No.882　＜驕慢＞のアロニス　

｢ソードガイ　装刀凱｣「ソードガイ　ヱヴォルブ」　

　雨宮慶太（キャラクターデザイン）井上敏樹（原作）・木根ヲサム（作画）／小学館クリエイティブ／2013年〜／2016年〜

「ソードガイ　装刀凱｣：第1巻・第2巻
「ソードガイ　ヱヴォルブ」：第1巻

　巻き毛が特徴的な金髪の美女。服装は場面によって異なるが、露出度の高い服装を好む。戦闘時には2段階で変身し、1段階目では半人半蛇の怪物*1、第2段階では6本の手を持つ竜のような姿になる。　

　武器をモチーフにした「武装魔」と呼ばれる怪物と、それを倒すために存在する”処史代”に属する主人公の戦いを描いた作品。｢ソードガイ　装刀凱｣が第1部で主人公が能力をコントロールできる武装魔の完全体となるまでを描き、その続き「ソードガイ　ヱヴォルブ」が第2部となっている。

　武装魔は”武氣”*2に魅入られた人間が怪物化することで誕生するが、主人公たち一部の人間はその力をコントロールできるという設定。

　＜驕慢＞のアロニスは武装魔の幹部に当たる＜堕天降魔＞*3の1人。第1部では、主人公たちと遭遇することはなく数回一般人を獲物にするシーンが描かれていた。ちなみにこの時は露出度の高い恰好をしていた。ちなみに戦闘時には腹部からトゲないし錐のようなものを繰り出して攻撃する。

　その後、第2部の1巻で配下を引き連れて、主人公を襲撃する。幹部なだけなことはあり、主人公を苦戦させる。しかし、主人公が手ごわいとみるや、完全に怪物化して主人公を長い胴体でからめとるが、力任せに引き裂かれたうえ、一刀両断されて死亡した。　　　　　　　

　人間体と第1形態のエロさが印象的なキャラクター。最後は完全に怪物化してしまうのが非常に残念である。