言わずと知れたガンダムシリーズの2作目。Zガンダムに乗る主人公カミーユ・ビダンの所属するエゥーゴと、それに敵対するティターンズとの戦いを描く。
ロザミアはティターンズの軍人。研究所で投薬や心理操作を行い常人を遥かに超越した力を持ち、エゥーゴを敵だと精神操作された強化人間である。但しその代償として、かなり情緒が不安定になるという副作用を持っていた為、ティターンズは彼女の精神を少しでも安定させるために、偽りの家族を彼女に刷り込ませていた。
ティターンズは精神操作でカミーユが自身の兄だと思わせるようにして、彼の乗る戦艦アーガマに彼女を潜入させる。だが彼女は自分の事を「ロザミィ」とカミーユに呼ばせ、常に彼に甘えていた。
しかし戦闘を目にして使命を思い出しティターンズに戻った際に、別の強化人間が兄であると偽の記憶を植え付けられる。その歪められた記憶によって生じたカミーユとゲーツという2人の兄の存在に、ロザミアの精神は耐えることができず崩壊していく。
その後、巨大モビルアーマーのサイコガンダムMK-2に乗ってカミーユを倒そうと現れた彼女はもはや変わり果てていた。乗っているのが彼女だと確信したカミーユはZガンダムで必死に呼びかけたが、皮肉にもそれは彼女の錯乱を助長する結果となった。
そして完全に錯乱したロザミアはアーガマを倒そうと向かっていく。もう止めることはできないと知ったカミーユは自身のビームライフルで彼女のコックピットを撃ち抜いた。
その衝撃で投げ出されたロザミアは目の前にいたΖガンダムを見て叫ぶ。
「見つけたっ!お兄ちゃん!」
そして彼女はビームライフルの光の中に消えていった
*2。