No.482　トデーン

｢美少女戦士セーラームーンS｣

　東映動画／1992-1997

　第99回「男の優しさ! 雄一郎、レイに失恋?」　　

　丸尾知子（現・Chiko）

　都電から生まれ、車掌の制服姿をした女性怪人。

　1990年代に社会現象となった「美少女戦士セーラームーン」シリーズ第3弾。デスバスターズ配下の女性型怪人「ダイモーン」を使って人々のピュアな心を奪うために暗躍する。
　トデーンは都電の車輛から誕生したダイモーン。レイに振られたと思った雄一郎が都電に乗って旅立とうしたところを襲撃し、ピュアな心を奪った。電車のレールを自由に操った体当たりや吊り革を使った攻撃でセーラームーン達を襲う。しかし、マーズの悪霊退散の御札で動きを止められたところを火炎攻撃を浴びてしまい、黒こげになったところをムーンの必殺技を食らい倒された。

　素肌に制服＆ネクタイというかなりマニアックなデザインとなっており、二の腕にある黒い星を出すために脇チラまで披露した。ちなみに当初の設定画では黒い星はお尻にあったが、「エロ過ぎる」という理由でボツとなった。
　なお、トデーンの台詞は電車のアナウンス調であるが、最期の断末魔である「ラブリー」の言い方が無駄に色っぽくイクかのような喘ぎ声だったのも印象的。

　放送当時、トデーンが登場してやられたこのエピソードは視聴率15.5％という高視聴率を獲得した。これは「セーラームーンＳ」シリーズ最高視聴率であり、全5シリーズの中でも3番目に高い視聴率である。

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