めて切り離された本作で、各国を代表するガンダム（モビルファイター＝MFと呼ばれる）が世界の覇権をかけての代理戦争『ガンダムファイト』に挑むという異色作である。MFを操縦するガンダムファイター（GF）は国一番の格闘家であり、コックピット内で動くことでMFをその通りに動かすことができる。
『Gガン』全編を通じた敵にデビルガンダムという機体があり、この機体はDG細胞と呼ばれるナノマシンを散布し、人々をゾンビに変えたり、MSを操ったりできる。
アレンビーはネオスウェーデンの代表で、ノーベルガンダムというふざけた機体を操る。主人公のドモンに思いを寄せたりする後半の第2のヒロインのような存在（←この記事を読むうえで一番大事な情報です）であるが、祖国政府の裏切りで「バーサーカーモード」と呼ばれる精神的に不安定になる機能をノーベルに積まれて暴れさせられたり、デビルガンダム四天王*2のウォルターガンダムに無理やり乗せられたりした。
しかし、ドモンのパートナーであるレインにより救出されて正気を取り戻し、最終回ではデビルガンダムに囚われたレインを助けようとするドモンに対し、自ら身を引く決意をして妖精の姿で通信を入れ、ドモンの一世一代の告白に貢献した。
つまりはアレンビーは途中で敵対するものの紛れもないヒロインの1人であり、原作では最後まで存命する。
しかし、その事を全然わかってない人たちもいた。それが昔のバンプレストである。
『Gガン』全編を通じた敵にデビルガンダムという機体があり、この機体はDG細胞と呼ばれるナノマシンを散布し、人々をゾンビに変えたり、MSを操ったりできる。
アレンビーはネオスウェーデンの代表で、ノーベルガンダムという
しかし、ドモンのパートナーであるレインにより救出されて正気を取り戻し、最終回ではデビルガンダムに囚われたレインを助けようとするドモンに対し、自ら身を引く決意をして妖精の姿で通信を入れ、ドモンの一世一代の告白に貢献した。
つまりはアレンビーは途中で敵対するものの紛れもないヒロインの1人であり、原作では最後まで存命する。
しかし、その事を全然わかってない人たちもいた。それが昔のバンプレストである。
概要
『新スーパーロボット大戦』は初めてリアル頭身での描画が行われたスパロボである。後のαシリーズやOGで登場するSRXやゼ・バルマリィは本作が初出。
『Gガンダム』は『第2次スーパーロボット大戦G』（1995）で初参戦となり、アレンビーは本作が初出である。
原作通りアレンビーはドモンとゲームで対決した後去り、その後第32話でノーベルガンダムに乗った状態で、バーサーカーモードとなって襲い掛かってくる。
だが本作ではガンダムファイトの設定は無く*3、ネオスウェーデンは国名すら登場しないうえ、彼女をウォルターに乗せた悪人・ウォンも出番が無い。じゃあ一体誰が何をどうやって彼女を暴れさせたのか、全く説明が無いのである。
これだけでも悲惨な扱いだが、悲劇はここからである。アレンビーはドモンで説得可能であるが、無視して普通に倒すことも出来る。たとえ止めを刺したのがドモンであろうが、悔悟とかの台詞は全く無い。スパロボではマップ上で機体が爆発しても次の回で何事も無く出てきたりするが、本作のアレンビーにはそんなお慈悲は一切ない。ここで撃墜してしまうと、そのままご臨終である。享年16歳。
その後はミケロ、チャップマン*4共々デビルガンダムにより復活させられ、ウォルターガンダムの操縦者となる。勿論説得などできるわけがない。普通に出て来て、普通に撃墜されて、普通に爆死である。あんまりだ。
だがこれは悪夢の序章に過ぎない。この位だったら、後発のスパロボでもザラにあるのである（後述）。
真の恐怖は地上√、宇宙√をクリアし終わった後に解禁される真の最終回にある。
いよいよラスボスを倒した自軍部隊一行の前に、『蒼い流星SPTレイズナー』に出てくる外道な悪党、ゴステロがデビルガンダムに乗って現れる。ゴステロは自軍部隊への復讐の為に、仲間であるグラドス軍はもとより、『機動戦士Vガンダム』のベスパ(なおこの人たちは2022年発売の『30』までスパロボに登場したことすらありません)や『勇者ライディーン』のシャーキンといった歴代の敵キャラを復活させて手駒にする。
そしてその中に、そいつはいるのである。
そう、ウォルターガンダムに乗ったアレンビーが、である。
仮にも原作で後半のヒロインとして扱われ、最終回のトリを飾るにふさわしい活躍を果たし、勿論死ぬ事など無かった美少女が、ただの再生怪人として登場するのである。
勿論説得などできるわけも無く、戦闘前会話はドモンにすら無い。以前と同様に、ただ出て来て負けて爆死するだけである。
＿＿＿アレンビーは悪女ではない。にもかかわらず、原作を無視して3度も殺されるなどという扱いはあまりに理不尽である。
もしこの記事をご覧になっているあなたが、今後アニメやゲーム等でGガンが触れられ、アレンビーの可憐な姿を見る機会があれば、並行世界でこの上なく凄惨な扱いを受け、何の抵抗も出来ずに命を弄ばれた挙句、ゴミの様に消し飛ばされた事も思い返していただければ幸いである。
願わくば、二度とこのようなことが起きないように。
『Gガンダム』は『第2次スーパーロボット大戦G』（1995）で初参戦となり、アレンビーは本作が初出である。
原作通りアレンビーはドモンとゲームで対決した後去り、その後第32話でノーベルガンダムに乗った状態で、バーサーカーモードとなって襲い掛かってくる。
だが本作ではガンダムファイトの設定は無く*3、ネオスウェーデンは国名すら登場しないうえ、彼女をウォルターに乗せた悪人・ウォンも出番が無い。じゃあ一体誰が何をどうやって彼女を暴れさせたのか、全く説明が無いのである。
これだけでも悲惨な扱いだが、悲劇はここからである。アレンビーはドモンで説得可能であるが、無視して普通に倒すことも出来る。たとえ止めを刺したのがドモンであろうが、悔悟とかの台詞は全く無い。スパロボではマップ上で機体が爆発しても次の回で何事も無く出てきたりするが、本作のアレンビーにはそんなお慈悲は一切ない。ここで撃墜してしまうと、そのままご臨終である。享年16歳。
その後はミケロ、チャップマン*4共々デビルガンダムにより復活させられ、ウォルターガンダムの操縦者となる。勿論説得などできるわけがない。普通に出て来て、普通に撃墜されて、普通に爆死である。あんまりだ。
だがこれは悪夢の序章に過ぎない。この位だったら、後発のスパロボでもザラにあるのである（後述）。
真の恐怖は地上√、宇宙√をクリアし終わった後に解禁される真の最終回にある。
いよいよラスボスを倒した自軍部隊一行の前に、『蒼い流星SPTレイズナー』に出てくる外道な悪党、ゴステロがデビルガンダムに乗って現れる。ゴステロは自軍部隊への復讐の為に、仲間であるグラドス軍はもとより、『機動戦士Vガンダム』のベスパ(なおこの人たちは2022年発売の『30』までスパロボに登場したことすらありません)や『勇者ライディーン』のシャーキンといった歴代の敵キャラを復活させて手駒にする。
そしてその中に、そいつはいるのである。
そう、ウォルターガンダムに乗ったアレンビーが、である。
仮にも原作で後半のヒロインとして扱われ、最終回のトリを飾るにふさわしい活躍を果たし、勿論死ぬ事など無かった美少女が、ただの再生怪人として登場するのである。
勿論説得などできるわけも無く、戦闘前会話はドモンにすら無い。以前と同様に、ただ出て来て負けて爆死するだけである。
＿＿＿アレンビーは悪女ではない。にもかかわらず、原作を無視して3度も殺されるなどという扱いはあまりに理不尽である。
もしこの記事をご覧になっているあなたが、今後アニメやゲーム等でGガンが触れられ、アレンビーの可憐な姿を見る機会があれば、並行世界でこの上なく凄惨な扱いを受け、何の抵抗も出来ずに命を弄ばれた挙句、ゴミの様に消し飛ばされた事も思い返していただければ幸いである。
願わくば、二度とこのようなことが起きないように。
見どころなど
今こんな扱いをしようものなら炎上、暴動が起きてもおかしくないほどの原作破壊、尊厳破壊ぶりがあまりに可哀そうなキャラ。『新』は初めてフルボイスとなったスパロボなのに、である。
原作を無視してスパロボで死ぬキャラは珍しくないが、それにしたって悪人やライバルキャラでもない最終的に味方になるキャラがこんな扱いなのは、他だとミン大尉*5（『スーパーロボット大戦GC/XO』）くらいであろう。
また、説得してもこれ以降メインの話としては一切絡んでこないので、ウォルターが出て来ない、以外に話に関与する事は無い。*6
この後のスパロボでも「説得しないと死ぬ」というアレンビーの理不尽な扱いは散見されるが、原作のヒロインを再生怪人の雑魚その1として扱うという『新』以下の扱いは流石に無い。
ちなみに『新』におけるバーサーカーモードのグラフィックはあまり可愛くない（と攻略本に書いてある）。
原作を無視してスパロボで死ぬキャラは珍しくないが、それにしたって悪人やライバルキャラでもない最終的に味方になるキャラがこんな扱いなのは、他だとミン大尉*5（『スーパーロボット大戦GC/XO』）くらいであろう。
また、説得してもこれ以降メインの話としては一切絡んでこないので、ウォルターが出て来ない、以外に話に関与する事は無い。*6
この後のスパロボでも「説得しないと死ぬ」というアレンビーの理不尽な扱いは散見されるが、原作のヒロインを再生怪人の雑魚その1として扱うという『新』以下の扱いは流石に無い。
ちなみに『新』におけるバーサーカーモードのグラフィックはあまり可愛くない（と攻略本に書いてある）。
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このページへのコメント
一か所だけ訂正
＞『新』は初めてボイスが収録された作品なのに
初めてフルボイスになった作品、です
パートボイスですが同年１月の第４次Ｓが先です
ドラグナーのミン中尉も似たような扱いを受けたことがある(gc、xo)。
寺田Pが新は色々とトラウマって発言してたけどこれもそのトラウマの中に入ってそう
アレンビーが救出されなかった原作のIFを描きたかったんでしょうが、あまりにもお粗末すぎますね……。
というか原作を知っていれば尚更首を傾げざるを得ない時点でダメでしょ。
かの有名な「ワシはこの星の者ではない!」をやらかしますからね…。四天王はいるのにシャッフル同盟は影も形も無いし、ランタオ島までしか再現されないし…。
あぁ……あの伝説の作品でしたか。
Gガンでシャッフル同盟いないのはアウトですね。