No.30　メルローズ伯爵夫人

「魔剣戦記DEICIDE」

　山根和俊／集英社／1993年〜1994年　　

　『超弩級戦士ジャスティス』第2巻掲載の短編「魔剣戦記DEICIDE」に登場。

　平時は、ドレス姿の貴婦人。本性は巨大な花を背後に背負い、全身に植物のつるが巻き付いた半裸の女性。

　古の時代より人間界への移住を企むネクロシスと、それを阻もうとする戦士の一族の戦いが描かれた「超弩級戦士ジャスティス」の単行本に同時収録されている作品。おそらくは、中世ヨーロッパにおけるネクロシスと、戦士の一族の戦いを描いた番外編的な物であると思われる。

　メルローズ伯爵夫人はこの作品に登場するバラの怪物。彼女は、近隣の娘達を攫い自らの糧にしていた。しかし、戦士の一族であるセシル（主人公）に見破られあっさりと倒された。 　　　

　外見こそエロイが、読み切り作品ということもあり散り際は、本気を出した主人公に一撃で倒されるとあっさり気味。最後顔が怪物化するのも惜しいところである。　　　　　

卑魅狐（ガンリュウ）：同一作者の作品に登場
ヒルダ（超弩級戦士ジャスティス）：同一作者の作品に登場

花房（武装錬金）：同じく植物系の敵女
マゾーン（宇宙海賊キャプテンハーロック）：種族として植物系の敵女
アルラウネ（クイーンズブレイド　流浪の戦士）：こちらはまんまアルラウネ