シルヴァンテイルはゲームギアで発売されたアクションRPGである。
異世界シルヴァラントに呼び出された少年・ゼッツが、シルヴァラントに現れた三体の侵略者を倒して世界に平和を取り戻すという物語。ゼッツは各地に散らばる石板や欠片の力を得て変身能力や技を体得し、魔物たちと戦っていく。
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三体の侵略者たち。アン・ゴル・モア… |
本作はゲームアーカイブスにも登場せず実機以外で遊ぶ手段がなかったが、2020年にゲームギアミクロ ブルーに収録された。
ゲームギア後期のオリジナル作品だったため知名度は低かったが評価は高く、コアなファンも少なくない。
アンはゲーム中の最初の舞台「くさのくに」の大ボスとして登場。ゼッツが最初に会う侵略者である。
彼女は四匹の黒いスライムに分裂して画面中を這い回りゼッツを翻弄する。これがなかなかすばしっこく、ダメージを受けやすい。黒いスライムを全て追い払うと合体し、人の姿を現して3WAYと4WAYの弾を交互に撒き始める。この時にしかダメージが通らない。
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戦いにくく、序盤の壁である |
見事撃破すると人間の姿になり、捨て台詞を吐きながら次の舞台「はなのくに」への鍵となるアイテムを落として去っていく。
クリックで開きます。
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小さくて服装は知れないが、太ももがまぶしい |
この後しばらく姿を見せないが、最期の舞台となる「もりのくに」で再戦する。
再戦時は四匹のスライムに分裂して画面中を這い回る攻撃は変わっていないが、合体後の姿が大きく変わっている。
クリックで開きます。
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なんということでしょう… |
禍々しい見た目の割に攻撃手段は体当たりのみで、しかもこちらの攻撃で止めることができるため前回より明らかに弱い。相変わらずダメージは合体後しか通らないが、合体した所をひたすら斬りつけていればあっさり倒せてしまう。
倒すと、今度は人間の姿に戻ることなく煙を吹き出しながら霧散してしまう。