あかほりさとるによる未完の小説『ソーサラー狩り‐爆れつハンター‐』を原作としたメディアミックス作品。ソーサラーと呼ばれる悪しき魔法使いによって苦しめられるパーソナー(一般庶民)を救うため、闇の仕置き人(ソーサラー・ハンター)キャロット・グラッセたちの活躍を描く。マンガ・アニメでは大幅に登場人物や展開等が異なっている。
モス・グリーンは第4巻に登場するキャラクターで、本作の重要悪役であるザッハ・トルテの配下で、ソーサラー・ハンター・キラーとして活動していた。ちなみに、土に関係する術の使い手らしく、地面にもぐることが出来るほか
*1、地面から錐状の土を生み出し敵を攻撃する能力を持っている。
作中では、一度顔見せに登場した後、隠れ里に避難した主人公を狙う刺客として登場する。彼女は紆余曲折を経た後、ヒロイン2人(ティラとショコラ)
*2と主人公キャロットと対峙する。
当初こそ土の錐による攻撃で主人公たちを苦しめたモス・グリーンであったが、ティラとショコラのコンビネーションにより全身を針金で貫かれ負傷する。
が、その直後に爆発が起こり
*3、ティラとショコラは砂地に吹き飛ばされ、砂に埋もれてしまう。モス・グリーンはティラとショコラを眺めながらあざ笑う。
しかし、今度はティラが『改心するつもりはないか』とモス・グリーンに尋ねる。当然のことながら、これを拒絶するモス・グリーンであったが、実は彼女の首にはすでにティラの糸が巻き付いていた。その後、『ザシュッ』という音とモス・グリーンの断末魔が響いたため、モス・グリーンは首(ないし頸動脈)を切断されたか、絞殺されたものと推測される。