女ザコ・敵女・悪女情報wiki - 淫魔(にこいち!!)
「最近、合わせ鏡なんて古くさい遊び… する人いなくなっちゃって退屈してたの…」

キャラクター名

No.848 淫魔

登場作品基本情報

にこいち!!

漫画

 短編漫画(全1巻)
 あずまゆき/角川書店/2012

登場シーン詳細情報

 最終話『お騒がせな淫魔』

外見

 初登場時は爆乳ボディの妙齢女性だが、弱体化した後はつるぺた幼女になる。
 いずれも乳首をかろうじて隠す程度の高露出ボンテージ姿で、長い髪をツインテールに括って結び目にリボンを付けた髪型。

概要

 双子の見習い霊媒師、七宮 祈(ななみや いのり)と七宮 命(ななみや みこと)が霊によるトラブルに立ち向かう漫画。
 本稿で扱う敵女は、その最終話に登場する名もなき淫魔である。
 
 最終話の冒頭、七宮姉妹の友人の女子生徒3人は好奇心から悪魔召喚術を行ってしまう。『13日の金曜日、深夜二時に学校の合わせ鏡を覗き込むと何かが見える』という儀式である。すると合わせ鏡の奥からナイスバディの淫魔が現れ、女子生徒たちを突き飛ばして窓の外へ脱出してしまう。
 
 その後、事態を聞きつけた七宮姉妹が駆け付ける。既に淫魔はいなくなっているため七宮姉妹には打つ手がなく、念のため当該の合わせ鏡に除霊の儀式を行って帰宅した。ところが、実はこの鏡への除霊によって淫魔は弱体化しており、幼女姿に変化させられてしまっている。
 
 翌朝、七宮姉妹が学校へ行ってみると、生徒や教師がみな発情して乳繰り合っている。何事かと校内を探索する七宮姉妹の前に淫魔が現れ、「昨日の夜、鏡に何かしたでしょう!?」「本当はもっと山あり谷ありボディなの!」「これじゃ中途半端に発情させることしかできないじゃない!」と詰め寄る。だが七宮姉妹は豊満だったころの淫魔を見ていないので、彼女の言い分をまともに取り合わない。
 
 怒った淫魔は七宮姉妹から精を吸おうと襲い掛かる。だがあと一歩というところで、淫魔を突然の脱力感が襲う。「え…っ、や…っ、な、何っ……!?」と驚くのもつかの間、彼女は悲鳴とともに掻き消えてしまった。
 
 後に七宮姉妹が友人たちから聞き取り調査を行ったところ、悪魔召喚の儀式が不完全であったことが明らかになる。友人たちは13日の金曜日の深夜26時(つまり正確には14日の土曜日の午前2時)に合わせ鏡を覗いてしまっていた。本来は24時間早く行わねばならなかったのだ。突然の消滅の原因はこれであると考えられる。
 さらに例の鏡を検査したところ、淫魔は鏡の世界に退却したのではなく完全に消滅したことが確認された。

見どころなど

 本人曰く「アレクサンダーも今川義元も私が精を吸ってやったのよ!」と主張する淫魔だが、そんな彼女が弱体化されて主人公に散々に扱われる情けなさが良い。また、『にこいち!!』の他のストーリーでは割と悪霊の側の事情も配慮されることが多かったのだが、最終話の淫魔に関しては七宮姉妹も徹底して冷淡*1だし、最期には消滅にまで追い込まれてしまう――という点も哀れを誘って素晴らしい。
 ただ、豊満ボディのお姉さまとして登場したかと思ったら主人公と戦う頃には幼女にされている、というのは評価が分かれるところだろう。「こっちのほうがいい」という人も多そうだが。

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関連項目

淫魔(レディ・ファウスト)
ナイスバディと幼女ボディの双方が見られる淫魔といえばこの人。なお作品自体には何の繋がりもありません。