ファンタジー風の世界を舞台にしたアクションマンガ。少年タツミは帝国の圧政から村を救うために帝都に出稼ぎに出るが、あることから殺し屋集団ナイトレイドの一員となる。そして、腐敗した帝国に立ち向かっていく。
作中には、特殊な武器“帝具”を駆使してさまざまな技を操る殺し屋が数多く登場する。
メズは安寧道という宗教集団にもぐりこんだ帝国の大臣
*1を護衛する4人組、皇拳寺羅刹四鬼の一人。前述の帝具はもたないが、自分の汗を自由自在に操るという特殊能力と、現実社会で言う空手に相当する武術を駆使して、”帝具使い”と互角の戦闘能力を持つ。
作中では、同じ羅刹四鬼のシュテンと共に、教団がある町に潜入していたナイトレイドの一人ラバックを襲撃する。ラバックはすぐに死んだ振りをしてやり過ごそうとするが、反乱軍の密偵の少女が殺されそうになったため、メズ、シュテンと戦闘になる。
メズはシュテンと共にラバックに攻撃を仕掛けるが、直後に糸状の帝具を用いるラバックの攻撃によってシュテンは倒されてしまう。ラバックはあちこちに切れ味鋭い糸を張り巡らせた結界を作るが
*2、メズは大量の汗を噴出し、糸を汗の重さによってたるませ、結界を無効化する。そして、すばやい動きでラバックを翻弄し強烈な打撃を加える。
吹っ飛ばされたラバックは、近づいてくるメズにナイフを投げるが、彼女はこれをあっさりとかわす。そして、ラバックの胸倉をつかむが、その時彼に『敵味方じゃなければ、ナンパしていた』といわれる。彼女は『お前みたいなタイプは嫌いじゃないからOKしたかも』と笑顔を見せながらも『それは来世で』とトドメの一撃を加えようとする。
だが、その時ラバックが投げたナイフが突如戻ってくる(実はナイフには糸が結び付けられていた)。不意を疲れたメズは2本のナイフが背中に刺さってしまい倒れる。直後、ラバックは容赦なく、トドメの一撃(心臓を背中から串刺し)を彼女に加える。メズはビクビクと体を震わせ、涙を見せて死亡した。