聖剣に選ばれた勇者アリスターと、神に選ばれた聖女マガリを主人公とするギャグマンガ。主人公の2人は一見すると、さわやかな好青年/清楚な美少女であるが、実は楽して生きていきたいと考えている利己的な「とんでもないクズ」である。
本作は「聖女に選ばれてしまったが、面倒ごとに巻き込まれたくないため逃げようとした」マガリを、アリスターが「自分の本性を唯一知っている女」として追い出そうとするも、マガリの機転によって道連れにされたことから始まっている。ちなみに、アリスターはその後、聖剣
*1を入手している。
エドウィージュは第1巻に登場する女悪役で、主人公アリスターが元貴族の奴隷シルクと出会うエピソードに登場する。彼女は、シルクの両親を貶めた悪の貴族ブリーモの護衛であり、グレーギルド
*2「アコンテラ」に所属している。
戦闘時は素早い動きとナイフを武器とする。また、主人公のことを気に入り、手足を切り落としておもちゃにしたいことを述べるなど、人格的にも相当歪んでいることが描写されている。
作中では主人公と、屋敷を抜け出したシルクが会話している場面に、雇い主のブリーモと共に現れ、主人公と戦いになる。主人公アリスターは聖剣の指示を受けながら戦っていたが、反応が追いつかず傷を負わされるなど苦戦する。
しかし、あきれた聖剣は、主人公の体の主導権を奪うと自ら戦うことにする。アリスターの体を借りた聖剣は、エドウィージュの攻撃をあっさりと見切り彼女の腹部に一撃を加える。
エドウィージュはひるむことなく、分身して攻撃を繰り出してくるが、聖剣はあっさりと本体の場所を察知し、彼女を切り倒す。こうしてエドウィージュは倒された。ちなみに生死不明であったが、4巻(第19話)に生存していることが判明し、その後は実質的に味方のような位置づけになっている。