ファンタジー風の世界を舞台にしたアクションマンガ。少年タツミは帝国の圧政から村を救うために帝都に出稼ぎに出るが、あることから殺し屋集団ナイトレイドの一員となる。そして、腐敗した帝国に立ち向かっていく。
作中には、特殊な武器“帝具”を駆使してさまざまな技を操る殺し屋が数多く登場する。
セリュー・ユビキタスはナイトレイドが打倒をもくろむ帝国の組織した特殊警察イェーガーズの一人。普段は犬のような姿だが、戦闘時には巨大化する生物型帝具”コロ”
*1を使用する。また、イェーガーズに所属してからは、同じメンバーのDrスタイリッシュの改造手術を受け、さまざまな武装を使いこなせるようになった。性格は一言で言えば、真面目で正義感にあふれる女性だが、その度合いは狂気と呼べるレベルである
*2。
物語に登場した当初は、帝都警備隊に所属していたが、物語の序盤でナイトレイドと戦闘になり、両腕を失う。その際に、ナイトレイドのメンバーの1人シェーレを殺害している。その後、失った両腕を義手に変えて、エスデス将軍が率いる前述のイェーガーズの一員となり活躍する。
その後、イェーガーズは安寧道という新興宗教に幹部として送り込まれた帝国の大臣を護衛する任務につく。セリューは教団の子供たちと遊びつつ、大臣を護衛する皇拳寺羅刹四鬼の一人スズカと親しくなり、任務をこなす。そんな中、町に潜入したナイトレイドのタツミ(主人公)とマインをスズカが発見し、セリューはスズカとともに彼らを倒しに向かう。その後、紆余曲折があり、タツミはスズカと対峙。セリューは銃使いのマイン
*3*4と戦うことになる。
セリューはコロとのコンビネーションとすさまじいまでの火力で、マインを追い詰める。そして、最後はコロと二方向からの同時攻撃でトドメを誘うとする。しかし、ここでマインが気合とともにぶち切れコロを撃破する。セリューはコロに銃口を向けたままのマインを、腕の仕込み銃で殺そうとするが、このときマインが銃口を豪快になぎ払う。セリューはそれにより上半身と下半身を両断されてしまう。
マインは自分の勝ちを宣言するが、このときセリューの脳内に仕込まれた自爆装置が起動。セリューは笑いながら、逃げても無駄だと告げながら逃げるマインを見送る。するとセリューの元に子犬の姿に戻ったコロが這いよってくる。セリューは真顔に戻ると、『もっと悪を倒したかった』と嘆きながら、自爆し死亡した
*5。