映画あずみの続編。初めは、新人の伊賀忍者としてあずみらと行動を共にするが、「天海とその刺客を葬る」という初めての使命のために、ながらを殺害。その後、使命の更なる遂行の為にあずみらと合流し、「徳川領への近道を見つけた」と嘘をつき、真田の兵団の目前まで誘きだし、隙を見て背後から弓を射とうとする。
しかし、こずえの作戦が想定より早くバレてしまい、焦ったこずえは半ば不意討ちで天海の護衛三人を斬ったものの、あずみと対峙する。あずみにながら殺害を白状し、遺言「あずみだけは討つな」と言われた事を話すが、守るつもりはないと啖呵をきる。そして使命に駆られ、弓を足元に捨て息を荒くし、刀を構える。あずみはそれでもこずえに話し掛けるが、聞く耳もたず襲い掛かる。
何度も攻撃を避けられたのち、あずみからの一撃を受けて死亡する。
見どころなど
今作品が彼女の時代劇アクションデビューであった為か、設定も「駆け出しのくの一」となり、演じる殺陣も少なめであった。
(ながら殺害時は、弓で弱らせ滅多刺しとし表情で代用。
流石に、あずみには「ながらの敵討ち」の為殺陣をするが、あずみを「芯」に固定させこずえには斬られる迄「カラミ」として動き回る。)
その為戦闘シーンよりも、笑顔や悪人になった時や死ぬとき等、主に表情が映し出されて物事が進んでいく。
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「駆け出しのくの一」刀で、敵一人倒すのも苦しいのだが…… |
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こずえの数少ない殺陣(死亡時)のシーン。|
※栗山千明がこの映画に登場するということで、一部の人々から様々な観点で「貴重なくの一同士」の闘いが予想されたが、拍子抜けしてしまう結果となった。(新人くの一と悪役を演じる際の表情の使い分けと、あずみと彼女の白い太股は未だに論争になっている)
※致命傷を受けその激痛に「!!」表情を見せた彼女は、悲鳴や呻き声も発すること無く死亡した為、死亡前最期の台詞は上の「私の使命なのさ!!」になる
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こずえの亡骸「お前がながらを殺すなんて…」 |
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「くの一、朱に染まる」|
※DVDの特典に戦闘シーンのみを抜粋した映像集が有り、この闘いも「くの一を一閃」の題で収録されているのだが、こずえがあずみに闘いを挑み、胸を斬られて倒れる迄1分も経たない事が分かる。。