ガミアQは巨大な体を持つ他の機械獣とは異なり、暗殺用として人間そっくりの姿をしている。髪の毛は細いワイヤーであり、自在に動かして敵を切り刻む。アニメ版には登場していないが、これはアニメでお蔵入りになった設定を永井豪が流用したためである。
名前の由来はそのまんま「髪」から(by『激マン!』)。
度重なる任務失敗に焦燥したあしゅら男爵
*1はトロス、キングダン、バルガス、ゴーストファイヤーの4大機械獣を日本に上陸させ、一斉攻撃を仕掛けようとする。更に釘を刺すために作られたのがこのガミアQで、甲児をマジンガーZに載せる暇を与えずに暗殺するために作り上げた代物である。
ガミアたちは上陸するなり眉一つ動かさずに
たまたま海辺で暖を取っていた漁師のおっさんを髪で滅多切りにして殺し、甲児の通う高校に向かう。
友達から面会人が来ていると知らされた甲児と友人のボス(ちなみに、ボスボロットは出ません)は校門に向かうが、ガミアたちは二人が校門に到着するなり本性を現しボスの学ランを切り刻む。
「貴様ら何者だ」と恫喝する甲児だったが、ここで遠隔操作していたあしゅら男爵がネタ晴らし。ガミア達は猛然と甲児に襲い来る。逃げ回るボスと甲児だったが、東京がゴーストファイヤーに襲われていることを知った甲児の弟・シローはホバーパイルダー
*2に乗って高校に駆けつける。空を飛ぶパイルダーの爆音に気を取られたスキを突き、甲児はガミアQ2を抱えて投げ飛ばす。これによりQ1とQ3の髪に突っ込んで行ったQ2は
粉々に切り刻まれてしまった。
ここでようやくシローは高校に到着し、全国で機械獣がテロ活動を行っていることを甲児に知らせる。あしゅら男爵は甲児を追い詰めるために、キングダンがさやか
*3を捕まえたことを明かす。あしゅら男爵はさやかの父である弓教授
*4に「マジンガーZを明け渡せば機械獣によるテロは中止する」と脅迫を行うぞ、と甲児に仄めかし、甲児を追い詰める。
ガミア二人に追い詰められ絶体絶命の甲児だったが、間一髪蹴っ飛ばしたQ1にホバーパイルダーが突っ込んで行き、
Q1は真っ二つ。これ幸いと甲児はQ3も破壊しようとシローに指令を発するが、逃げられてしまう。
シローからホバーパイルダーを受け取った甲児はキングダンに奪われたマジンガーZに強制ドッキング。正義の心をパイルダーオーン!
しかもそこが運よくあしゅら男爵の住まう水中要塞サルードの真上だったもんで、マジンガーZはサルードの中に潜り込もうとする。当然、急潜水するサルード。マジンガーは水中でキングダンを破壊し、さらにあしゅら男爵の差し向けた別の機械獣をも葬り去るが、それに時間を取られ過ぎてサルードには逃げられてしまうのだった。
上陸したマジンガーはあしゅら男爵の人質作戦に嵌りマジンガーごとサルードに鹵獲されてしまう。鉄仮面兵(あしゅら男爵配下の戦闘員)に化けて潜入したボスの手引きで脱獄した甲児はさやかを救い出して鉄仮面兵の扮装をさせると、マジンガー奪還のためにハッチへ向かう。
しかしそこに待ち受けていたのはガミアQ3だった。危険を及ぼさないためにさやかとボスを逃がす甲児だったが、裸にマントだけというガミアの奇抜な格好に一瞬気を取られ、右腕をケガしてしまう。なんとかさやかの協力で落っことした光子銃を取り返した甲児はガミアの頭に二連射、ツインテールを斬り落とす。
たまらず逃げようとするQ3に対し甲児はトドメの一撃を放ち、頭から股間まで焼き切られたQ3はそのままただの鉄屑と化しバッタリと倒れた。
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