No.866　メラファイム／ネフライム　

｢インジュカーシス｣　

　矢野健太郎（原案：浜矢智）／ラポート／1993年〜1994年

　第2巻〜第3巻にかけて登場。

　メラファイム：褐色肌の露出度の高い鎧を身に着けた少女。
　ネフライム：褐色肌の露出度の高い鎧を身に着けた女性。　

　「無限に収縮する」ファンタジー風の異世界ネオックを舞台にした作品。主人公・現見光児はこの世界に召喚され、人々を救うために戦うという物語。

　本作には、イデア界（要は現実世界）から召喚された勇者たち4人に対応する”四魔将”が登場するが、そのうち炎をつかさどるメラファイムと、大地をつかさどるネフライムが女性である。

　作中において、メラファイムは登場人物の一人、ジャールと親密な関係を築きそうになるエピソードがある。

　しかし、第3巻において、四魔将はラスボスである闇魔帝によって、操り人形に変えられてしまい怪物化する。。その後、ネフライムは登場人物の一人ジェニーによって頭を消し飛ぼされて死亡。メラファイムはジャールと相打ちになって焼死した。

　2人ともなかなかいろっぽいにもかかわらず、終盤の急展開による洗脳が残念なキャラクター。ちなみに、第3巻の後ろにはパラレルワールドということで、戦隊もの風の番外編が収録されている。ネフライムはそこでは文字通り悪の女幹部ポジションで登場するが、作戦失敗により処刑される。