女ザコ・敵女・悪女情報wiki - ラ・バルバ・デ(仮面ライダークウガ)
「リントも変わったな」

キャラクター名

No.658 ラ・バルバ・デ/未確認生命体B1号「薔薇のタトゥの女」 

登場作品基本情報

「仮面ライダークウガ」 

特撮番組

 東映/2000〜2001年

リメイク漫画

 井上敏樹(脚本)、横島一(作画)/小学館クリエイティブ『月刊ヒーローズ』連載/2014年〜

登場シーン詳細情報

特撮番組

  EPISODE3「東京」〜EPISODE47「決意」

リメイク漫画

 第6話から登場

演者

 七森美江

外見

初期の姿。うーん…。
 怪人態が登場する前に退場したため、人間態の姿しか明らかにされていない。
 若い美女の姿をしており、話が進むたびにケバさが薄れている(これは他のグロンギの人間態にも言えることであり、最強集団のゴ集団はズやメの人間態とは異なり一般人に近い服装をしている。これは上位に行くほど適応力が高く、知恵も優れているためである)。

概要

『仮面ライダークウガ』について

 仮面ライダークウガは、『仮面ライダーBLACK RX』の放送以来11年ぶりの仮面ライダーとして始まり、今なお続く平成ライダーシリーズのトップバッターとして登場した。
 長野県の九郎ヶ岳遺跡から発掘されたベルトを使ってクウガに変身する冒険家・五代雄介(演:オダギリジョー)が、九郎ヶ岳に封印されていた怪物・グロンギを倒すために戦い続けるという物語で、警察と協力してグロンギを追い詰めるという点が話題を呼んだ。
 クウガはバッタ種怪人(41号)との対決の際に警察と全面協力を行っており、その際に五代雄介がクウガ=未確認生命体4号であることが警察にも知れ渡っている。

グロンギとは何か?

 2000年前に日本で暴れ回っていた狩猟民族・グロンギ族が、霊石のパワーにより動植物のパワーを吸収した怪物に変化した姿。グロンギは上からン・ゴ・メ・ズ・ベの5階級に分かれ、王である「ン」に仕える「ラ」集団の監視下の元、「ゲゲル」と呼ばれる殺人ゲームを執り行う*1
 グロンギ族は非常に野蛮で好戦的な性格の持ち主であるが、ゲゲル開始をラ集団が宣言する前に人間を殺すとゲゲルを行う資格を失い、一生出世できなくなる。ゲゲルを規定されたルール通り行うと上の階級に上がることが出来、ゲゲルを完遂したゴ集団は「ン」に挑むことが可能となっている。
 作中では「仮面ライダー」の用語は一切登場せず、警察ではグロンギのことを「未確認生命体」と呼称する。これにおいてはクウガも「未確認生命体2号」*2及び「未確認生命体4号」*3と呼ばれる。
 
 彼女は相棒の「コンドル種怪人」(未確認生命体47号)ラ・ドルド・グと共にゲームマスターを務めており、ゲゲルプレイヤーは殺した人間の数を腕の数珠玉「バグンダダ」に記録し、彼女に報告することによりゲゲルの成功・失敗の基準を判断する。彼女への反逆はルール違反であり、どんなに偉そうなグロンギであっても彼女に必要以上の犯行を行う者はいない。
 よって、ラ集団はグロンギとしては珍しく、殺人幇助こそ行えど一切人を殺していない。

調査報告

 未確認生命体の調査が開始されてから、その最重要人物とされていたのがB1号である。彼女はゲゲルを失格になった第3号「コウモリ種怪人」と共にゲゲルを行っていた未確認生命体と幾度となく接触し、指示を下していた。
 警視庁未確認生命体対策班の主力である一条薫刑事は複数回B1号に接触していたがいずれも逃げられており、彼女の攻撃により酷い負傷を受けたこともある。やがて警察が、ゴ集団最強の46号「カブトムシ種怪人」*4から逃げ延びていた47号を射殺し、46号も4号に敗死すると彼女は目覚めていた「ある人物」にゲゲル資格者が0になったことを告げる。
 その人物こそ、遺跡から最初に復活した未確認生命体0号…つまり、グロンギの王だった。
 0号は「ザギバスゲゲル」と称した大量殺人を開始し、わずか1日で3万人もの人間を焼き殺した上、止めに入った4号をあっという間に倒してしまう*5。古代文字の解析により、0号こそが未確認生命体の言う「究極の闇」を齎す存在であることを確信した捜査班は、最後の残党であるB1号を探し0号の目を盗み捜査を開始した。
 一条刑事は東京湾沿岸の倉庫でB1号を見つけると究極の闇に対する情報を吐かせるために銃を突きつけるが、彼女は呆れたような口調で「リントはいずれ我々と等しくなる」と吐き捨てる。一条刑事は彼女に向けて発砲するが、B1号は何も答えない。一条の放った幾発もの銃弾が彼女の胴を撃ち抜いたが、答えは返ってこなかった。
 最期まで何も我々人類に情報を漏らすことなく、B1号は海に転落していった。

 そして4号は最後の生き残りである0号を激戦の末に打ち滅ぼし、未確認生命体による一連の事件は終息を向かえた。
 

見どころなど

食玩だそうです
 冷徹な言動と潔い死に様はある種の悪の美学さえも感じさせるキャラである。外見も初期はただケバいだけだったが、後半に行くにつれ美麗さが増している。
 ラストシーンは「生身の人間を警察が射殺して終わる」という生々しい描写であり、当時の子供たちは結構ショックだったかもしれない(ドルドも人間態で撃ち殺されてるが)。

その死の真相

ネタバレのため、どうしても見たい人だけクリックしてください

派生作品

 セブンイレブン限定発売の漫画雑誌『月刊ヒーローズ』では2014年から「仮面ライダークウガ」がリメイク漫画として連載されている。グロンギはよりキモく、ゲゲルはよりグロく、リントの皆さんはより変態に描かれており、子供番組の軛を超えたバトル漫画となっている。
 現在単行本は6巻が発売中。
なぜか銀髪にされてます

関連項目