No.337　バットフライクロー　

｢キューティーハニーa GoGo!｣　

　永井豪（原作）・伊藤伸平（作画）・庵野秀明（企画強力）／徳間書店／2007年
※　上記は完全版のデータ、元々は2005年に角川書店より第1巻のみが発売されている。

　全1巻（完全版）

　こうもりの羽とひょう柄の毛皮を持つ半獣人。　

　いわずと知れた、永井豪原作の変身美少女モノの傑作。本記事で紹介するのは、2004年に公開された実写版の映画にあわせて発表されたリメイク作品であり、雑誌「特撮エース」（角川書店）に連載された。物語は独立しており、原作やアニメとはパラレルワールドになっている模様。ちなみに、物語は完全版でも完結しておらずいわゆる【本当の戦いはこれからだ！】ENDとなっている。

　バットフライクローは、本作のキューティハニーが最初に戦ったパンサークロー怪人。物語では第1話においてパンサークローによる宣戦布告が行われ、東京都内のいたるところで事故が発生するが、その犯人が彼女である。彼女は重力を操る能力を持ち、都内の交通機関を麻痺させていた。そして、首都高速道路でも、重力操作により事故を引き起こし、駆けつけた警官隊を相手に戦っていたが、そこにキューティハニーが現れる。

　彼女は、戦闘員を相手に奮戦するハニーに対して重力を操作する攻撃を繰り出し地面に叩きつけようとする。しかし、ハニーは冷静にハニーブーメランを放ち、彼女の右目をつぶし重力攻撃からも脱出する。顔を傷つけられた彼女は、怒りに震えながら叫ぶが、すでに接近していたハニーの剣によって一刀両断にされて死亡した。　　　　

　スタイルは良いが顔の美形度はやや低めかも。　　　　　　　

片目をつぶされたスキをつかれ真っ二つに。