未確認生命体の調査が開始されてから、その最重要人物とされていたのがB1号である。彼女はゲゲルを失格になった第3号「コウモリ種怪人」と共にゲゲルを行っていた未確認生命体と幾度となく接触し、指示を下していた。
警視庁未確認生命体対策班の主力である一条薫刑事は複数回B1号に接触していたがいずれも逃げられており、彼女の攻撃により酷い負傷を受けたこともある。やがて警察が、ゴ集団最強の46号「カブトムシ種怪人」
*4から逃げ延びていた47号を射殺し、46号も4号に敗死すると彼女は目覚めていた「ある人物」にゲゲル資格者が0になったことを告げる。
その人物こそ、遺跡から最初に復活した未確認生命体0号…つまり、グロンギの王だった。
0号は「ザギバスゲゲル」と称した大量殺人を開始し、
わずか1日で3万人もの人間を焼き殺した上、止めに入った4号をあっという間に倒してしまう
*5。古代文字の解析により、0号こそが未確認生命体の言う「究極の闇」を齎す存在であることを確信した捜査班は、最後の残党であるB1号を探し0号の目を盗み捜査を開始した。
一条刑事は東京湾沿岸の倉庫でB1号を見つけると究極の闇に対する情報を吐かせるために銃を突きつけるが、彼女は呆れたような口調で「リントはいずれ我々と等しくなる」と吐き捨てる。一条刑事は彼女に向けて発砲するが、B1号は何も答えない。一条の放った幾発もの銃弾が彼女の胴を撃ち抜いたが、答えは返ってこなかった。
最期まで何も我々人類に情報を漏らすことなく、B1号は海に転落していった。
そして4号は最後の生き残りである0号を激戦の末に打ち滅ぼし、未確認生命体による一連の事件は終息を向かえた。