妹、セーレの目を治す薬を手に入れるために盗賊をする主人公のクライドが仲間に裏切られて復讐する短編漫画。
両親が退魔士であるクラウドは、両親が招き入れた孤児である目の見えないセーレと共に過ごしていた。ある日、両親を刺し殺害したセーレの罪を被ったことで、左手と共に退魔の力を断ち切る罰を受けた。そしてセーレの目を治す薬を手に入れるため、盗賊となった。
カイリはクライドと共に行動する2人の盗賊仲間のうちの1人。
王国の記念式典の日に秘宝であるティアラを盗む際、先に秘宝がある部屋に侵入したクライドを置いてもう1人の仲間である仲間のロバートと逃走。逃げ場を失ったクラウドは、大勢の警備員相手に戦いを挑むが捕まってしまう。過去にの罪もあり、死刑を言い渡されてしまう。
場面は変わり、カイリとロバートがいる洞窟。2人は、クライドのことが前から気に食わなかったようでカイリは、「魔法使えない私たちを見下すように魔法使いやがって...」と親指の爪を噛みながら怒りを表す。それに対してロバートは、「腹いせにあいつの妹犯してやろうか」と提案。また、カイリが持っているティアラ(カイリが警備兵に紛れて盗んだよう)をいつまで持っているのか聞くと、カイリはティアラを顔に寄せながら答える(またその話かと言われている)。最後まで話を聞かず外へ出ていったロバートを追いかけるように洞窟を出た瞬間、ロバートの首が何者かの斬撃によって吹っ飛んでしまう。
なんとそこには死刑になったはずのクライドがいた(悪口は全て聞かれていた模様)。
追い詰められたカイリは土下座をし、「本当に...本当に悪かった...!」「お願いします!お願いします 殺さないで!なんでもするから」とクライドに対して命乞いを始める。さらにはビキニをずらして自慢の巨乳を見せつけ、「ほ ほら 私の体悪くないでしょ?」「シてあげるから 私があなたの性奴隷になってあげるから ね?ね?」と色仕掛けを始める。
プライドのなさに呆れたクライドは、レ○プを仕掛ける。それは色仕掛けにかかった訳ではなく、カイリが持っていた秘宝が目当てであるためだった。
絶頂したカイリが顔を起こし、「どう?すごくよかったでしょ?これからも私がして----」と言い終わる前にクラウドによって左脇あたりをナイフで刺され倒れてしまう。
クライドはティアラを回収しようと手を伸ばすが、先に拾い上げたものがいた。それは妹であるセーレであった。
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刺された箇所は急所から外れており生きていた。
実はセーレの身体にはサタンが取り憑いており、盗賊になることを誘導しティアラを盗むように仕向けていた。
カイリ(おそらくロバートも)はサタンと手を組んでおり、世界中の財宝を手に入る約束をしていた。背後からクライドを拘束し、封印された力を取り戻すためにクライドの聖液が必要であるサタンのセックスの手助けをした。
しかし、左手を切断したことで既に退魔の力も失っていたクライドの聖液では効果がなく、クライドとサタンはつかみ合いになる。サタンにクライドを殺すように命令されたカイリは、サタンの胸をナイフで背後から突き刺した。
今まで振り回されてきたクライドにカイリは同情したが、今までの妹に戻したかったクライドはサタン(セーレ)を殺したことに激怒する。それに対しカイリは、「無理に決まってるだろ目を覚ませ!」と言い放つと、仲間と家族を失ったクライドは怒り狂い、カイリに突進する。
場面は変わり、民衆が集まる公開処刑の場。そこには、口に包帯を巻き、処刑台に向かうカイリの姿があった(民衆の噂では殺した相手に抵抗されて舌を切られたらしいが、犯人は間違いなくクライドだろう)。セーレ(サタン)を殺害したことに加え、ロバートを殺害した罪もなすり付けられ最期は、口に巻いている包帯が解け「うああああ!」と叫びながら斬首刑に処されてしまった。