本作はウルトラマンティガに変身する主人公のマドカ・ダイゴとヒロインのヤナセ・レナ、隊長のイルマ・メグミを中心とする特撮ドラマ「ウルトラマンティガ」の完結編。
ウルトラマンティガが元は世界の文明を破壊する闇の巨人の一人、ティガダークだったという衝撃的な設定が明かされている。
カミーラは本作に登場する女性の闇の巨人達のリーダー。氷剣を武器として戦う策略家だが、かつて自分と愛し合っていたティガダークのことが忘れられないといった女性としての描写も見せる。
また愛する者が自分を愛さないなら容赦なく殺害しようとする典型的な
ヤンデレ。
彼女は自身の部下のダーラム、ヒュドラと共に目覚めて再び地上の文明を破壊しようとするが、ユザレという女性の放った光の結界に防がれる。しかしそれによってイルマも結界の中に閉じ込められてしまうという事態が発生してしまう。
結界を壊すためにカミーラはイルマを助けようとするダイゴを利用し、彼と接触する。そしてティガがかつては闇の巨人であったこと、ティガの本質は闇であることを明かして闇の巨人、「ティガダーク」に変身するアイテムであるスパークレンスを渡し、ダイゴをティガダークに変身させることで結界を破ろうとした。
しかしダイゴの光を信じる強い意志によりティガダークは光の巨人に変化してしまい、カミーラは部下のダーラム達を差し向けてティガを葬ろうとするも、ティガによって次々と倒されてしまう。
最終的にカミーラは自ら氷剣でティガと戦うも、ティガとは昔愛し合っていたこともあってか止めまでは刺そうとはしなかった。
だがティガを援護しようとしたレナの乗る戦闘機をカミーラが堕とそうとした際、ティガがその身を犠牲にして守ったことでカミーラはティガがもう自分ではなくレナを愛していることを知る。
激高して完全に吹っ切れたカミーラは自らを闇
*1と融合させ最強最悪の邪神「デモンゾーア」となり、ティガを圧倒。そしてその凄まじい力でティガを戦闘不能にする。
勝ち誇る彼女だったが、その直後ティガに周囲一帯に散らばっていた光の巨人たちの力が注がれてグリッターティガとして復活。
そのグリッターティガでさえも苦戦させるほどの強さで立ち回るデモンゾーアだったが、グリッターティガはデモンゾーアの体内で最強の必殺技・グリッターゼぺリオン光線を炸裂し、デモンゾーアは敗北する。
死にゆくカミーラは人間体に戻り、ダイゴに呟く。
「光…私も…欲しかった」
そう言い残した彼女は、愛する者・ダイゴの手に抱かれながら息絶えた。