ご存じ国民的アニメ「ルパン三世」のTVスペシャル第6弾。初代ルパン三世役・山田康雄氏が出演する最後のルパン本編となった。
「桔梗」は「石川五エ門」の同門で幼馴染のくノ一で、「柘植の幻斎
*1」率いる忍者軍団を次々と倒し五エ門の前に颯爽と登場。80年前に伊賀の里から消えた龍の置物を取り返す為に五エ門と共に行動する。
龍の置物は深海に沈んだ豪華客船・タイタニック号の中にあり、「ルパン三世」と「次元大介」が回収したところを狙い、「峰不二子」を人質に龍の置物を取り返そうとするが、「銭型警部」の乱入で機を逸したと判断。五エ門と共に引き揚げる。
その後ルパンから龍の置物を奪った香港マフィアのボス・「陳珍忠
*2」の屋敷に潜入。屋敷を捜索していたところ、陳から置物を奪ったルパンと不二子、そしてそれを追いかける幻斎の影武者その4と鉢合わせ、影武者その4が発動させた落とし穴に4人とも落下。不二子が影武者をあっさり倒すも落下してきた影武者の刀が五エ門の着物の懐を切り、巻物が落下。桔梗は上手くキャッチするも五エ門が掴んでいた手が離れてしまい、下にいたワニの群に落ち、水槽を赤く染め死亡。
その後幼馴染の無残な死を目の当たりにし意気消沈する五エ門に龍の置物を渡し、桔梗の供養をしてやれと言いルパンたちはホテルの部屋を去る。五エ門は在りし日の桔梗を思い出し涙するのであった。
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5枚目は回想シーンに出てくる幼少の頃の桔梗 |
「あれ、これ敵女じゃなくね?」と思ったあなた、その通りです。
話はこれで終わりではなかった。
涙する五エ門の前にボロボロになりながら現われる桔梗。五エ門は倒れ込む桔梗を抱きかかえようと近寄るも突如桔梗は五エ門の腹に小太刀を突き刺す。そして龍の置物を奪い取り、それと同時に本物の幻斎が不二子を拉致する。
その後陳の武器工場に潜入したルパン一味を、不二子に変装し影縫いの術を使い拘束。実は桔梗は80年前に龍の置物を盗んだ男の曾孫であり、特殊合金を使った兵器で世界を屈服させるという壮大な野望の為に陳と手を組んでいたのだった。龍の置物は斬鉄剣より軽量で硬い特殊形状記憶合金で出来ており、巻物には元の形に戻す方法が書かれていた。そして元に戻すと特殊合金の製造方法が書かれたプレートになるという物であった。
そしてその合金で造られたステルス爆撃機でニューヨークを爆撃すべく出撃。太平洋艦隊を全滅させニューヨークに近づく。しかし工場を脱出したルパン一味は飛行艇で追跡し追い付かれてしまう。桔梗自身が機銃を操作し迎撃するも、小回りの利く飛行艇を捉えきれないまま五エ門の同じ個所への三度に渡る斬撃によって爆撃機を真っ二つに斬られてしまう。
最期は直前に発射した追尾ミサイルが真っ二つになった爆撃機の中央で
都合よく爆発し、爆撃機の残骸と共に北太平洋に落下。壮大すぎる野望と共に永遠の眠りについた。
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落ちながら戦ってるとか言うレベルじゃない五エ門の剣技 |