女ザコ・敵女・悪女情報wiki - エリス(スレイヤーズ)

「今こそレゾ様の仇を!」

キャラクター名

No.1078 エリス/エリシエル=ヴルムグン 

登場作品基本情報

「スレイヤーズ」 

ライトノベル

 神崎一/富士見ファンタジア文庫/1989〜2000、2019年第3部連載開始!

マンガ

 『超爆魔道伝スレイヤーズ』
 神崎一(原作)・義仲翔子(作画)/ドラゴンコミックスエイジ/1995〜2001

アニメ

 イージー・フィルム/1995

CV

 石川悦子

登場シーン詳細情報

ライトノベル

 第3巻

マンガ

 第5巻

アニメ

 第1期 18〜24話

外見

 黒髪に短髪の少女(原作の描写)。アニメでは白蛇のナーガのようなトゲ付きショルダーアーマーを付けたボディコンファッションで巨乳。

概要

 中世ファンタジーの金字塔『スレイヤーズ』の序盤に登場する敵キャラ。
 主人公の超絶天才魔導士・リナは1巻で大魔導士「赤法師レゾ」を、彼が復活させた魔王シャブラニグドゥごと討滅しているのだが、エリスはそのレゾの弟子であった。レゾは生まれついての盲目であり、それを治すために魔王に魂を売ったのだから、リナたちは彼を滅する以外世界を救う方法は無かったわけだが、エリスはそれを恨み、レゾの複製体「コピーレゾ」と共にリナたちに多額の賞金を懸けて復讐を目論んだ。
 …という設定は原作及びアニメで共通している。以下はその違いを述べる。

原作小説

 自ら「賞金稼ぎのエリス」を名乗り、リナを狙って改心し手助けするフリをして、コピーレゾや自らの手下たちに襲わせようとする。しかしリナに見破られ、「さあ行け!」とコピーレゾを嗾けた。だが、コピーレゾは操られたフリをして自ら洗脳を解いており、彼の放ったビームで腹部を撃ち抜かれ絶命する。
 彼女とレゾ(オリジナル)はコピーレゾに生体実験を行って魔族と融合させたりしたものの、それでも目が明くことが無かったため封印されていたのである。反乱するのも無理はない。

アニメ

 一切リナに力など貸しておらず、終始敵対しているのが特徴。
 こちらではレゾ(オリジナル)との過去が掘り下げられており、主要人物であるゼルガディス*1とも姉弟弟子だったことが明かされている。エリスは元々、レゾの行っていた慈善事業を手伝っていた善良な魔導士であった(※ここ重要)。しかし、レゾとて聖人ではなかった。市井の人々が当たり前に持ち感謝もしない「光」に、レゾは嫉妬していたのだ。やがて自暴自棄になったレゾは魔族との契約にまで手を染め、エリスの元を去った。それからほどなくして、レゾはシャブラニグドゥとして覚醒し、滅したのである。
 それを知って発狂…したかどうかは知らんが著しいショックを受けたエリスは、リナたちに対する逆恨みを暴走させた挙句、世界最強レベルの力を持つ彼女を倒す方法を探すうち、レゾがシャブラニグドゥに乗っ取られた時の「防衛策」として研究していた魔獣ザナッファー(原作5巻のボスキャラ)の存在を知るのだった。
 そんなわけでエリスはコピーレゾと共にリナたちを追い詰め、遂にザナッファーを目覚めさせる装置を起動。高笑いするエリスだったが、直後に洗脳を破ったコピーレゾに背後からビームで撃たれ、床に叩き付けられる。
 夥しい血を流しながら、目を見開く彼女を見て、リナたちは救助に向かおうとする(原作小説設定では絶対ありえない光景である)。だが、ザナッファーを吸収したコピーレゾはそれを制し、再度ビームを放ってチリひとつ残らず焼き尽くす。その無残な最期にはリナたちも「むごいことを!」「まともじゃないわね…!」と唾棄していた。
これを夕方に放送していた90年代

漫画版

 回想シーンでいきなりコピーレゾに殺されているのでリナと戦っていない。
 リナはコピーレゾが彼女を殺さずに抱きしめていたら違った結末を迎えていたかもしれないと語っており、こちらもアニメ版同様生体実験には関与していなかったようである。もしかすれば別の世界線では、二人で人々の為に(表向きの)レゾの意思を次ぎ罪を償っていたのかもしれない。

見どころなど

惨い…
 原作小説ではただのヤンデレマッドサイエンティストであるが、アニメでは設定が掘り下げられ、より悲劇性と哀れさが強調されている。あとおっぱいも。
 ちなみに原作設定では、実年齢は30過ぎの若作りオバハンである。